『文系数学の良問プラチカ』の習得レベル
レベル1:5割以上の問題が自力で解ける。
レベル2:8割以上の問題が自力で解ける。
『文系数学の良問プラチカ』の使い方
5分ほど自分で考えて手を動かしてみてください。わからなければ解答を読み、足りなかった知識は何だったかを見抜いてください。
解けなかった問題にだけチェック(×マークなど)をつけておき、復習しましょう。
『文系数学の良問プラチカ』に関する前提
本書は「難関文系受験生からの評判がよいから、難関大の過去問レベルの演習を積むなら本書を使ってもいい」という程度で、必須ではありません。
『Focus Gold』の星3個問題まで固めれば偏差値65まで出るので、東大・京大・一橋以外の人は本書は不要です。あとは過去問演習をすれば十分合格点に達します。
そのため、本書『文系数学の良問プラチカ』は難関大受験生から(なぜか)評判がいいのですが、『Focus Gold』の星3個までの問題が自力で解ける状態になっていなければ『文系数学の良問プラチカ』に入っても全く意味がないことは知っておいてください。
ちなみに、「文系数学の〜」とありますが数1A,2Bを扱っている問題集というだけなので理系でも使用できます。ですが、先述の通り「難関大文系受験生にとって評判がよいから使ってもいい」という程度なので、理系生は使用しなくてよいです。
『文系数学の良問プラチカ』の対象者
東京大学(文系)、京都大学(文系)、一橋大学を受験する人で、数学で点を取りたい人が対象です。
ですが、本書に時間を使うか、英語や社会に配分するかは個々で判断していく必要があります。
『文系数学の良問プラチカ』より『1対1対応の演習』がベター
これまでの指導経験上、東京大学(文系)、京都大学(文系)、一橋大学を受験する人は『文系数学の良問プラチカ』より『1対1対応の演習』の方がベターと言えます。
なぜなら、『1対1対応の演習』のほうが解説が詳しく、Focus Goldや青チャートの理解が深まるからです。あくまでも数学の軸足はFocus Goldや青チャートといった網羅系問題集にあります。これらの理解を深めるためにその他の問題集を位置づけるのが定石です。
『文系数学の良問プラチカ』は難易度の高い問題が少数載っていて、「これが解けたから・・何?」「この類題が出題されることってめったにない」「この問題を通して理解が深まったかと言われると微妙」という感じになります。
実際に使用していた人たちも「難易度の高い問題に触れておくことができる」「難しい問題が出てもビビらなくなった」といったふわっとした感想を言うだけで、結局必須ではないと言っている人が非常に多いです。
難易度の高い問題に触れたり、捨てるかどうかの判断をするのは過去問演習で十分です(というよりそれをやるのが過去問演習を行い最も大きな目的の一つ)よって、Focus Goldや青チャートの次に入るとしたら『文系数学の良問プラチカ』より『1対1対応の演習』を推奨します。
『文系数学の良問プラチカ』の問題数
149問