ページが見つかりませんでした | 松濤舎 https://shotosha.com 医学部・上位校専門塾 Thu, 28 Mar 2024 05:33:07 +0000 ja hourly 1 https://shotosha.com/wp-content/uploads/sites/3/2021/03/cropped-96ecbdfc1393e95a98fb1603ac72f637-32x32.png ページが見つかりませんでした | 松濤舎 https://shotosha.com 32 32 【2024年度版】国公立大学医学部の成績開示方法まとめ https://shotosha.com/principle/general/kaiji-kokkoritsu-igakubu Wed, 20 Mar 2024 05:30:58 +0000 https://shotosha.com/?p=27138

表記順

北から南に並べています。

北海道大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

4月16 日(火)16:00 ~ 6月30 日(日)23:59 

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

インターネット出願の際に、試験成績の開示を「希望する」という項目にチェックを入れ、検定料とともに300円を納入します。

開示を希望した人は、開示期間中にインターネット出願登録サイトにアクセスし、ログインすれば確認できます。

出願後の申請はできません。

旭川医科大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

4月中 ※詳細は後日大学ホームページにて公表

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから申請書をダウンロードし、記入したのち、郵送して申請します。窓口等での申請はできません。

また、申請には受験票が必要です。

札幌医科大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

4月16日(火) ~5月15日(水)  ※土、日、祝は除く

成績開示の申請方法

開示場所にて申請し、閲覧します。

開示期間中、受験者本人が学部入試の受験票と共通テストの受験票を持参し、「札幌医科大学事務局学務課入試係」にて申請します。その場で閲覧できます。

弘前大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

5月7日(火)~ 5月31日(金)

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

インターネット出願の際に、開示を希望します。

開示を希望した人は、開示期間中にインターネット出願登録サイトにアクセスし、ログインすれば確認できます。

出願後の申請はできません。

東北大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

4月上旬 ~ 5月31日(金) 

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

インターネット出願の際に、開示を希望する旨を選択し、成績通知手数料として300 円を支払います。

開示を希望した人は、開示期間中にインターネット出願登録サイトにアクセスし、ログインすれば確認できます。

出願後の申請はできません。

秋田大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

5月1日(水)~ 6月28日(金)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから申込書をダウンロードし、記入したのち、大学入試の受験票と返信用封筒も併せて郵送します。窓口等での申請はできません。

申し込みが受理されたあと、1ヵ月以内に簡易書留郵便で送付されます。

山形大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

5月1日(水)~ 5月31日(金) ※土、日、祝は除く

成績開示の申請方法

窓口もしくは郵送にて申請します。

大学ホームページから申込書をダウンロードし、記入したのち、大学入試の受験票と返信用封筒も併せて、受験した学部の窓口に持参するか、郵送します。

申し込みが受理されたあと、2週間程度で簡易書留郵便で送付されます。

福島県立医科大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

4月16日(火)~ 5月15日(水) ※土、日、祝は除く

成績開示の申請方法

窓口にて申請します。

受験者本人が、共通テストの受験票と大学入試の受験票を、「福島県立医科大学教育研修支援課入試係」に持参し、提示して申請します。

筑波大学医学群医学類の成績開示方法

成績開示期間

4月中旬頃

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

インターネット出願の際に、「入学試験成績開示希望の有無」の項目で、「有」を選択します。

開示を希望した人に対し、4月中旬頃、簡易書留郵便にて成績を送付します。送料がかかります。

出願後の申請はできません。

群馬大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

群馬大学に入学した人:入学後に教務システムにて案内があります

群馬大学に入学しなかった人:5月7日(火)~ 5月24日(金)

成績開示の申請方法

入学した人は、入学後に案内があります。

入学しなかった人は、郵送または窓口にて申請します。

申請には、「2024(令和6)年度一般選抜学生募集要項」にある「入試情報開示請求書」に必要事項を記入したものと、共通テストの受験票か大学入試の受験票のコピー、返信用封筒が必要です。

入学した人については、入学後に教務システムで申請方法が案内されます。

入学しなかった人は、申請期間中に必要書類を郵送するか、学生センターの窓口に提出して申請します。申請が受理された人は、5月14日(火)~ 6月28日(金)の間に送付されます。

千葉大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、不合格者のみです。

成績開示の申請期間

5月8日(水) ~ 5月31日(金)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから申請書をダウンロードし、記入したのち、大学入試の受験票と返信用封筒を併せて郵送します。5月31(金)必着です。窓口や電話等での申請はできません。なお、申請書は、5月7日(火)に大学ホームページに掲載されます。

東京大学理科Ⅲ類の成績開示方法

成績開示期間

4月1日(月)9:00頃 ~ 4月30日(火)17:00 

成績の確認方法

ウェブ成績照会にて確認できます。

開示期間中にウェブ成績照会にアクセスし、受験番号等を入力すれば確認できます。申請書等は必要ありません。

東京医科歯科大学医学部医学科の成績開示方法

※成績を確認できるのは、不合格者のみです。

成績開示期間

5月2日(木)~ 5月31日(金)

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

「Web出願サイト」で出願する際に、開示を求める旨を登録します。

出願後の申請はできません。

横浜市立大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、第2次試験の不合格者のみです。

成績開示の申請期間

5月1日(水)~ 5月31日(金)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

申請期間中に「YCU 受験生ポータル」にアクセスして申請書をダウンロードし、記入したのち、大学入試の受験票と返信用封筒を併せて簡易書留郵便で郵送します。電話や窓口等での申請はできません。

申請が受理されたのち、2週間程度で、簡易書留郵便にて送付されます。

新潟大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

6月3日(月)13:00~ 6月30日(日)17:00

成績の確認方法

ウェブサイトにて確認できます。

成績開示が始まると、出願時に登録したメールアドレス宛に連絡がきます。そのメール内のURLにアクセスし、ログインすれば確認できます。申請書等は必要ありません。

富山大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

5月1日(水)~5 月15日(水)

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

インターネット出願時に、成績開示申請の項目で「する」を選択します。申請には、大学入試の受験票が必要です。

開示を希望した人は、開示期間中に出願サイトのマイページにログインすれば、確認できます。

出願後の開示請求はできません。

金沢大学医薬保健学域医学類の成績開示方法

成績開示期間

5月1日(水)~ 9月30日(月)

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

Web出願時に、試験成績開示請求項目の「希望する」を選択し、検定料とともに開示請求手数料2,000円を納入します。

開示を希望した人は、開示期間中に大学ホームページの「個人成績開示システム」にアクセスすれば、成績が確認できます。確認するには、受験番号、生年月日、セキュリティコード等の入力が必要です。

出願後の開示請求はできません。

福井大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

5月13日(月)~ 6月28日(金)

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

インターネット出願時に、試験成績開示請求項目の「希望する」を選択します。手数料1,000円が必要です。

開示を希望した人は、開示期間中に出願サイトの「個人成績開示システム」にアクセスすれば、成績が確認できます。確認するには、受験番号やセキュリティコードの入力が必要です。

出願後の開示請求はできません。

山梨大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、不合格者のみです。

成績開示の申請期間

 5月7日(火)~ 5月31日(金)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから開示請求書をダウンロードし、記入したのち、大学入試の受験票と返信用封筒も併せて郵送します。開示請求書は、4月以降に大学ホームページに掲載されます。窓口等での申請はできません。

成績開示の詳細については、4月に大学ホームページにて通知されます。

信州大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

5月7日(火)~ 5月31日(金)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから開示請求書をダウンロードし、記入したのち、大学入試の受験票と返信用封筒も併せて郵送します。窓口等での申請はできません。

請求が受理された人には、7月以降、送付されます。

岐阜大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

5月1日(水)~  5月31日(金)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページにある開示請求書を印刷し、記入したのち、大学入試の受験票と返信用封筒も併せて郵送します。窓口等での申請はできません。開示請求書は、申請期間中に入手できます。

請求が受理されたのち、1ヶ月ほどで送付されます。

浜松医科大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

4月1日(月)~ 5月17日(金)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから「入学試験個人情報要求書 」をダウンロードし、記入したのち、大学入試の受験票と返信用封筒も併せて郵送します。窓口等での申請はできません。

要求書が受理されたのち、2週間程度で送付されます。

名古屋大学医学部医学科の成績開示方法

※医学部医学科の後期日程の成績開示はありません。

成績開示期間

4月12日(金)12:00~ 5月31日(金)12:00

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

出願登録時に、「成績開示希望する」を選択し、検定料とともに300円を納入します。

開示を希望した人は、開示期間中に「成績開示システム」で確認できます。なお、確認する際には、共通テストと大学入試の受験票が必要です。

出願後の申請はできません。

名古屋市立大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

4月16日(火)~ 5月15日(水)

成績開示の申請方法

窓口もしくは郵送にて申請します。

申請期間中に、名古屋市立大学学生課入試係の窓口に、大学入試の受験票を持参すれば確認できます。

郵送する場合は、大学ホームページから開示請求書をダウンロードし、記入したのち、大学入試の受験票と返信用封筒も併せて送付します。5月15日(水)必着です。開示請求書は申請期間中に入手できます。

なお、入学した場合は、入学後に配布される学生証を使用して、学内の証明書自動発行機から確認することもできます。その場合の詳細については、入学後に別途案内があります。

三重大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

4月中旬~ 5月末 ※詳細は、3月末頃に大学ホームページの「入試成績開示」に掲載

成績開示の申請方法

ウェブサイトにて申請します。

「三重大学入試成績開示オンライン申請サイト」で申請します。申請には、大学入試の受験票と手数料が必要です。窓口等での申請はできません。

申請した人には、6月末頃、簡易書留郵便で送付されます。

詳細は、3月末頃に大学ホームページの「入試成績開示」に掲載されます。

滋賀医科大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

4月12日(金)~ 5月10日(金)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから申請書をダウンロードし、記入したのち、大学入試の受験票と返信用封筒も併せて郵送します。 5月10日(金)必着です。窓口等での申請はできません。

申請が受理されたのち、3週間ほどで、簡易書留郵便にて送付されます。

なお、入学者の開示申請については、4月上旬に大学ホームページに詳細が掲載されます。

京都大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

7月1日(月)~11月29日(金) ※窓口での開示期間

成績開示の申請方法

出願システムか、窓口にて申請します。

インターネット出願システムで、試験成績送付を申し込みます。送付料383円が必要です。

4月下旬頃、簡易書留郵便で送付されます。

窓口で直接開示を求める場合は、受験者本人が、受験学部の教務担当事務室にて申請します。大学入試の受験票か本人確認ができる書類が必要です。

調査書については、受験学部の教務担当事務室に、大学入試の受験票か本人確認ができる書類を持参して申請します。1週間ほどで開示が可能になるので、事務室にて閲覧します。

京都府立医科大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

5月14日(火)~ 6月14日(金)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから開示請求書をダウンロードし、記入したのち、大学入試の受験票と返信用封筒も併せて郵送します。請求書は5月上旬以降に掲載されます。受験票は返送されないため、コピーでも構いません。窓口等での申請はできません。

大阪大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

5月8日(水)10:00~ 6月28日(金)23:59

成績の確認方法

ウェブサイトで確認できます。

開示期間中に、Web出願システムのマイページにアクセスすれば確認できます。申請書等は必要ありません。

大阪公立大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

5月8日(水)10:00~ 6月7日(金)15:00

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

インターネット出願時に、成績開示用の暗証番号を登録します。その後、開示期間中に、大学ホームページの成績開示ページで、暗証番号等の必要事項を入力すれば確認できます。

出願後の成績開示の申請や、成績開示用の暗証番号の登録はできません。

なお、一般選抜以外の受験者で、インターネット出願をしなかった人は、郵送で請求することができます。

神戸大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

5月中旬から

成績開示の申請方法

郵送で開示します。

出願時に登録した住所宛に、簡易書留郵便で送付されます。窓口では受け取れません。申請書等は不要です。

なお、現在、オンラインでの成績開示も準備中です。そちらの準備が整った場合、郵送での開示は行われません。オンラインで成績開示が行われる場合は、出願時に登録したメールアドレスに連絡があります。

奈良県立医科大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

4月16日(火)~ 6月17日(月) ※土、日、祝を除く

成績開示の申請方法

郵送もしくは窓口にて申請します。

大学入試の受験票、身分証明書(免許証、健康保険証等)のコピー、受験者本人の連絡先を書いたメモ、返信用封筒を、まとめて郵送して申請します。

上記の書類を窓口に持参し、申請することもできます。電話での申請はできません。

和歌山県立医科大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

5月1日(水)~5月22日(水)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから申請書をダウンロードし、記入したのち、大学入試の受験票と共通テストの受験票、返信用封筒も併せて郵送します。申請書は4月以降に入手できます。窓口等での申請はできません。

申請が受理されたあと、1ヶ月程度で簡易書留郵便で送付されます。

鳥取大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

5月1日(水)10:00~ 5月31日(金)18:00

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

出願登録時に、「入試成績開示申請」の項目で、「申請する」を選択します。

開示を申請した人は、開示期間中にインターネット出願サイトのマイページにアクセスし、「申込内容を確認する」をクリックすると確認できます。

出願後の申請はできません。

島根大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

5月1日(水)~ 5月31日(金)17:00

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから申請書をダウンロードし、記入したのち、大学入試の受験票と返信用封筒も併せて郵送します。5月31日(金)17:00必着です。窓口等での申請はできません。

申請が受理されたのち、1ヶ月程度で送付されます。

岡山大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

5月1日(水)~ 5月31日(金)

成績の確認方法

ウェブサイトで確認できます。

開示期間中に、インターネット出願ページにアクセスすると確認できます。マイページ登録時に設定したメールアドレスとパスワードが必要です。申請書等は必要ありません。

広島大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

4月22日(月)~ 5月31日(金)

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

インターネット出願登録時に開示を申請し、検定料とともに手数料300円を納入します。

開示を申請した人は、開示期間中にUCAROにログインし、「成績照会」にアクセスすれば確認できます。

出願後の申請はできません。

山口大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

未定 ※4月中旬頃、大学ホームページにて発表

成績開示の申請方法

指定期間内に申請します。

大学が指定する申請書に必要事項を記入し、大学の受験票を添付して申請します。

詳細は、4月中旬頃に大学ホームページにて通知されます。

徳島大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

5月1日(水)~ 6月28日(金) ※土、日、祝を除く

成績開示の申請方法

郵送もしくは窓口にて申請します。

大学ホームページから開示請求書をダウンロードし、記入したのち、受験票と返信用封筒も併せて郵送するか、窓口に持参します。

申請が受理された人には、6月3日(月)以降、文書で通知されます。

香川大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

4月12日(金)~ 5月10日(金)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから申請書をダウンロードし、記入したものと、大学入試の受験票もしくは共通テストの受験票、返信用レターパックプラスを用意します。すべてレターパックライトに入れて、郵送して申請します。窓口等での申請はできません。

申請が受理された人には、6月中旬頃、レターパックプラスで送付されます。

愛媛大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

5月1日(水)~ 5月31日(金)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから申請書をダウンロードし、記入したのち、大学入試の受験票もしくは共通テストの受験票と、返信用封筒も併せて郵送します。窓口等での申請はできません。

申請が受理されたのち、2週間ほどで簡易書留郵便で送付されます。

高知大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

5月7日(火)~ 5月17日(金)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから開示願書をダウンロードし、記入したのち、大学入試の受験票と、共通テストの受験票、返信用封筒も併せて郵送します。窓口等での申請はできません。

申請が受理されたのち、1ヶ月以内に送付されます。

九州大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

5月8日(水)~ 5月31日(金) ※土、日、祝を除く

成績開示の申請方法

郵送または窓口にて申請します。

大学ホームページから申請書をダウンロードし、記入したのち、大学入試の受験票と、共通テストの受験票、返信用封筒も併せて郵送するか、窓口に持参して申請します。

申請が受理されたのち、3週間以内に送付されます。窓口へ持参した場合も、後日の開示となります。

なお、入学者は、入学後に使用する「学生ポータルシステム」でも確認できます。詳細は、入学後に通知されます。

佐賀大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

5月中旬以降

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

インターネット出願時に、「入試成績の開示請求」で「希望する」を選択し、検定料とともに手数料400円を納入します。

開示を希望した人には、5月中旬以降、成績通知書が郵送されます。

出願後の申請はできません。

長崎大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

6月1日(土)~ 6月30日(日) 

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

インターネット出願時に、「入試成績の開示請求」で「希望する」を選択し、検定料とともに手数料600円を納入します。

希望した人は、開示期間中に大学ホームページから「個人成績開示システム」にアクセスすれば成績が確認できます。氏名や受験番号、セキュリティコード等の入力が必要です。

出願後の申請はできません。

熊本大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

5月1日(水)~ 6月28日(金)

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

インターネット出願登録システムで、入試成績の開示請求の項目で「希望する」を選択し、検定料とともに手数料300円と、郵送料413円を納入します。

開示を希望した人には、開示期間中に、「開示通知送付先」に入力した住所に成績が送付されます。

出願後の申請はできません。

大分大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

6月3日(月)~ 6月28日(金)

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

インターネット出願時に、「入試成績の開示請求」で「請求する」を選択し、検定料とともに手数料600円を納入します。

開示を請求した人は、開示期間中に、専用サイトにアクセスすれば成績が確認できます。受験番号、生年月日、パスワード等の入力が必要です。詳細は5月中旬頃、大学ホームページに掲載されます。

出願後の申請はできません。

宮崎大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

5月15日(水)~ 6月14日(金)

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

インターネット出願時に、「入試情報開示請求」で「希望する」を選択し、検定料とともに手数料800円を納入します。

開示を希望した人は、開示期間中に、専用サイトにアクセスすれば成績が確認できます。受験番号、生年月日、パスワード等の入力が必要です。詳細は5月上旬頃、大学ホームページの入試情報開示案内ページに掲載されます。

出願後の申請はできません。

鹿児島大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

5月1日(水)~ 5月31日(金)

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

インターネット出願時に、「入試情報開示請求」で「希望する」を選択し、検定料とともに手数料500円を納入します。

開示を希望した人は、開示期間中に、オンライン上で成績が確認できます。受験番号、生年月日、セキュリティコード等の入力が必要です。詳細は4月下旬頃、大学ホームページの入試成績開示案内ページに掲載されます。

出願後の申請はできません。

琉球大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

5月1日(水)10:00~ 5月31日(金)17:00

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

インターネット出願時に、「入試成績の開示請求」で「希望する」を選択し、検定料とともに手数料500円を納入します。

開示を希望した人は、開示期間中に、大学ホームページで成績が確認できます。氏名、受験番号、セキュリティコード等の入力が必要です。

出願後の申請はできません。

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【2024年度版】私立大学医学部の成績開示方法まとめ https://shotosha.com/principle/general/kaiji-shiritsu-igakubu Wed, 20 Mar 2024 05:23:29 +0000 https://shotosha.com/?p=27140

表記順

北から南に並べています。

岩手医科大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

4月1日(月)~ 4月15日(月)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから申請書をダウンロードし、記入したのち、受験票のコピーとともに郵送します。4月15日(月)必着です。窓口等での申請はできません。

申請が受理されたのち、3週間程度で、書面で開示されます。

東北医科薬科大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示は行っていません。

自治医科大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、不合格者か入学者のみです。合格したものの、入学を辞退した人は申請できません。

成績開示の申請期間

4月~ 8月末日 ※詳細は大学ホームページで確認するか、学事課入試広報係へ問い合わせ

成績開示の申請方法

入学者は、入学後に案内があります。

その他の人については、まだ情報が公開されていません。

獨協医科大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、一次試験の不合格者のみです。

成績開示の申請期間

未定 ※4月中旬頃、大学ホームページにて発表

成績開示の申請方法

詳細は、後日大学ホームページに掲載されます。

申込方法等の詳細は、まだ公開されていません。4月中旬頃、大学ホームページの「医学部 web サイト」にて発表されます。

埼玉医科大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、一次試験の不合格者のみです。

成績開示の申請期間

未定 ※4月中旬頃、大学ホームページにて発表

成績開示の申請方法

詳細は、後日大学ホームページに掲載されます。

申込方法等の詳細は、まだ公開されていません。4月中旬頃、大学ホームページにて発表されます。

なお、申請には受験票が必要です。

国際医療福祉大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、一次選考の不合格者のみです。

申請期限

5月7日(火)必着

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから申請書をダウンロードし、記入したのち、受験票のコピーと返信用封筒も併せて郵送します。窓口等での申請はできません。

申請が受理された人には、6月上旬に通知書が送付されます。

杏林大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、1次試験の不合格者のみです。

成績開示の申請期間

4月中旬 ※詳細は、3月下旬頃、大学ホームページにて発表

成績開示の申請方法

詳細は、後日大学ホームページに掲載されます。

申込方法等の詳細は、まだ公開されていません。3月下旬頃、大学ホームページの「受験生サイト」にて発表されます。成績が開示されるのは、5月下旬頃の予定です。

なお、申請には受験番号が必要です。

慶應義塾大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、第1次試験の不合格者のみです。

成績開示の申請期間

4月5日(金)10:00~ 4月19日(金)16:30

成績開示期間

4月26日(金)10:00~ 5月16日(木)23:59

成績開示の申請方法

ウェブサイトで申請します。

申請期間中に、インターネット出願時に使用した「マイページ」にアクセスし、「成績開示」をクリックして申請します。画面の指示に従って、必要事項を入力してください。

開示を申請した人は、開示期間中に「マイページ」の「成績開示」内にある、「成績」をクリックすると確認できます。書面の送付等は受け付けていません。

順天堂大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、一次試験の不合格者のみです。

成績開示の申請期間

4月8日(月)12:00~ 4月19日(金)23:59

成績開示期間

5月16日(木)12:00~ 5月31日(金)23:59

成績開示の申請方法

ウェブサイトで申請します。

申請期間中に、大学ホームページ内にある申請ページにアクセスし、必要事項を記入して申請します。申請ページのURLは、大学ホームページで公表されます。

開示を申請した人は、開示期間中に、UCAROにアクセスし、出願の際に登録したIDとパスワードを入力すれば、成績が確認できます。

昭和大学医学部医学科の成績開示方法

申請についての詳細は、ウェブサイト等では公開されていません。

昭和大学学事部に電話等で問い合わせてください。

帝京大学医学部医学科の成績開示方法

申請についての詳細は、ウェブサイト等では公開されていません。

例年、成績開示は行っていないようです。

東京医科大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

6月1日(土)10:00~ 6月21日(金)23:59

成績の確認方法

インターネットで確認できます。

開示期間中に、UCAROにアクセスすれば確認できます。申請書等は必要ありません。

東京慈恵会医科大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、一次試験の不合格者のみです。

成績開示の申請期間

4月1日(月)~ 5月末日

成績開示の申請方法

窓口もしくは郵送にて申請します。

A4の用紙に、表題「成績開示申請書」と記入し、受験番号、氏名、郵便番号、住所を記入して、申請書を作成します。その申請書と受験票、返信用封筒を併せて、東京慈恵会医科大学事務部学事課の窓口に持参するか、郵送して申請します。

申請が受理されたのち、返信用封筒にて送付されます。

東京女子医科大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、第1次試験の不合格者のみです。

成績開示の申請期間

5月7日(火)~ 5月24日(金)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

発行手数料が500円かかります。現金書留か、指定受取人の欄を空欄にした定額小為替証書で用意してください。他に、申請書(大学ホームページにある「学生募集要項」のPDFから入手できます)、受験票、身分証明書(保険証、運転免許証など)のコピー、返信用封筒を用意し、まとめて現金書留に同封するか、定額小為替証書とともに簡易書留郵便にて郵送します。 5月24日(金)必着です。窓口等での申請はできません。

申請が受理されたのち、1ヶ月程度で送付されます。

東邦大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、1次試験の不合格者のみです。

成績開示の申請期間

4月8日(月)~ 4月12日(金)

成績開示の申請方法

詳細は、後日大学ホームページに掲載されます。

申込方法等の詳細は、まだ公開されていません。4月1日(月)より、大学ホームページに掲載されます。

なお、申請には受験票が必要です。

日本大学医学部医学科の成績開示方法

※成績を確認できるのは、不合格者のみです。

成績開示期間

5月1日(水)~ 5月31日(金)

成績の確認方法

ウェブサイトで確認できます。

開示期間中に、出願時に登録したマイページにアクセスすれば、確認できます。申請書等は必要ありません。

日本医科大学医学部医学科の成績開示方法

申請についての詳細は、まだ公開されていません。

例年、4月下旬頃に、大学ホームページに情報が掲載されます。昨年は1次試験の不合格者のみ、郵送で申請ができました。

北里大学医学部医学科の成績開示方法

※成績を確認できるのは、第1次試験の不合格者のみです。

成績開示期間

5月7日(火)10:00~ 5月31日(金)17:00

成績の確認方法

ウェブサイトで確認できます。

開示期間中に、出願時に登録したマイページの「成績開示」にアクセスすれば確認できます。申請書等は必要ありません。

聖マリアンナ医科大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、第1次試験の不合格者のみです。

成績開示の申請期間

未定 ※4月中旬頃、大学ホームページにて発表

成績開示の申請方法

詳細は、後日大学ホームページに掲載されます。

申込方法等の詳細は、まだ公開されていません。4月中旬頃、大学ホームページにて発表されます。

東海大学医学部医学科の成績開示方法

申請についての詳細は、ウェブサイト等では公開されていません。

例年、成績開示は行っていないようです。

金沢医科大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

4月1日(月)~ 4月30日(火)

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

インターネット出願時に、「成績開示の要否」で「開示する」を選択し、検定料とともに手数料500円を納入します。

開示を希望した人は、開示期間中に出願ページにアクセスし、「出願内容一覧」から金沢医科大学の「合否結果照会」を選択して、「成績開示」をクリックすれば確認できます。確認するには、出願サイトのアカウント情報が必要です。

出願後の申請はできません。

愛知医科大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、第1次試験の不合格者のみです。

成績開示の申請期間

未定 ※5月頃、大学ホームページにて発表

成績開示の申請方法

詳細は、後日大学ホームページに掲載されます。

申込方法等の詳細は、まだ公開されていません。5月頃、大学ホームページにて発表されます。

藤田医科大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、不合格者のみです。

成績開示の申請期間

5月1日(水)~ 5月13日(月)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページの「受験生サイト」から申請書をダウンロードし、記入したのち、受験票と返信用封筒も併せて郵送します。窓口等での申請はできません。

開示を申請した人には、6月20日(木)以降、送付されます。

大阪医科薬科大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

5月1日(水)~ 5月31日(金)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページの「受験生サイト」から申請書をダウンロードし、記入したのち、受験票と返信用封筒も併せて郵送します。窓口等での申請はできません。

申請が受理されたのち、2週間程度で送付されます。

関西医科大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、第1次試験の不合格者のみです。

成績開示の申請期間

5月1日(水)~ 5月9日(木)

成績開示の申請方法

詳細は、後日大学ホームページに掲載されます。

申込方法等の詳細は、まだ公開されていません。4月中旬頃、大学ホームページにて発表されます。開示されるのは、6月1日(土)以降です。

なお、申請には、受験票が必要です。

近畿大学医学部医学科の成績開示方法

※成績を確認できるのは、不合格者のみです。

成績開示期間

合格発表日~ 5月31日(金)

成績の確認方法

インターネットで確認できます。

開示期間中に、UCAROにアクセスすれば確認できます。申請書等は必要ありません。

兵庫医科大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、第1次試験の不合格者のみです。

成績開示の申請期間

4月1日(月)~ 4月12日(金)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから申請書をダウンロードし、記入したのち、受験票と返信用封筒も併せて郵送します。窓口等での申請はできません。

開示を申請した人には、5月7日(火)以降、送付されます。

川崎医科大学医学部医学科の成績開示方法

※成績開示を申請できるのは、第一次試験の不合格者のみです。

成績開示の申請期間

4月8日(月)9:00~ 4月26日(金)23:59

成績開示期間

5月20 日(月)12:00~ 5月31日(金)17:00

成績開示の申請方法

ウェブサイトで申請します。

大学ホームページの「Web 出願サイト」にアクセスし、マイページにログインしたら、「出願手続を行う」から「成績開示申請」「医学科」を選択します。表示された画面で、受験番号等を入力して申請します。申請には1500円が必要です。支払い方法は、Web 出願サイトの「お支払い方法」で確認できます。窓口等での申請はできません。

開示を申請した人は、開示期間中に「成績開示サイト」にアクセスし、受験番号や生年月日、受付番号等を入力すれば確認できます。

久留米大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示期間

4月以降 ※UCAROのメッセージで通知

成績開示の申請方法

出願時に申請します。

UCAROでの出願時に、「成績開示の要否」で「開示する」を選択します。

開示を希望した人は、開示期間中に、UCAROで成績が確認できます。開示の時期については、UCAROのメッセージで通知されます。

出願後の申請はできません。

産業医科大学医学部医学科の成績開示方法

成績開示の申請期間

4月20日(土)~ 5月31日(金)

成績開示期間

7月1日(月)~7月31日(水)

成績開示の申請方法

郵送にて申請します。

大学ホームページから申請書をダウンロードし、記入したのち、受験票、写真付きの身分証明書(運転免許証、パスポート等。共通テストの受験票も可)のコピー、返信用封筒も併せて郵送します。郵送は、簡易書留郵便やレターパック等で行ってください。

申請が受理された人には、開示期間中に成績が送付されます。

福岡大学医学部医学科の成績開示方法

※成績を確認できるのは、一次選考の不合格者のみです。

成績開示期間

5月1日(水)10:00 ~ 5月 31 日(金)23:59

成績の確認方法

ウェブサイトで確認できます。

開示期間中に、インターネット出願システムにログインしたのち、マイページの「成績開示」から確認できます。申請書等は必要ありません。

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【決定版】『大森徹の最強問題集159問 生物』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/omori-saikyo-mondaishu-seibutsu-159 Fri, 08 Mar 2024 08:12:30 +0000 https://shotosha.com/?p=26934

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『大森徹の最強問題集159問 生物』で取得可能な偏差値 『大森徹の最強問題集159問 生物』で取得可能な偏差値は75*です。 *全統記述模試(河合塾)の偏差値。*問題集と模試を紐づけたり ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『大森徹の最強問題集159問 生物』で取得可能な偏差値

『大森徹の最強問題集159問 生物』で取得可能な偏差値は75*です。

*全統記述模試(河合塾)の偏差値。
*問題集と模試を紐づけたり、生徒が実際に取得した点数から取得可能な偏差値を算出。

『大森徹の最強問題集159問 生物』で合格可能な医学部・上位校

『大森徹の最強問題集159問 生物』で合格者平均偏差値を超える医学部・上位校は以下です。

国公立医学部

大阪、東京医科歯科、名古屋、九州、大阪公立、神戸、千葉、横浜市立、東北、奈良県立医科、北海道、京都府立医科、岡山、名古屋市立、筑波、金沢、山梨、新潟、広島、長崎、熊本、岐阜、信州、三重、滋賀医科、和歌山県立医科、浜松医科、鹿児島、群馬、鳥取、札幌医科、山口、福井、徳島、大分、高知、香川、愛媛、宮崎、山形、琉球、福島県立医科、富山、秋田、佐賀、旭川医科、島根、弘前

※2次試験で生物選択不可の大学も含む

私立医学部

慶應義塾、東京慈恵会医科、日本医科、順天堂、国際医療福祉、大阪医科薬科、関西医科、東京医科、昭和、東邦、自治医科、藤田医科、東北医科薬科、産業医科、近畿、兵庫医科、久留米、北里、愛知医科、杏林、日本、福岡、岩手医科、獨協医科、東海、聖マリアンナ医科、東京女子医科、帝京、埼玉医科、川崎医科、金沢医科

医学部以外

東大・京大・旧帝大・東工大・早慶

『大森徹の最強問題集159問 生物』の習得レベル(松濤舎の定義)

レベル1:テーマ別重要問題が8割以上解ける

レベル2:発展総合問題が8割以上解ける・・・偏差値75

『大森徹の最強問題集159問 生物』の特徴

①難良問を網羅的に演習できる唯一の問題集|『大森徹の最強問題集159問 生物』の特徴

生物は典型問題を網羅した後にやる難易度の問題集で、テーマを網羅的に扱った問題集は本書以外にありません。

後述しますが『生物の良問問題集』を習得したあと、過去問演習まで時間がある場合にやるべき問題集として最適です。

②解説の「とおる最強のコツ!」でポイントが掴める|『大森徹の最強問題集159問 生物』の特徴

解説にある「とおる最強のコツ!」には当該テーマを解く際の重要なポイントが端的に言語化されています。非常に勉強になるので、難しい問題が解けなくても、この解説だけは見ておく価値があります。

