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【決定版】『英語4技能 リーディング ハイパートレーニング』の使い方とレベル

英語4技能 ハイパートレーニング 長文読解(3)標準編
桐原書店
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英語4技能 ハイパートレーニング 長文読解(4)中級編
桐原書店
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『英語4技能 リーディング ハイパートレーニング』の習得レベル

レベル1:設問の8割以上自力で解くことができる。

レベル2:長文を頭から意味を理解しながら、スムーズに黙読できる。

レベル3:長文を頭から意味を理解しながら、スムーズに音読できる。

『英語4技能 リーディング ハイパートレーニング』の特徴

”センスグループ”に分けて読む練習ができる

センスグループとは2〜5語ほどの「意味のカタマリ」のことです。

全文をセンスグループに分けて翻訳してあり、カタマリごとに英文を読む練習ができます。これが速読に繋がります。

ページの最初の方に「サイトトランスレーションについて −センスグループの分け方−」というコンテンツも載っているのですが、大変参考になるので必ず目を通すようにしてください。

ただし、本書にも書いてあるように”切り方ばかりに集中するあまり、読むのが遅くなってしまっては本末転倒”ですし、そもそも難関大学ではスラッシュリーディングでは読めない複雑な文章も多く登場します。

つまり、5文型を見抜いて読んでいくのが基本なので、スラッシュリーディングしてほしいわけではないということに注意しましょう。

あくまでも、意味のカタマリ単位でパッパと読んでいくためにセンスグループのコンテンツがあることにご注意ください。

なお、本書では「SとVを探しながら読む」ことについては触れられていませんが、『イチから鍛える英語長文』で練習したように、SとVを探しながら読むようにしましょう。

固まりで読むための「使用記号一覧」

ページの最初のほうに「構造確認について −使用記号一覧−」というコンテンツが載っています。

はじめはただの表記ルールでしかないと思っていましたが、記号に注目することで「固まりとして名詞の働きをするもの」「固まりとして形容詞の働きをするもの」「固まりとして副詞の働きをするもの」を意識して読めるようになります。

全文の構造解析は、ともすると「長文は全文精読して読むものだ」という誤った認識に繋がりがちですが、正しい読み方を身につけたあとはSとVを探すための補助コンテンツとなり、大変有益です。

音読用コンテンツが充実

CDが付属していますし、サイトから音声データをダウンロードすることもできます。また、左ページが白文(=下線やカッコがない地の英文)、右ページが全訳となっている別冊が付いており、音読用のコンテンツが充実しています。

メール形式の長文対策ができる

長文問題の題材でメール文面が使われるようになってきていますが、本書ではその対策もすることができます。

リスニング、スピーキング対策にも

本書を使って長文読解のために音読をしていれば、結果的にリスニング対策、スピーキング対策になります。英文を暗記するほど読み込めばライティング対策にもなります。

全員が必要なわけではありませんが、人によっては本書の音声を使って「チャンクリピーティング」「オーバーラッピング」「シャドウイング」「リスニング」といった勉強もしてもらいます。

長文問題集なら基本的に載っているコンテンツ

下記コンテンツは、長文問題集なら必ず載っているコンテンツなので、特に特徴にはなりません。

  • 英単語まとめ
  • 構造解析(一部 or 全文)
  • 各設問の解説
  • 全訳
  • 最新のテーマ/今後も出題されるであろうテーマを扱う

『英語4技能 リーディング ハイパートレーニング』の使い方


STEP.1
設問を読む

まずは問題にチャレンジしますが、長文を読みはじめる前に設問と選択肢に目を通してください。だいたい30秒くらいで「どんなテーマを扱っているのか」がわかればOKです。

STEP.2
SとVを見抜きながら読む

文章の骨子は主語と述語です。文章を読む際にはSとVを押さえながら読んでください。下線部分や和訳問題、複雑な構文で意味が読み取れない英文では5文型まで読むようにしてください。

STEP.3
「サイトトランスレーション」を参考に読み下す

SとVを探しつつ、「サイトトランスレーション」に載っている「センスグループで分けられた英文」を頭からその順に読んでいってください。スラッシュで囲まれたカタマリ単位で英語を読むようにします。

STEP.4
音読のために精読する

これまでは速読をする練習をしましたが、ここからは音読のための精読を行います。長文問題集で精読をするのは音読をするためです。「構造確認」で構造解析がされているので、語彙も構造も不明点がない状態にするようにしてください。きちんと読んで不明点がないようにしましょう。

STEP.5
音読のためにCDを聴く

音読をするためにCDを聴きましょう。発音やイントネーション、リズムを暗記し、自分も同じように音読するためです。副次的にリスニングの力もつきます。なお、問題集には「CDを聴いただけで英文の意味が浮かぶようになれば、この問題集はクリアです」とありますが、本書はあくまで長文読解のために使用するので、CDを聞いて英文の意味が浮かぶようになることを目指すものではありません。

STEP.6
意味を理解しながら音読する

CDで聴いた音声を参考に音読してください。大事なのは、音読しながら英文の意味がわかっているかを確認しながら行うことです。その英文だけでなく、英文全体で言おうとしていることを掴もうとしながら読んでください。単に音読をしても、発音することに意識が向いて作業になってしまったら逆効果です。当然、SとVに着目する、カタマリごとに読み下ししていく、複雑な英文は構造解析を踏まえた上で読めているか確認しながら読む、という読み方をしていくようにしましょう。

STEP.7
STEP.6を繰り返す

本書を使う目的は、長文の読み方を身につけることです。先に設問を見てざっくりテーマを掴む、SとVを意識しながら読む、読み下しをする、という読み方を習得すること、そして音読を通して英語読解の回路を鍛えることにあります。設問が解けることは重要ではありません。正しい読み方が身につき、英文読解の回路が鍛えられれば、自然と設問は解けるようになります。よって、STEP.6を繰り返し、頭から止まらずに意味が読み取れるようになったら本問題集はクリアです。

『英語4技能 リーディング ハイパートレーニング』に関する前提

『英語長文 ハイパートレーニング』に並ぶ長文問題集

本書は『英語長文 ハイパートレーニング』と同じ桐原書店が出版しています。

中身のコンテンツや特徴も『英語長文 ハイパートレーニング』とほぼ同じで、扱っているテーマが新しくなっているという点以外に違いはありません

また、本書はタイトルに「英語4技能」と入っていますが、もともと『英語長文 ハイパートレーニング』は4技能が鍛えられるように作られていたので、そういった点でも大きな違いはありません。

よって、どちらかを使用しても良いですし、本書だけを使用してもよいです。

『イチから鍛える英語長文』のあと、多読用に使用する

長文の読み方を『イチから鍛える英語長文』を使って身につけたあと、本書を使用してください。

『イチから鍛える英語長文』は『ハイパートレーニング』シリーズを参考に作られたと思われるほど特徴が似通っているので、親和性は高いです。

同じ読み方で勉強できるようになっていますので、『イチから鍛える英語長文』のあとには本書を使い、正しい読み方で多読していきましょう

『英語4技能 リーディング ハイパートレーニング』を勉強する目的

正しい読み方を確認しながら、英語長文の多読をすることが、本書を使用する目的です。

最終的に、音読しながら意味が読み取れるようになる状態になったら本書はクリアです。

『英語4技能 リーディング ハイパートレーニング』の長文掲載数

レベル3 標準編(CEFR A2 / 英検準2級):20題

レベル4 中級編(CEFR B1 / 英検2級):20題

【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール

難関大学受験生向けに、英語の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。


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