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【決定版】満点取得のためのケアレスミス対策

ケアレスミスの定義

採点するまでに気づけなかった間違いは、すべてケアレスミスです。

ケアレスミス対策という名の知識暗記

ケアレスミス対策というのは、要は「こういうときは、こういうことに気をつけるべき」というケースをいかに事前に洗い出しておき、注意点を知識として暗記しておくか、という話でしかありません。

よって、ケアレスミス対策は意識的に行わなければいけません。

例えば、センター試験でケアレスミスをしてしまうからといって、何年分もの過去問をただ大量にやることは超非効率ですので絶対にやめてください。

ケアレスミス対策というのは、何かの能力を向上させることではなく、知識を増やすことだということを肝に銘じてください。

勉強全般に言えることですが、能力を向上させるようと考えると、無意識な学習を大量にやろうと人間は考えがちです。例えば、計算ミスをなくすために、たくさんの計算問題を解く、など。

しかし、無意識な学習によって効率的に知識が身につくことはありません意識的に学習したほうが、無意識に学習するよりも圧倒的に効率的なのです。

ケアレスミス対策は高難度だが、難関大学受験生にとっては対策必須であるという認識を持つ

一般的にケアレスミスは軽視されがちです。

しかし、センター試験は9割を超えるといかにミスを減らすかの勝負になりますし、個別試験であったとしても最初の問題でケアレスミスをしてしまったら芋づる式に失点してします。

「ケアレスミスは軽視されがちだが、対策は高難度である」ということを知っているだけで、まずは大きなアドバンテージになるでしょう。

高難度である理由は、身につけるべき知識が決まっていないからです。

数学の知識だったら問題集に載っている有限の問題が解けるだけの知識を身につけたらいいのですが、ケアレスミスは違います。経験を通して様々なミスを事前にしておき、今後同じ過ちを犯さないよう、知識として暗記していくしかないのです。これがケアレスミス対策が高難度である理由です。

ケアレスミス対策は本番の精神安定剤となる

ケアレスミス対策を十分したという事実が、入試本番での精神的な支えとなります。ケアレスミス対策をしてこなかった人が抱える漠然とした不安が心の乱れとなり、十分なパフォーマンスを発揮することができなくなります。

パフォーマンスとは持っている知識をどれだけ当日置いてこれるかを意味する因数です。合格可能性=知識量×パフォーマンスと表わすことができ、パフォーマンスが1に近いほど学力をフルに発揮できることを意味します。

ケアレスミスの矯正は長期に及ぶと認識する

ケアレスミスを直すには時間を要するという認識を持っておきましょう。

ケアレスミス対策を途中で辞めてしまう人の多くは、ケアレスミス対策は短期的に完了するという間違った信念を持っているからです。

ケアレスミス対策は入試本番までかかる、という意識でいてください。

ケアレスミスの原因は性格でもセンスでもなく知識

「ケアレスミスをするのはおっちょこちょいでガサツな性格だから」と考える人がいますが、それは間違っています

繰り返しになりますが、ケアレスミスするのはケアレスミスに関する知識がない(覚えていない)からです。

  • 自分はどんな問題のときにミスしやすいか?
  • 自分はどんなシチュエーションのときにミスしやすいか?
  • 自分はどんなミスをしやすいか?

といった知識と対策をメモしておき、試験中に同じ状況になったときに注意すべきことを思い出し、同じ間違いをしないようにしましょう。

学力の足りない人ほど、ケアレスミスをする

そもそも学力が足りない人ほど、ケアレスミスしやすいです。

ケアレスミスに焦点を当てつつ、そもそもの学力を上げることも意識するようにしましょう。

特に、マーク模試の結果が悪い時には注意が必要です。ケアレスミスが失点原因だったとしても、過去問演習が足りないことが原因なのか、そもそも問題集の習得レベルが低いことが原因なのかは見極めてください。大抵は、問題集の習得レベルが低いことがケアレスミスの真の原因であることが多いです。

学力向上とケアレスミス対策は並行して

ただし、少し矛盾するようですが、「学力が足りないからケアレスミスしてしまう」といって、ケアレスミス対策を先延ばしにするのはNGです。

学力向上と並行して、ケアレスミス対策も行うようにしてください。

ケアレスミスノートを作り、ノウハウを蓄積せよ

原因と対策をノートにメモ

ケアレスミスをしたら、すべて専用ノートに記録しておくようにしてください。具体的な対策も記入しておくようにしましょう。

飛び道具はありません。すべてメモしておき、知識として暗記していってください。本番の自信にも繋がります。

一般化を行う

模試のタイミングで、ケアレスミスノートを整理しましょう。その際、ケアレスミスの原因と対策の抽象度を上げ、整理します。

同じ過ちを繰り返さないことがパフォーマンスを着実に上げます。

自分にとってのケアレスミス知識を増やし、対策していってください。