③『大森徹の最強講義117講』の参照を促されることが欠点|『大森徹の最強問題集159問 生物』の特徴

1点だけ残念な特徴があるとすると、解説に『大森徹の最強講義117講』の参照ページが記載されており、そちらを見るよう促されることです。松濤舎では基本的に生物の勉強時の参照先は教科書が最強だと考えており、教科書以上のことが書かれた参考書はデメリットのほうが大きいと考えています。

問題集『大森徹の最強問題集159問 生物』だけでも勉強できるようになっており、解説も足りないことはないので良いのですが、ややこの点がマイナスです。わからないことがあれば教科書を紐解き、そこに書いていないことは解けなくても(覚えなくても)いいと割り切りましょう。

『大森徹の最強問題集159問 生物』の使い方

テーマ別重要問題を解く

頭から解いて行くことになると思うので、まずは「テーマ別重要問題」から着手することになります。わからなければすぐに解答を見てOKです。

解けた問題には◯、解けなかった問題には×マークを累積していき、×マークだけがついている問題のみを復習するようにしましょう。

復習は短期的に行うと短期記憶になるので、基本的には最初から最後まで通しでやったあとに最初に戻って復習するというサイクルで進めます。原則として3日以上は空けて復習するというルールにするとよいです。

発展総合問題を解く

「テーマ別重要問題」と「発展総合問題」を区別する必要はありません。どちらも同程度に難易度が高いからです。「テーマ別重要問題」をやったら、そのまま「発展総合問題」に入りましょう。

先ほどと同じように◯×マークを累積し、復習期間ができるだけ空くようにしながら(=あえて忘れてから復習するようにしながら)進めます。

『大森徹の最強問題集159問 生物』の前にやるべき問題集

松濤舎では、『セミナー生物』や『リードα生物』『センサー生物』といった教科書傍用問題集を通して「用語暗記+基本事項の習得+典型問題の網羅」をしたら、『生物の良問問題集』を通して網羅的にテーマを扱いながら入試レベルまで上げていきます。

『生物の良問問題集』で「レベルアップ問題」まで8割以上解けるようになれば偏差値72.5まで取得可能なので、基本的にここで終えていいのですが、過去問演習まで時間がある人は『大森徹の最強問題集159問 生物』に入ります。

『大森徹の最強問題集159問 生物』と並行すべき参考書

教科書を参考書代わりにし、わからないことがあれば調べるようにしましょう。

大学受験は基本的に教科書外からは出ませんし、教科書外からの出題があったら捨てると決めたほうがいいです。それで合格しない大学はまずありません。学習効率からも、入試本番での時間の使い方からも、教科書の掲載有無で覚えるか/覚えないかを判断するとよいです。

『大森徹の最強問題集159問 生物』の後にやるべき問題集

ありません。

市販教材は本書『大森徹の最強問題集159問 生物』で最後にし、志望校の過去問、または、冠模試の過去問(あれば)、または、近しい難易度の大学の過去問をやるようにしましょう。

『大森徹の最強問題集159問 生物』と代替可能な問題集

ありません。

『大森徹の最強問題集159問 生物』の目次/問題数

問題数
(テーマ別重要問題)
問題数
(発展総合問題)
第1章 細胞と組織8問4問
第2章 代謝14問3問
第3章 生殖・発生11問7問
第4章 遺伝7問5問
第5章 分子生物17問7問
第6章 刺激と反応10問5問
第7章 体液の恒常性9問5問
第8章 植物の反応と調節9問4問
第9章 生態13問5問
第10章 進化と系統11問4問

『大森徹の最強問題集159問 生物』に関するQ&A

『大森徹の最強問題集159問 生物』のわからない問題は時間をかけて悩んだほうがいいですか?
すぐに解答を見ていいです。本書は「知っている知識を使ってなんとか解く」ために使うのでなく、「新しい知識や考え方を増やす」ために使うからです。
参考書『大森徹の最強講義117講』は買ったほうがいいですか?
先述の通り不要です。教科書を使いましょう。
『大森徹の最強問題集159問 生物』はいつやるべきですか?
『生物の良問問題集』までやり、偏差値72.5が出ていることを確認してから入るとよいです。ただ、本当に本書に入るべきか、他科目に回すべきかは、個別で判断が必要です。

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【決定版】『4プロセス』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/4process Wed, 06 Mar 2024 10:55:50 +0000 https://shotosha.com/?p=26697

『4プロセス』で取得可能な偏差値

『4プロセス』で取得可能な偏差値は55*です。

*全統記述模試(河合塾)の偏差値。
*問題集と模試を紐づけたり、生徒が実際に取得した点数から取得可能な偏差値を算出。

『4プロセス』で合格可能な医学部・上位校

ありません。

『4プロセス』の習得レベル(松濤舎の定義)

レベル1:5割以上の問題が自力で解ける

レベル2:8割以上の問題が自力で解ける・・・偏差値55

『4プロセス』の使い方

問題を解く

『4プロセス』の使い方は非常にシンプルです。問題を解いて解答を読んでいくだけです。

計算問題や基本操作をスムーズに行うことが本書を使う目的になります。もし計算方法や基本操作がわからず解けなければ、×マークをつけ、すぐに解説を見ましょう。

解説を読む

『4プロセス』の解説は不親切ではありますが、一応操作はひと通り載っているため、解説を読んで確認しましょう。

×マークが付いた問題を復習する

解けた問題には◯マーク、解けなかった問題には×マークを累積していきます。×マークしかついていない問題を優先的に復習しましょう。復習は原則として3日以上を空けるルールにすると短期記憶になりません。

『4プロセス』の特徴

①計算問題・基本操作をスムーズに行うための問題集|『4プロセス』の特徴

『4プロセス』は、計算問題・基本操作がスムーズに行えるようになるための問題集です。よって、『4プロセス』だけをやっていても偏差値55までしか到達しません。計算問題・基本操作しか掲載されていないため、典型問題の解法暗記は本書では行えません。

②オーバーワーク|『4プロセス』の特徴

1つの計算・基本操作に対して10問前後掲載されていることがあります。正直これはやりすぎて、計算問題・基本操作だけに時間を使いすぎるという欠点があります。

『4プロセス』の活用法

『4プロセス』の特徴でお伝えしたように、『4プロセス』は計算問題・基本操作だけをオーバーワークにやるような問題集になっており、時間をかけても取りたい偏差値が出ないリスクが高いため、使わなくてよいなら使いたくない問題集です。

残念ながら多くの学校で『4プロセス』を宿題にしたり、定期テストの出題範囲として指定してきます。提出必須の宿題であればやらざるを得ませんが、そうでないならやらないほうが賢明でしょう。

『4プロセス』の代替となる問題集

『4プロセス』をやるのであれば、上記のような網羅系の教科書傍用問題集に最初から取り組んだほうがよいです。上記問題集には、各セクションの最初に必要十分な計算問題・基本操作が掲載されており、この量で十分だからです。

計算問題・基本操作はさくっと終わらせ、典型問題の習得にできるだけ時間をかけましょう。

上記問題集でも、レベル1,2の問題が解けても偏差値55までしか出ず、レベル3,4の問題(=典型問題)が解けるようになれば偏差値65〜67.5が出ます。ここに時間をかけたいものです。

『4プロセス』に関するQ&A

学校で『4プロセス』をやるよう言われます。どうしたらいいでしょうか?
松濤舎では学校でやるよう言われた問題集はやる方針を推奨しています。やはり学習の基盤は学校にあり、そこを疎かにすると足元が揺らぐからです。ただ、無駄だとわかっているものに時間をかけるのはもったいないので、できるだけ要領よく終わらせるようにしましょう。例えば、授業中に終わらせてしまったり、休み時間に片付けてしまうのがよいでしょう。
『4プロセス』で成績が伸びました。どうしてですか?
計算問題・基本操作がスムーズにできるようになることで、典型問題をスピーディーに解き切れるようになります。ここがボトルネックになっている人は『4プロセス』をやることで成績が伸びます。ただ、『4プロセス』だけでは偏差値55までしか取れず、それ以上の偏差値は、FGや青チャートのレベル3の問題以上に取り組まないといけません。また、FGや青チャートに載っている計算問題だけでも十分なので、まずはこれらの問題集が瞬殺できることを優先しましょう。

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【決定版】『4STEP(4ステップ)』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/4step Wed, 06 Mar 2024 10:50:37 +0000 https://shotosha.com/?p=26695

『4STEP(4ステップ)』で取得可能な偏差値

『4STEP(4ステップ)』で取得可能な偏差値は55*です。

*全統記述模試(河合塾)の偏差値。
*問題集と模試を紐づけたり、生徒が実際に取得した点数から取得可能な偏差値を算出。

『4STEP(4ステップ)』で合格可能な医学部・上位校

ありません。

『4STEP(4ステップ)』の習得レベル(松濤舎の定義)

レベル1:5割以上の問題が自力で解ける

レベル2:8割以上の問題が自力で解ける・・・偏差値55

『4STEP(4ステップ)』の使い方

問題を解く

『4STEP(4ステップ)』の使い方は非常にシンプルです。問題を解いて解答を読んでいくだけです。

計算問題や基本操作をスムーズに行うことが本書を使う目的になります。もし計算方法や基本操作がわからず解けなければ、×マークをつけ、すぐに解説を見ましょう。

解説を読む

『4STEP(4ステップ)』の解説は不親切ではありますが、一応操作はひと通り載っているため、解説を読んで確認しましょう。

×マークが付いた問題を復習する

解けた問題には◯マーク、解けなかった問題には×マークを累積していきます。×マークしかついていない問題を優先的に復習しましょう。復習は原則として3日以上を空けるルールにすると短期記憶になりません。

『4STEP(4ステップ)』の特徴

①計算問題・基本操作をスムーズに行うための問題集|『4STEP(4ステップ)』の特徴

『4STEP(4ステップ)』は、計算問題・基本操作がスムーズに行えるようになるための問題集です。よって、『4STEP(4ステップ)』だけをやっていても偏差値55までしか到達しません。計算問題・基本操作しか掲載されていないため、典型問題の解法暗記は本書では行えません。

②オーバーワーク|『4STEP(4ステップ)』の特徴

1つの計算・基本操作に対して10問前後掲載されていることがあります。正直これはやりすぎて、計算問題・基本操作だけに時間を使いすぎるという欠点があります。

『4STEP(4ステップ)』の活用法

『4STEP(4ステップ)』の特徴でお伝えしたように、『4STEP(4ステップ)』は計算問題・基本操作だけをオーバーワークにやるような問題集になっており、時間をかけても取りたい偏差値が出ないリスクが高いため、使わなくてよいなら使いたくない問題集です。

残念ながら多くの学校で『4STEP(4ステップ)』を宿題にしたり、定期テストの出題範囲として指定してきます。提出必須の宿題であればやらざるを得ませんが、そうでないならやらないほうが賢明でしょう。

『4STEP(4ステップ)』の代替となる問題集

『4STEP(4ステップ)』をやるのであれば、上記のような網羅系の教科書傍用問題集に最初から取り組んだほうがよいです。上記問題集には、各セクションの最初に必要十分な計算問題・基本操作が掲載されており、この量で十分だからです。

計算問題・基本操作はさくっと終わらせ、典型問題の習得にできるだけ時間をかけましょう。

上記問題集でも、レベル1,2の問題が解けても偏差値55までしか出ず、レベル3,4の問題(=典型問題)が解けるようになれば偏差値65〜67.5が出ます。ここに時間をかけたいものです。

『4STEP(4ステップ)』に関するQ&A

学校で『4STEP(4ステップ)』をやるよう言われます。どうしたらいいでしょうか?
松濤舎では学校でやるよう言われた問題集はやる方針を推奨しています。やはり学習の基盤は学校にあり、そこを疎かにすると足元が揺らぐからです。ただ、無駄だとわかっているものに時間をかけるのはもったいないので、できるだけ要領よく終わらせるようにしましょう。例えば、授業中に終わらせてしまったり、休み時間に片付けてしまうのがよいでしょう。
『4STEP(4ステップ)』で成績が伸びました。どうしてですか?
計算問題・基本操作がスムーズにできるようになることで、典型問題をスピーディーに解き切れるようになります。ここがボトルネックになっている人は『4STEP(4ステップ)』をやることで成績が伸びます。ただ、『4STEP(4ステップ)』だけでは偏差値55までしか取れず、それ以上の偏差値は、FGや青チャートのレベル3の問題以上に取り組まないといけません。また、FGや青チャートに載っている計算問題だけでも十分なので、まずはこれらの問題集が瞬殺できることを優先しましょう。

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【決定版】『サクシード』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/succeed Wed, 06 Mar 2024 10:38:17 +0000 https://shotosha.com/?p=26690

『サクシード』で取得可能な偏差値

『サクシード』で取得可能な偏差値は55*です。

*全統記述模試(河合塾)の偏差値。
*問題集と模試を紐づけたり、生徒が実際に取得した点数から取得可能な偏差値を算出。

『サクシード』で合格可能な医学部・上位校

ありません。

『サクシード』の習得レベル(松濤舎の定義)

レベル1:5割以上の問題が自力で解ける

レベル2:8割以上の問題が自力で解ける・・・偏差値55

『サクシード』の使い方

問題を解く

『サクシード』の使い方は非常にシンプルです。問題を解いて解答を読んでいくだけです。

計算問題や基本操作をスムーズに行うことが本書を使う目的になります。もし計算方法や基本操作がわからず解けなければ、×マークをつけ、すぐに解説を見ましょう。

解説を読む

『サクシード』の解説は不親切ではありますが、一応操作はひと通り載っているため、解説を読んで確認しましょう。

×マークが付いた問題を復習する

解けた問題には◯マーク、解けなかった問題には×マークを累積していきます。×マークしかついていない問題を優先的に復習しましょう。復習は原則として3日以上を空けるルールにすると短期記憶になりません。

『サクシード』の特徴

①計算問題・基本操作をスムーズに行うための問題集|『サクシード』の特徴

『サクシード』は、計算問題・基本操作がスムーズに行えるようになるための問題集です。よって、『サクシード』だけをやっていても偏差値55までしか到達しません。計算問題・基本操作しか掲載されていないため、典型問題の解法暗記は本書では行えません。

②オーバーワーク|『サクシード』の特徴

1つの計算・基本操作に対して10問前後掲載されていることがあります。正直これはやりすぎて、計算問題・基本操作だけに時間を使いすぎるという欠点があります。

『サクシード』の活用法

『サクシード』の特徴でお伝えしたように、『サクシード』は計算問題・基本操作だけをオーバーワークにやるような問題集になっており、時間をかけても取りたい偏差値が出ないリスクが高いため、使わなくてよいなら使いたくない問題集です。

残念ながら多くの学校で『サクシード』を宿題にしたり、定期テストの出題範囲として指定してきます。提出必須の宿題であればやらざるを得ませんが、そうでないならやらないほうが賢明でしょう。

『サクシード』の代替となる問題集

『サクシード』をやるのであれば、上記のような網羅系の教科書傍用問題集に最初から取り組んだほうがよいです。上記問題集には、各セクションの最初に必要十分な計算問題・基本操作が掲載されており、この量で十分だからです。

計算問題・基本操作はさくっと終わらせ、典型問題の習得にできるだけ時間をかけましょう。

上記問題集でも、レベル1,2の問題が解けても偏差値55までしか出ず、レベル3,4の問題(=典型問題)が解けるようになれば偏差値65〜67.5が出ます。ここに時間をかけたいものです。

『サクシード』に関するQ&A

学校で『サクシード』をやるよう言われます。どうしたらいいでしょうか?
松濤舎では学校でやるよう言われた問題集はやる方針を推奨しています。やはり学習の基盤は学校にあり、そこを疎かにすると足元が揺らぐからです。ただ、無駄だとわかっているものに時間をかけるのはもったいないので、できるだけ要領よく終わらせるようにしましょう。例えば、授業中に終わらせてしまったり、休み時間に片付けてしまうのがよいでしょう。
『サクシード』で成績が伸びました。どうしてですか?
計算問題・基本操作がスムーズにできるようになることで、典型問題をスピーディーに解き切れるようになります。ここがボトルネックになっている人は『サクシード』をやることで成績が伸びます。ただ、『サクシード』だけでは偏差値55までしか取れず、それ以上の偏差値は、FGや青チャートのレベル3の問題以上に取り組まないといけません。また、FGや青チャートに載っている計算問題だけでも十分なので、まずはこれらの問題集が瞬殺できることを優先しましょう。

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【決定版】『化学の新標準演習』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/kagaku-no-shin-hyojun-enshu Tue, 05 Mar 2024 09:26:53 +0000 https://shotosha.com/?p=26648

『化学の新標準演習』で取得可能な偏差値

『化学の新標準演習』で取得可能な偏差値は67.5*です。

*全統記述模試(河合塾)の偏差値。
*問題集と模試を紐づけたり、生徒が実際に取得した点数から取得可能な偏差値を算出。

『化学の新標準演習』で合格可能な医学部・上位校

『化学の新標準演習』で合格者平均偏差値を超える医学部・上位校は以下です。

国公立医学部

岡山、名古屋市立、筑波、金沢、山梨、新潟、広島、長崎、熊本、岐阜、信州、三重、滋賀医科、和歌山県立医科、浜松医科、鹿児島、群馬、鳥取、札幌医科、山口、福井、徳島、大分、高知、香川、愛媛、宮崎、山形、琉球、福島県立医科、富山、秋田、佐賀、旭川医科、島根、弘前

私立医学部

東京医科、昭和、東邦、自治医科、藤田医科、東北医科薬科、産業医科、近畿、兵庫医科、久留米、北里、愛知医科、杏林、日本、福岡、岩手医科、獨協医科、東海、聖マリアンナ医科、東京女子医科、帝京、埼玉医科、川崎医科、金沢医科

医学部以外

東大・京大・旧帝大・東工大・早慶

『化学の新標準演習』の習得レベル(松濤舎の定義)

『化学の新標準演習』を進める上で、どのような状態を目指すべきか、あるいはその状態になるとどれくらいの偏差値が取得可能なのかがわかっていると学習効率が高まります。

レベル1:「確認&チェック」「例題」が8割以上解ける・・・偏差値60

レベル2:「標準問題」「発展問題」が5割以上解ける・・・偏差値65

レベル3:「標準問題」「発展問題」が8割以上解ける・・・偏差値67.5

『化学の新標準演習』の使い方

「確認&チェック」を解く

「確認&チェック」をテスト形式で解きましょう。解けた問題には◯、解けなかった問題には×マークを累積していき、◯マークが一度もついたことがない問題を優先的に復習できるようにします。

「例題」を解く

続いて「例題」を解きます。わからなければ×マークをつけ、すぐに「考え方」や「解説」を読んでOKです。

「標準問題」「発展問題」を解く

最後に「標準問題」「発展問題」を解きます。1周目は自力で解けない問題が多いはずなので、解答(別冊)を開きながら進めてもよいです。解けたら◯マーク、解けなかったら×マークをつけてすぐに「解説」を読みましょう。

分散学習する

全科目に共通することですが、勉強は分散学習が原則となります。つまり、短期的な復習を避け、同じ問題を復習するのに3日以上空けるルールで進めることを推奨します。

よって『化学の新標準演習』も、既習範囲の最初から最後までを復習せずに1周したあと、再び最初に戻り、×マークがついた問題だけを復習する、という方法で進めれば、自然と復習感覚を最大限あけて進めることができます。

『化学の新標準演習』の特徴

①教科書傍用問題集の代わりとして唯一無二|『化学の新標準演習』の特徴

化学の指定教材は、基本的に学校指定の教科書傍用問題集を採用しています。理由としては、典型問題が網羅されていることや、定期テスト対策が受験につながるようにしたいからです。

教科書傍用問題集を持っていない場合は、『エクセル化学』(実教出版)を指定しています。この教科書傍用問題集は唯一、市販されており、解説付きで購入することができるからです。基本的に教科書傍用問題集は学校の先生しか購入できないか、購入できても解説は手に入らないことが多いです。

たまに『エクセル化学』でも入手できないことがあり、その場合には『化学の新標準演習』を指定教材として採用しています。作りがほぼ教科書傍用問題集と同じであり、どちらかといえば標準〜発展レベルの問題に重きを置いているため、特に学校では教科書傍用問題集を配られないが、基本〜標準レベルの演習はしているという人向けに『化学の新標準演習』はフィットします。

問題数も、『エクセル化学』や『セミナー化学』(第一学習社)などが600問程度掲載しているところ、429問の掲載となっており、公式に当てはめるだけの簡単な問題は掲載していないところが特徴です。

②「確認&チェック」で細かい知識が確認できる|『化学の新標準演習』の特徴

教科書傍用問題集を指定教材にする理由の1つに、『化学の新標準演習』の「確認&チェック」のような、基本中の基本の知識や用語チェックができるコンテンツがあることが挙げられます。教科書傍用問題集以外ではなかなかこういったコンテンツがないのですが、『化学の新標準演習』にはあります。

③「標準問題」で典型問題を網羅|『化学の新標準演習』の特徴

「標準問題」では典型問題が網羅されています。とにかく化学は典型問題を網羅し、事前に解けるようになっておくことが対策のすべてと言っても過言ではありません。市販教材で典型問題が網羅的に対策できる唯一無二な問題集と言ってもよいでしょう。

④「発展問題」で頻出な良難問を網羅|『化学の新標準演習』の特徴

入試で出題されると差がつく比較的難易度の高い良問が「発展問題」に載っています。難易度は高いのですが、取れるレベルの問題がうまく選定されており、このまま過去問演習に入っても問題ない状態まで成績を上げることができます。

実際、「発展問題」まで8割以上が自力で解けるようになれば全統記述模試(河合塾)で偏差値67.5が取得可能です。

『化学の新標準演習』の欠点

①構造決定の問題数が少ない|『化学の新標準演習』の欠点

これは『化学の新標準演習』だけに言えることではなく、他書でも言えることなのですが、構造決定の問題レパートリーが少ないです。構造決定はできるだけ多くの組成式や分子式のパターンを解いておいたほうがよいです。そのため『化学の新標準演習』のみで十分かと言われると不足します。

その点、『化学の良問問題集』はマニアックなほどさまざまな組成式・分子式の問題を集めているので、『化学の良問問題集』まで入ったほうがよいです。

②解説がやや不親切、発展的内容が多すぎる|『化学の新標準演習』の欠点

『化学の新標準演習』は『化学の新演習』と同じ著者ということもあり、発展的内容を紹介したいと思う気持ちが解説に出てしまっています。問題選定はその気持がよく抑えられていますが、解説の「参考」に出てしまっていますし、解説も比較的不親切な点があります。

『化学の新標準演習』の目次/問題数

問題数は、標準問題+発展問題の問題数となります。合計429問掲載されています。

問題数
第1編 物質の構成1章 物質の成分と元素14問
(化学基礎)2章 原子の構造と周期表20問
3章 化学結合①11問
4章 化学結合②10問
第2編 物質の変化5章 物質量と濃度19問
(化学基礎)6章 化学反応式と量的関係20問
7章 酸と塩基12問
8章 中和反応と塩11問
9章 酸化還元反応15問
第3編 物質の状態10章 物質の状態変化12問
(化学)11章 気体の法則16問
12章 溶解と溶解度11問
13章 希薄溶液の性質10問
14章 コロイド4問
15章 固体の構造8問
第4編 物質の変化と平衡16章 化学反応と熱・光13問
(化学)17章 電池9問
18章 電気分解7問
19章 化学反応の速さ10問
20章 化学平衡12問
21章 電解質水溶液の平衡16問
第5編 無機物質の性質と利用22章 非金属元素①14問
(化学)23章 非金属元素②8問
24章 典型金属元素12問
25章 遷移元素11問
26章 金属イオンの分離と検出8問
27章 無機物質と人間生活6問
第6編 有機化合物の性質と利用28章 有機化合物の特徴と構造7問
(化学)29章 脂肪族炭化水素10問
30章 アルコールとカルボニル化合物7問
31章 カルボン酸・エステルと油脂11問
32章 芳香族化合物①6問
33章 芳香族化合物②11問
34章 有機化合物と人間生活3問
第7編 高分子化合物の性質と利用35章 糖類(炭水化物)10問
(化学)36章 アミノ酸とタンパク質、核酸21問
37章 プラスチック・ゴム11問
38章 繊維・機能性高分子13問

『化学の新標準演習』の習得にかかる時間

1問あたりの目安時間:10分

1周にかかる目安時間:約70時間

習得にかかる目安時間:約140時間(=1日1時間として5ヶ月)

『化学の新標準演習』の前にやるべき問題集

1冊目の問題集として使用してOKです。

『化学の新標準演習』と並行すべき参考書

『宇宙一わかりやすい高校化学』シリーズ(理論・無機・有機)を参考書として併用し、わからないことがあれば参照するようにしましょう。

『化学の新標準演習』の後にやるべき問題集

『化学の良問問題集』に入ります。取得可能な偏差値は70です。

『化学の新標準演習』と代替可能な問題集

『エクセル化学』『セミナー化学』『リードα化学』『センサー化学』などの教科書傍用問題集が代替可能な問題集です。

『化学の新標準演習』に関するQ&A

教科書傍用問題集は持っていますが、『化学の新標準演習』もやったほうがいいですか?
重複が多いのでやらなくてよいです。『化学の良問問題集』に入ったがよいです。
『基礎問題精講』(旺文社)と『化学の新標準演習』はどちらがよいですか?
網羅性の観点から『化学の新標準演習』のほうがよいです。『基礎問題精講』は解説がわかりやすい優れた問題集ではありますが、網羅性が低いため、また別の問題集で穴を埋めなければならず重複が生じてしまいます。はじめから『化学の新標準演習』をやったほうがよいでしょう。

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【決定版】新課程の共通テストの変更点(2025年度入試〜) https://shotosha.com/kyotsu-test/structure/sinkatei-2025 Fri, 01 Mar 2024 04:51:03 +0000 https://shotosha.com/?p=26597

特徴|新課程の共通テストの変更点(2025年度入試〜) おしなべて昨年度までと比べて負担増になるのが変更点の特徴です。 特徴1:科目数が増える(情報が新設) 「情報」が追加されます。国公立大学受験生は基本的に受験必須です ... ]]>

特徴|新課程の共通テストの変更点(2025年度入試〜)

おしなべて昨年度までと比べて負担増になるのが変更点の特徴です。

特徴1:科目数が増える(情報が新設)

「情報」が追加されます。国公立大学受験生は基本的に受験必須ですが、得点化するかや配点はどうなるかについては後述します。

特徴2:試験時間が増える科目がある(国語、数2BC)

出題量や出題範囲が増えた結果、国語と数2BCで試験時間が長くなります。詳しくは後述します。

特徴3:浪人生向けの経過措置がある(社会、数学、情報)

すべての科目ではありませんが、浪人生むけの経過措置がある科目もあります。浪人生は、旧学習指導要領の科目を受けるか、新学習指導要領の科目を受けるか、新旧学習指導要領の科目を混ぜて受けるかの選択可能です。詳しくは各科目で触れます。

英語|新課程の共通テストの変更点(2025年度入試〜)

大きな変更点なし

・リーディング:80分
・リスニング :60分(うち、解答時間30分)

ただし、2024年度入試でリーディングの語彙量が増えて難化しています。また今後はリスニングが従来比で難化する可能性もあります。少なくともこれまでより英語の負担が軽くなることは考えられません。

数学|新課程の共通テストの変更点(2025年度入試〜)

数2Bが数2BCになり、試験時間が70分に

これまでの数2Bは、数列・統計的な推測・ベクトルから2題選択するようになっていましたが、数2BCとなった結果、数列・統計的な推測・ベクトル・平面上の曲線と複素数平面の4つから3つ選択することになります。

このように負担が増えることから、試験時間も70分に増えます。

新課程でそもそもの出題範囲が変わっている

数1Aに変更点がないかと言われれば、基本的にはないと考えてよいです。ただし、そもそも新課程になることで分野の移行がありましたので、出題範囲が旧課程とは異なっている点に注意が必要です。

◆旧課程

数1

数と式
図形と計量
二次関数
データの分析(四分位数含む)

数A

場合の数と確率
整数の性質(有限小数・循環小数含む)
図形の性質

数2

いろいろな式
図形と方程式
指数関数・対数関数
三角関数
微分・積分の考え

数B

数列
ベクトル
確率分布と統計的な推測(期待値含む)

数3

極限
微分法
積分法
平面上の曲線と複素数平面

◆新課程

数1

数と式
図形と計量
二次関数
データの分析(仮説検定の考え方)

数A

場合の数と確率(期待値含む)
図形の性質
数学と人間の活動(整数含む)

数2

いろいろな式
図形と方程式
指数関数・対数関数
三角関数
微分・積分の考え

数B

数列
数学と社会生活
統計的な推測

数3

極限
微分法
積分法

数C

ベクトル
平面上の曲線と複素数平面
数学的な表現の工夫

◆中学2年

四分位数

浪人生向けの経過措置あり

2025年度入試を受験する浪人生はご安心ください。経過措置があります。

数1, 数1A, 数2, 数2Bはそれぞれ「旧数1」「旧数1A」「旧数2」「旧数2B」となり、選択することができます。ただし、注意点として、「旧数2」「旧数2B」の試験時間が、新課程に合わせて70分に延長されます

国語|新課程の共通テストの変更点(2025年度入試〜)

大問が1つ増え、試験時間も90分に増加

これまでは大問4つ(現代文×2、古文×1、漢文×1)で80分だったところ、大問5つ(現代文×3、古文×1、漢文×1)となり、試験時間が90分に増えます。

配点も変更

200点満点であることに変わりはないのですが、これまで現代文が100点(評論文50点、小説50点)、古文50点、漢文50点だったところ、現代文が110点(評論文45点、小説45点、新傾向20点)、古文45点、漢文45点となります。

新傾向とは?

以下のような力を試すような出題になるそうです。

・テクストを図表と関連付けながら的確に読み取る力や、レポートの作成に向けてテクストを適切に解釈し、目次の内容や構成について分析したり検討したりする力を問う。

・資料をレポートに引用するために、複数の文章やグラフの内容や要旨を適切に解釈する力や、よりよいレポートにするために、レポートの内容を捉え直したり、根拠の示し方について考察したりする力等を問う。

理科|新課程の共通テストの変更点(2025年度入試〜)

大きな変更点なし

文系では理科1科目(基礎科目なら2つ)、理系では理科2科目(基礎科目は認められないケースが多い)ということに変わりありません。また試験時間も変更点はありません。

新課程でそもそもの出題範囲が変わっている

物理はほとんど変わりません。

化学は、「熱化学方程式」が「エンタルピー」に変わっている点に注意が必要です。ただし、共通テストで出題されるとしたら経過措置として選択問題として出題されるので、浪人生はご安心ください。

生物も、学習する内容に変更があります。そのため、基本的には新課程向けの教材を使った対策を行ったほうがよいです。

社会|新課程の共通テストの変更点(2025年度入試〜)

名称変更と対応表

社会は名称が変わりますので、ざっくりとした対応表を載せます。

新課程旧課程
地理総合地理A
歴史総合日本史Aや世界史A のようなもの
地理総合, 地理探求地理B
歴史総合, 日本史探求日本史B
歴史総合, 世界史探求世界史B
公共現代社会 のようなもの

理系生にとって選択肢の狭まらない社会選択とは?

旧課程において、理系生は「世界史B」「日本史B」「地理B」「倫理, 政治経済」の4つから1つ選んでいれば、どの大学にも出願できました。一方で「倫理」「政治経済」「現代社会」を選択すると受験できる大学が制限されるといったことがありました。

新課程では、理系生は「地理総合, 地理探求」「歴史総合, 日本史探求」「歴史総合, 世界史探求」「公共, 倫理」「公共, 政治経済」の5つから1つ選べば、どの大学でも受験可能です。

文系生にとって選択肢の狭まらない社会選択とは?

旧課程において、文系生は「世界史B」「日本史B」「地理B」「倫理, 政治経済」の4つから1つ選んでいれば、どの大学にも出願できました。一方で「倫理」「政治経済」「現代社会」を含めてしまうと受験できる大学が制限されるといったことがありました。

新課程では、文系生は「地理総合, 地理探求」「歴史総合, 日本史探求」「歴史総合, 世界史探求」「公共, 倫理」「公共, 政治経済」の5つから2つ選べば、どの大学でも受験可能です。ただし、「公共, 倫理」「公共, 政治経済」の2つを選択することはできません。これは、「倫理, 政治経済」と「倫理」の組合せができなかったのと同じようなものですね。

社会2科目選択する場合の注意点

上記「文系生にとって選択肢の狭まらない社会選択とは?」で紹介した選択の仕方であれば問題ないのですが、他の組合せもOKとしている大学もあります。その場合、禁止されている組合せもありますので、一覧にして掲載しておきます。

地理総合,
地理探求
歴史総合,
日本史探求
歴史総合,
世界史探求
地理総合/
歴史総合
地理総合/
公共
歴史総合/
公共
公共,
倫理
公共,
政治・経済
地理総合, 地理探求××
歴史総合, 日本史探求××
歴史総合, 世界史探求××
地理総合/歴史総合×××
地理総合/公共×××
歴史総合/公共××××
公共, 倫理×××
公共, 政治・経済×××

浪人生向けの経過措置あり

浪人生はご安心ください。経過措置があり、「旧世界史A」「旧世界史B」「旧日本史A」「旧日本史B」「旧地理A」「旧地理B」「旧倫理, 旧政治・経済」「旧倫理」「旧政治・経済」「旧現代社会」から、従来通り選択できるようになっています。

ただし、新旧両課程の組合せはできません

情報|新課程の共通テストの変更点(2025年度入試〜)

「情報」が新設&追加

新たに「情報」という科目が追加されます。試験時間は60分です。

原則、すべての国公立大学で必須科目となりますが、得点化するかや配点は大学によって異なるため注意が必要です。現時点では、北海道大学、徳島大学、香川大学が、受験必須とするものの得点化しないと表明しています。

経過措置?が用意されてはいるが…

浪人生向けの経過措置として「旧情報」も選択可能としているそうです。しかし、そもそも「旧情報」を勉強していないため、実質的には「情報」を新たに勉強しないといけません

個別試験の経過措置は?

共通テストの変更点や経過措置についてまとめてきましたが、各大学の個別試験ではどうでしょうか?

まず、経過措置を実施するかどうかは各大学の判断に委ねられています。そして、経過措置を実施するかどうかや詳細については、まだ発表していない大学も多いです。

東大はすでに2025年度入試の個別試験の出題教科や科目を発表していますが、浪人生(旧課程履修者)に対しては「出題する教科・科目の問題の内容によって配慮する」と公表しています。各大学によって対応は異なりますので、必ず募集要項を見て各自確認するようにしましょう。

最後に

新課程に変わりますが「受験生は相対評価」という原則は変わりません。医学部・上位校合格者にとっての”当たり前”を知り、徹底すれば相対的に不利になることはありません。新課程の共通テスト対策でお困りの方は松濤舎にご相談ください。

お問い合わせフォーム

こちらからお問い合わせください。

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【決定版】大手塾経験者の医学部・上位校合格実績 https://shotosha.com/gokaku/otejuku Wed, 14 Feb 2024 15:05:16 +0000 https://shotosha.com/?p=26557

大手塾経験者の合格実績

大手塾経験者の合格実績は以下のようになっています。

大手塾経験者が多い理由

大手塾経験者が多いのは、「とりあえず大手に通う安心感」があるため、大半の高校生がいったん大手塾に通うからです。

塾を検討するタイミング=勉強に不安を感じているときであり、安心感こそが求めているものなのです。

大手塾の良いところ

大手塾の良いところはたくさんありますが、特に学校の代替としては優れていると考えます。さすがに大手塾の講師のほうが、学校の先生の平均より授業はうまく、入試問題にも精通しているでしょう。

言い換えれば、学校の授業でひと通りのことを教えてもらえ、あとは演習するだけの状態になっているのであれば、大手塾に通う理由は特にありません。大手塾で教えられる内容の9割は、問題集や参考書、Youtubeで手に入ります(テキストを入手しているので断言できます)

大手塾の悪いところ

授業による解説は時間効率が低いため、結局すべてをさらうことができず、穴だらけになりがちです。難しい問題を少量取り上げて解説する授業も多く、まったく成績が伸びないまま1年が過ぎたという人も多いです。

※松濤舎の生徒は「授業スピードが遅すぎて無理」という人が多いです。

典型問題を網羅することがポイントである大学受験において、少量の難問をスロースピードで解説する大手塾は単なる悪手でしかありません。

「体系化されたテキストで勉強する効率性」を重視するなら松濤舎

結局、体系化されたテキストを使って問題演習しながら定着させる勉強が最効率であり、多くの進学校生の求めている学習環境です。本質を追求するのであれば大手塾ではありません。

松濤舎では市販教材をベースとしながら、テキスト教材としての補助教材が充実しており、効率的に市販教材を習得していくことができます。

医学部・上位校を志す受験生にとって理想の環境を用意しています。

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【決定版】再受験からの医学部・上位校合格実績 https://shotosha.com/principle/ronin/saijuken Wed, 14 Feb 2024 10:57:00 +0000 https://shotosha.com/?p=26554

再受験かどうかは問題ではない

前提として、再受験そのものが問題になることはまずありません。実際、松濤舎にも再受験生の合格実績が多数あります。

再受験が問題でない理由(2つ)

理由①:ペーパーテストでほぼ合否が決まるから

そもそもペーパーテストのみで合否が決まる大学がほとんどです。

医学部医学科に関しては、ほぼすべての大学で面接が課せられ、多くの大学で面接点が設けられていますが(=ない大学も多いです)、面接点の比率は全体の1割未満である大学がほとんどです。

よって、面接で不利になることがあったとしても、ダメージは少ないです。

ただし、再受験生は志望理由書や面接対策をより入念にしておく必要があります。

理由②:再受験生であることが強みになることがあるから

現役生や浪人生とは違った経験や知見は、面接において却ってプラスに働くこともあります。

年齢などや再受験した理由など、厳しく見られるところもありますが、明確な目的意識があり、キャリアに必然性がある場合は、再受験という理由だけで落とされたり、大きく失点することはありません。

再受験生の強み

先述以外の強みとしては、一度受験を離れてから再度受験をするということで、高校生などに陥りがちの「がむしゃらに気合で頑張る」というスタンスでなく、一歩引いて見ることができる人が多いため、計画的かつ戦略的に、効率重視で受験勉強を進めることができる点も、再受験生の強みです。

また、文系生であれば英語が強い、理系生であれば特定の科目を大学で専攻していて良くできるなど、すでにいくつかの科目で対策が不要なくらいまで仕上がっているケースもあります。やるべき科目が少なくなり、より少ない時間で合格ラインに持っていくことができるのです。

再受験生が陥りやすいバッドケース

再受験生が陥りやすい状態を知っておくと、事前に防ぐことができます。

勉強時間が確保できない(主にモチベーション・集中力の問題)

「受験生」という、良くも悪くも一本道を行っているときは、勉強することが当たり前、周りも勉強している、という環境下において迷いなく勉強することができるのですが、一度「受験生」という立場を卒業し、仕事をしたり、大学生活を過ごしたりしていると、そもそも「受験生をすること」にハードルあります。そのため、「受験生をすることを辞める」という選択肢が常に存在し、モチベーションや集中力が低下することになります。

勉強時間が確保できない(主に仕事やアルバイト)

また、再受験生は受験に専念できないケースも多く、仕事やアルバイトに時間が取られ、絶対的な勉強時間を確保できずにタイムアップになってしまうケースがあります。その分、受験勉強を長く続けたら問題ないのですが、先述の理由と相まって、途中で挫折してしまいがちです。

過度な情報収集をしてしまう

高校生や浪人生が「周りが行っているからこの塾に行こう」といった近視眼的な選択をする一方、再受験生は客観的に最適な受験勉強をしようと情報収集することが多いです。これ自体は良いことなのですが、「これ!」と決めてやることができず、常に「もっと楽で効率的な方法はないか?」「成績が上がらないのはやり方が間違えているだけではないか」という思考になってしまい、情報収集やネットサーフィンばかりに打ち込んでしまいがちです。

自分を律することが難しい

まとめると、再受験生は「自分を律しなければならない状況」に何度も遭遇します。すると確率論的に、現役生や浪人生とは違った挫折ポイントが多数存在してしまいます。これは原理的に仕方ないことなのです。

よって、やるべきことや、やりかた、状態ゴールを明確に指示してくれ、進捗管理を徹底して行ってくれる塾に所属するなど、独学ではない方法を選択したほうがうまくいくことが多いです。

再受験生のための助言

まとめです。

再受験生はまず、再受験生であることそのものが合格を難しくするわけではないことを意識しましょう。それに付随する雑音や誘惑が勉強を阻害します。

迷いなく勉強に没頭できる状態を理想とし、学習管理してくれる伴走者を見つけるとよいでしょう。

逆に、再受験生であることがプラスに働くことも多いです。前向きに捉え、やるべきことを絞り、短期決戦で合格ラインに持っていくことが合理的でしょう。

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【決定版】偏差値50台からの医学部・上位校合格実績 https://shotosha.com/gokaku/underss50 Wed, 14 Feb 2024 09:30:21 +0000 https://shotosha.com/?p=26547

偏差値50台からでも医学部・上位校合格は可能

松濤舎の指導実績から、偏差値50台からでも医学部・上位校合格は可能であると断言できます。

以下が該当する合格者の声です。

※受験年の第1~3回全統記述模試を対象に、英数理で一部科目でも偏差値50台を取ったケースを掲載。

医学部・上位校でも、基礎〜標準レベルで合格ライン(偏差値65)に到達する

医学部・上位校は、難しい問題が解けるようにならないと合格しないと考えている人が多いです。しかし、実際は、基礎〜標準レベルの問題を網羅することで合格ライン(=偏差値65)に到達します。

「難しい問題までやっても合格しなかった」という人の9割以上が、難しい問題はやったが、基礎〜標準レベルの典型問題に穴があるというのが実態です。

入試は相対評価ですので、難しい問題は解けなくても、基礎〜標準レベルの問題を解くだけで合格します。

偏差値55からは問題演習に移行せよ

ほとんどの科目で、基本問題や基礎レベルの問題を習得すると、偏差値55近くになることがわかっています。

数学で言えば計算問題や基本操作系の問題、理科で言えば基本的な用語や基本操作の問題、英語で言えば高1レベルの単語と文法、長文問題集をやるだけで偏差値55に到達します。

ここまでは人から教わる必要がありますが、偏差値55以降は人から習うのではなく、自分で問題集を解き、問題を通して理解を深めていくフェーズに入ります。

1科目であれば挽回可能

偏差値50台を取ったとしても、1科目のみであれば大抵の医学部は挽回可能です。大学や選抜方法によっては2科目以上が偏差値50台でも合格は可能です。偏差値50台だったとしても、各科目で得点できない原因は明確なので、残り期間で原因を潰しきれば十分合格ラインに乗るのです。

推薦入試も駆使せよ

偏差値50台で、一般選抜での合格可能性が低い場合は、推薦型選抜(学校推薦型選抜、総合型選抜など)も駆使しましょう。共通テストで高得点が取れたり、一部の科目のみで受験可能な大学があったりと、自身に合った大学は存在するものです。

松濤舎には毎年、一般選抜では合格できなかったであろうレベルの大学への合格実績があります。偏差値50台からの合格に関するご相談は、お問い合わせフォームの「個別相談」からお送りください。

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【合格体験記】一橋大学 社会学部(2浪・男性) https://shotosha.com/gokaku/2023/hitotsubashi Sat, 12 Aug 2023 03:02:31 +0000 https://shotosha.com/?p=25543

▼入塾時期

2浪の8月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語:180(76)
数学:141(73.7)
国語:116(69.2)
世界史:B88(76.7)
*カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:709
R:93
L:92
数1A:71
数2B:67
生物基礎:40
地学基礎:47
世界史B:86
倫政:66
国語:147

▼合格校

一橋大学 社会学部

▼勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

多読多聴のおかげで全統記述の偏差値が10上がった。長文の理解度と得点は一致しない。問題を解くのに必要な部分は驚くほど限られている。現に自分は本番の長文の内容は対して理解していなかったが、内容をしっかり理解していた過去問に比べて高い得点がとれた。

>参考記事:多読多読の効果

▼数学の勉強で重要だったこと

FGの補助教材が良かった。過去問演習を通して具体的な知識も入れたが、本番役に立ったのは抽象な知識であった。演習を繰り返していると、抽象知識の大切さを忘れてしまうが、本番初見の問題で大切さを痛感した。

>参考記事:『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の使い方とレベル
>参考記事:松濤舎のオリジナル補助教材について

▼国語の勉強で重要だったこと

リミットの古文がとてもよかった。国語は差が付きにくいという考えが重要であった。直前期もこの考えを信じて、数学や世界史に時間を割いたが、この作戦が成功であったと入試を終えて強く感じた。

>参考記事:松濤舎オリジナル教材『共通テスト国語教材リミット』

▼世界史の勉強で重要だったこと

論述に関しては添削必須。自分が一番苦しんだのは、論述の問題の問い方があいまいなこと。論述の問題の要求にジャストミートする内容は少なく、大抵、しいて言うならこの内容かなというレベル。

>参考記事:一橋世界史の対策法

▼倫理・政経勉強で重要だったこと

演習(共通テストへの道)→講義系(蔭山)のサイクルが効果的であった。
問われ方やひっかけ方に合わせて暗記することが重要で、一問一答形式で暗記していては高得点がとりにくいように感じた。

8割からさらに得点を上げるのはコスパが悪いという教えも役に立った。本番では66点という悲惨な点数を取ってしまったが、そこまで時間をかけていなかったこともありなんとか前を向けた。もし8割より上を目指して時間を多く割いていたらもっと悲惨なことになっていた。

>参考記事:『蔭山の共通テスト倫理』の使い方とレベル
>参考記事:『蔭山の共通テスト政治・経済』の使い方とレベル
>参考記事:『大学入学共通テストへの道 倫理』の使い方とレベル
>参考記事:『大学入学共通テストへの道 政治・経済』の使い方とレベル

▼理科基礎の勉強で重要だったこと

問題集で演習したことで点数が上がった。今までは暗記しかしていなかった。

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

時間配分まで決まっていたので、迷わず勉強できた。

▽勉強のやり方、問題集の使い方

同じ問題集を使っていても、去年より今年のほうが成績が伸びたので、どの問題集を使うかより、どのように問題集を使うかのほうが何倍も大切だと強く感じた。松濤舎ほどホームページに参考書の使い方を丁寧に解説してくれている塾はない。一方で、おすすめ参考書を紹介している塾は山ほどある。

▽補助教材

自分が松濤舎に入塾を決めた一番の理由は補助教材の存在である。一橋の補助教材を作っていただいたことにはとても感謝している。

>参考記事:松濤舎のオリジナル補助教材について

▽週1面談、電話サポート

入塾する前はただの定期連絡だと思っていたが、実際はしっかりとした志望校合格に向けての作戦会議であった。時間もかけてもらえるので、聞きたいことが聞けなかったことはない。また、的確な質問や現状確認をしていただけるので、自分から聞くことがなくても問題ない。

>参考記事:松濤舎の電話サポートについて

▽過去問演習サポート

過去問演習についての記事がとてもよかった。この記事のおかげで過去問演習の効果が跳ね上がった。
目標下限得点という概念が本番では一番役に立った。

>参考記事:過去問演習の正しいやり方

▽英語の添削

自分では気づかない改善点が明確になる。できている部分をしっかり褒めていただいたのがとても自信になった。

>参考記事:松濤舎の「英訳添削・英作文添削」

▽各種相談への対応、メンタルサポート

12月の過去問ができるようにならず精神的にきつい時期に長時間電話で不安を聞いてもらえた。アドバイスも根拠やデータに基づいていたので、ひねくれものの自分でも素直に納得できた。

▼役に立った松濤舎の記事

【決定版】多読多読の威力

【決定版】難関大受験生にオススメの手帳と使い方

【完全版】英単語の暗記法

【決定版】自由英作文の対策法

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

自己採点が的確にできるようになった。全統記述模試で自己採点の練習ができたことが大きい。大学側は採点基準を公開していないので、無意味だと去年までの自分は思っていた。しかし、自己採点ができるようにならないと本番の目標点数もままならないし、そもそも自分の点数と目標得点のギャップもわからない。

>参考記事:模試の効果的な受け方

▼これから受験する人へのアドバイス

受験生の方へ

学力を上げることの難しさは、正しい勉強法を知ることそしてそれを実践、継続することと言い換えられると思います。浪人しても成績が上がるのは2割ともいわれます。多くの浪人生が予備校に通うのにもかかわらず。この数字はまさに正しい勉強法を知ること、また、それを継続することの難しさを表していると思います。松濤舎のホームページにたどり着いた皆さんは、正しい勉強法を知るというフェーズをクリアーしています。あとは、実践し継続するのみです。しかし、継続することはほかの2つに比べてはるかに難しいです。松濤舎に入塾すれば継続することに対して電話サポートをはじめとした万全なサポートをしてもらえます。

浪人生の方へ

世間では浪人へのあたりは強いし、浪人の成功率が低いのも事実です。特に失敗した場合、時間の無駄であったと考えられることも多いのではないかと思います。浪人生の方は頑張っている自分を褒めることを忘れないでほしいです。受験勉強に取り組んでいる浪人生より、毎日を必死に頑張って過ごしている人は少ないでしょう。つまり、「自分=一般的な人より頑張っている=偉い」と思い込みましょう。自分が浪人生活を通して一番大切だと思ったことは、良く言えば「諦めない心」。包み隠さず言うならば、「粘着的な執着心」です。頑張ってください!

▼松濤舎による振り返り

現役で私立大学に合格していたものの、1年間の仮面浪人を経て、2浪目に松濤舎に入塾。情報収集しながら自身で勉強を進めていたものの、

  • 電話サポート
  • 補助教材

という、独学では得られないものを求めて入塾されました。最初から一橋大学に特化したカリキュラムを作成し、無駄なく対策を進めることができました。

その結果、偏差値的も合格者平均以上が取れ、2次試験についても合格ラインに載っていることを添削等で確認した上で、確実に狙って合格することができました。

仮面浪人をしながら最難関大学に1年弱で合格した好例となります。

参考になれば幸いです。

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【合格体験記】神戸大学 海洋政策科学部(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/2023/kobe Sat, 12 Aug 2023 03:01:47 +0000 https://shotosha.com/?p=25541

▼入塾時期

高2の2月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語:143(66.6)
数学:118(59.3)
物理:76(69.4)
化学:40(54)
*カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:648
R:65
L:77
数1A:79
数2B:82
物理:92
化学:69
地理B:71
国語:113

▼合格校

神戸大学 海洋政策科学部

勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

英単語を完璧にすること、毎日英語に触れること、松濤舎で教えてもらったやり方を日々練習すること。

>参考記事:英単語の暗記法
>参考記事:英語の完全攻略法

▼数学の勉強で重要だったこと

基礎となる教材を完璧に仕上げること(フォーカスゴールドや青チャート)、解けなかった問題の分析を怠らないこと、難しい問題にすぐに手を出そうとしないこと。

>参考記事:『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の使い方とレベル

▼国語の勉強で重要だったこと

松濤舎で教えてもらったやり方を日々練習してマスターすること。

>参考記事:合理的な現代文読解法

▼化学の勉強で重要だったこと

自分の学校は3年の最後のギリギリまで授業が続いていたので、高分子や有機だけではなく、合間に理論の問題を解いたり、無機分野の教科書を読んだりすること。解けなかった問題に足りなかった知識をその都度頭に入れていくこと。基礎教材を完璧にすること。

>参考記事:化学の完全攻略法

▼物理の勉強で重要だったこと

問題をたくさん解いて、イメージする力をつけていくこと。分からないところがあったらすぐに基礎教材へ戻ってミスを無くしていくこと。

>参考記事:物理の完全攻略法

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の指導とスケジュール立て

2年時などは特に、何をすればいいか全く分からなかったけど、松濤舎で立ててもらったスケジュールを日々こなしていくだけで自分の成長を感じられたし、その時にやった基礎の部分が後に受験で他の人との差をつけることが出来たと思う。

▽指定教材

学校の教材だけでは不安なところもあった中で、松濤舎指定の、実績のある教材を使うことで、自分に自信が持てた。

▽週一電話サポート

受験直前期では特に、メンタル的な部分で、たくさん助けて貰えたと思うし、自分ではなかなかできない振り返りを週一でサクッとできるところが良かった。

>参考記事:松濤舎の電話サポートについて

▽受験情報の収集・提供

自分だけでは全然分からなかった大学の情報を提供してくださったので、志望校もすぐに決めることが出来たし、自分の志望校に自信を持つことも出来た。

▼役に立った松濤舎の記事

合格実績・合格体験記

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

自分は、できそうな所だったらすぐに難しい問題に手をつけてしまうような性格だったけど、基礎の大切さに気づけてから、日々の基礎の積み重ねをたいせつにするようになった。

入るまではテストや模試でも、点数として自分を評価していたけど、入ってからは偏差値を見るようになったので、自分を相対的に、客観的に判断できるようになった。

▼これから受験する人へのアドバイス

松濤舎で立ててもらったスケジュールを、毎日欠かさずこなすだけで、必ず結果はついてきます。日々の積み重ねが大事です。自分を信じて頑張ってください!

▼松濤舎による振り返り

高3の6月上旬まで部活を続け、それまでは受験生の平均勉強時間の半分ほどしか確保できていませんでした。

時間がない中、やるべきことを絞り、絶対にやらないといけない基本問題から積み上げていきました。志望校によらず、解けるようになければならない問題は決まっています。この点に納得し、徹底的に潰せたのが、底堅く偏差値60近く取れるようになった要因です。

神戸大学はもともと志望していた大学より上の大学となり、短期間で非常に良い結果になりました(偏差値的に志望校を上げて良い状況になったため、上げています)。

部活動を高3の6月まで続けても、その後に網羅系問題集を基礎から固めていけば、難関大学にも現役合格できる好例です。

参考になれば幸いです。

参考記事

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【合格体験記】名古屋大学 保健学部看護学科(1浪・女性) https://shotosha.com/gokaku/2023/nagoya-2 Sat, 12 Aug 2023 03:00:53 +0000 https://shotosha.com/?p=25539

▼入塾時期

高3の2月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語:110(58.2)
数学:101(55.7)
国語:58(51.3)
化学:40(54)
物理:47(55.8)
*カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:634
R:77
L:80
数1A:68
数2B:87
化学:61
物理:79
倫政:57
国語:125

▼合格校

名古屋大学 医学部看護学科

▼勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

とにかく語彙力だと思います。全然語彙量が足りていないと、長文演習をしてもわからない単語が多すぎて正答率が落ちてしまいます。先生に「とにかく語彙をやって」と電話で言われつづけ、何にも考えずにとにかくシス単をやり続けたことがよかったのかなと思います。あとは、長文演習、過去問演習で出てきたわからなかった単語や違う意味で出てきた単語をノートにかき集めて空き時間に見ることもよかったです。

>参考記事:英語の完全攻略法
>参考記事:英単語の暗記法

▼数学の勉強で重要だったこと

とにかくフォーカスゴールドを解けるようにすること。補助教材で問題に合わせた解き方をインプットしていくことが大切。

>参考記事:『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の使い方とレベル

▼国語の勉強で重要だったこと

解説をしてくれる参考書を読むときは、自分が同じように解けるかシュミレーションしながら読んでいました。

▼物理の勉強で重要だったこと

定義をちゃんと理解することが大事だと思います。
宇宙一を読む、問題を解く、だけではなく、ちゃんと理解して、定義を言えるようにすると、類題が模試に出た時も、ちゃんと立ち向かえると思います。

>参考記事:『宇宙一わかりやすい高校物理』の使い方とレベル

▼化学の勉強で重要だったこと

個人的には、無機と有機は得意分野にしておくべきだと考えます。

あとは知識を入れた状態で、問題を解くこと。数学は、問題を解いて、アプローチを考えるのが有効でと考えますが、化学は当たり前の知識がないと何をやっているかすらわからないと思います。

>参考記事:化学の完全攻略法

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

私は、もともと自分の成績にあまり興味がなくて、偏差値を気にする習慣がなかったです。そんな私には、当然、志望校に入るためにどんなことをやれば良いかわかるはずもなかったです。だから、松濤舎の課題どおりにやれば、絶対この偏差値が出る!って確信して勉強ができたのが心強かったです。

▽勉強のやり方、問題集の使い方

松濤舎の参考書記事に、必ず科学的根拠が書いてあったのが、心強かったです。

▽週1面談、電話サポート

一人じゃないんだという感覚が、週一回感じられるのは心強かったです。

私は、英語の単語を覚えるのが嫌いでずっとサボっていたのですが、電話サポートで2週連続でやろうねって言われた時に、流石にいつまでも逃げるわけにはいかないなっと思いやるようになりました。電話サポートがなければ、サボり続け、英語の成績は伸びなかったとお思います。

逆に、物理の成績がとても伸びた時、電話で褒めてもらえて、モチベーションが上がりました!

>参考記事:松濤舎の電話サポートについて

▽進捗管理シート、過去問管理シート

スタンプラリーのように「次ここ埋められるように頑張ろ!」と思いながら、勉強できるので、進捗管理シートは気に入ってた。

>参考記事:進捗管理シートの見方・使い方

▽志望校決め、進路相談

必要以上に、いろんな大学の過去問を解かないことを先生に教わって、気持ちが楽になった。自分は、あれもこれもやらなきゃ!って思うことが多いと、パニックになって何も手につかない人なので、やらなくていいよって言われて気持ちが楽になった。

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

モチベーションには左右されてはいけない。左右される前提で行動すること。

>参考記事:正しい「モチベーション観」とは?

▼これから受験する人へのアドバイス

まずは浪人しないことが一番だと考えています。
現役時代は周りの環境のせいにしないことです。松濤舎の記事にもありますが、「難関大学合格者の当たり前」を自分の当たり前にどれだけできるかが勝負です。

浪人時代は、気を張り詰めすぎないことです。浪人を決めた日から合格する日まで突っ走ることは、少なくとも私には無理でした。たまには、自分を適度に甘やかす日があってもいいと思います。逆にどれだけ厳しくできるかが勝負でもあると思います。

頑張ってください!

▼松濤舎による振り返り

高1の1月から入塾されましたが、学校の推薦対策に時間を取りたいということで一度辞め、浪人が確定した高3の2月に再度入塾されました。

浪人時代は気持ちを切り替え、非常によく勉強しました。どうしたら点数が取れるようになるのか、掴むまでには絶対的な時間が必要ですが、浪人の1年間で素早くキャッチアップされました。

「難関大合格者の当たり前」を知り、合格者の平均偏差値を出すべく網羅系問題集で知識量を増やしていく、ということを黙々と行った結果、第一志望の名古屋大学 保健学部看護学科に合格されました。

「ここまでやったらこの偏差値が出る」という松濤舎の予想がびっくりするくらい当たったことが衝撃だったと言っていました。だからこそ課題をしっかりやれば合格に近づくのだと自信を持って進められたそうです。

はじめの浪人生活に不安を抱えながらも、きちんと課題に取り組み、志望校合格された好例です。

参考になれば幸いです。

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【合格体験記】鳥取大学 共同獣医学科(再受験・男性) https://shotosha.com/gokaku/2023/tottori Sat, 12 Aug 2023 02:58:24 +0000 https://shotosha.com/?p=25536

▼入塾時期

受験年の3月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語:145(67.1)
数学:107(57)
化学:64(66.7)
生物:52(59.3)
*カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:670
R:88
L:93
数1A:72
数2B:70
化学:70
生物:46
地理B:83
国語:148

▼合格校

鳥取大学 農学部共同獣医学科

▼勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

速読英熟語、速読英単語で多読多聴することで総合的な英語力が上昇した。
普段の勉強や模試では時間が足りなくなることが多々あったが多読多聴を徹底した
おかげで共通テストでは余裕をもって問題を解き切ることができた。

>参考記事:『速読英単語(入門編)』の使い方とレベル
>参考記事:『速読英熟語』の使い方とレベル
>参考記事:『速読英単語(必修編)』の使い方とレベル
>参考記事:多読多読の効果

▼数学の勉強で重要だったこと

フォーカスゴールドで基礎を徹底し典型問題はスラスラ解ける状態にすることが重要である。
数学に関しては共通テスト形式の問題を他科目よりたくさん解いた。
できない問題で無駄に時間を浪費しない、できる問題から先に解き進めるなど当たり前の事を徹底し試験本番では落ち着いて問題に取り組む事ができた。

>参考記事:『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の使い方とレベル
>参考記事:数学の完全攻略法

▼国語の勉強で重要だったこと

国語はあまり勉強しなかったが、 松濤舎で提供された補助教材には全て目を通した。
共通テストでは解く順番を決めておく、補助教材に書かれた解き方を徹底する、その2点をきちんと行うだけでも大幅な失点は防げると思う。

>参考記事:松濤舎オリジナル教材『共通テスト国語教材リミット』

▼化学の勉強で重要だったこと

エクセルを解き徹底的にできない問題を潰していくことが重要だと思う。
初めは理解できない問題や、解けるがあまり納得できない問題などもあったが、全範囲を網羅的に勉強し回数を重ねると理解できるようになった。特に苦手な分野は宇宙一で基礎から復習をした。

>参考記事:『新訂 エクセル化学 総合版』の使い方とレベル
>参考記事:『宇宙一わかりやすい高校化学』の使い方とレベル

▼生物の勉強で重要だったこと 

化学と同様、エクセルを解き典型問題を網羅することが重要であると思う。
暗記事項も多いので、何度復習しても暗記できないものは、ルーズリーフに書き出し、目にする回数を増やした。

>参考記事:『エクセル生物 総合版』の使い方とレベル

▼地理の勉強で重要だったこと

国語と同様あまり勉強できませんでした。ただ共通テストパックなどの演習はきちんと行い、解く順番などのシュミレーションをしっかりしました。

練習の時は考えすぎて時間が足りなくなることがありましたが、試験本番では、できる問題から素早く解くことができ余裕を持って全て解ききる事ができました。

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

次の模試に向けての課題が作成されるので、集中的に演習に取り組むことができた。
また適時、課題を修正してくださったので、今一番やるべき事をやるべき時にすることができ、成績向上につながった。

▽週1面談、電話サポート

週1回の電話サポートがあったので1年間継続して勉強をすることができたと強く実感しています。
些細なことでもすぐに質問できたことが良かったし、勉強の進み具合が悪くなった時でも週1回の電話サポートを契機にして気持ちをリセットし次の1週間頑張ることができました。

>参考記事:松濤舎の電話サポートについて

▽進捗管理シート、過去問管理シート

進捗管理シートは勉強の進捗具合が目に見えて分かるので良かった。
全ての項目にチェックをつけることはできませんでしたが、最後まで少しでもチェックをつけようと危機感を持って問題集に取り組めたことが合格につながったと思います。

>参考記事:進捗管理シートの見方・使い方

▼役に立った松濤舎の記事

松濤舎の「合理的な受験戦略」

【決定版】過去問演習の正しいやり方

全統記述模試で志望校の合格平均者の偏差値を超えて、過去問演習をする。
それだけで合格できるというシンプルな考え方を持つことで、余計な心配をせず勉強だけに集中できたように思う。

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

基礎を徹底する事の重要性を再認識する事ができた。フォーカスゴールドやエクセルなどの典型問題を、まずスラスラ解けることが重要です。

今までは典型問題だけでは合格できないからと難しい問題集に手を出しては理解できず消化不良を起こしていました。
あまり、いろいろなものには手は出しすぎず、目の前の課題を淡々とこなすことが一番の成績向上の近道だったと思います。

▼これから受験する人へのアドバイス

この1年間でも何度も挫折しそうになりました。理解できない問題や解けない問題が多すぎて、こんな状態では合格できないと何度も思いました。でも諦めずに一つでもできる問題を増やそうと努力し続けただけで合格できました。
今の成績がどうであれ、先生のアドバイス通りに勉強し続ければ結果は出ます。
辛くてどうしようもない時もあるかもしれませんが、絶対に諦めず最後まで頑張って欲しいと思います。

▼松濤舎による振り返り

大学時代は文系だったのですが、再受験で獣医学部志望でした。日中は働いていたので、平日5時間×5日、休日12時間×2日=合計50時間/週を勉強時間として確保してもらいました。勉強時間のグラフにもあるように、それに近い時間を確保して勉強されていたのがよくわかります。働きながらの受験は様々な観点で難しいのですが、本当によく頑張られました。

数学はフォーカスゴールドのみ、化学・生物はエクセルのみを使い、習得レベルから予想される偏差値60前後を模試でも取っていました。共通テストでは、超難化した生物で落としたものの他科目では8割近く取れており、国公立獣医に十分入れる成績と判断。見事、鳥取大学 獣医学科に合格されました。

国公立大学獣医学部(学科)は年々難化しており入るのが非常に難しくなっていますが、理転した再受験生であっても松濤舎の課題通りに進めていけば、1年弱で合格できることがわかる好例です。

参考になれば幸いです。

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【合格体験記】名古屋大学 情報学部(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/2023/nagoya-5 Sat, 12 Aug 2023 02:56:42 +0000 https://shotosha.com/?p=25515

▼入塾時期

高2の1月

▼最終成績

第二回全統記述模試

英語:124(61.8)
数学:153(66.9)
化学:55(62)
物理:57(60.5)
*カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:745
R:91
L:85
数1A:73
数2B:89
化学:88
物理:95
倫政:74
国語:150

▼合格校

名古屋大学 情報学部コンピュータ科学科

勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

とにかく単語量を増やすことが重要だった。名大は難しい構文があまり出ないので、どれだけ単語を覚えているかが全てだと思う。

英作文は使える表現を増やすことが大事だと思う。なかなか書けるようにならず苦しんだが、補助教材を使って使える表現をまとめて添削を受けることで少しずつ書けるようになった。

>参考記事:英単語の暗記法
>参考記事:自由英作文の対策法
>参考記事:松濤舎オリジナル教材『中学英語で解く 難関大英作文』

▼数学の勉強で重要だったこと 

フォーカスゴールドがスラスラ解けるようになること。また、問題の形をよく見て形が変わっても同じ方法で解けるように抽象化することがとても大事だと思った。自分なりに問題文の特徴を分析して初見の問題でもフォーカスゴールドの問題に落とし込めるようになると解ける問題が増えると思う。分析したことはその都度メモして模試の前に振り返っていた。

>参考記事:『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の使い方とレベル

▼物理の勉強で重要だったこと 

まず公式がスムーズに使えること。それからいろんな設定の問題を解いてその公式を使う理由と使える条件が分かるようになると難しい問題にも対応できるようになると思った。複雑に見える問題も丁寧に力の図を書いたりしていると意外とすんなり解ける問題もあるので慌てずじっくり解くことも重要だと思う。 

>参考記事:物理の完全攻略法

▼化学の勉強で重要だったこと 

図や式を書いて現象を追うこと。化学平衡などは公式が多く混乱するが、図を書いて今どういう状況か理解すると整理されて解きやすくなった。有機や無機の暗記の部分は覚えたら点が取れるので穴がないようにした。 

>参考記事:化学の完全攻略法

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成 スケジュール立て

模試の成績を元に立ててくださって納得感が強く勉強に集中できた。量もちょうど良く無理せず続けられた。 

▽指定された教材

全て網羅性が高く、解説もわかりやすくてとても良かった。
『フォーカスゴールド』『化学の良問問題集』『名問の森』『速読英単語』シリーズが特に良かった。 

>参考記事:『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の使い方とレベル
>参考記事:『化学の良問問題集』の使い方とレベル
>参考記事:『名問の森 物理』の使い方とレベル
>参考記事:『速読英単語(入門編)』の使い方とレベル
>参考記事:『速読英熟語』の使い方とレベル
>参考記事:『速読英単語(必修編)』の使い方とレベル

▽週一面談、電話サポート

勉強のペースや効率が適切かどうか毎週確認できたので迷わず進められた。また、電話していただくことで気が引き締まった。 

>参考記事:松濤舎の電話サポートについて

▽進捗管理シート、過去問管理シート

進捗管理シートは使い方がシンプルで分かりやすく埋まっていくのがモチベーションになった。模試前などに確認して自信を付けていた。 
過去問管理シートは自分が取るべき点数がすぐわかるので常にその点数を意識して過去問に取り組めた。 

>参考記事:進捗管理シートの見方・使い方

▽模試の指導

模試の振り返りをしてくださったおかげで点数が取れなかった原因を分析できたり、問題集の習得が甘いことに気付けたりした。自分では曖昧なままで終わるところを詰めていただいて有効に模試を使うことができた。 

>参考記事:模試の効果的な受け方

▽英語の添削 

過去問をやる度に和訳や英作文の添削をしていただいてかなり書けるようになった。和訳が苦手で自然な日本語にならず苦労したが添削を受けることで少しずつ感覚を掴めていった。とてもありがたかった。 

>参考記事:松濤舎の「英訳添削・英作文添削」

▽役に立った松濤舎の記事

【決定版】参考書・問題集の正しい使い方

【決定版】エビデンスと実践に基づく「記憶法」

▼これから受験する人へのアドバイス 

僕は数学と物理がなかなか伸びず不安になることもありましたが、船登先生を信じて1年間続けた結果、最後は数学、物理が得点源になるまで得意になりました。先生を信じて頑張れば必ず結果は出ます。頑張ってください!

▼松濤舎による振り返り

もともと自学自習で進めてきていましたが、残り1年を不安なく過ごしたいということで、松濤舎に入塾されました。合格体験記にも書かれているように、合理的な受験戦略とそれを踏まえて作成した課題、電話サポートなどにより、安心して勉強できたようです。

数学はフォーカスゴールドの星4まで、英語は『システム英単語』『VENN4000』で語彙量を増やし、『速読英単語』シリーズ3冊、『Rise長文読解』シリーズ3冊で多読多聴しました。化学は『エクセル化学』『良問問題集』、物理は『リードα』『良問の風』『名問の森(一部)』を習得しました。

結果、合格者の平均偏差値まで取得し、問題なく過去問演習に入ることができました。
過去問演習では、名古屋大学の英作文が非常に特殊(=グラフ説明問題)なため、『中学英語で解く 難関大英作文』でよく使う言い回しを習得してもらい、安定して高得点が狙えるようになりました(*名古屋大学版はこちら

名古屋大学 情報学部は、今や国公立医学部と同程度かそれ以上の難関校です。
1年間で合格できたのは、これまで自学自習で進めていたことが大きいです。机に向かって問題集を演習することが”当たり前”になっていて、実際に知識量の蓄積も多かったです。

高1,2では自学自習していたが、高3の大事な1年間だけ指導して確実に合格したい、と思っている人にとっての好例です。

参考になれば幸いです。

参考記事

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【合格体験記】千葉大学 法政経学部(1浪・男性) https://shotosha.com/gokaku/2023/chiba Sat, 12 Aug 2023 02:55:24 +0000 https://shotosha.com/?p=25513

▼入塾時期

1浪の10月

▼最終成績

第二回全統記述模試

英語:149(68.1)
数学:106(63.6)
国語:96(58.7)
世界史B:46(53.2)
*カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:652
R:68
L:84
数1A:79
数2B:78
化学基礎:38
生物基礎:38
世界史B:74
倫政:64
国語:129

▼合格校

千葉大学 法政経学部

勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

とにかく毎日欠かさず英文を読むこと。単語帳を辞書的に使って分からない単語をその場ですぐ調べると、連続で思い出せなかった単語が強く頭に残っていいと思った。

>参考記事:松濤舎オリジナル英単語帳『VENN4000』

▼数学の勉強で重要だったこと

網羅系問題集を何周もして1冊を完璧にすること。

>参考記事:『チャート式基礎からの数学(青チャート)』の使い方とレベル

▼国語の勉強で重要だったこと

現代文は、松濤舎で教わった「第一段落と最終段落を読み、各段落の1文目を読んで文脈を掴む」というやり方は、練習を積んで慣れるととても文章を理解しやすくなった。また単語、文法を覚え、頂いた古文常識のまとめを読むことで古文漢文は読めるようになった。

>参考記事:現代文の理にかなった勉強法・解き方
>参考記事:松濤舎オリジナル教材『共通テスト国語教材リミット』

▼生物基礎、化学基礎の勉強で重要だったこと

網羅系参考書を一通り読んで理解した後、過去問を解いて分からなかった所を辞書的に使うこと

▼世界史の勉強で重要だったこと

歴史の流れを意識して単語を覚えること

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て、指定された教材

どの参考書、問題集をどれくらいやればいいかを週ごとに確認できるので、ダラけたりすることが少なかった

▽勉強のやり方、問題集の使い方

参考書、問題集ごとにその進め方やレベルがわかったので、使い方について調べる時間が省けた

▽進捗管理シート

参考書、問題集を今どれくらい終わらせているかがわかりやすいので、計画も立てやすかった

>参考記事:進捗管理シートの見方・使い方

▽志望校決め

自分の実力から的確な出願校を提示してくださり、後悔のない選択ができた

▼役に立った松濤舎の記事

エビデンスと実践に基づく「記憶法」

▼入塾後に変わった勉強法、考え方、学習観

必要なことだけを選んで勉強をするようになった

▼これから受験する人へのアドバイス

自分は浪人時、10月まで成績が伸び悩んでいましたが、その後ようやく伸び始めました。現役でも浪人でも、それまでの積み重ねを信じて勉強を続ければ、成績は伸びます。頑張ってください。

▼松濤舎による振り返り

1浪の10月からの、非常に遅い入塾でした。現状の成績と志望校群を踏まえ、どの科目にどのような時間配分をすれば無駄がないかを考え、課題作成しました。

まずは国公立大学は受験する前提で、数学に伸びしろがあったため、青チャートを例題に絞って習得レベル4にすることに時間を確保しました。志望校は2次試験で数学がいるのは千葉大学のみ。他は英語+国語、英語のみの2校だったため、もし2次試験でも通用するくらい偏差値が上がれば千葉大学への出願が見えてくると考えて課題を進めてもらいました。英語は相対的にはできており、やれることは多読多聴を毎日継続することと、引き続き語彙量を増やすことだったため、そのための時間を確保しました。共通テストでしかいらない科目は、理科基礎は教科書傍用問題集を固めること、社会は参考書+共通テストへの道でボトムアップ的に成績を上げました。必要なことを課題に入れていったら勉強時間が埋まった、という感じです。

第三回全統記述模試や共通テスト模試の感じから、千葉大学の合格者平均を超えていたため、きちんと根拠を示して出願を千葉大学で決定。無事、合格されました。

なお、第三回全統記述模試では国語がよくなかったのですが、国語は出願先が決まってからの対策で十分間に合うので心配していませんでした。「速く正確に解く読み方」があり、それをもとに志望校の形式で演習を積めば固く合格点がとれます。今回も共通テストあとに3年分ほど演習しただけで合格回答が作れるようになりました。

受験期の遅い時期に入塾し、無理だと思っていた第一志望にも、適切な課題と出願先決めができれば合格できる好例でした。

参考になれば幸いです。

参考記事

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【合格体験記】上智大学 外国語学部英語学科(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/2023/jochi Sat, 12 Aug 2023 02:54:29 +0000 https://shotosha.com/?p=25511

▼入塾時期

高1の11月

▼合格校

上智大学 外国語学部 英語学科
中央大学 国際経営学部
中央大学 法学部 国際企業関係法学科

▼勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

単語の見間違いや見落としで間違った文章の解釈をしたまま問題に取り組まないように、入念に確認しながら問題文を読むこと。

▼数学の勉強で重要だったこと

すべてはFocus Gold に載っている典型問題に帰着するということを理解し、それらの習得レベルを上げていくこと。

>参考記事:『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の使い方とレベル

▼国語の勉強で重要だったこと

文章の骨格を掴み、内容の大枠を捉えた上で問題を解くということ。
ただ文章をダラダラ読んでいるだけでは内容を理解したつもりになってしまい、本文中にある表現を適当に組み合わせた回答になっていた。

>参考記事:松濤舎オリジナル教材『共通テスト国語教材リミット』

▼理科の勉強で重要だったこと

理科基礎は難易度も高くなく量も多くなかったので、とにかく教科書や問題集の内容を漏れなくすること。

▼日本史の勉強で重要だったこと

試験形式で用語や年号を覚えるのではなく、出来事の流れに注目し有意味暗記をすること。

▼地理の勉強で重要だったこと

白地図やデータなどを用いて知識を可視化しながらインプットすること。

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

一日に各教材に充てる時間が分単位で細かく指示されていたため、勉強に取り掛かるまでのハードルが大きく下がった

▽勉強のやり方、問題集の使い方

自分の勉強法や問題集の使い方が間違いないという圧倒的な自信を持つことができたので、そのような点で変に不安に襲われる心配が一切なかった

▽週1面談

大手塾にありがちな、生徒がただの収入源としてみなされている、という風に感じることが一切なく、生徒側が指導者をより信頼することができた。

▽問題集の質問対応

すべての教科に対応して頂ける上に、学生バイトに見られる、解説を読み上げているだけのようなその場しのぎの回答ではなく、わかりやすい解説をして頂けたので、質問をしてもまだ理解ができないということがなかった。

▼役に立った松濤舎の記事

【決定版】1日でも早く受験勉強を開始すべきこれだけの理由

入塾して最初に読んだ記事です。高校2年生の秋に大学入試を受けることを決めたので、この記事を読んで本番まで時間がないという危機感を感じました。

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

8割が内部進学をする附属校ということもあり、基本的に学習観を一切持っていなかったので、松濤舎が掲げている「難関大合格者の当たり前」を目の当たりにしたこと。その中でも勉強時間は今まででは考えられないほどの量だったので、入塾を機に大きく変わりました。

▼これから受験する人へのアドバイス

必ず安定して点数が取れるような、突出した教科があると精神的にも楽に事を進めることができると思います。また、私の場合、英検の数点の加点が合格に大きく近づけてくれたので、資格試験も時間があるうちに取っておくと後で有利に働くかもしれません。頑張ってください!

▼松濤舎による振り返り

私大附属校に在籍していました。8割以上が内部進学する中、外部進学のために松濤舎。英語が得意なこともあり(帰国子女)、松濤舎でサポートしながら英検1級に合格しました。英検や英語の成績が高い人が有利になる大学を調べ、いくつかに出願。複数の大学から合格が出ましたが、最終的に上智大学へ進学しました。

私大附属校から外部受験をしたい人、帰国子女の人、英検や英語の成績を最大限活用したい人にとっての好例となります。

参考になれば幸いです。

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【合格体験記】早稲田大学 先進理工学部応用化学科(1浪・女性) https://shotosha.com/gokaku/2023/waseda-3 Sat, 12 Aug 2023 02:52:23 +0000 https://shotosha.com/?p=25509

▼入塾時期

1浪の4月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語:150(68.4)
数学:147(65.6)
国語:101(62.2)
化学:73(71.5)
物理:76(69.4)

共通テスト本番

合計:692
R:72
L:78
数1A:83
数2B:96
化学:78
物理:92
地理B:76
国語:117

▼合格校

早稲田大学先進理工学部応用化学科
東京理科大学理学部第一部応用化学科
東京理科大学理学部第一部化学科
明治大学理工学部応用化学科 など

勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

語彙量を増やすこと。語彙量を増やすことで、長文が読みやすくなる。

>参考記事:英単語の暗記法

▼数学の勉強で重要だったこと

FocusGoldで基礎を固めること。基礎を固めて知っている問題を増やすことで、その知識を応用して問題を解くことができる。

>参考記事:『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の使い方とレベル

▼国語の勉強で重要だったこと

古文は知っている単語を増やすことが大切。

>参考記事:『古文単語330』の使い方とレベル

▼化学の勉強で重要だったこと

エクセルと良問問題集で基礎を固めること。知っている問題を増やすことが大切。

>参考記事:『新訂 エクセル化学 総合版』の使い方とレベル
>参考記事:『化学の良問問題集』の使い方とレベル

▼物理の勉強で重要だったこと

基礎を固めてから名門の森で繰り返し演習をすること。

>参考記事:『名問の森 物理』の使い方とレベル

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て 

やるべき問題集を決めてもらったこと。
進捗状況や模試の成績から適切な課題とスケジュールを作ってもらったと思います。

▽勉強のやり方、問題集の使い方

問題集ごとに勉強のやり方が書いてある記事があるので、自分で問題集を進めやすかったです。

▽補助教材

重要なポイントがまとまっていて、自分で問題集を進めるのに役立ったと思います。

>参考記事:松濤舎のオリジナル補助教材について

▽週1面談

一週間ごとに振り返ることで、やる気を保つことができたと思います。

▽問題集の質問対応

わかるまで丁寧に教えてもらいました。

▽進捗管理シート、過去問管理シート

自分の進捗状況がすぐにわかるのでモチベーションを上げることに役立ったと思います。

>参考記事:進捗管理シートの見方・使い方

▽模試の指導

志望校の合格者平均がわかることで自分の立ち位置が明確になってよかったです。

>参考記事:模試の効果的な受け方

▽志望校決め、進路相談

模試の結果から適切に判断してくれたと思います。

▽受験情報の収集、提供

過去の受験者の詳しいデータを知ることで、目標点を決めることができました。

▽過去問演習サポート

試験時間を1.5倍にすることで知識不足かどうかを判断できたことがよかったです。
過去問の答案を見てもらい、課題や問題点を見つけて改善していけたと思います。

>参考記事:過去問演習の正しいやり方

▽英語の添削

あまり使われない表現を使っていると指摘してくれるなど、詳しく丁寧な添削してくれたのがよかったです。

>参考記事:松濤舎の「英訳添削・英作文添削」

▽各大学の入試終了後の電話サポート

試験ごとに課題点を振り返ることができたので良かったと思います。

▽各種相談への対応、メンタルサポート

丁寧に対応してもらったと思います。

▼役に立った松濤舎の記事

松濤舎オリジナル教材「中学英語で解く難関大英作文」

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

問題集を繰り返し解いて、徹底すること。

▼これから受験する人へのアドバイス

課題をコツコツとこなしていけば大丈夫だと思います。頑張ってください。

参考記事

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【合格体験記】明治大学 法学部法律学科(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/2023/meiji Sat, 12 Aug 2023 02:51:17 +0000 https://shotosha.com/?p=25507

▼入塾時期

高3の4月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語:140(65.8)
国語:74(50)
日本史B:61(61.4)
*カッコ内は偏差値

▼合格校

明治大学 法学部 法律学科
明治大学 農学部 食料環境政策学科
中央大学 経済学部 公共・環境経済学科
中央大学 総合政策学部 政策科学科
中央大学 文学部  人文社会学科 社会情報学専攻
法政大学 人間環境学部 人間環境学科
法政大学 文学部 地理学科 など

▼勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

基本的な知識が入ったら、正しい読み方で多読すること。

>参考記事:多読多読の効果
>参考記事:長文対策に音読が効果的な理由と、正しい音読の方法

▼国語の勉強で重要だったこと

現代文は正しい読み方をすることで、早く正確に読んでいくこと。

>参考記事:現代文の理にかなった勉強法・解き方

▼日本史の勉強で重要だったこと

一問一答で効率よく知識を入れて、その知識を教科書を用いて関連付けて覚えていくこと。

>参考記事:『日本史B一問一答【完全版】』の使い方とレベル

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

課題作成のおかげで、今 自分がやるべきことにすぐに取り組むことができた。
ネットで参考書などの情報が溢れているが、それらに惑わされずに課題に集中できた。

▽補助教材

問題を解く時の手順がわかりやすく書いてあってよかった。

>参考記事:松濤舎のオリジナル補助教材について

▽進捗管理シート、過去問管理シート

今の自分の状況が一目でわかることで、次に何をすればよいのかが分かりやすかった。
今まで取り組んできたことが具体的にわかるので、自信にもつながった。

>参考記事:進捗管理シートの見方・使い方

▽過去問演習サポート

限られた時間の中で、どの問題にどれくらいの時間をかけても良いか、どの問題は飛ばした方が良いかというアドバイスをもらえたこと。

>参考記事:【決定版】過去問演習の正しいやり方

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

勉強は自分がやるしかない。志望校合格のために、自分がどれだけやるのか、それが大切だということ。

▼これから受験する人へのアドバイス

受験本番で発揮できる知識を、その時までにしっかりと身につけておくことが重要です。頑張ってください!

▼松濤舎による振り返り

高3の4月から入塾し、私文専願で進めていました。

英語の成績を短期的に上げるため十分な時間を確保し、半年ほどで偏差値を60.1⇒65.8まで上げることができました。日本史は好きなこともあり、一問一答を細かいところまで覚えた結果、安定的に高得点が取れるようになりました。国語は最小限の対策に留めましたが、各志望校の形式に合わせ「レントゲン読解法」を実践することで、合格点が取れるようになりました。英語と日本史を伸ばしておけば、国語(現代文)のブレが十分に吸収できます。逆に言えば、国語はかけた時間だけ伸びる科目ではないので、過去問演習以外は他科目に充てるのが「難関大合格者の当たり前」です。

私立文系に1年で合格するカリキュラムに乗り、複数校から合格をもらった好例です。

参考になれば幸いです。

参考記事

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【合格体験記】自治医科大学 医学部医学科(1浪・男性) https://shotosha.com/gokaku/2023/jichii Sat, 12 Aug 2023 02:48:40 +0000 https://shotosha.com/?p=25505

▼入塾時期

1浪の4月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語:162(71)
数学:122(60)
物理:45(55)
化学:67(68)
*カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:694
R:81
L:84
数1A:70
数2B:87
物理:87
化学:77
倫理:76
国語:132

▼合格校

自治医科大学 医学部医学科

▼勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

長文読解は、様々な長文に触れる事で読解力も身につくし、背景知識も増えるので重要だと思う。
英作文はストックを増やしていくことが重要で、和文英訳教本はその点で考えると素晴らしい教材だと思った。

>参考記事:多読多読の効果
>参考記事:自由英作文の対策法

▼数学の勉強で重要だったこと

とにかくフォーカスゴールドに載ってる例題がスラスラ解ける状態になること。
例題を繰り返し解くことで思考する領域が減り、応用的な問題にも太刀打ち出来るようになった。

>参考記事:『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の使い方とレベル

▼国語の勉強で重要だったこと

現代文は得点が上下しやすいのであまり時間をかけないほうがいい。
古典は単語や句形を覚えていくと得点が安定してくる。

現代文の理にかなった勉強法・解き方

▼理科の勉強で重要だったこと

物理と化学は数学と同じで典型問題を繰り返し解くことが重要だと思った。
数学と違うのは、両方とも現象の理解が大切で、これは問題を解く時に絶えず考える必要があると感じた。

>参考記事:化学の完全攻略法
>参考記事:物理の完全攻略法

▼倫理の勉強で重要だったこと

単に思想と人物を関連付けて覚えるのではなく、他の似た思想家との相違点を考えるとより頭に入ってきやすかった。
共通テストへの道は。解説部分が他選択肢とどう違うか丁寧に書いてあったので解き進めていく内に勝手に頭の中で整理されていった。

>参考記事:『大学入学共通テストへの道 倫理』の使い方とレベル

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

自分はスケジュールを立てるのが本当に苦手なので、自分のやるべき事が常に明確になるのはとても有難かった。

▽勉強のやり方、問題集の使い方

現役時は問題集の取り組み方を理解しないまま闇雲に解いていたので、松濤舎で正しい問題集の使い方を教えてもらわなければ何年かけても合格出来なかったと思う。

▽補助教材

問題集をやっていて分からない箇所が補助教材にピンポイントで書いてあって何度も感動した。

>参考記事:松濤舎のオリジナル補助教材について

▽週1面談、電話サポート

週一回の電話サポートがあるお陰で勉強出来た。

>参考記事:松濤舎の電話サポートについて

▽進捗管理シート、過去問管理シート

赤セルが埋まっていくのを見て、自分が着実に成長していると実感でき、もっと問題集をやろうという気持ちになった。

>参考記事:進捗管理シートの見方・使い方

▽受験情報の収集、提供

自分は離島出身で、近くに予備校も無いので、松濤舎が提供してくれた情報に大いに助けられた。

特に医学部合格者の平均偏差値や、大学が出してるデータの信憑性はとても参考になった。

▽各大学の入試終了後の電話サポート

私立医学部の受験が思うようにいかず落ち込んでいたので、電話サポートは心の支えになった。

▼役に立った松濤舎の記事

【決定版】医学部の志望理由書の書き方

松濤舎の医学部面接対策について

【決定版】全科目 完全攻略法

合格体験記

正しい「モチベーション観」とは

難関大学合格者が求める理想の塾とは

【決定版】共通テスト・直前期〜当日の心構えと注意点

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習

「難関大合格者の当たり前」に合わせていく事で迷いがない状態で勉強をする事が出来た。

>参考記事:最難関大合格者の「当たり前」とは?

▼これから受験する人へのアドバイス

受験は情報が少ないほど不安になり、本来進むべき道を見失ってしまいます。現役時の私がそうでした。
ですが、松濤舎で「難関大合格者の当たり前」を知る事で、迷いがない状態で勉強に集中することが出来ました。
勉強だけに集中できる環境を作る事で、どこまでも成績をあげることが出来ると思います。頑張ってください!

▼松濤舎による振り返り

離島(佐渡島)に住みながら通信コースで指導を受け、1年で自治医科大学に合格されました。佐渡島から自治医科大学への入学は実に20年以上もなかったようで、本当によく頑張りました。

合格体験記にもあるように受験情報がないだけでなく、模試の受験会場もなく、新潟でも受験できずに自宅受験を余儀なくされることが続きました。それでも問題集の習得レベルを上げ続けた結果、自治医科大学に合格しました。

成績的には国公立医学部を一般選抜で合格できるくらいありましたが、地域医療に貢献したいということで、自治医科大学からの合格で受験勉強を終えました。

離島で環境が整っていなくても問題集と正しい情報さえあれば、1年で医学部に合格できることがよくわかる好例です。

参考になれば幸いです。

参考記事

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【合格体験記】大分大学 医学部医学科(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/2023/oita Sat, 12 Aug 2023 02:47:28 +0000 https://shotosha.com/?p=25503

▼入塾時期

高2の8月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語 131(63.5)
数学 167(69.9)
物理 68(65.5)
化学 48(58.3)
*カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:688
R:78
L:68
数1A:80
数2B:89
物理:94
化学:84
地理B:75
国語:120

▼合格校

大分大学医学部医学科
昭和大学医学部医学科(Ⅱ期1次合格)

▼勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

単語を覚えることが重要だった。

システム英単語を単語カードを使って習得したあとは過去問で出てきたときに確認したり、VENN4000を使って抜けがないかを確認したりした。

参考記事

▼数学の勉強で重要だったこと

FocusGoldを徹底するだけで十分だった。

多くの問題が典型問題であり、FocusGoldでの既習事項なので、完璧にした後は過去問演習を通してどうやったら既習事項に結び付くかを考えてやると良い。

参考記事

▼国語の勉強で重要だったこと

現代文は、読み方と選択肢の選び方を習得する以外にすることはなく、あまり時間を割かなくてよい。

古文では古文単語、漢文では句法を習得することが重要だった。
漢文は句法さえ押さえれば安定してとることができるため、優先的に進めておくとよいと思う。

参考記事

▼物理の勉強で重要だったこと

公式の意味を理解して使うことが非常に重要である。イメージすることができれば丸暗記は不要であるため、理解を大事にしてほしい。

公式の適用条件、意味を正しく理解すればどんな問題でも対応できる。一見解いたことのない問題でも、何かしら”似た形”の問題をやっていることが多い。

参考記事

▼化学の勉強で重要だったこと

理解科目で最も暗記量が多い科目で、暗記が大事だと思う。

理論分野は理解さえすれば安定してとることができるので、理解を大事に。
無機、有機、高分子は暗記事項が多いため、分散学習でしっかりと時間を割いていけばよい。
大分大学は教科書を読み込んでおくことが重要だった。

参考記事

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

やるべきことが明確になるので、取り組むことに集中できた。
似たような参考書はたくさんあって悩みだすときりがないので、先生に選んでもらったものを進めるのが確実だと考えた。

▽勉強のやり方、問題集の使い方

松濤舎に入る前は、授業を聞いて理解することが普通だと思っていたが、実際は参考書や問題集ベースで進めたほうが速かった。授業では自分が理解できている問題を解説する時間は無駄であるし、まだ自分には難しすぎる(=基礎を固める段階のとき)問題の解説を聞くのも結局、理解できないことが多い。

▽補助教材

数学の補助教材を活用してただその問題ができるようになるだけではなく、ほかの問題で使うことのできるポイントを意識して進めることができた。

参考記事

▽進捗管理シート、過去問管理シート

習得レベルがあがると実際に偏差値がついてくる実感が得られたのでモチベにつながった。

参考記事

▽志望校決め、進路相談

大分大学に出願した後、倍率が6倍だったことを気にしていたが、先生は気にする必要がないとおっしゃっていて、実際そうだったのだと思う。

参考記事

▽各大学の入試終了後の電話サポート

私立入試で自信を失いそうだったが、先生から連絡をいただき最後までやり抜くことができた。

参考記事

▼役に立った松濤舎の記事

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

入塾前は勉強習慣が身についていなかったが、難関大合格者の勉強時間を知ってからは徐々に増やすことができた。

>参考記事:難関大合格者は、正しい”学習観”を持っている

▼これから受験する人へのアドバイス

過去問演習で最初から点数を取ることができず焦ることがあるかもしれませんが、過去問演習を通して解き方がわかると、そこから大きく伸びるので最後まで諦めず頑張ってください!

▼松濤舎による振り返り

入塾のきっかけ

都内の有名進学校に通っていました。高1から鉄緑会に通おうと思ったものの、学力が足りず、大手塾の短期講座をたまに受講する程度で、ご自身で勉強されていました。成績には伸び悩んでおり、高2時点の成績(第3回全統高2模試)は、英語73点(偏差値49.4)、数学132点(偏差値61.3)と厳しい状況でした。

しかし、私としては「あの難しい中学受験を通った子が成績に伸び悩むのは、やるべきことに時間がかけられていないだけ」という前提で考えます。実際、以下の記事まとめたように、中学受験組が大学受験で失敗する原因はほぼ同じなのです(よかったら参考にしてみてください)

入塾後の学習・成績変遷

入塾前、数学は『4ステップ(数研出版)』をやるに留まっていたため、明らかに医学部受験に必要な偏差値には問題パターンが足りていませんでした。そこで『Focus Gold』の星3までを完璧に仕上げ、分野によっては星4まで取り組みました。

その結果、最後の全統記述模試(第三回・10月)では偏差値は70まで取れるようになり、医学部合格に十分な成績になっています。

英語は、偏差値が20ほど上がりました。『システム英単語』『VENN4000』で徹底的に語彙量を増やし、速単シリーズ3冊、Riseシリーズ3冊、合計6冊の多読多聴を行った結果、偏差値65前後を安定的に取れるようになっています。

理科は、現役生ということもあり時間との勝負で、最後の全統記述模試(第三回・10月)で偏差値を出すまでには間に合いませんでしたが、本番までには知識を入れ切りました。理科はエクセル化学+良問問題集、物理はセミナー物理+良問の風+名問の森(一部)、というラインナップです。

中高一貫進学校生の勝ち筋は「学習指導要領の徹底」に尽きる

中高一貫進学校に入学するだけの頭脳があれば、国公立医学部への現役合格は簡単です。

現役合格できないケースの大半は、「講義のある塾に行くことが当たり前」になってしまっており、レベルの合っていない講義を受けてオーバーワークになるか、レベルの低い講義を受けて時間を無駄にすることで、必要十分な知識量を定着させるのに必要な演習時間が足りず、受験期を迎えてしまうことが原因です。

一方、地方公立高校生にとって、集団講義の塾に行くことは”当たり前”ではありません。幸いにして、そういった塾が近くにないのです。地方公立高校で難関大に合格している先輩は、学校指定教材をはじめとする市販教材を徹底しており、定期テストや模試で良い成績をとっています。そのまま、大学受験も合格します。これが勝ちパターンとしての”当たり前”になっているのです。

この”当たり前”の違いによって、有名進学校の頭脳明晰な子が成績に伸び悩み、地方公立高校に通いながら国公立医学部への現役合格を果たしているのです。

今回のケースは、中高一貫進学校生が演習中心の学習に切り替えることで順調に偏差値を上げ、国公立医学部に現役合格した好例です。

参考になれば幸いです。

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【合格体験記】東京学芸大学 教育学部(現役・女性) https://shotosha.com/gokaku/2023/gakugei Sat, 12 Aug 2023 02:45:48 +0000 https://shotosha.com/?p=25545

▼入塾時期

高1の4月

▼最終成績

第二回全統記述模試

英語:83(51)
国語:74(50.8)
日本史B:44(54.1)
*カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:470
R:52
L:60
数1A:28
数2B:28
化学基礎:25
生物基礎:34
日本史B:64
倫理:67
国語:112

▼合格校

東京学芸大学 教育学部

▼勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

語彙量と多読多聴が大事だと思います。システム英単語を仕上げただけでも長文が読みやすくなったけど、速読英単語と速読英熟語を徹底したら長文を読むスピードが上がっただけでなく、リスニングも伸びました。日本語を介さず英語のまま理解する(イメージする)ことが重要です。

参考記事

▼数学の勉強で重要だったこと

分散学習をすること。最も無駄な時間は「解ける問題を解いてる時間」だと知り、解けた問題は必ず時間をおいてから解き直すようにしていました。

参考記事

▼国語の勉強で重要だったこと

現代文は早い段階で文章内容の可能性を制限したり、解き方を固めておくこと(特に現代文が苦手な人)
レントゲン読解法で解き方を固めたことで、記述式にも強くなれました。
古典は古文単語315と、補助教材の古文常識を頭に入れておくことが重要です。古典が得点源になります。

参考記事

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

部活動をやっていたときも、自分に合った課題(部活動のことも考慮して作っていただいた課題)で無理なく続けることができました。

▽指定された教材

受験のプロから自分に合った教材を指定してもらえるので迷いなく取り組むことができました。どれも使いやすかったです。

参考記事

▽補助教材

国語の補助教材に記載されている解き方を固めたことで他教科に時間を割くこともでき、効率よく学習できました。
また、古典常識があったからこそ内容理解がしやすくなり、共通テストも二次試験も得点につなげることができたと思います。

参考記事

▽週1面談、電話サポート

共通テストで思うように点数が取れず落ち込んだときもあったけど、船登先生の電話サポートのおかげで切り替えができました。メンタル面で色々と支えてもらったため、最後まで諦めずに志望校に挑戦することができました。

参考記事

▼役に立った松濤舎の記事

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

ほぼ全て変わりました。特に変わったのはモチベーション観だと思います。

入塾前は自主的に勉強しないタイプでした。集中力がない中ダラダラ勉強したり、そのせいで自己嫌悪に陥ることが多かったです。

入塾後は記事を読み、モチベーションを考えないことが勉強を継続する秘訣だと知りました。図書館や学校の自習室など周りが勉強している環境に行き、淡々と勉強ができるようにしていました。

また、気分が乗らないときは割り切って息抜きをすることで、時間にメリハリを付けるようになりました。大幅に勉強時間を確保できるようになっただけでなく、自主的に取り組めるようになれました。

参考記事

▼これから受験する人へのアドバイス

「いつもどおり」やってくることが本当に大事です。私は共通テストのときに緊張しすぎて一部取り乱してしまい、思うような点数が取れませんでした。しかし、2次試験では失敗を生かして過程に集中することだけを考えた結果、合格を掴み取ることができました。自分を信じて、淡々と受験してきてください。応援しています!

▼松濤舎による振り返り

地方私立高校に在籍していました。周囲も進学意欲が高くない中、松濤舎の情報や指導に忠実に勉強し、見事合格されました(東京学芸大学への進学は開校以来初と言われています)

東京学芸大学は、部長も努めた書道が活かせる「B類書道コース」であれば可能性があると考え、出願しました。出願校決めが非常に重要であることがわかるケースです。

「難関大合格者にとっての当たり前」を知り、徹底できれば、どの高校にいようと難関大への合格は可能であることがわかる好例です。

参考になれば幸いです。

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【合格体験記】東北大学 法学部(現役・女性) https://shotosha.com/gokaku/2023/tohoku Sat, 12 Aug 2023 02:40:27 +0000 https://shotosha.com/?p=25547

▼入塾時期

高1の4月

▼最終成績

第二回全統記述模試

英語:144(67.3)
数学:113(65.7)
国語:116(67.5)
日本史B:80(71.6)
*カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:665
R:85
L:85
数1A:58
数2B:74
化学基礎:42
生物基礎:29
日本史B:75
世界史B:70
国語:147

▼合格校

東北大学 法学部
中央大学 法学部政治学科
法政大学 法学部
南山大学 法学部

▼勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

語彙量が最も重要なのはもちろんですが、長文については演習を重ねて英語を読むことに慣れることも重要だと思います。高校一年生のうちから自分のレベルに応じて毎日のように英語長文を読んでいたおかげで、英語を読むことに対する抵抗がほとんど無かったのはよかったと思います。

参考記事

▼数学の勉強で重要だったこと

難しい問題を解くことよりも、典型問題を確実に解けるようにすることが大切だと感じました。模試の直しの時も、直前期に過去問を解いた時もわからない問題があるとFocus Goldを振り返るようにしていましたが、完璧にできるようになっていると思っていた分野でも典型問題に穴があることが多かったです。また、そうして何度も繰り返し典型問題の演習を重ねたことで、入試本番ではどの典型問題に似ているのかや何をすればいいのかに気付くことができました。

参考記事

▼国語の勉強で重要だったこと

〈現代文〉

「安達雄大のゼロから始める現代文」を読んだことで論説文全体を体系的に捉えることができるようになりました。また、わからなくても何となく読み流してしまうことが多かった現代文用語も用語集を一冊勉強したことで読解の助けになる事に気付きました。

参考記事

〈古文、漢文〉

古文も漢文も今私達が使っている日本語とは違うので、英語と同じように、単語や基本的な文法を覚えたら演習を重ねて慣れることが重要だと思います。また、古文常識を勉強したことで登場人物の関係や行動の意味が分かりやすくなって読解の精度が上がりました。

参考記事

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

何をどれぐらいやればどんな結果が付いてくるのかということが明確に提示されていて、それを基に自分に合った計画を立ててもらうことができたので、周りに惑わされず安心して自分のやるべき事に集中することができました。

▽補助教材

Focus Goldの補助教材はそれぞれの問題を解くのに必要な条件を提示してくれていて、ただ解答を読んでそれを真似るだけでは気付けない事にも気付くことができました。典型問題の数字や問い方が変わった時でも対応することができる力が身についたと思います。

参考記事

▼役に立った松濤舎の記事

学習観(塾生限定)

▼これから受験する人へのアドバイス

受験が近づけば近づく程「〇〇の問題集をやっている。」とか、「どれぐらいの成績を取った。」などの周りの話に焦ってしまうことがあると思いますが、合格する方法は人それぞれだと思うので周りに惑わされず、松濤舎などの自分の信用する人のアドバイスや指導を信じて最後まで頑張ってほしいと思います。

▼松濤舎による振り返り

地方の私立進学校に通いながら3年間、松濤舎で勉強されました。高1から勉強時間を確保しながら、学校の勉強も妥協せずに進めていました。その結果、ずっと高い水準で偏差値が推移していました。

数学の苦手を克服するのに時間はかかりましたが、入試本番では数学が得点源になり、点数開示したところ、合格者平均点で合格されていました。

地方の私立進学校で課題の多い中、3年間きちんと勉強することで、狙って国公立法学部に現役合格した好例です。

参考になれば幸いです。

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【合格体験記】岩手大学 共同獣医学科(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/2023/iwate Sat, 12 Aug 2023 02:38:00 +0000 https://shotosha.com/?p=25549

▼入塾時期

高3の1月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語:133(64)
数学:117(59.1)
国語:40(36.5)
化学:62(65.7)
生物:62(66.1)
*カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:685
R:78
L:88
数1A:83
数2B:96
化学:76
生物:66
日本史B:76
国語:122

▼合格校

岩手大学 農学部共同獣医学科

▼勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

単語を少しでも多く頭に入れること。
各試験の問題形式に慣れてそれぞれどういう風に解き進めていくかシミュレーションすること。

参考記事

▼数学の勉強で重要だったこと

問題演習を通してなぜその解法が使われているのかを考えること(模範解答を作った人がどう考えていたかを考えること)
自分で作った解答が採点者にどう伝わるかを考えること(自分の意図が過不足なく伝わるか考えること)

参考記事

▼国語の勉強で重要だったこと

国語は共通テストでしか使わなかった。現代文については「リミット!」を参考にしながら読み方を固定して演習を積んでいくこと。
古典については、漢文は松濤舎指定の参考書をやりきれば問題ない。古文については、読み方に関してはやはりリミットが参考になる。古典知識は地道に蓄積していくしかない。

参考記事

▼化学の勉強で重要だったこと

学校の授業に合わせてエクセルを進めていくこと(授業でやった事を忘れないうちに週末ごとにまとめてやる)
定期テスト前や長期休暇など、まとまった時間が確保できる時に良問問題集やエクセルの間違った問題を解くこと
問題を解いて基本的な知識が不足していることがわかった場合、教科書や資料集、図説などを問題集と併用して必要な知識を確認すること(その場で覚えようとするのではなく繰り返し見て定着させていくつもりで)

参考記事

▼生物の勉強で重要だったこと

化学同様、まとまった時間が取れる時にエクセル、良問問題集を習った所まで進め、不足している知識は図説で確認すること

参考記事

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽指定された教材

エクセル

ほぼ全ての知識が問われていて、わからない単元や分野が明確になるため非常に役に立った。

参考記事

これだけ日本史

日本史が壊滅的だった三年生の夏休みから、共テで足を引っ張らないレベルの所まで持っていけたのはこれを信じてひたすらやってきた事が大きい。

参考記事

速読英単語、速読英熟語

これのおかげで英語長文を読むスピードが上がった。目で追うスピードで内容が頭に入ってくる様になったし、リスニングのトレーニングにもなった。

参考記事

▽勉強のやり方、問題集の使い方

シス単

カードで整理するやり方で効率的に穴を潰していく事ができた。

参考記事

▽週1面談、電話サポート

毎週末に課題の修正や勉強方法の確認が出来るのはありがたかった。どんな質問にも的確に答えてくれるので、毎度自分の勉強方法が良くなっていると感じた。手帳を使った勉強時間管理も自分に合っていて勉強を楽しみの一つとして捉えることができる様になっていた。

参考記事

▽受験情報の収集、提供

的確な情報を提示して論理的に説明してくれて、納得して次やるべきことに向かう事ができた。

▼役に立った松濤舎の記事

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

勉強のやる気が起きないとか、何からやろうか毎日迷ったりする時間が常にある状態だったが、スケジュール管理や進捗管理シートを使う様になってからはすぐに自分が今やるべき事が可視化できて取り掛かれる状態になったため、無駄な時間を削減できて勉強へのハードルがぐんと下がった。

参考記事

▼これから受験する人へのアドバイス

僕は三年生で学校行事で忙しい事が多かったため、夏休みまで思う様に勉強時間が確保できないことがあったが、僕の状況に合わせて毎週電話サポートでアドバイスをしてくれたおかげて夏休みに入る所でうまく切り替えられたと思う。

せっかく頼れる人が近くにいてくれているのだから、意思疎通をはかって松濤舎という環境を最大限に活用していくことが、自分を高める道標になるとおもう。

▼松濤舎による振り返り

文化祭実行委員などの学校行事が忙しく、なかなか勉強時間を確保できない日々が続きました。地方公立進学校に通っており理解や暗記が速かったため、勉強時間の分をそれで補っていたようなところもあります。夏休みから受験モードに入り、最終的にはフォーカスゴールドを習得レベル6まで、速単シリーズとRiseシリーズは3冊ずつ、理科はエクセルと良問問題集まで習得し、高い偏差値に持っていくことが出来ました。

獣医学部は定員が少ないこともあり、一部大学では国公立医学部よりも難関となっています。学校行事が忙しく、高3夏まで十分な勉強時間が確保できない子でも、無駄なく効率的に学習していけば現役合格できることがわかる好例です。

参考になれば幸いです。

参考記事

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【合格体験記】新潟大学 医学部保健学科(現役・女性) https://shotosha.com/gokaku/2023/niigata-2 Sat, 12 Aug 2023 02:36:27 +0000 https://shotosha.com/?p=25551

▼入塾時期

高3の6月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語:60(44.9)
数学:42(43.3)
国語:64(46.9)
*カッコ内は偏差値

▼合格校

新潟大学 医学部保健学科看護学専攻

▼勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

多読多聴。速読英単語などの教材を使うことによって、リスニングの成績も伸びた。

参考記事

▼数学の勉強で重要だったこと

フォーカスゴールドの星1,2を完璧にすること 。その問題だけを解けるようにするのではなく、解き方をしっかりと定着させること。

参考記事

▼小論文の勉強で重要だったこと

小論文は、聞かれていることにまずシンプルに答える。それから自分の意見を深くしていくことが重要。

参考記事

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

教科ごとに教材を指定してくれたこと、一日のその教材にかける時間を教えてくたことによってその日にやることが明確になって効率よく勉強できた。

▽補助教材

解き方などが掲載されてて解答を見る前に見ることによってより理解が深まった。

参考記事

▽週1面談、電話サポート

週一で面談があるので怠けずに頑張れた。

参考記事

▽進捗管理シート

自分ができたところと出来ないところが即座に把握出来て良かった。

参考記事

▽志望校決め、進路相談

青陵大学の指定校推薦と、新潟大学の公募推薦の校内選考にどちらも通った時、船登先生以外は全員第1志望は応援したいけど青陵の方がいいと思う。という人がほとんどで自分でどうしていいか分からない時に、船登先生だけが新大で合格できると言ってくれたことが、すごく嬉しかったです。そのため、第1志望に向けて勉強頑張れました!本当にありがとうございました。

参考記事

▽小論文指導

小論文の自分の意見を書く所がすごく苦手で、1番苦戦したところなので、たくさんのアドバイスが聞けてよかった。シンプルに問いに答えることがとても重要だった。

去年合格された方の小論文を読むことはとても参考になった。
構成メモを作ってから、作文化することが文章をまとめるのが苦手な私にとってとても合っていたやり方だった。

参考記事

▼これから受験する人に向けたアドバイス

たくさん小論文の練習をして、添削してもらうことがすごく大切だと思います。面接では、笑顔で自分の人となりとこの大学に入りたい!という気持ちを伝えることがいちばん大切だと思います。本番は緊迫した雰囲気で、自分自身もその雰囲気に呑まれそうになりますが、今までやってきたことを信じて強気で頑張ってきてください。

▼松濤舎による振り返り

入塾時期が高3の6月と遅めでした。新潟県内の看護学科に行きたいことは決まっていたのですが、出願先で悩んでいました。

松濤舎では昨年度も新潟大学 医学部保健学科看護学専攻に推薦合格を出していることや、記述模試の偏差値的が合格ラインに乗っていることから、新潟大学への公募推薦に出すことを推奨しました。試験は英語の小論文、志望理由書をもとにした面接ですが、どちらも自信を持って対策できました。

蓋を開けてみれば、上位5位以内での合格となりました。余裕を持っての合格となることを予想していましたが、上位合格は予想外でした。予想するに、親御様のお仕事の関係で高1,2から病院見学に行かれていた経験を志望理由書や面接に盛り込むことができたのが高評価に繋がったのだと思われます。

入塾時期が遅めであっても、その子の良いところが最大限発揮される出願先・入試形態を選べば現役合格できることがわかる好例です。

参考になれば幸いです。

参考記事

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【合格体験記】愛媛大学 医学部医学科(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/2023/ehime-3 Sat, 12 Aug 2023 02:32:31 +0000 https://shotosha.com/?p=25501

▼入塾時期

高2の4月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語:129(63)
数学:127(61.3)
物理:64(63.8)
化学:62(65.7)
*カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:722
R:77
L:84
数1A:86
数2B:90
物理:94
化学:76
日本史B:87
国語:128

▼合格校

愛媛大学 医学部医学科
愛知医科大学 医学部医学科 (一次合格後辞退)

▼勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

語彙量を増やすこと。船登先生がよく言われていたように、語彙量が英語の成績に強い相関があることを身に染みて感じられた。

英文暗記の延長線上に自由英作があるということ。これを意識するだけで英作がすごく書きやすくなった。

参考記事

▼数学の勉強で重要だったこと

青チャートを徹底すること。当たり前のことだが、青チャートを穴がないようにしっかり固められたら難しい問題もできるようになる。逆に穴があると難しい問題はできないと感じた。

抽象化すること。自分は数学が苦手なので、問題を解く時は常にif-thenを意識していた。

参考記事

▼国語の勉強で重要だったこと

解き方を意識すること。
国語はセンスで片付けられやすいが、解き方を身につけるだけである程度の点数は取れるようになった。

参考記事

▼化学の勉強で重要だったこと  

網羅系の問題集をやり込むこと。
現役生の中ではかなりやり込んだと思っていたので、試験で難しい問題が出てもすぐに飛ばすことができた。

ミスをしやすい問題を理解すること。
化学は取れる問題でのミスを減らすことが重要だと思っていたので(他の科目でも当てはまるが)、ミスをしやすい場面をメモして何度も見直していた。

参考記事

▼物理の勉強で重要だったこと

状況をイメージすること。
これをするだけでミスが減り、解法に自信を持てた。

典型問題を網羅すること。自分は名問の森をあまりやり込めなかったが、模試の問題は全て名問の森などに結びつけれたので、もっとやり込めば点数が上がると思っていた。

参考記事

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽各種相談への対応、メンタルサポート

自分は受験期に一ヶ月病気で勉強ができない時期があり、その時はかなり焦ったが、船登先生が「長期記憶の観点から休息はマイナスにならない」と言ってくださり安心して療養に専念できた。

▽英語の添削

学校から教えてもらっていない英作文の書き方などのアドバイスを的確にしてくださったおかげで苦手だった英作に自信を持てた。

参考記事

▽面接指導

松濤舎の面接対策をやったおかげで、当日に良い点を取ることができたと思う。

しっかりまとまっているので、面接に時間をかけすぎずに試験に臨むことができた。

参考記事

▽受験情報の収集、提供

年に2人程度、医学部合格が出る地方の高校だったので医学部受験における情報が少なかったが、常に正確な情報を与えてくださったので、不安にならずに受験期を過ごせた。

▼役に立った松濤舎の記事

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

難関大に合格するには難関大生の”当たり前”を徹底することが重要だということ気づいた。

入塾前は○○力を伸ばせば成績が上がると思っており抽象的でよく分からなかったが、知識量が成績に直結すると気づいてから納得して勉強ができた。

参考記事

▼これから受験する人へのアドバイス

松濤舎で言われたことを信じてやれば、必ず結果はついてきます。

模試で良い結果が出ず苦しい時期もあると思いますが、最後まであきらめず頑張ってください。

▼松濤舎による振り返り

入塾のきっかけ

在籍されていた高校は、東大・京大に毎年1名出るかどうか、医学部も毎年2人ほどしか出ない地方公立高校でした。

もともと演習中心で大学受験をしたいと思っていたそうですが、地元の予備校か映像授業の塾しかなく、演習中心で進められる塾を探していたそうです。

特に「難関大生の当たり前」が徹底できることに惹かれたとのこと。地方公立高校のカリキュラムも、地元の塾も「難関大に入るための当たり前」とは思えなかったようです。

また、合格者の平均偏差値をもとに課題調整されたり、その背景には知識量が合否を決めるというロジックがあったりと、指導方針だけでなく背景にある理屈に納得できたことが決め手だったようです。

入塾後の学習状況

課題を終わらせるのに必要な勉強時間を確保し、毎週淡々と課題を終わらせていました。松濤舎のロジックを完全に理解し、100%納得して進めていました。

数学は、青チャートを、補助教材を使いながら習得しました。「難しい問題を飛ばす」ことが模試ではできず、偏差値は伸び悩みましたが、過去問演習を通じて「捨てる」ことができるようになり、入試本番では上位合格(アッパー20%)しています。

英語は、『システム英単語』『VENN4000』で語彙量を増やし、速読シリーズ3冊、Riseシリーズ4冊を終わらせて多読多聴しました。安定して偏差値が取れるようになっています。

化学は『エクセル化学』『良問問題集』、物理は『エクセル物理』『良問の風』『名問の森(5割)』まで習得。成績開示の結果、現役生にも関わらず高得点を取得していました。

必要十分な知識量を入れるだけ。その時間を確保することだけが論点。

これらの問題集を理解することは難しくはありません。補助教材もありますし、24時間の質問対応でフォローもしています。問題量も、教科書傍用問題集がメインなため、必要十分です。

つまり、これらの必要十分な知識を定着させるための時間が十分に確保できるかが、唯一の論点となるのです。勉強時間のグラフの通り、難関大合格者にとって”当たり前”の勉強時間を確保し、黙々と課題を進めた結果、合格されました。

普通の地方公立高校からでも、国公立医学部に現役合格できる好例でした。

参考になれば幸いです。

参考記事

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【合格体験記】富山大学 医学部医学科(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/2023/toyama-2 Sat, 12 Aug 2023 02:29:59 +0000 https://shotosha.com/?p=25499

▼入塾時期

高1の7月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語:134(64.3)
数学:140(64.1)
物理:52(58.1)
化学:46(57.2)
*カッコの中は偏差値

共通テスト本番

合計:735
R:86
L:86
数1A:90
数2B:96
化学:68
物理:90
日本史B:68
国語:151

▼合格校

富山大学 医学部医学科

▼勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

多読多聴はやはりとても大事です。
おそらく英語ができる上位層は英文をざっくり読む能力を身につけそれで問題を解くというやり方に最終的に行きついている人は多いと思います。僕の周りもそうでした。そもそもそうしないと、共テの英語など時間が厳しいものだと絶対間に合わないと思います。その英文をざっくり読む能力を身につけるために多読多聴は最適だと思います。

参考記事

▼数学の勉強で重要だったこと

知識がモノをいう教科だとおもいます。
僕の同級生の京医に受かった人も数学は暗記だと言ってました。ただ、勿論社会などの暗記とは種類が異なるので注意が必要です。知識がモノをいう分、勉強したら点数は伸びるかもしれませんが、逆に初見の問題をヒントとなる知識がない状態で解くのは数学の場合ほぼ不可能なので、比較的たくさん勉強しなければいけない教科だと思います。さらに、実際の試験は大問3~6すなわち問われる知識は少ないですが、勿論どれが必要になるか分からず、それらが自分がインプットした知識に含まれるかという若干運が絡む側面もあるので、点数が安定しない教科だとも思います。結局は知識を習得そしてそれを運用できるように演習をたくさん重ねていくことが重要だと考えます。

参考記事

▼国語の勉強で重要だったこと

僕は二次では使ってないので、共通テストについて書きます。
国語の共通テストは時間がかなり厳しいです。ただ、他の教科の違い知識があまり必要ではなく、読めばある程度正解できるので、時間切れになってしまうのはもったいないので、時間に間に合うように共テの問題演習をしておくことは必須です。ただ、現代文は伸びずらく、古典は難しすぎて漢文は簡単すぎて差がつきづらいので、質を上げるというよりもスピードを上げるようにした方が個人的にはいいと思います。

参考記事

▼物理の勉強で重要だったこと

宇宙一などで公式などを覚えておくことは前提として、実際に問題を解くこともかなり重要な教科だと思います。数学よりは解法のバリエーションが少なくそこは楽なのですが、その分実際の試験において過去に一度似たような問題を解いたことがあるかが差になってくると思います。

参考記事

▼化学の勉強で重要だったこと

計算が数学よりも複雑だったり、問題設定の把握が難しかったりして、僕は時間切れなることが多かったです。それらの解決策として、やはり演習を重ねていくのが最適だと思います。物理と比較しておくと、化学は物理よりも覚えるべきことはやや多いのですが、逆にシンプルな知識問題も多いので、知識だけでなんとかなることも多々あります。

参考記事

▼日本史の勉強で重要だったこと

共通テストの場合、各々の単元を深くやる必要はありませんが、直前期に全部詰め込むのはいささか大変なので、定期テストの度ごとに試験範囲の単元をしっかりやっておくことは大事です。ただ、日本史の記述試験と共テのようなマーク試験は結構毛色が違うので、そこは区別が必要です。また、共テ対策として問題文の会話や文章から答えを読み解くという練習は少しでもやっておいた方がいいと思います。

参考記事

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

やるべきことがすごく明確で良かった。一見、無限にやることがあるように思える受験勉強も、自分が目指す大学に必要な問題集の上限と下限が分かっていたので安定して勉強を継続できた。

▽勉強のやり方、問題集の使い方

記憶の際、テスト形式でやったり、あえて期間をあけたりなど、認知心理学を応用させたものは高校生では絶対知りえないものだったので、得をした気分だった。また、ある問題集を全部やろうとせずに自分に必要な部分のみをやったり、一度解けた問題は◯を付けて優先順位を下げるなど、意外と言われないとやれないことも教えていただき有り難かった。

参考記事

▽進捗管理シート

管理シートにより可視化されているのは、今までやってきたこととこれからやるべけことが頭に整理されていて大変やりやすかった。

参考記事

▽志望校決め、進路相談

自分は最初、自分よりもレベルが明らかに高い大学に固執してしまっていたので、船登先生からアドバイスをもらえて良かったと思う。受験生間のネームバリューに影響されて受かる可能性が低い大学にしか目がいかなくなってしまうのは高校生はありがちだと思うので気をつけた方がいい。

参考記事

▽受験情報の収集、提供

目から鱗の情報がたくさんもらえて良かった。
特に自分は地方に住んでいるので、普通に過ごしていたら絶対手に入れられないような情報ばかりであった。ネットで得ようとしても、ネットは基本的に意見が散乱していて、どの情報が正しいのかという判断を逐一しなけらばならず面倒なので、それらの点においても松濤舎では効率的に情報を得ることができた。

▽面接指導

最初はダメダメだったが、すごいことを言おうとして誰でも言えるような抽象的なことに終始しがちという注意やもっと深く地域医療について調べるきっかけを与えてくださり、本番ではかなり手応えがあった。

参考記事

▼役に立った松濤舎の記事

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

センスや思考力といった抽象的な概念に囚われず、ただ「良い参考書を積み重ねて知識を得ていくことを頑張る」という単純なことが最適だということが分かった。

参考記事

▼これから受験する人へのアドバイス

受験における試験は正解が決まっており、その場のひらめきなどという天才的な能力なんて必要ないです。ただどれだけの知識量を持ってるかの勝負だと思います。

さらに、記憶力もそれほどの個人差はないと思います。つまり、あくまで受験勉強においてですが、努力すれば成績は伸びますし、多少の才能なんて余裕で覆せます。効率を追い求めるのも大事ではありますが、努力が主軸にあるということを念頭において皆さん頑張ってください!

▼松濤舎による振り返り

高1の7月からの入塾で、約3年間指導しました。勉強時間からわかるように、難関大合格者の平均勉強時間をきちんと確保し、安定的に成績を維持しながら、国公立医学部に現役合格しています(成績開示の結果、合格者平均で合格していました)

地方の私立中高一貫校で、学校の課題が多かったのですが、「何をすべきか」「なぜすべきか」「やったらどうなるか」が明確になっていたので、うまく折り合いをつけながら学習できていました。

学校の課題が多くてもやるべきことにフォーカスし、徹底すれば、国公立医学部にも現役合格できるという好例です。

参考になれば幸いです。

参考記事

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【合格体験記】金沢大学 医学部医学科(1浪・男性) https://shotosha.com/gokaku/2023/kanazawa Sat, 12 Aug 2023 02:28:20 +0000 https://shotosha.com/?p=25493

▼入塾時期

高1の3月

▼最終成績

第二回全統記述模試

英語:131(64.0)
数学:163(71.5)
国語:127(71.9)
物理:69(62.9)
化学:77(71.8)
*カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:782
リーディング:84
リスニング:94
数1A :97
数2B :93
国語:158
物理:84
化学:90
地理:82

▼合格校

金沢大学 医学部医学科

▼勉強時間

※現役時代の勉強時間グラフ

▼英語の勉強で重要だったこと

単語暗記と多読多聴です。

参考記事

▼数学の勉強で重要だったこと

典型問題をスラスラ解けるようにすること。

参考記事

▼国語の勉強で重要だったこと

古文の単語暗記、漢文の句形/重要漢字の暗記。

参考記事

▼化学の勉強で重要だったこと

典型問題を瞬殺できるようにすること。

参考記事

▼物理の勉強で重要だったこと

典型問題を瞬殺できるようにすること。

参考記事

▼これから受験する人へのアドバイス

勉強量をしっかり確保することと、規則正しい生活をすることが最も重要だと感じました。

ただ問題を解くのではなく、頭を使って解く、考えることでより習熟度は上がりやすくなると思います。

最後に、本番においては自分が出来なかった問題はみんな出来ないと考えて前の科目を引きずらないようにすることが大切だと思います。

参考記事

▼松濤舎による振り返り

高1の3月から入塾されました。

都内中高一貫校に通っており、附属大に進学する人が多い中、医学部受験のために外部進学に向けた勉強をしました。現役時代は部活動を3年生の夏まで継続したため合格できなかったのですが、1浪で金沢大学医学部医学科に合格しました。

合格体験記は非常にシンプルですが、彼自身、現役時代の反省点は「一度解けるようになった問題の復習の時間が足りず、模試や本番で典型問題であっても解けない問題があったこと」と言っている通り、「ただ一度解けるようになること」でなく「時間をおいて復習しても瞬殺できること」であることが重要であることを痛感していました。

解けるようになるべき問題が、瞬殺できるようになることが重要です。1浪して復習時間を十分確保できるようになってから典型問題の瞬殺を目標に進めた結果、偏差値と共テの点数を伸ばし、危うげなく合格しています。

ただ問題集が解けるようになっただけの人が、”瞬殺”できる状態になるまで持っていくことで、飛躍的に偏差値を上げることができる好例です。

参考になれば幸いです。

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【合格体験記】富山大学 医学部医学科(現役・女性) https://shotosha.com/gokaku/2023/toyama Sat, 12 Aug 2023 02:23:15 +0000 https://shotosha.com/?p=25495

▼入塾時期

高1の4月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語 156(69.9)
数学 139(63.8)
化学 66(67.8)
物理 50(57.2)

共通テスト本番

合計:704
R:94
L:96
数1A:82
数2B:77
化学:72
物理:77
地理B:74
国語:132

▼合格校

富山大学 医学部医学科

▼勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

単語を覚えること。
シス単カードは、まだ覚えられていないものを集中的に覚えることができた。

多読多聴で英文に慣れること。
元々英語が好きなので、英語に触れる機会は、映画や歌詞に出てきた英単語はすぐに覚えられた。

長文の作文を書いて添削してもらう。
主張が最初と最後で同じになるように構成を整理してから書くことが重要だった。

参考記事

▼数学の勉強で重要だったこと

フォーカスゴールドを徹底的にやることが重要だった。
私の場合は数学の習得が大変遅く、一周しても全然わからなかった。苦手意識がかなりあった。

しかし、フォーカスを進めて行く中で、ポイントを押さえて、できない問題を繰り返し解き、テストや模試で間違えた問題の関連問題をフォーカスゴールドで見つけてきて解くことを繰り返すことで力がつくと実感した。フォーカスは、辞書感覚でいつも持ち歩いていた。

問題のポイントがわからないときは松濤舎の補助教材を確認していた。

参考記事

▼国語の勉強で重要だったこと

古文単語を覚えること。

漢文早覚え速読法を共通テスト前に詰め込み直すこと。

松濤舎の補助教材や漢文早覚えを熟読し、時間配分を決めて、共通テストの演習をした。

参考記事

▼化学の勉強で重要だったこと

宇宙一を学校の授業でわからないところを中心に読んでいた。
複雑な現象もイラストやたとえがなっていて非常にわかりやすかった。

これと同時に、網羅系問題集を固めることが重要だった。
模試で間違えた問題、抜けてる知識は教科書、資料集、宇宙一に書き込み、チェックする。そうすることで自分がよく間違えるところを何度も確認し、徐々に覚えることができた。付箋も貼っていた。無機の気体の製法は壁に紙を貼ってゴロで覚えた。

参考記事

▼物理の勉強で重要だったこと

物理も網羅系問題集を固めることが大切だった。
はじめ、学校で習ったばかりの時は解くことができた問題でも時間が経つと解けなくなることがあった。テストや模試で間違えた問題の現象を教科書や、宇宙一で確認し、関連問題を良問、センサーで見つけてきて解くことが大切だ。また、解説を読んでも理解できないときは、どういう原因で何が起こっているか自分の言葉で人に説明できるようになるまで、先生や物理が得意な友達に質問した。根本的理解が大切だと感じた。

模試やテストで間違えていた問題のポイントをノートにストックしていた。

参考記事

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

各教科1日にどのくらいの時間、何問、何の問題集を解けば良いか明確だった。課題をこなせばよいだけだった。

▽指定された教材

宇宙一から網羅系問題集で基礎から徹底的に固めることができた。漢文早覚え速答法はポイントが絞りれていてわかりやすかった。

フォーカスゴールドが特に良かった。数学はこれを徹底したら良い。

参考記事

▽勉強のやり方、問題集の使い方

合格するには、全部解けるようになるのではなく、合格最低点を見据えて皆んなが解ける問題を確実に解けばよいということを、何度にも先生との面談でも、ホームページでも確認できた。網羅系問題集を確実にこなすことで入試本番でも捨てるべき問題を捨て、解くべき問題を正解することができたと思う。試験時間も練習通りうまく使えた。

参考記事

▽補助教材

フォーカスゴールドの説明がよくわからない時に、要点を整理できた。また、国語の単語表やチェックシートのチェックをすることで一つずつ問題を着実にこなすことができた。チェックシートを丸で埋めて行くことをモチベーションにしていた。

参考記事

▽週1面談、電話サポート

自分の進捗状況を先生と確認できた。成績がよくなくて凹んで何すればいいかわからない時、どんな質問や悩みに対しても客観的なアドバイスを頂けて、ありがたかった。

私は特に優柔不断な性格だったので、つまらないことに囚われていた時は、はっきりと教えていただけたので、自分でも納得して勉強に取り組むことができた。過去問を解くペースや学校と松濤舎の課題の両立など何でも相談に乗って下さった。

また、週の初めに先週の振り返りをしたので、1週間の自分の勉強について振り返る機会ができた。だらけていた時は切り替えることができた。

参考記事

▽進捗管理シート、過去問管理シート

まだチェックのついていない部分中心に勉強を進められた。一目で自分の課題の進捗具合を確認できた。また、問題集をやり切るごとに出る偏差値が示してあったので、それを目標に頑張れた。

参考記事

▽模試の指導

河合塾の模試ごとに目標点を定め、それを目指し日々の勉強をした。それに向けて細かい課題を制作していただいた。

▽受験情報の収集、提供

推薦や志望校決めでいろんな選択肢を提示してくださった。地方に住んでいるとなかなか情報が入ってこないのでありがたかった。優秀な先輩や、全国の受験生の話を伺って、全国へと視野が広がった。

▽過去問演習サポート

最低点を調べ、時間配分を決めて取り組み、振り返るという指導をしていただけたので、闇雲に問題に取り組んで一喜一憂せず、受験前の1ヶ月を充実したものできた。過去問で間違えたところは問題集に紐付けして、関連問題を解いていた。

参考記事

▽面接指導

面接は、医学系の知識を求めているのではなく、人間性を見ていると指導していただいた。医療系知識を詰め込むのに時間を取られずに効率良い練習ができた。

参考記事

▼役に立った松濤舎の記事

学習観(塾生限定)

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

予習をせず、徹底的に問題集を解くようになった。基本的な問題を確実に解けることの重要さを身にしめて感じた。

▼これから受験する人へのアドバイス

先生の課題を着実にこなしてください。私も、初めは特に数学は習得が遅かったです。でもテストや模試でたくさんの問題に出会い、間違えた問題の関連問題を解き直すことで地道に理解が深まります。また、同時にわからないところは先生や友達に聞いて理解を深めていくと絶対に力が付きます!周りの友達に流されず、船登先生を信じて、一冊の問題集を淡々と解き続けてください!

▼松濤舎による振り返り

地方公立高校から国公立医学部への現役合格でした。

学校の課題との折り合いをつけるところがなかなかうまくいかず、高2では課題の進みが悪かったです(課外活動に時間を使っていた時期でもありました)。

例えば、学校指定の4ステップ(数研出版)という計算問題集が課題として出されていましたが、計算練習ばかりで典型問題の習得ができません。他にも、オリジナルスタンダード(数研出版)という超難解問題集の予習、英語長文の予習、古文の予習など、学校で課される課題に時間が取られることが多かったです。

高1から指導していたため何とか間に合いましたが、学校の課題で学習効率の低いものは要領よく終わらせることが肝要です。とはいえ、課題の多い高校でも高1から少しずつ穴を埋めていけば国公立医学部に現役合格できる好例でしょう。

参考になれば幸いです。

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【合格体験記】新潟大学 医学部医学科(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/2023/niigata Sat, 12 Aug 2023 01:31:57 +0000 https://shotosha.com/?p=25489

▼入塾時期

高2の1月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語:178(75.5)
数学:177(72)
国語:106(62.6)
化学:72(71)
生物:73(73.5)
*カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:741
R:96
L:89
数1A:88
数2B:89
化学:71
生物:69
地理B:73
国語:166

▼合格校

新潟大学 医学部医学科
自治医科大学 医学部医学科(2次受験後辞退)

▼勉強時間

⇒定常的な課題では週50時間をキープ、長期休みや直前期は週70時間の勉強をしていたことがわかるグラフです。定期テスト対策期間中は、松濤舎の課題を止め、テスト対策していたことも見て取れます。学校の勉強をベースに、受験勉強を上乗せてし、確実に合格した好例です。

▼英語の勉強で重要だったこと

松濤舎にお世話になってから1番成長を実感した科目だと思う。

これまでは、英語を読むためには文法事項を完璧に押さえた上で、一文一文を正確に構造解釈・和訳していくことが最重要だと考えていた。しかし、これだと返し読みや和訳の違和感が発生しやすく、時間がかかる上に英文を読むのが苦痛だった。

そのため、松濤舎での指導や、指定教材の「FACTBOOK」「和文英訳教本」の内容はどれも自分にとって新鮮で衝撃的なものだった。

「英語と日本語は一対一に対応する言語ではない」「英語は語順通り読む言語」など、挙げるとキリがないが、どれも自分のこれまでの英語観を大きく覆すものだった。

まずは正しい英語観をもつこと、あとは松濤舎の課題を淡々とこなしていけば確実に成長できるし、英文を読むのが楽しくなると思う。

参考記事

▼数学の勉強で重要だったこと

とにかくFocus Gold(FG)を進めていた。

学校の授業や模試の内容は全てFGに帰着させ、必要であればメモを取るなどして知識を集約させていた。

後述するが、松濤舎の補助教材も活用しながら知識(解法)を体系化していくことで、初見の問題が非常に解きやすくなった。

また、過去の合格者の方の記事にもあるが、誘導なしの問題にも慣れておくと良いと思う。過去問演習を通して、どの程度の問題までは自力で解法を導く必要があるのかなどを把握し、必要であればFGの練習問題等で慣れておくといい。

参考記事

▼化学の勉強で重要だったこと

化学は知識の習得と網羅的な問題集の徹底に尽きると思う。

知識面は宇宙一で各分野の概要・本質を押さえたあと、分野によっては教科書で細部の知識まで習得するように心がけていた。

その上でエクセルや良問に取り組み、知識の運用と抜けを確認していた。この繰り返しで確実に化学は安定してくるはず。

自分は理論や高分子の計算が苦手だったので、エクセルや良問の典型問題の解法はパターンとして覚えるようにしていた。

参考記事

▼生物の勉強で重要だったこと

化学と重複するが、教科書と典型問題を網羅するようにしていた。

特に教科書は、初見の問題が知識問題か考察問題かを区別する指標になる。

確信をもって知識問題を埋め、初見の考察問題に時間をかけるためにも教科書の習得は不可欠だと思う。

参考記事

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

志望校に合わせて必要十分な課題・スケジュールを提供してくれるため、勉強効率が格段に上がった。

▽指定された教材

どれも良かったが、特に良問・FGのような網羅系問題集を徹底したことで安定して点数が取れるようになった。

先生との電話サポートや松濤舎の記事等でそれぞれの教材の目的、活用法を明確に把握できるので、強い納得感をもって取り組むことができた。

参考記事

▽補助教材

FGをはじめ、エクセルやRizeなど主要な指定教材はほとんどカバーされているので、教材以上の学びを効率よく得られた。特にFGの補助教材はif-thenの知識や補足がとても充実しているので、大事だと思ったことはFGの解説の余白にメモしていた。

参考記事

▽週1面談、電話サポート

課題の進捗や模試、過去問の振り返りを通して、その都度気を引き締めることができた。また些細な質問にも端的にわかりやすく答えて下さり、不安を残さずに勉強に集中できた。

参考記事

▽進捗管理シート、過去問管理シート

各問題集の進捗状況がひと目でわかるので、習得レベルの低い分野を取りこぼさないように重点的に対策することができた。また、進捗管理シートにチェックを入れることが自分のモチベーションを維持することにも繋がっていたと思う。

参考記事

▽受験情報の収集、提供

十分な資料を提供していただきながら、後悔のない進路選択ができた。プロの方から確かな情報とアドバイスを得られたのは、地方の学校に通っている自分にとって非常にありがたかった。

参考記事

▽面接指導

松濤舎の補助教材を活用すれば、時間をかけすぎずに(=学科試験の対策をメインとしながら)十分な準備ができると思う。直前に船登先生に面接指導をしていただいたことで、特に緊張することもなく本番に臨むことができた。

参考記事

▽英語の添削

「中学英語で解く新潟大英作文」を作成してくれたのがとてもありがたかった。平易な語彙しか使っていないにもかかわらず柔軟に表現されているのが驚きだった。また、添削指導も非常に充実していて、英作文の作法など日頃あまり意識していなかった面も改善することができた。

参考記事

▼役に立った松濤舎の記事

基本的に、使用していない参考書の記事以外にはほとんど全てに目を通した。これらの記事によって自分の学習観を正し、最適な状態で勉強できた。その中で意識的に何度も読み返してきたのは、特に以下の2つです。

使用する参考書が比較的多い科目であるため、それぞれの役割を明確にして勉強するために時々読んでいた。

共通テスト直前期は、この記事を何度も読んで自分のすべきことを確認していた。共テは知識だけでなく、解く過程が非常に重要になってくる。この記事の通り自分の解き方を確定し、その過程を再現することに集中することで、本番でも余計なことを考えずに淡々と解答できた。

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

入塾前までは勉強の計画は全て自分で立て、参考書も自分の独断で選んでいた。学校の先生に質問したりネットを参考にすることもあったが、どの情報も断片的で次第に自分の勉強に不安を感じるようになった。

松濤舎ではそういった不安は一切必要なく、正しい学習観を押さえたうえで、やるべき参考書をやるべき期間に習得することに充分にエネルギーを注ぐことができた。これは地方にいる人ほど難しいことだと思うし、このような最適な学習環境を提供していただけたのは非常にありがたかった。

▼これから受験する人へのアドバイス

松濤舎を信じて、自分のすべきことを淡々とこなしていけば必ず成長できるはずです!応援してます!!

▼松濤舎による振り返り

入塾のきっかけ、入塾後の学習状況

高2の1月、受験まで残り1年というタイミングで入塾されました。入塾時から成績はよく、地方公立高校(No.2)に通いながら、高2まで自身で計画を立て、演習中心の勉強をされていました。高3になる前に、自身で立てた計画に不安になったり情報収集したりする時間をもったいなく感じ、松濤舎に入塾されました。

入塾後は、勉強時間を十分に確保し、確実に課題を進めていました(勉強時間のグラフの通り)。

松濤舎の記事を熟読した上で、学習観から見直し、網羅系の問題集を穴なく仕上げて確実に成績を上げていったのが印象的です。まさに模範生でした。

推薦対策について

松濤舎では、国公立大学への進学希望者には基本的に学校推薦型選抜の出願を推奨しており、志望校決めから志望理由書の添削、面接対策、小論文対策などをトータルで行っています(いずれも月謝内)。

なぜなら、一般的に、学校推薦型選抜のほうがハードルが下がるからです。

今回も例外ではなく、評定4.3以上あったため(=ほとんどの国公立医学部は4.3以上が必須)、学校推薦型選抜の対策をしました。

出願校決めが非常に重要なわけですが、もともと秋田大学や自治医科大学への進学を希望していた中、国公立医学部の推薦校一覧をもとに検討したところ新潟大学がもっとも適していると判断しました。

参考記事

理想的な合格パス

地方公立高校から現役で国公立医学部に合格する生徒たちの特徴は以下です。

  1. 学習指導要領の範囲内を徹底して勉強している。(=塾では、受験に不要な範囲・レベルまでやることが多い)
  2. 万全な定期テスト対策で、既習範囲に穴を作っていない。(=評定が上がり、学校推薦型選抜が活用できる)
  3. 市販教材をやることが当たり前で、十分な演習量を確保している。(=無駄なく効率的に偏差値が上げられる)

今回のケースはまさに、お手本となる理想的な合格パスでした。

奇をてらったことは一切していません。「難関大合格者の当たり前を徹底した」だけです。

参考になれば幸いです。

参考記事

参考記事

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【決定版】中学受験組の勝ちパターン https://shotosha.com/principle/general/for-those-who-have-taken-the-jhs-exam Wed, 31 May 2023 05:59:48 +0000 https://shotosha.com/?p=25266

松濤舎では、以下の知見をもとに指導しています。 はじめに 松濤舎では、多くの中高一貫進学校の生徒を指導していますが、彼らには共通する合格パターン*があります。 それを踏まえ、中高一貫進学校の生徒がやるべきことが、大きく分 ... ]]>

松濤舎では、以下の知見をもとに指導しています。

はじめに

松濤舎では、多くの中高一貫進学校の生徒を指導していますが、彼らには共通する合格パターン*があります。

それを踏まえ、中高一貫進学校の生徒がやるべきことが、大きく分けて3つあります

*タイトルではわかりやすく”勝ちパターン”としましたが、受験に勝ち負けはないため、本文中では合格パターンと言い換えています。

やるべきこと①:典型問題を網羅し瞬殺する

中学受験組は、数少ない難しい問題を解きがち

松濤舎には、鉄緑会や駿台、河合塾に通っていたが、何かしらの理由で転塾してきたという子が多いです。最近は高1からの入塾も増えてきましたが、高1途中から、あるいは高2,高3の途中からという子が大半です。

彼らの特徴は、数少ない難しい問題は解いてはきている、ということです。

基本問題、典型問題は比較的すっ飛ばし、当該分野の難しめの問題を解くという学習を行ってきています。

その結果、ついていけなくなったり消化不良になったりし、思ったように成績が伸びず、転塾に至ったという経緯が多いです。彼らはまるで、最上位だけ完成しているビルのようです。基礎工事と低層階を”差し込む”だけで、わかりやすく成績が伸びます。

中学受験組は、理解も暗記も得意

この点は特に強調しておきたいのですが、地方公立高校生と比べて、理解も暗記もよくできます。

毎年、地方公立高校から国公立医学部などの難関大に現役合格を多数出していますが、中学受験組の方が理解スピードや暗記スピードが速いと言ってよいでしょう。

しかし、基本的な問題からステップ・バイ・ステップで進めるということが出来ておらず、穴が多く、感覚で解くという状況から抜け出せていません。

必要なのは、典型問題が網羅的に解けるようになっておくことであり、その結果得られた豊かな知識体系なのです。

基本問題でも初見は難しい

数少ない難しい問題をやってきた人たちでも、基本問題や典型問題は初見では解けない、あるいは瞬殺できません。

都内の中高一貫進学校の生徒に典型問題を網羅してもらっている理由は、実際に受験生なら絶対に解けてほしい基本問題・典型問題を出題したとき、解けなかったり、解けても非常に時間がかかるケースが非常に多いからです。

基本問題でも、初見は難しいです。典型問題となれば、初見では解けない問題ばかりと言ってもよいでしょう。だから事前に解けるようにしているわけです。

  • 基本問題や典型問題とはいえ、初見で解けない問題が多い
  • 基本問題や典型問題が瞬殺できないと、試験時間に間に合わない
  • 基本問題や典型問題の類題 or 組み合わせで入試は出来ている

以上のような理由から、難しい問題にどれだけ取り組んでも大学受験ではうまくいきません。基本問題や典型問題を徹底するのは、絶対的な必要条件なのです。

逆に言うと、すでに難しい問題を解いているので、基本問題や典型問題を埋めるだけで面白いように成績が伸びるのも、中学受験組の共通項でもあります。

基本問題+典型問題だけで偏差値65は超える

定量的なお話をすれば、そもそも基本問題+典型問題だけで偏差値65*は超えます。これは、ほとんどの大学で合格者平均を超えています。

偏差値65というのは、上位6.7%であることを意味しています。すなわち、95%くらいの受験生は基本問題や典型問題すら徹底できていないというのが実情なのです。

*全統記述模試(河合塾)の偏差値を、松濤舎では採用しています。

おそらく中学受験組は、中学受験という激しい競争を経験した結果、大学受験に対し”構えすぎている”のではないかと思っています。

あれだけ中学受験が大変だったのだから、大学受験はもっと大変だろうと。都内大会が全国大会になったらより熾烈で、一層難しい問題を解いておかないといけないのだろうと思っているのかもしれません。

しかし実際は、中学受験が一部の教育意識の高い層における熾烈な競争だったのに対し、大学受験は全国を対象として、やるべきことをちゃんとやってきた人を選抜する競争という認識に変えていただきたいです。大学受験で求められる人材は、文科省の決めた学習指導要領に沿い、真面目に穴なく学んできた人です。お金を払って塾でしか教わらないテクニックやマニアックな知識がなければ通過できない試験ではまったくないのです。

全国区で偏差値65とは、都内で偏差値60くらいのイメージです。中学受験で偏差値60以上に確実に合格することを目指す感覚というと、中学受験組にはわかりやすいかもしれません。

やるべきこと②:理社対策に重きを置く

中学受験組は、塾で1~2科目のみ勉強することが多い

学校の勉強より塾の宿題を重視する傾向にあるため、「受験勉強は塾任せ ⇒ 1~2科目のみ受講する」というケースが多いです。その結果、未受講の科目は軽視されやすいのです。

よくあるのは、英語の成績はよいが、数理は苦手というケースです。

大学受験において、英語が出来ることは非常にアドバンテージです。しかも、指導経験上、英語は放置しても比較的成績の下がらない科目です。できるだけ英語以外に時間をかけた課題にするだけで、成績はわかりやすく伸びます。

早めに理社に軸足を

現役生の場合、理系は理科、文系は社会に、高3から軸足を移していける状態を目指すとよいです。

そのためには高2時点で英数を一定の成績にしておく必要がありますが、このようなカリキュラムにするだけで、中学受験組の合格可能性はグンと高まります。

現役生は最終的に、浪人生とも戦わなければなりません。浪人生は基本、理社の成績が良いです。科目の性質上、時間をかければ伸びるからです。

現役生が浪人生に負けるとしたら理社の点数であることが多く、そうならないためにも、適切なタイミングで適切な時間を理社にかける必要があります。

やるべきこと③:定期テスト対策で既習範囲を潰していく

中高一貫校の進度が速いのは有利

都内の中高一貫進学校は、進度が速い点も共通しています。

この点は有利です。しかし、塾の宿題が忙しくて学校の勉強が疎かになってついていけなかったり、既習範囲の勉強がままならなかったりしているケースも多いです。

特に、塾で履修していない科目が手薄になった結果、高3時点で理社の知識がほとんどない、という状態になりがちです。

定期テストの範囲を、基本問題+典型問題だけでもいいから潰しておく

松濤舎では、定期テスト対策を非常に重視しており、定期テスト対策期間中は課題を止めています。

これは、地方公立高校のように「全員が定期テストに向けて勉強することが当たり前」の学校だけでなく、多くの人があまり重視していない都内の中高一貫進学校の子も同じです。

理由としては、既習範囲をその都度潰していくことが非常に重要だからです。

松濤舎では「借金を残さない」と表現しています。定期テスト対策期間中に放置した分野・問題は、必ず借金として残ります。いつかはやらなくては避けられないものなので、定期テストでいい点数を取るというモチベーションを活用して乗り越えるべきなのに、その機会も逃してしまうのは非常にもったいないです。

理想を言うと、定期テストの出題範囲を難しい問題集までやり込み、高い習得レベルにして定期テストを迎えてほしいのですが、時間的に難しいことがあります。その場合は、基本問題+典型問題まででOKです。薄く広くでもいいので、定期テスト対策期間に触れておくと、その後の復習が非常にやりやすいです。

中学受験組は、受験勉強のエンジンがかかるのが遅くなることも多いです。それは学校の雰囲気的に仕方ない部分もあるでしょう。だからこそ、定期テスト対策期間中に出題範囲を潰しておくだけで、後のち本格的に受験勉強に入った際に、非常にスムーズに進められるのです。

評定4.3以上を意識する

学校推薦型選抜は一般選抜と比べて、ハードルが下がります。

評定4.3以上あれば、ほぼすべての大学に出願できるので、定期テスト対策はきちんとやっておき、結果的に評定4.3以上ある状態にしておくと使えるカードが増えます。

地方公立高校の場合は地域枠があったりして、特に有利ですが、都内の中高一貫進学校の生徒も全国枠には出願できますし、大学によっては「祖父母が住んでいる県」でも地域枠で出願できることがあったりし、使えると非常に有利です。

受験に関係ない科目(家庭科や体育など)は適宜力を抜くにせよ、受験に必要な科目は定期テスト対策を普通にやっていれば評定5は取れ、総合4.3以上になることは難しくありません。

まとめ

都内の中高一貫進学校の子の合格パターンには共通項があり、次の3つを押さえた勉強が有効です。

  1. 基本問題、典型問題を飛ばさず網羅し、瞬殺できる状態にする。これだけで偏差値65に到達する。
  2. 全体バランスを見て最適に時間配分をする。例えば、高3からは理社に時間をかけたカリキュラムへ。
  3. 定期テスト対策期間中に、出題範囲を教科書傍用問題集などで潰しておく。評定4.3以上を意識する。

最後に

繰り返しになりますが、都内の中高一貫進学校に通う生徒さんは優秀な子が非常に多いです。

優秀というのは、その時点での成績ではなく、理解スピードや記憶スピードのことです。周りに優秀な人が多いため、主観的には「自分は全然ダメ」と思っている人も多いですが、客観的に全国区で見れば「全然いい」のです。

それでも、数少ない難しい問題を解く勉強をしてきたり、特定の科目だけ重点的に勉強してトータルでの最適化ができていなかったり、既習範囲を定期テストごとに潰していくことができていなかったりした結果、”穴だらけ”の状態になり、安定して偏差値が出ない=不合格といった状況に陥ってしまっています。

その一方で、地方公立進学校の生徒たちは塾に通わず、学校指定の教科書傍用問題集を徹底的に潰して、難関大学に現役合格しています。

この状況は、見ていて非常に歯がゆいのです。頭の良さとは別次元の、学習観や情報格差が、結果を左右している状況は、意思決定一つで、簡単に打破できるのです。

松濤舎では、知識を頭に入れていくことは生徒自身がやるべきものだと考えていますが、正しい努力をさせ、結果に導くことは、指導者の役割だと考えています。

これからも透明性高く、情報発信して参ります。

以上、参考になれば幸いです。

参考記事

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松濤舎の特別講義 https://shotosha.com/about/guidance-content/lecture Thu, 18 May 2023 10:56:09 +0000 https://shotosha.com/?p=24995

今年度からはじまる講義 物理 『名問の森』を題材として、力学・熱・波動・電磁気・原子の各分野における「統一的な解き方・考え方」を解説します。 ・所要時間:18時間(=4講座×3時間)・内容:力学、熱、波動、電磁気、原子 ... ]]>

今年度からはじまる講義

物理

『名問の森』を題材として、力学・熱・波動・電磁気・原子の各分野における「統一的な解き方・考え方」を解説します。

所要時間18時間(=4講座×3時間)
内容:力学、熱、波動、電磁気、原子

化学

指定教材と過去問を題材とし「事象理解」と「統一的な解法の習得」を目的とした講義を行います。

所要時間12時間(=4講座×3時間)
内容:気体・水銀柱・ヘンリーの法則・凝固点降下・浸透圧・反応速度・化学平衡・溶解度積

演習中心の松濤舎がつくる”理想の講義”

松濤舎は、勉強時間の9割以上を演習に充てる、難関大合格者にとっては当たり前の「演習中心の学習」を行っていただく塾です。

しかし、「演習中心の学習」の前提にあるのは、学校でひと通り授業を受けて全体像を把握していること、テキストではなく音声と視覚によって概要を掴んでいること、です。

はじめから問題集のみで勉強することは非常にハードルが高いということは大前提にあり、だからこそ、松濤舎では学校の定期テスト対策にきちんと時間をとってもらっています。

あくまでも演習”中心”であって、演習”のみ”で勉強することがすべてとは考えていません。

特別講義を行う理由

「演習中心」を掲げる私たち松濤舎が、特別講義を用意した理由は、

①学校では教えてもらわず、
②参考書にも書かれていないことで、
③自力で見出すには時間がかかること、

については、第三者が介入して伝授したほうが効率的だからです。

まずは物理から。

物理は学校の授業や参考書で「事象」そのものの解説はされるのですが、初見の問題にも対応できるような解き方・考え方の習得については触れられず、学習者が多数の問題を通して得ることに委ねられています。

そこで、松濤舎が介入し、応用性の高い知識まで一気に引き上げるためにご用意したのが、今回の特別講義なのです。

以下のような特徴を持つ講義を行います。

効率的な講義は、次の3つのポイントを押さえなければならないと私たちは考えています。

①復習用教材を準備

講義形式は、最初に全体像を捉えたり演習のハードルを下げるといった効果はありますが、動画自体を何度も見返すのは非効率です。よって、講義と連動する復習用教材が用意されており、復習時には教材を繰り返せばいいようにしておくと非常に効率的です。

松濤舎の講義では、授業自体を何度も見返す必要がないよう、復習用教材をご用意しています。

②初見の問題が解けることを志向

大学受験とは、「知っている知識を使って、初見の問題が解けるか?」を試す試験です。

そのため、講義は初見の問題が解けるようになることを目指し、設計されていなければなりません

たとえば、「演繹的な解説」はその手法の一つです。はじめに「この考え方でいけば大半の問題が解ける」といった考え方・解法を示したあと、実際にさまざまな問題がその方法で解けることを示していくのです。

逆に言えば、ただ当該問題の解説をなぞるだけの講義は、松濤舎が理想とする講義ではありません。

③思考プロセスの棚卸し

実況中継形式で、実際にどのような試行錯誤を経て解答に至ったのか知れることが、講義形式のいいところです。

テキストだけだと、どうしても無駄が省かれ、非常にスマートに答えにたどり着いているように勘違いしてしまいます。実際はそうではなく、問題に対峙した時の”実際のところ”を知れることが、講義形式ならではの価値となります。

以上、3つの要点を押さえた講義が効率的な講義であると松濤舎は考えています。

対象者

松濤舎の塾生限定

※塾生以外も受講いただけるよう準備中

最後に

以上のように、松濤舎では演習のみに囚われず、必要な学習コンテンツを整え、これからも理想的な学習環境作りをして参ります。

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【決定版】『英文法・語法Engage(エンゲージ)』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/engage Wed, 03 May 2023 10:27:25 +0000 https://shotosha.com/?p=24450

[推奨]松濤舎の指定問題集です。   『Engage(エンゲージ)』を使った合格実績 松濤舎での合格実績を以下に記載します。 医学部医学科 大阪大学、横浜市立大学、広島大学、金沢大学、新潟大学、浜松医科大学、愛媛大学、大 ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

 

『Engage(エンゲージ)』を使った合格実績

松濤舎での合格実績を以下に記載します。

医学部医学科

大阪大学、横浜市立大学、広島大学、金沢大学、新潟大学、浜松医科大学、愛媛大学、大分大学、富山大学、弘前大学、秋田大学、東京慈恵会医科大学、順天堂大学、日本医科大学、国際医療福祉大学、自治医科大学、昭和大学、東京医科大学、東邦大学、日本大学、聖マリアンナ医科大学、東海大学、東京女子医科大学、埼玉医科大学 など

他学部

京都大学(文系)、大阪大学、名古屋大学、北海道大学、東北大学、神戸大学、千葉大学、筑波大学、東京学芸大学、岩手大学(共同獣医学科)、鳥取大学(共同獣医学科)、慶應義塾大学、早稲田大学、東京理科大学、上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学 など

※代替可能な問題集の合格実績も含みます。

関連記事

『Engage(エンゲージ)』で合格できる大学

『英文法・語法Engage(エンゲージ)』だけで偏差値70まで取得可能*です。

(*)ロジック:①全統記述模試の問題と問題集に掲載されている問題を紐づけ、取得可能な点数を算出、②実際に生徒が取得した偏差値と習得レベルを踏まえ、現実的な偏差値を割り出しています。

『英文法・語法Engage(エンゲージ)』だけで偏差値70が取得可能ということは、河合塾のボーダー偏差値**で、偏差値67.5の大学まで対応可能ということを意味しています。

(**)ボーダー偏差値は河合塾が発表している値で「昨年、その偏差値を取った人の50%が合格した偏差値」が定義です。科目別では発表されません。パスナビで表示される偏差値も、この河合塾のボーダー偏差値です。

『Engage(エンゲージ)』で取得可能な偏差値

松濤舎では、問題集ごとに「習得レベル」を定義しており、偏差値との関係までわかっています

『英文法・語法Engage(エンゲージ)』の習得レベルと偏差値との関係は以下のようになっています。

レベル1正答率5割=約800問:偏差値65
レベル2正答率8割=約1,600問:偏差値70

以下の問題集でも同様の偏差値が取得可能です。

Vintage、Next Stage、Scramble、POWER STAGE、Bright Stage、UPGRADE

注意が必要なのは、多くの受験生が文法や精読に時間をかけすぎがちな点です。

上記の通り、偏差値65近く取りたければ、文法問題集は正答率5割で十分です。たいていは、語彙量や長文量が足りていないのに、さらに文法に力を入れ、ますます成績が伸び悩むケースが多いので注意が必要です。

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『Engage(エンゲージ)』を課題に組み込む

以上のように、「志望校が決まる」⇒「偏差値が決まる」⇒「問題集の習得レベルが決まる」⇒「解けるようになるべき問題数が決まる」というロジックが成り立ちます。

解けるようになるべき問題数まで同定できたら、残り日数から逆算し、1日あたりの課題に落とし込めばあとはやるだけの状態になります。

松濤舎では以上のロジックをもとに定量的かつ徹底した管理指導を行い、高い合格率を誇っています。

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『Engage(エンゲージ)』の使い方

正しい使い方をしなければ非効率です。『英文法・語法Engage(エンゲージ)』は次のように使いましょう。

テスト形式で解いていく

順番にテスト形式で解いていきましょう。わからなければ×マークをつけ、右ページの解説を読みます。

正解していても右ページの解説はよく読み、なぜその選択肢が正解なのかわかっていたか確認します。

なお、分散学習するために、×マークがついた問題は1周するまで復習しません。

1周したあとに、×マークがついた問題を復習することで、必然的に最大限間隔をあけて復習することになり、長期記憶に寄与します。

一度◯マークがついた問題は、模試1週間前に復習する程度で十分なので、できるだけ一度も解けたことのない問題の復習に時間を使うようにしましょう。

『総合英語 FACTBOOK』『和文英訳教本(文法矯正編)』と併用する

本書の解説は、厳密ではあるのですが頭に残りやすくするための解説ではありません。そこで、『総合英語 FACTBOOK』『和文英訳教本(文法矯正編)』で該当箇所の解説を読むと、より頭に残りやすくなるでしょう。

しかし、慣用表現などはどうしても丸暗記しなければなりません。何度も繰り返し頭に入れましょう。

×マークのついた問題のみ復習する

1周し終わったら再び最初に戻り、×マークのついた問題だけ復習します。

2周目が終わったら、再び最初に戻り、×マークのついた問題だけを復習する・・・ということを繰り返していきます。

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『Engage(エンゲージ)』の代替教材

文法問題集は、以下の問題集であれば代替可能です。

Vintage、Next Stage、Scramble、POWER STAGE、Bright Stage、UPGRADE

松濤舎では、何も文法問題集を持っていない場合は『英文法・語法 Vintage』を推奨していますが、すでに持っている問題集からわざわざ変えるほどの優位性はありません。

すでに解ける問題を解いている時間は無駄なので、そのまま使い続けてOKです。

『Engage(エンゲージ)』の前にやるもの

特にありません。

学校で習った範囲を『英文法・語法Engage(エンゲージ)』で演習し、定着していきましょう。

『Engage(エンゲージ)』の次にやるもの

文法対策は、本書のみで十分です。


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【決定版】『Bright Stage(ブライトステージ)英文法・語法問題』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/bright-stage Wed, 03 May 2023 08:28:38 +0000 https://shotosha.com/?p=24436

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『Bright Stage(ブライトステージ)英文法・語法問題』を使った合格実績 松濤舎での合格実績を以下に記載します。 医学部医学科 大阪大学、横浜市立大学、広島大学、金沢大学、新潟大 ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『Bright Stage(ブライトステージ)英文法・語法問題』を使った合格実績

松濤舎での合格実績を以下に記載します。

医学部医学科

大阪大学、横浜市立大学、広島大学、金沢大学、新潟大学、浜松医科大学、愛媛大学、大分大学、富山大学、弘前大学、秋田大学、東京慈恵会医科大学、順天堂大学、日本医科大学、国際医療福祉大学、自治医科大学、昭和大学、東京医科大学、東邦大学、日本大学、聖マリアンナ医科大学、東海大学、東京女子医科大学、埼玉医科大学 など

他学部

京都大学(文系)、大阪大学、名古屋大学、北海道大学、東北大学、神戸大学、千葉大学、筑波大学、東京学芸大学、岩手大学(共同獣医学科)、鳥取大学(共同獣医学科)、慶應義塾大学、早稲田大学、東京理科大学、上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学 など

※代替可能な問題集の合格実績も含みます。

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『Bright Stage(ブライトステージ)英文法・語法問題』で合格できる大学

『Bright Stage英文法・語法問題』だけで偏差値70まで取得可能*です。

(*)ロジック:①全統記述模試の問題と問題集に掲載されている問題を紐づけ、取得可能な点数を算出、②実際に生徒が取得した偏差値と習得レベルを踏まえ、現実的な偏差値を割り出しています。

『Bright Stage英文法・語法問題』だけで偏差値70が取得可能ということは、河合塾のボーダー偏差値**で、偏差値67.5の大学まで対応可能ということを意味しています。

(**)ボーダー偏差値は河合塾が発表している値で「昨年、その偏差値を取った人の50%が合格した偏差値」が定義です。科目別では発表されません。パスナビで表示される偏差値も、この河合塾のボーダー偏差値です。

『Bright Stage(ブライトステージ)英文法・語法問題』で取得可能な偏差値

松濤舎では、問題集ごとに「習得レベル」を定義しており、偏差値との関係までわかっています

『Bright Stage英文法・語法問題』の習得レベルと偏差値との関係は以下のようになっています。

レベル1正答率5割=約800問:偏差値65
レベル2正答率8割=約1,600問:偏差値70

以下の問題集でも同様の偏差値が取得可能です。

Vintage、Next Stage、Scramble、POWER STAGE、UPGRADE

注意が必要なのは、多くの受験生が文法や精読に時間をかけすぎがちな点です。

上記の通り、偏差値65近く取りたければ、文法問題集は正答率5割で十分です。たいていは、語彙量や長文量が足りていないのに、さらに文法に力を入れ、ますます成績が伸び悩むケースが多いので注意が必要です。

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『Bright Stage(ブライトステージ)英文法・語法問題』を課題に組み込む

以上のように、「志望校が決まる」⇒「偏差値が決まる」⇒「問題集の習得レベルが決まる」⇒「解けるようになるべき問題数が決まる」というロジックが成り立ちます。

解けるようになるべき問題数まで同定できたら、残り日数から逆算し、1日あたりの課題に落とし込めばあとはやるだけの状態になります。

松濤舎では以上のロジックをもとに定量的かつ徹底した管理指導を行い、高い合格率を誇っています。

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『Bright Stage(ブライトステージ)英文法・語法問題』の使い方

『Bright Stage英文法・語法問題』を次のように使い、効率的に進めましょう。

テスト形式で解いていく

順番にテスト形式で解いていきましょう。わからなければ×マークをつけ、右ページの解説を読みます。

正解していても右ページの解説はよく読み、なぜその選択肢が正解なのかわかっていたか確認します。

なお、分散学習するために、×マークがついた問題は1周するまで復習しません。

1周したあとに、×マークがついた問題を復習することで、必然的に最大限間隔をあけて復習することになり、長期記憶に寄与します。

一度◯マークがついた問題は、模試1週間前に復習する程度で十分なので、できるだけ一度も解けたことのない問題の復習に時間を使うようにしましょう。

『総合英語 FACTBOOK』『和文英訳教本(文法矯正編)』と併用する

本書の解説は、厳密ではあるのですが頭に残りやすくするための解説ではありません。そこで、『総合英語 FACTBOOK』『和文英訳教本(文法矯正編)』で該当箇所の解説を読むと、より頭に残りやすくなるでしょう。

しかし、慣用表現などはどうしても丸暗記しなければなりません。何度も繰り返し頭に入れましょう。

×マークのついた問題のみ復習する

1周し終わったら再び最初に戻り、×マークのついた問題だけ復習します。

2周目が終わったら、再び最初に戻り、×マークのついた問題だけを復習する・・・ということを繰り返していきます。

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『Bright Stage(ブライトステージ)英文法・語法問題』の代替教材

文法問題集は、以下の問題集であれば代替可能です。

Vintage、Scramble、Next Stage、POWER STAGE、UPGRADE

松濤舎では、何も文法問題集を持っていない場合は『英文法・語法 Vintage』を推奨していますが、すでに持っている問題集からわざわざ変えるほどの優位性はありません。

すでに解ける問題を解いている時間は無駄なので、そのまま使い続けてOKです。

『Bright Stage(ブライトステージ)英文法・語法問題』の前にやるもの

特にありません。学校で習った範囲を『Bright Stage英文法・語法問題』で演習し、定着していきましょう。

『Bright Stage(ブライトステージ)英文法・語法問題』の次にやるもの

文法対策は、本書のみで十分です。

【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール

難関大学受験生向けに、英語の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。

https://shotosha.com/method/how-to-study-english

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【決定版】『VENN4000』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/venn4000 Wed, 03 May 2023 04:43:17 +0000 https://shotosha.com/?p=24364

『VENN4000』で合格できる大学 『VENN4000』だけで偏差値75まで取得可能*です。 (*)ロジック:実際に生徒が取得した偏差値と習得レベルとの関係を踏まえ、現実的な偏差値を割り出しています。 『VENN400 ... ]]>

『VENN4000』で合格できる大学

『VENN4000』だけで偏差値75まで取得可能*です。

(*)ロジック:実際に生徒が取得した偏差値と習得レベルとの関係を踏まえ、現実的な偏差値を割り出しています。

『VENN4000』だけで偏差値75が取得可能ということは、河合塾のボーダー偏差値**で、偏差値72.5の大学まで対応可能ということを意味しています。

(**)ボーダー偏差値は河合塾が発表している値で「昨年、その偏差値を取った人の50%が合格した偏差値」が定義です。科目別では発表されません。パスナビで表示される偏差値も、この河合塾のボーダー偏差値です。

『VENN4000』を使った合格実績

松濤舎の合格実績を以下に記載します。

なお、松濤舎で『システム英単語』を使用したあと、語彙を補強したり辞書代わりに活用できる『VENN4000』を使った指導を行っています。

『システム英単語』のみで合格

・医学部医学科

富山大学、弘前大学、秋田大学、東京慈恵会医科大学、順天堂大学、日本医科大学、国際医療福祉大学、自治医科大学、昭和大学、東京医科大学、東邦大学、日本大学、聖マリアンナ医科大学、東海大学、東京女子医科大学、埼玉医科大学 など

・他学部

東京学芸大学、岩手大学(共同獣医学科)、鳥取大学(共同獣医学科)、慶應義塾大学、早稲田大学、東京理科大学、上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学 など

システム英単語 + VENN4000 で合格

・医学部医学科

大阪大学、横浜市立大学、広島大学、金沢大学、新潟大学、浜松医科大学、愛媛大学、大分大学 など

・他学部

京都大学(文系)、大阪大学、名古屋大学、北海道大学、東北大学、神戸大学、千葉大学、筑波大学 など

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『VENN4000』で取得可能な偏差値

松濤舎では、英単語の語彙量偏差値(全統記述模試)との関係がわかっています。システム英単語は、次のような偏差値が取得可能です。

掲載回数10回以上の英単語(1,600語)の意味が想起できる:偏差値60
掲載回数7回以上の英単語(2,200語)の意味が想起できる:偏差値65
掲載回数3回以上の英単語(3,700語)の意味が想起できる:偏差値70
掲載回数2回以上の英単語(4,600語)の意味が想起できる:偏差値75

ただし、英語は語彙量だけあっても上記の偏差値は出ません文法と長文読解量が足りなければ、それらがボトルネックとなります

そのため、語彙量は十分あるのに上記の偏差値が出なかった場合、文法か長文読解量のどちらかが足りないことがわかります

このように、どれくらいの語彙量があったらどれくらいの偏差値が出るはず、ということがわかっていると、原因分析も非常にしやすくなります

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『VENN4000』を課題に組み込む

上述のように、目標の偏差値が決まれば、覚えるべき英単語数も決まります。

偏差値60掲載回数10回以上の英単語(1,600語
偏差値65掲載回数7回以上の英単語(2,200語
偏差値70掲載回数3回以上の英単語(3,700語
偏差値75掲載回数2回以上の英単語(4,600語

覚えるべき英単語数まで同定できたら、残り日数から逆算し、1日あたりの課題に落とし込めばあとはやるだけの状態になります。淡々と課題を進めることで語彙量が増え、目標とする偏差値を取得ことができます。

このように、松濤舎では「志望校が決まる」⇒「偏差値が決まる」⇒「問題集の習得レベルが決まる」⇒「覚えるべき英単語数が決まる」というロジックのもと、定量的かつ徹底した管理指導を行い、高い合格率を誇っています。

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『VENN4000』の特徴

『VENN4000』は、主要な英単語帳23冊中2冊以上に掲載された英単語をすべて網羅し、掲載回数順に並べてあります。このことにより、次のような特徴があります。

『VENN4000』の特徴1:覚えるべき英単語かどうか判断できる

主要な英単語帳23冊のうち2冊以上に掲載されていたすべての英単語を載せているので、ここに掲載されていない英単語は、他の人も覚えていないマイナーな英単語であると判断できます。

例えば、教科書の予習をするとき、模試の復習をするとき、過去問の採点をするとき、わからない英単語があると「知らなければならない単語だったのか、知らなくていい単語(=文脈判断する単語)だったのか」は非常に迷うところです。

もちろん、覚えたらいいのでしょうが、すべて覚えていたらキリがありません。大学受験は、時間との戦いであり、相対評価です。みんなが覚えていない英単語を覚えることはできるだけ割けたいわけです。

そんなとき『VENN4000』の索引で調べれば、その英単語は主要な英単語帳に載っている英単語(=覚えるべき英単語)なのか、そうでない英単語なのか、すぐに判断できるのです。

『VENN4000』の特徴2:みんなが覚えている英単語から順に覚えられる

掲載回数の多い順に並べてあるため、みんなが覚えている可能性が高い英単語から優先的に覚えることができます。

もっとも多いもので、23冊中20冊に掲載されていた英単語が6つあります。

明らかにこれらの英単語は周りが覚えている可能性がもっとも高く、優先的に覚えなければならない英単語です。

『VENN4000』の掲載単語数|掲載回数ごとの単語数

掲載回数英単語数
2892
3542
4374
5321
6274
7247
8189
9194
10171
11188
12187
13178
14214
15193
16190
17149
1892
1927
206

『VENN4000』の特徴3:これ1冊やれば十分であり、これ以上は不要

「英単語は好きな1冊をやればいい」と言われることがありますが、実際は「その英単語帳にしか載っていない英単語」も多いです。わからない英単語に出会ったとき、それが自分の英単語帳に載っていなかっただけで、他の人は英単語帳で覚えている可能性のある単語だと考えるのは少し気持ち悪いですよね。

大学受験においてもっとも重要なのは、やるべきことを他の人より徹底することです。受験は相対評価なので、みんなが覚えている可能性がある単語リストを、人より徹底することに尽きます。

『VENN4000』には約4,600語の英単語が掲載されていますが、そのうち約600語は中学レベルの英単語です。また、一般的な英単語帳には2,000語前後の英単語が掲載されており、派生語なども含めると約3,000〜4,000語が掲載されています。

そういった意味で『VENN4000』は特段、他の英単語帳よりも掲載数が多いというわけではなく、暗記すべき英単語を必要十分なだけ掲載されていると言えます。

『VENN4000』の使い方|①単語帳として

『VENN4000』を使って語彙量を増やしていく際には、次のように使用しましょう。

目標の偏差値を決める

志望校が決まれば、目標の偏差値が決まります。

目標の偏差値が決まると、掲載回数が何回の英単語まで覚えるべきかが決まります。

例えば、偏差値65であれば、掲載回数7回以上の英単語までが対象になります。

最初から最後まで通しで、テスト形式で進める

目標偏差値が65なら、最初(掲載回数20回の英単語)から順に、最後(掲載回数7回)までを通して、テスト形式で勉強します。

テスト形式というのは「英単語を見て、その意味を頭の中で想起する」です。

このような方法で勉強するのは、英単語暗記の最大の目的は、長文問題が解けるようになることだからです。

英単語を手で書く必要はないですし、日本語から英語にする必要もありません。

とにかく「英語を見て、その意味が頭の中で想起できるか」をテストしていくのです。

意味=コアイメージを想起する

さて、意味を想起するといっても、『VENN4000』には非常に多くの日本語の意味が書かれています。

なぜなら、日本語の意味を覚えることを止めてもらいたいからです。到底覚えられないであろう量の意味が書かれているため、「コアイメージ」をつかもうとしてもらいたいのです。

テスト形式で勉強する際も、すべての意味が想起できるか確認してほしいわけではなく(無理です)、コアイメージが想起できるかどうかをテストしたらOKですです。

想起できなければ×、想起できたら◯

想起できなければ×マークをつけていき、2周目は×マークのついた英単語だけを復習します。

3周目は×マークが2つ付いた英単語だけを復習し・・・というようにして、まだ覚えていない英単語だけを何度も復習することで、新しい知識を増やしていきます。

このように、最初から最後まで、×マークの付いた英単語だけを繰り返し復習することで、知らない英単語の暗記に100%時間を使うことができ、自然と分散学習になり、当然テスト形式で勉強しているので、必然的にもっとも効率的な英単語学習になるのです。

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『VENN4000』の使い方|②辞書として

模試や過去問の採点時に、わからない英単語があった場合は『VENN4000』の索引を調べ、掲載されている英単語(=覚えるべき英単語)かどうかを確認します。

『VENN4000』に載っていた単語は、『VENN4000』にわかるようにをつけておくと、『VENN4000』で単語を暗記していく際に役立つでしょう。

『VENN4000』に関する注意点

コアイメージを覚えよう

先述のとおり、『VENN4000』はあえて非常に多くの意味を掲載しています。これは「到底覚えられない」⇒「コアイメージを覚えよう」となってほしいからです。

コアイメージは「例文」を見ることでも掴みやすくなります。

高校1年生から持っておこう

『VENN4000』は一般的に「難しい英単語」に分類されるかもしれませんが、どちらかと言えば「最難関大学にも対応している英単語帳」です。

「偏差値60にも対応している英単語帳」であり、「覚えるべき英単語かどうかを判断できる、辞書的な英単語帳」でもあるので、高校1年生から持っておき、定期テストや模試のたびに書き込んでいくとよいでしょう。

『VENN4000』の製作背景

「これさえやっておけばいい1冊」を決められなかった

英単語帳の指定教材を選定する際、さまざまな指標で評価をしたのですが、もっとも重視したのは「単語リスト」です。

主要な英単語帳に掲載されているすべての英単語をリスト化して調査したのですが、「これ1冊やっておけば、他の英単語帳もほぼカバーするような英単語帳」は存在しませんでした。

複数の英単語帳を使うのは無駄が多い

かといって、複数の英単語帳を使うのは無駄が多いです。

一度覚えた英単語を他の英単語帳で再度確認するのは非常に煩わしいです。

仮に2冊の英単語帳を勉強したとして、その2冊には載っていないが、他の英単語帳に載っている英単語はカバーしきれないわけです。

そうなると、結局は「主要な英単語帳に2回以上掲載されている英単語リストを作成する」しかなくなり、松濤舎オリジナルで製作しました。

過去問の失点原因が「覚えるべき英単語を覚えていないから」かわからなかった

他にも、過去問演習に入った際、指定している英単語帳には載っていない英単語がわからず失点した場合、それは「その単語帳に載っていないだけで、他の単語帳には載っている”覚えるべき英単語”」なのか「どの単語帳にも載っていない、他の人も覚えていない”文脈判断すべき英単語”」なのか、切り分けができませんでした。

これは指導者として非常にモヤモヤとする状況でした。生徒には「この単語帳をやればいい」と指定しておきながら、わからない英単語があると「言われた英単語帳をしっかりやったのに得点できなかった」となってしまうからです。

「覚えるべき英単語の輪郭」が掴める英単語帳を作りたい

受験勉強は「やることが無限にある」と思うとモチベーションが下がったり、計画的に学習することができなくなります。一方、「やるべきことが有限である」とわかれば、あとはそれをやりきるだけ、という頭に切り替わります。

英単語は覚えるだけ覚えたらいいことは前提の上で、「限られた時間の中で覚えるべき上限の英単語は何か?」を見つけられたら非常に有用であり、それを「主要な23冊中2冊以上で採用された英単語」とした英単語帳を作りたいと思い、『VENN4000』を製作したのです。

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『VENN4000』の購入はこちら

3,600円(税別)※送料無料・即日発送

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【決定版】英語の偏差値の決まり方 https://shotosha.com/study-method/english/hensachi-english Tue, 02 May 2023 09:11:29 +0000 https://shotosha.com/?p=24319

英語の偏差値を決める要素は3つ 英語は、「時間をかければ伸びる科目」という認識を全員が持っているはずです。 当然、毎日英語を読んだほうがいいでしょし、英字新聞をとったらいいでしょうし、毎日ラジオ英会話を聴いたらいいでしょ ... ]]>

英語の偏差値を決める要素は3つ

英語は、「時間をかければ伸びる科目」という認識を全員が持っているはずです。

当然、毎日英語を読んだほうがいいでしょし、英字新聞をとったらいいでしょうし、毎日ラジオ英会話を聴いたらいいでしょう。

しかし、時間は限られています。つまり、成績への転換効率が高い、時間の使い方をしなければなりません。

松濤舎では、英語の偏差値を決める「3つの要素」を突き止めており、偏差値との関係まで見出しています。

1.語彙量

まずは語彙量です。

前提として、受験英語は配点の6〜7割を長文問題が占めます。大学によっては全問が長文問題のところがあったりしますし、共通テストは長文問題しか出題されません。

長文問題を解く上で語彙量がなぜ重要かというと、語彙量との間の相関係数が0.78もあることが科学的に知られているからです。

また、英語長文の95%以上の英単語がわからないと意味が取れず98%以上の英単語がわからないと深く理解できないことが科学的にわかっています

内容把握問題にかぎらず、和訳問題、説明問題、英訳問題、自由英作文も、結局は語彙量で決まります

語彙量が重要であることは”吉報”

受験英語において語彙量が重要であることは、多くの受験生にとって吉報です。

なぜなら、努力でどうにでもできるからです。

「ただひたすら英語に触れる機会を増やしましょう」と言われても、狙って成績を上げることは困難ですし、「小さな頃に英語に振れていないと成績が伸びない」などと言われてしまったら、できることはありません。ですが、英単語であれば、意図的に増やすことができ、自分の成績をハンドリングできます。

このように、意識的に行う学習を随意学習といいます。随意学習は自己効力感が付随しやすく、自己肯定感も上がりやすいです。

英語の成績に伸び悩んでいる人がいたら、まずは語彙量を疑いましょう。

語彙量と偏差値の関係

松濤舎では『システム英単語』を英単語帳の指定教材として採用しています。

英単語のラインナップがよく、別売りのカードを使うと非常に効率的に英単語暗記ができるからです。

『システム英単語』の場合

・システム英単語の見出し語/1,000語偏差値55
・システム英単語の見出し語/1,500語偏差値60
・システム英単語の見出し語/2,200語偏差値65
・システム英単語の派生語/1,390語+熟語/535語偏差値70

※いずれも全統記述模試(河合塾)の全国偏差値/以下同

『VENN4000』の場合

松濤舎オリジナル英単語帳『VENN4000』では、以下のように偏差値が対応しています。

まずは『システム英単語』でひと通り暗記したあと、そこに掲載されていない英単語まで覚え、偏差値75近くを狙う場合に使用します。

・VENN4000/1,600語(掲載数=10回):偏差値60
・VENN4000/2,200語(掲載数=7回):偏差値65
・VENN4000/3,700語(掲載数=3回):偏差値70
・VENN4000/4,600語(掲載数=2回):偏差値75

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2.文法

英語の成績を決める2つ目の要素は文法です。

網羅系の文法問題集に載っている問題のうち、何問解けるようになったかが偏差値を決めます

文法と偏差値の関係

正答率5割/約800問:偏差値65
正答率8割/約1,600問:偏差値70

対象の問題集は以下となります。

Vintage、Next Stage、Scramble、POWER STAGE、Bright Stage、UPGRADE

注意が必要なのは、多くの受験生が文法や精読に時間をかけすぎがちな点です。

上記の通り、偏差値65近く取りたければ、文法問題集は正答率5割で十分なのです

たいていは、語彙量や長文量が足りていないのに、さらに文法に力を入れ、ますます成績が伸び悩むケースが多いので注意が必要です。

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3.長文量

英語の成績を決める3つ目の要素が長文量です。

次のように、長文量を増やしていくことによって、偏差値が段階的に上がっていくことが指導経験上わかっています。

長文量と偏差値の関係

・Rise1(12問)   :偏差値55
・速単入門編(68長文):偏差値57.5
・Rise2(15問)   :偏差値60
・速読英熟語(60長文):偏差値62.5
・Rise3(15問)   :偏差値65
・速単必修編(70長文):偏差値67.5
・Rise4(15問)   :偏差値70

Rise読解演習シリーズ(Z会)と、速読シリーズ(Z会)をサンドイッチ形式で進めていくことで、偏差値が2.5ずつ上がっていきます。多読多聴し、いくらか問題演習をする、という適切な配分で進めます。

なお、各問題集は正しい方法で使わなければ、ただ読んだだけ・ただ解いただけとなり、成績が全く伸びないので注意が必要です。以下を参考に進めてください。

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英語の偏差値は「もっとも足りない要素」がボトルネックに

英語の成績は、3つの要素のうち足りないものがボトルネックになることがわかっています。

例えば、次のような状態になったとしましょう。

・単語 ・・・システム英単語の見出し語/1,500語偏差値60
・文法 ・・・Vintageの正答率5割/約800問:偏差値65
・長文 ・・・速読英熟語/60長文:偏差値62.5

すると、上記では語彙量がボトルネックとなり、偏差値60で頭打ちします

よって、語彙量を増やしていかねばならないのです。

このように、もっとも不足しているものが全体を決めることを律速と言い、上記では語彙量が律速段階にあると言います。

課題の組み立て方

具体的な課題を組み立て方については、次の①〜③のアルゴリズムで考えます。

①まずはシステム英単語の見出し語を1,000語覚える

システム英単語の見出し語を1,000語覚えることから始めましょう

語彙量が少なければ、まともに長文が読めないのはもとより、すぐに語彙量がボトルネックになってしまうからです。

1,000語覚えるまでは長文に入らず、単語暗記に時間を使ってください。

②5文型と時制を習得する

文法は、長文読解を進める上で必要なだけ習得していればOKです。

文法の細かい例外を入れても、英語の成績は一切上りません。長文読解をスタートさせるための下準備でしかないことを強く理解しましょう。

さて、高1でひと通り文法を習い終えますが、それを待つのは遅いので、学校で5文型と時制を習い終わったタイミングで、長文に入りましょう。

5文型と時制が理解できていれば、難問を除き、ほとんどの長文が読めます

ただ繰り返しになりますが、英単語が1,000語以上覚えている状態でなければ、長文に入ってはなりません。

③単語30分、文法30分、長文30分、合計1.5時間/日がベース

①②をクリアしていれば、1日あたり単語30分、文法30分、長文30分、合計1.5時間で英語の勉強時間を確保しましょう

もし長文に入れる状態になければ、その時間を単語や文法に充てます。

当然、他科目と比べ英語の成績が足りない場合は、1.5時間より多く英語に時間を割きますし、英語が得意な人はもはや全く英語に時間を使わないということもあります。

上記を基本としながら、他科目とのバランスを保って課題とするのがよいです。

偏差値70超を目指すには?

市販教材を使った学習では、文法も長文も偏差値70が上限です

さらに高い偏差値を狙う人(東大・京大・一橋・難関医学部)は、実戦模試の過去問や、入試の過去問を使うことで、さらに高い偏差値を目指していくことになります。

ただし、当然ながら、市販教材を使わずに過去問をやったところで成績は上がらないため、下積みからコツコツ積み重ねていくしか方法はありません。

なお、英単語に関しては『VENN4000』で偏差値75まで取得可能で、これ以上単語を追加する必要はありません。

まとめ

英語の成績を決めるのは、語彙量・文法・長文量の3要素です。

語彙量なら『システム英単語』『VENN4000』、文法なら『Vintage』『Next Stage』などの網羅系問題集、長文なら『速読英単語』『Rise読解演習』の習得レベルと偏差値の関係性までわかっています

英語の偏差値は律速であり、語彙量・長文量がボトルネックになることが多いため、注意しなければなりません。

松濤舎では、上記のような合理的な戦略に基づいた英語指導をしており、毎年多くの合格実績を出しています。

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【決定版】『アクセス生物』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/access-seibutsu Wed, 19 Apr 2023 11:30:49 +0000 https://shotosha.com/?p=23532

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『アクセス生物』で取得可能な偏差値 松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。 習得レベル1:導入問題が8割以上、手を止めずに解ける習得レベル2:基本例題/ ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

アクセス生物』で取得可能な偏差値

松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。

習得レベル1:導入問題が8割以上、手を止めずに解ける
習得レベル2:基本例題/問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値57.5
習得レベル3:基本例題/問題が5割以上、手を止めずに解ける:偏差値60
習得レベル4:基本例題/問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値65

こちらをもとに、定量的な指導・課題作成を行っています。

アクセス生物』に入る前に押さえておきたい、生物の特徴

知識・典型問題の網羅性が、他科目よりもダイレクトに点数に響く

生物は、基本的な用語や典型的な実験があらじめ解けるようになっておけば、その類題が出題されるため、固く得点できる科目と言えます。よって、できるだけ網羅的に、用語や典型問題に触れられる問題集をやるべきです

『アクセス生物』をはじめとする教科書傍用問題集は、まさにこうした目的のもとに作られた問題集なのです。

知識を網羅するためにも、教科書が超重要

先述の通り、生物はわかりやすく知識量が成績に直結します。

そのため網羅系問題集(教科書傍用問題集)でひと通り問題に触れようと考えるわけですが、それでも限界はあります。つまり、問題集で問題として扱われない用語や実験、典型問題がどうしても存在します。

だからこそ、生物は教科書が重要なのです。理系で唯一、教科書を使う科目と言ってよいでしょう。

応用問題に対応するためにも、教科書が超重要

教科書は、応用問題に対応するためにも必要です。

なぜなら、難関大になるほどその場で考えさせる問題・・・いわば「生物をネタにした論理問題」が出題されるのですが、どこまでが知識として知っている必要があり、どこからがその場で考えるべきことなのかの線引きが明確にできているかどうかが、応用問題をスムーズに解けるかどうかを決定づけるからです。

次に『アクセス生物』の使い方をまとめますが、教科書も並行してインプットしていく前提で読み進めてください。

アクセス生物』の使い方

「導入問題」を解く

ここで基本的な用語の確認や公式の確認を行います。

解けなかった問題には×マークを、解けた問題には◯マークをつけます。

×マークがついた問題は、模試範囲をひと通り解いた後、再び戻ってきて解きます。解けなかったら×マークを累積し、解けたら◯マークを書きます。

×マークしかついていない問題を減らすことが勉強の中心となります。◯マークがついた問題は放置し、模試の前、あるいは入試前に確認しましょう。

また、学習の基本は分散学習です。×マークがついた問題の復習もできるだけ間隔をあけるようにしましょう。◯マークをつけていい基準は、3日以上置いてから復習した場合にしてください。

「基本例題」「基本問題」を解く

続いて「基本例題」「基本問題」に入ります。

ここで勉強するのが、いわゆる典型問題と言われるものです。ほぼすべて解ける状態になっている必要があります。入試問題でそのまま出題されるような知識・問題が多数掲載されています。

こちらも同様に、解けなかったら×マーク、解けたら◯マークをつけていきます。

「発展例題」「発展問題」

「発展例題」「発展問題」に入ります。

典型問題ではないものも多く、そのまま出題される問題は少ないかも知れませんが、ひと通り解ける状態にします。

『アクセス生物』を使うタイミング

生物を習うタイミングは次のどちらかである高校が多いです。

  • 高1で生物基礎、高3で生物
  • 高1か生物基礎、高2で生物

つまり、発展科目に入るのは高2以降である高校がほとんどであり、既習範囲が一定以上になるのは高2の秋以降になります。

よって、高2秋までは、定期テスト対策期間(=定期テストの2〜3週間前)に勉強をすればよく、それまでは英語や数学の習得レベルを上げておき、高3以降にしっかり理科に時間が使えるようにしましょう。

実際、理科が模試で出題されるのは高2秋の進研模試からで、全統模試で出題されるのは高2の2月末にある「全統高2記述模試」からとなります。出題範囲も生物基礎のみです。

アクセス生物』の特徴

『アクセス生物』は、他の教科書傍用問題集と大きくは変わりません。

  • 基本的な用語の確認(導入問題)
  • 基本例題&基本問題(基本例題、基本問題)
  • 発展例題&発展問題(発展例題、発展問題)

の構成となっています。

アクセス生物』の前にやるべき問題集

特にありません。

『アクセス生物』には「導入問題」という、基本的な知識を確認するコンテンツがあるのですが、これが非常に優秀です。一定勉強してきた人も、「導入問題」で解けない問題があり、知識の穴が埋められたと言います。

「導入問題」以上に戻るべき基礎は存在しないので、『アクセス生物』より前にやるべき問題集はありません。

アクセス生物』と並行すべき教材

教科書を並行しましょう。

「生物」という科目の性質上、教科書をインプットすることは必須です。

人は、ただ読むだけでは頭に残りにくいことが科学的に知られています。よって、松濤舎では演習中心で勉強するよう伝えていますが、教科書はインプットせざるをえません。

問題集に載っていない箇所は何度も読むことで覚えていきましょう。

また、最近の教科書は非常にボリューミーで、詳しいことまで載っているので、資料集代わりとしても使っていってください。他に資料集や、資料集のような参考書は不要です。

アクセス生物』の後にやるべき問題集

『生物の良問問題集』に入ります。

この問題集の特徴は、非常に網羅的に生物のトピックを扱っているということと、それを過去問ベース(=典型問題からちょっとずらした問題)として掲載されていることにあります。

「生物」が、事前に網羅的に用語や典型問題に触れておくべき科目であることから、網羅的であることは必須の特徴なのですが、それが過去問ベースになっているところが非常に良いです。

どうしても教科書傍用問題集は”おとなしい問題”になりがちです。それが教科書傍用問題集のいいところなのですが、だからこそ2冊目としては、ややずらした問題を解き、知識の穴や浅い理解に気づく必要があるのです。

『生物の良問問題集』まで入れば、偏差値75まで取得可能であることがわかっています。ほとんどの難関大はここまでで十分に対応できることを、合格者の声も裏付けています。

アクセス生物』と他書との比較

『アクセス生物』と並ぶ教科書傍用問題集に、『エクセル生物』『セミナー生物』『センサー生物』『リードα生物』『ニューグローバル生物』がありますが、いずれもほぼ同じです。

もし何も持っていなかったり、ゼロからはじめるのであれば『エクセル生物』を推奨します。理由は、市販で購入しても解答が付いてくるからです。また、網羅性もこの中では比較的高く、解説も他書と比べてわかりやすいという点が挙げられます。

しかし、学校ですでに『アクセス生物』が指定されている人が、わざわざ『エクセル生物』を購入するほどでもありません。同じような問題を二度解くことのほうが非効率です。

なお『ニューグローバル生物』を指定する高校もありますが、やや難易度が低くて簡単なので、志望校や状況(=学校でどこまで使用するか)に応じて、『エクセル生物』に変更すべきと指定することがあります。


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【決定版】『アクセス物理』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/access-butsuri Wed, 19 Apr 2023 10:54:36 +0000 https://shotosha.com/?p=23519

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『アクセス物理』で取得可能な偏差値 松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。 レベル1:導入問題が8割以上、手を止めずに解けるレベル2:基本例題/問題が8 ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『アクセス物理』で取得可能な偏差値

松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。

レベル1:導入問題が8割以上、手を止めずに解ける
レベル2:基本例題/問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値57.5
レベル3:発展例題/問題が5割以上、手を止めずに解ける:偏差値60
レベル4:発展例題/問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値65

こちらをもとに、定量的な指導・課題作成を行っています。

『アクセス物理』に入る前に押さえておきたい、物理の特徴

物理は、複雑な事象を、数少ない原理原則に基づき、分解していく科目です。その公式をいつ、どのように、なぜ利用できるかという知識を整理し、体系化していく必要があります。

『アクセス物理』をはじめとする教科書傍用問題集は、この知識の整理や体系化を学習者に任せている側面が強いです。一方、様々なパターンの問題に触れられることは、教科書傍用問題集の良いところです。最初は、公式あてはめでもいいので、ある程度の問題に触れることも必要となります。

そこで、『アクセス物理』は次のような使い方をします。

『アクセス物理』の使い方

「導入問題」を解く

まずは「導入問題」を解いていきます。

解けなかった問題には×マークを、解けた問題には◯マークをつけます。

×マークがついた問題は、模試範囲をひと通り解いた後、再び戻ってきて解きます。解けなかったら×マークを累積し、解けたら◯マークを書きます。

×マークしかついていない問題を減らすことが勉強の中心となります。◯マークがついた問題は放置し、模試の前、あるいは入試前に確認しましょう。

また、学習の基本は分散学習です。×マークがついた問題の復習もできるだけ間隔をあけるようにしましょう。◯マークをつけていい基準は、3日以上置いてから復習した場合にしてください。

「基本例題」「基本問題」を解く

続いて「基本例題」「基本問題」に入ります。

こちらも同様に、解けなかったら×マーク、解けたら◯マークをつけていきます。

『良問の風』に入る

そのまま「発展例題」「発展問題」には進まず、『良問の風』に入ります。

理由は、『良問の風』は、『アクセス物理』の「基本例題」〜「発展問題」レベルの問題を扱うのですが、『アクセス物理』と比べてわかりやすく、頭が整理されやすいからです。

「発展例題」「発展問題」を解く

そのまま「発展例題」「発展問題」にも入ります。

こちらも◯×マークはこれまで通りのルールでつけていきましょう。

上記の学習を繰り返し、×マークを減らしていきます。

そして、該当する偏差値に到達したか、全統記述模試を受験して確認していってください。

『アクセス物理』を使うタイミング

物理を習うタイミングは次のどちらかである高校が多いです。

  • 高1で物理基礎、高2で物理
  • 高2から物理基礎+物理

つまり、発展科目に入るのは高2以降である高校がほとんどであり、既習範囲が一定以上になるのは高2の秋以降になります。

よって、高2秋までは、定期テスト対策期間(=定期テストの2〜3週間前)に勉強をすればよく、それまでは英語や数学の習得レベルを上げておき、高3以降にしっかり理科に時間が使えるようにしましょう。

実際、理科が模試で出題されるのは高2秋の進研模試からで、全統模試で出題されるのは高2の2月末にある「全統高2記述模試」からとなります。出題範囲も物理基礎のみです。

『アクセス物理』の特徴

『アクセス物理』は、他の教科書傍用問題集と大きくは変わりません。

  • 基本的な用語の確認(導入問題)
  • 基本例題&基本問題(基本例題、基本問題)
  • 発展例題&発展問題(発展例題、発展問題)

の構成となっています。

『アクセス物理』の前にやるべき問題集

特にありません。

『アクセス物理』には「導入問題」という、基本的な知識を確認するコンテンツがあるのですが、これが非常に優秀です。一定勉強してきた人も、「導入問題」で解けない問題があり、知識の穴が埋められたと言います。

「導入問題」以上に戻るべき基礎は存在しないので、『アクセス物理』より前にやるべき問題集はありません。

『アクセス物理』と並行すべき参考書

『宇宙一わかりやすい高校物理』シリーズを並行しましょう。

『アクセス物理』に限らず、教科書傍用問題集は取っ掛かりとしての「イメージ」が掴みづらいのが難点です。

その点、『宇宙一わかりやすい高校物理』は感覚的に理解しやすく、スムーズに進めていくことができます。

『アクセス物理』の後にやるべき問題集

先述の通り、「基本問題」までやったら、『良問の風』に入ります。

『良問の風』のあとは、『名問の森』に入ります。

『アクセス物理』と他書との比較

『アクセス物理』と並ぶ教科書傍用問題集に、『エクセル物理』『リードα物理』『セミナー物理』『センサー物理』『ニューグローバル物理』がありますが、いずれもほぼ同じです。

もし何も持っていなかったり、ゼロからはじめるのであれば『エクセル物理』を推奨します。理由は、市販で購入しても解答が付いてくるからです。また、網羅性もこの中では比較的高く、解説も他書と比べてわかりやすいという点が挙げられます。

しかし、学校ですでに『アクセス物理』が指定されている人が、わざわざ『エクセル物理』を購入するほどでもないですし、被ったレベルの問題を二度解くことは非効率です。

非効率性を上回るほどの便益がない限り、いま使用している『アクセス物理』を使い続けて問題ありません。

なお『ニューグローバル物理』を指定する高校もありますが、やや難易度が低くて簡単なので、志望校や状況(=学校でどこまで使用するか)に応じて、『エクセル物理』に変更すべきと指定することがあります。


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【決定版】『アクセス化学』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/access-kagaku Wed, 19 Apr 2023 07:05:08 +0000 https://shotosha.com/?p=23489

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『アクセス化学』で取得可能な偏差値 松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。 習得レベル1:導入問題が8割以上、手を止めずに解ける習得レベル2:基本例題/ ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『アクセス化学』で取得可能な偏差値

松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。

習得レベル1:導入問題が8割以上、手を止めずに解ける
習得レベル2:基本例題/問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値57.5
習得レベル3:発展例題/問題が5割以上、手を止めずに解ける:偏差値60
習得レベル4:発展例題/問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値65

こちらをもとに、定量的な指導・課題作成を行っています。

『アクセス化学』の使い方

「導入問題」を解く

まずは「導入問題」を解いていきます。

解けなかった問題には×マークを、解けた問題には◯マークをつけます。

×マークがついた問題は、模試範囲をひと通り解いた後、再び戻ってきて解きます。解けなかったら×マークを累積し、解けたら◯マークを書きます。

×マークしかついていない問題を減らすことが勉強の中心となります。◯マークがついた問題は放置し、模試の前、あるいは入試前に確認しましょう。

また、学習の基本は分散学習です。×マークがついた問題の復習もできるだけ間隔をあけるようにしましょう。◯マークをつけていい基準は、3日以上置いてから復習した場合にしてください。

「基本例題」「基本問題」を解く

続いて「基本例題」「基本問題」に入ります。

こちらも同様に、解けなかったら×マーク、解けたら◯マークをつけていきます。

「発展例題」「発展問題」を解く

そのまま「発展例題」「発展問題」にも入ります。

こちらも◯×マークはこれまで通りのルールでつけていきましょう。

再び頭に戻り、×マークのついた問題のみ復習する

模試の範囲の最後までやったら、再び頭に戻り、×マークのついた問題のみを復習します。

3日以上、間隔があいていれば、解けた問題には◯マークをつけてOKです。

上記の学習を繰り返し、×マークを減らしていきます。

そして、該当する偏差値に到達したか、全統記述模試を受験して確認していってください。

『アクセス化学』を使うタイミング

化学を習うタイミングは次のどちらかである高校が多いです。

  • 高1で化学基礎、高2で化学
  • 高2から化学基礎+化学

つまり、発展科目に入るのは高2以降である高校がほとんどであり、既習範囲が一定以上になるのは高2の秋以降になります。

よって、高2秋までは、定期テスト対策期間(=定期テストの2〜3週間前)に勉強をすればよく、それまでは英語や数学の習得レベルを上げておき、高3以降にしっかり理科に時間が使えるようにしましょう。

実際、理科が模試で出題されるのは高2秋の進研模試からで、全統模試で出題されるのは高2の2月末にある「全統高2記述模試」からとなります。出題範囲も化学基礎のみです。

『アクセス化学』に入る前に押さえておきたい、化学の特徴

化学の典型問題は決まっています。そんな典型問題を事前に網羅的に解けるようになることで、

初見の問題が減る
・当該テーマの理解が深まる

ようになり、入試で様々な問題に対応できるようになります。

結果、先述の「『アクセス化学』で取得可能な偏差値」にあるような偏差値が取得可能です。

『アクセス化学』の特徴

『アクセス化学』は、他の教科書傍用問題集と大きくは変わりません。

  • 基本的な用語の確認(導入問題)
  • 基本例題&基本問題(基本例題、基本問題)
  • 発展例題&発展問題(発展例題、発展問題)

の構成となっています。

『アクセス化学』の前にやるべき問題集

特にありません。

『アクセス化学』には「導入問題」という、基本的な知識を確認するコンテンツがあるのですが、これが非常に優秀です。一定勉強してきた人も、「導入問題」で解けない問題があり、知識の穴が埋められたと言います。

「導入問題」以上に戻るべき基礎は存在しないので、『アクセス化学』より前にやるべき問題集はありません。

『アクセス化学』と並行すべき参考書

『宇宙一わかりやすい高校化学』シリーズを並行しましょう。

『アクセス化学』に限らず、教科書傍用問題集は、事象がイメージできるようになるにはあまり向いていません。

その点、『宇宙一わかりやすい高校化学』で、ミクロな世界では何が起きているか、それと式との関係はどうなっているかが把握するとよいです。

『アクセス化学』の後にやるべき問題集

『化学の良問問題集』が松濤舎の推奨教材です。

大抵の難関大は『化学の良問問題集』までやれば対応可能です。

『アクセス化学』と『化学の良問問題集』の関係性

『アクセス化学』と『化学の良問問題集』の関係性ですが、『アクセス化学』でひと通り計算問題、基本問題、典型問題を解いた後、それを少しひねったり、組み合わせた良質な過去問で確認することができます。

『化学の良問問題集』は非常に網羅性が高く、著者の先生が網羅性を高めようとして作っていることが随所に感じられます。

また『アクセス化学』をはじめとする教科書傍用問題集では手薄な分野が出てきてしまいますので、それを『化学の良問問題集』は補ってくれるという役割もあります。

『アクセス化学』と他書の比較

『アクセス化学』と並ぶ教科書傍用問題集に、『エクセル化学』『リードα化学』『センサー化学』『セミナー化学』『ニューグローバル化学』がありますが、いずれもほぼ同じです。

もし何も持っていなかったり、ゼロからはじめるのであれば『エクセル化学』を推奨します。理由は、市販で購入しても解答が付いてくるからです。また、網羅性もこの中では比較的高く、解説も他書と比べてわかりやすいという点が挙げられます。

しかし、学校ですでに『アクセス化学』が指定されている人が、わざわざ『エクセル化学』を購入するほどでもないですし、被ったレベルの問題を二度解くことは非効率です。

非効率性を上回るほどの便益がない限り、いま使用している『アクセス化学』を使い続けて問題ありません。

なお『ニューグローバル化学』を指定する高校もありますが、やや難易度が低くて簡単なので、志望校や状況(=学校でどこまで使用するか)に応じて、『エクセル化学』に変更すべきと指定することがあります。


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【決定版】『ニューグローバル生物』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/newglobal-seibutsu Wed, 19 Apr 2023 06:28:58 +0000 https://shotosha.com/?p=23484

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『ニューグローバル生物』で取得可能な偏差値 松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。 習得レベル1:基礎チェックが8割以上、手を止めずに解ける習得レベル2 ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『ニューグローバル生物』で取得可能な偏差値

松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。

習得レベル1:基礎チェックが8割以上、手を止めずに解ける
習得レベル2:例題、基本問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値57.5
習得レベル3:応用問題が5割以上、手を止めずに解ける:偏差値60
習得レベル4:応用問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値65

こちらをもとに、定量的な指導・課題作成を行っています。

ニューグローバル生物』に入る前に押さえておきたい、生物の特徴

知識・典型問題の網羅性が、他科目よりもダイレクトに点数に響く

生物は、基本的な用語や典型的な実験があらじめ解けるようになっておけば、その類題が出題されるため、固く得点できる科目と言えます。よって、できるだけ網羅的に、用語や典型問題に触れられる問題集をやるべきです

『ニューグローバル生物』をはじめとする教科書傍用問題集は、まさにこうした目的のもとに作られた問題集なのです。

知識を網羅するためにも、教科書が超重要

先述の通り、生物はわかりやすく知識量が成績に直結します。

そのため網羅系問題集(教科書傍用問題集)でひと通り問題に触れようと考えるわけですが、それでも限界はあります。つまり、問題集で問題として扱われない用語や実験、典型問題がどうしても存在します。

だからこそ、生物は教科書が重要なのです。理系で唯一、教科書を使う科目と言ってよいでしょう。

応用問題に対応するためにも、教科書が超重要

教科書は、応用問題に対応するためにも必要です。

なぜなら、難関大になるほどその場で考えさせる問題・・・いわば「生物をネタにした論理問題」が出題されるのですが、どこまでが知識として知っている必要があり、どこからがその場で考えるべきことなのかの線引きが明確にできているかどうかが、応用問題をスムーズに解けるかどうかを決定づけるからです。

次に『ニューグローバル生物』の使い方をまとめますが、教科書も並行してインプットしていく前提で読み進めてください。

ニューグローバル生物』の使い方

「基礎チェック」を解く

ここで基本的な用語の確認や公式の確認を行います。

解けなかった問題には×マークを、解けた問題には◯マークをつけます。

×マークがついた問題は、模試範囲をひと通り解いた後、再び戻ってきて解きます。解けなかったら×マークを累積し、解けたら◯マークを書きます。

×マークしかついていない問題を減らすことが勉強の中心となります。◯マークがついた問題は放置し、模試の前、あるいは入試前に確認しましょう。

また、学習の基本は分散学習です。×マークがついた問題の復習もできるだけ間隔をあけるようにしましょう。◯マークをつけていい基準は、3日以上置いてから復習した場合にしてください。

「例題」「基本問題」を解く

続いて「例題」「基本問題」に入ります。

ここで勉強するのが、いわゆる典型問題と言われるものです。ほぼすべて解ける状態になっている必要があります。入試問題でそのまま出題されるような知識・問題が多数掲載されています。

こちらも同様に、解けなかったら×マーク、解けたら◯マークをつけていきます。

「応用問題」を解く

「応用問題」に入ります。

典型問題ではないものも多く、そのまま出題される問題は少ないかも知れませんが、ひと通り解ける状態にします。

ニューグローバル生物』を使うタイミング

生物を習うタイミングは次のどちらかである高校が多いです。

  • 高1で生物基礎、高3で生物
  • 高1か生物基礎、高2で生物

つまり、発展科目に入るのは高2以降である高校がほとんどであり、既習範囲が一定以上になるのは高2の秋以降になります。

よって、高2秋までは、定期テスト対策期間(=定期テストの2〜3週間前)に勉強をすればよく、それまでは英語や数学の習得レベルを上げておき、高3以降にしっかり理科に時間が使えるようにしましょう。

実際、理科が模試で出題されるのは高2秋の進研模試からで、全統模試で出題されるのは高2の2月末にある「全統高2記述模試」からとなります。出題範囲も生物基礎のみです。

ニューグローバル生物』の特徴

『ニューグローバル生物』は、他の教科書傍用問題集と大きくは変わりません。

  • 基本的な用語の確認(基礎チェック)
  • 基本例題&基本問題(例題、基本問題)
  • 発展例題&発展問題(応用問題)

の構成となっています。

ニューグローバル生物』の前にやるべき問題集

特にありません。

『ニューグローバル生物』には「基礎チェック」という、基本的な知識を確認するコンテンツがあるのですが、これが非常に優秀です。一定勉強してきた人も、「基礎チェック」で解けない問題があり、知識の穴が埋められたと言います。

「基礎チェック」以上に戻るべき基礎は存在しないので、『ニューグローバル生物』より前にやるべき問題集はありません。

ニューグローバル生物』と並行すべき教材

教科書を並行しましょう。

「生物」という科目の性質上、教科書をインプットすることは必須です。

人は、ただ読むだけでは頭に残りにくいことが科学的に知られています。よって、松濤舎では演習中心で勉強するよう伝えていますが、教科書はインプットせざるをえません。

問題集に載っていない箇所は何度も読むことで覚えていきましょう。

また、最近の教科書は非常にボリューミーで、詳しいことまで載っているので、資料集代わりとしても使っていってください。他に資料集や、資料集のような参考書は不要です。

ニューグローバル生物』の後にやるべき問題集

『生物の良問問題集』に入ります。

この問題集の特徴は、非常に網羅的に生物のトピックを扱っているということと、それを過去問ベース(=典型問題からちょっとずらした問題)として掲載されていることにあります。

「生物」が、事前に網羅的に用語や典型問題に触れておくべき科目であることから、網羅的であることは必須の特徴なのですが、それが過去問ベースになっているところが非常に良いです。

どうしても教科書傍用問題集は”おとなしい問題”になりがちです。それが教科書傍用問題集のいいところなのですが、だからこそ2冊目としては、ややずらした問題を解き、知識の穴や浅い理解に気づく必要があるのです。

『生物の良問問題集』まで入れば、偏差値75まで取得可能であることがわかっています。ほとんどの難関大はここまでで十分に対応できることを、合格者の声も裏付けています。

ニューグローバル生物』と他書との比較

『ニューグローバル生物』と並ぶ教科書傍用問題集に、『エクセル生物』『リードα生物』『セミナー生物』『センサー生物』がありますが、いずれもほぼ同じです。

もし何も持っていなかったり、ゼロからはじめるのであれば『エクセル生物』を推奨します。理由は、市販で購入しても解答が付いてくるからです。また、網羅性もこの中では比較的高く、解説も他書と比べてわかりやすいという点が挙げられます。

すでに『ニューグローバル生物』を使っているいる人が、わざわざ『エクセル生物』を購入するほどでもありません。同じような問題を二度解くことのほうが非効率だからです。

なお『ニューグローバル生物』はやや難易度が低くて簡単なので、志望校や状況(=学校でどこまで使用するか)に応じて、『エクセル生物』に変更すべきと指定することがあります。


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【決定版】『リードα生物』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/lead-seibutsu Wed, 19 Apr 2023 06:15:46 +0000 https://shotosha.com/?p=23480

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『リードα生物』で取得可能な偏差値 松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。 習得レベル1:リードBが8割以上、手を止めずに解ける習得レベル2:リードCが ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『リードα生物』で取得可能な偏差値

松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。

習得レベル1:リードBが8割以上、手を止めずに解ける
習得レベル2:リードCが8割以上、手を止めずに解ける:偏差値60
習得レベル3:リードDが5割以上、手を止めずに解ける:偏差値65
習得レベル4:リードDが8割以上、手を止めずに解ける:偏差値67.5

こちらをもとに、定量的な指導・課題作成を行っています。

リードα生物』に入る前に押さえておきたい、生物の特徴

知識・典型問題の網羅性が、他科目よりもダイレクトに点数に響く

生物は、基本的な用語や典型的な実験があらじめ解けるようになっておけば、その類題が出題されるため、固く得点できる科目と言えます。よって、できるだけ網羅的に、用語や典型問題に触れられる問題集をやるべきです

『リードα生物』をはじめとする教科書傍用問題集は、まさにこうした目的のもとに作られた問題集なのです。

知識を網羅するためにも、教科書が超重要

先述の通り、生物はわかりやすく知識量が成績に直結します。

そのため網羅系問題集(教科書傍用問題集)でひと通り問題に触れようと考えるわけですが、それでも限界はあります。つまり、問題集で問題として扱われない用語や実験、典型問題がどうしても存在します。

だからこそ、生物は教科書が重要なのです。理系で唯一、教科書を使う科目と言ってよいでしょう。

応用問題に対応するためにも、教科書が超重要

教科書は、応用問題に対応するためにも必要です。

なぜなら、難関大になるほどその場で考えさせる問題・・・いわば「生物をネタにした論理問題」が出題されるのですが、どこまでが知識として知っている必要があり、どこからがその場で考えるべきことなのかの線引きが明確にできているかどうかが、応用問題をスムーズに解けるかどうかを決定づけるからです。

次に『リードα生物』の使い方をまとめますが、教科書も並行してインプットしていく前提で読み進めてください。

リードα生物』の使い方

「リードB」を解く

ここで基本的な用語の確認や公式の確認を行います。

解けなかった問題には×マークを、解けた問題には◯マークをつけます。

×マークがついた問題は、模試範囲をひと通り解いた後、再び戻ってきて解きます。解けなかったら×マークを累積し、解けたら◯マークを書きます。

×マークしかついていない問題を減らすことが勉強の中心となります。◯マークがついた問題は放置し、模試の前、あるいは入試前に確認しましょう。

また、学習の基本は分散学習です。×マークがついた問題の復習もできるだけ間隔をあけるようにしましょう。◯マークをつけていい基準は、3日以上置いてから復習した場合にしてください。

「リードC」を解く

続いて「リードC」に入ります。

ここで勉強するのが、いわゆる典型問題と言われるものです。ほぼすべて解ける状態になっている必要があります。入試問題でそのまま出題されるような知識・問題が多数掲載されています。

こちらも同様に、解けなかったら×マーク、解けたら◯マークをつけていきます。

「リードD」を解く

「リードD」に入ります。

典型問題ではないものも多く、そのまま出題される問題は少ないかも知れませんが、ひと通り解ける状態にします。

リードα生物』を使うタイミング

生物を習うタイミングは次のどちらかである高校が多いです。

  • 高1で生物基礎、高3で生物
  • 高1か生物基礎、高2で生物

つまり、発展科目に入るのは高2以降である高校がほとんどであり、既習範囲が一定以上になるのは高2の秋以降になります。

よって、高2秋までは、定期テスト対策期間(=定期テストの2〜3週間前)に勉強をすればよく、それまでは英語や数学の習得レベルを上げておき、高3以降にしっかり理科に時間が使えるようにしましょう。

実際、理科が模試で出題されるのは高2秋の進研模試からで、全統模試で出題されるのは高2の2月末にある「全統高2記述模試」からとなります。出題範囲も生物基礎のみです。

リードα生物』の特徴

『リードα生物』は、他の教科書傍用問題集と大きくは変わりません。

  • 基本的な用語の確認(リードB)
  • 基本例題&基本問題(リードC)
  • 発展例題&発展問題(リードD)

の構成となっています。

リードα生物』の前にやるべき問題集

特にありません。

『リードα生物』には「リードB」という、基本的な知識を確認するコンテンツがあるのですが、これが非常に優秀です。一定勉強してきた人も、「リードB」で解けない問題があり、知識の穴が埋められたと言います。

「リードB」以上に戻るべき基礎は存在しないので、『リードα生物』より前にやるべき問題集はありません。

リードα生物』と並行すべき教材

教科書を並行しましょう。

「生物」という科目の性質上、教科書をインプットすることは必須です。

人は、ただ読むだけでは頭に残りにくいことが科学的に知られています。よって、松濤舎では演習中心で勉強するよう伝えていますが、教科書はインプットせざるをえません。

問題集に載っていない箇所は何度も読むことで覚えていきましょう。

また、最近の教科書は非常にボリューミーで、詳しいことまで載っているので、資料集代わりとしても使っていってください。他に資料集や、資料集のような参考書は不要です。

リードα生物』の後にやるべき問題集

『生物の良問問題集』に入ります。

この問題集の特徴は、非常に網羅的に生物のトピックを扱っているということと、それを過去問ベース(=典型問題からちょっとずらした問題)として掲載されていることにあります。

「生物」が、事前に網羅的に用語や典型問題に触れておくべき科目であることから、網羅的であることは必須の特徴なのですが、それが過去問ベースになっているところが非常に良いです。

どうしても教科書傍用問題集は”おとなしい問題”になりがちです。それが教科書傍用問題集のいいところなのですが、だからこそ2冊目としては、ややずらした問題を解き、知識の穴や浅い理解に気づく必要があるのです。

『生物の良問問題集』まで入れば、偏差値75まで取得可能であることがわかっています。ほとんどの難関大はここまでで十分に対応できることを、合格者の声も裏付けています。

リードα生物』と他書との比較

『リードα生物』と並ぶ教科書傍用問題集に、『エクセル生物』『センサー生物』『セミナー生物』『ニューグローバル生物』がありますが、いずれもほぼ同じです。

もし何も持っていなかったり、ゼロからはじめるのであれば『エクセル生物』を推奨します。理由は、市販で購入しても解答が付いてくるからです。また、網羅性もこの中では比較的高く、解説も他書と比べてわかりやすいという点が挙げられます。

しかし、学校ですでに『リードα生物』が指定されている人が、わざわざ『エクセル生物』を購入するほどでもありません。同じような問題を二度解くことのほうが非効率です。

なお『ニューグローバル生物』を指定する高校もありますが、やや難易度が低くて簡単なので、志望校や状況(=学校でどこまで使用するか)に応じて、『エクセル生物』に変更すべきと指定することがあります。


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【決定版】『センサー生物』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/sensor-seibutsu Wed, 19 Apr 2023 05:58:25 +0000 https://shotosha.com/?p=23477

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『センサー生物』で取得可能な偏差値 松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。 習得レベル1:STEP1が8割以上、手を止めずに解ける習得レベル2:例題、S ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『センサー生物』で取得可能な偏差値

松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。

習得レベル1:STEP1が8割以上、手を止めずに解ける
習得レベル2:例題、STEP2が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値60
習得レベル3:STEP3が5割以上、手を止めずに解ける:偏差値65
習得レベル4:STEP3が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値67.5

こちらをもとに、定量的な指導・課題作成を行っています。

センサー生物』に入る前に押さえておきたい、生物の特徴

知識・典型問題の網羅性が、他科目よりもダイレクトに点数に響く

生物は、基本的な用語や典型的な実験があらじめ解けるようになっておけば、その類題が出題されるため、固く得点できる科目と言えます。よって、できるだけ網羅的に、用語や典型問題に触れられる問題集をやるべきです

『センサー生物』をはじめとする教科書傍用問題集は、まさにこうした目的のもとに作られた問題集なのです。

知識を網羅するためにも、教科書が超重要

先述の通り、生物はわかりやすく知識量が成績に直結します。

そのため網羅系問題集(教科書傍用問題集)でひと通り問題に触れようと考えるわけですが、それでも限界はあります。つまり、問題集で問題として扱われない用語や実験、典型問題がどうしても存在します。

だからこそ、生物は教科書が重要なのです。理系で唯一、教科書を使う科目と言ってよいでしょう。

応用問題に対応するためにも、教科書が超重要

教科書は、応用問題に対応するためにも必要です。

なぜなら、難関大になるほどその場で考えさせる問題・・・いわば「生物をネタにした論理問題」が出題されるのですが、どこまでが知識として知っている必要があり、どこからがその場で考えるべきことなのかの線引きが明確にできているかどうかが、応用問題をスムーズに解けるかどうかを決定づけるからです。

次に『センサー生物』の使い方をまとめますが、教科書も並行してインプットしていく前提で読み進めてください。

センサー生物』の使い方

「STEP1」を解く

ここで基本的な用語の確認や公式の確認を行います。

解けなかった問題には×マークを、解けた問題には◯マークをつけます。

×マークがついた問題は、模試範囲をひと通り解いた後、再び戻ってきて解きます。解けなかったら×マークを累積し、解けたら◯マークを書きます。

×マークしかついていない問題を減らすことが勉強の中心となります。◯マークがついた問題は放置し、模試の前、あるいは入試前に確認しましょう。

また、学習の基本は分散学習です。×マークがついた問題の復習もできるだけ間隔をあけるようにしましょう。◯マークをつけていい基準は、3日以上置いてから復習した場合にしてください。

「STEP2」を解く

続いて「STEP2」に入ります。

ここで勉強するのが、いわゆる典型問題と言われるものです。ほぼすべて解ける状態になっている必要があります。入試問題でそのまま出題されるような知識・問題が多数掲載されています。

こちらも同様に、解けなかったら×マーク、解けたら◯マークをつけていきます。

「STEP3」を解く

「STEP3」に入ります。

典型問題ではないものも多く、そのまま出題される問題は少ないかも知れませんが、ひと通り解ける状態にします。

センサー生物』を使うタイミング

生物を習うタイミングは次のどちらかである高校が多いです。

  • 高1で生物基礎、高3で生物
  • 高1か生物基礎、高2で生物

つまり、発展科目に入るのは高2以降である高校がほとんどであり、既習範囲が一定以上になるのは高2の秋以降になります。

よって、高2秋までは、定期テスト対策期間(=定期テストの2〜3週間前)に勉強をすればよく、それまでは英語や数学の習得レベルを上げておき、高3以降にしっかり理科に時間が使えるようにしましょう。

実際、理科が模試で出題されるのは高2秋の進研模試からで、全統模試で出題されるのは高2の2月末にある「全統高2記述模試」からとなります。出題範囲も生物基礎のみです。

センサー生物』の特徴

『センサー生物』は、他の教科書傍用問題集と大きくは変わりません。

  • 基本的な用語の確認(STEP1)
  • 基本例題&基本問題(例題、STEP2)
  • 発展例題&発展問題(STEP3)

の構成となっています。

センサー生物』の前にやるべき問題集

特にありません。

『センサー生物』には「STEP1」という、基本的な知識を確認するコンテンツがあるのですが、これが非常に優秀です。一定勉強してきた人も、「STEP1」で解けない問題があり、知識の穴が埋められたと言います。

「STEP1」以上に戻るべき基礎は存在しないので、『センサー生物』より前にやるべき問題集はありません。

センサー生物』と並行すべき教材

教科書を並行しましょう。

「生物」という科目の性質上、教科書をインプットすることは必須です。

人は、ただ読むだけでは頭に残りにくいことが科学的に知られています。よって、松濤舎では演習中心で勉強するよう伝えていますが、教科書はインプットせざるをえません。

問題集に載っていない箇所は何度も読むことで覚えていきましょう。

また、最近の教科書は非常にボリューミーで、詳しいことまで載っているので、資料集代わりとしても使っていってください。他に資料集や、資料集のような参考書は不要です。

センサー生物』の後にやるべき問題集

『生物の良問問題集』に入ります。

この問題集の特徴は、非常に網羅的に生物のトピックを扱っているということと、それを過去問ベース(=典型問題からちょっとずらした問題)として掲載されていることにあります。

「生物」が、事前に網羅的に用語や典型問題に触れておくべき科目であることから、網羅的であることは必須の特徴なのですが、それが過去問ベースになっているところが非常に良いです。

どうしても教科書傍用問題集は”おとなしい問題”になりがちです。それが教科書傍用問題集のいいところなのですが、だからこそ2冊目としては、ややずらした問題を解き、知識の穴や浅い理解に気づく必要があるのです。

『生物の良問問題集』まで入れば、偏差値75まで取得可能であることがわかっています。ほとんどの難関大はここまでで十分に対応できることを、合格者の声も裏付けています。

センサー生物』と他書との比較

『センサー生物』と並ぶ教科書傍用問題集に、『エクセル生物』『リードα生物』『セミナー生物』『ニューグローバル生物』がありますが、いずれもほぼ同じです。

もし何も持っていなかったり、ゼロからはじめるのであれば『エクセル生物』を推奨します。理由は、市販で購入しても解答が付いてくるからです。また、網羅性もこの中では比較的高く、解説も他書と比べてわかりやすいという点が挙げられます。

しかし、学校ですでに『センサー生物』が指定されている人が、わざわざ『エクセル生物』を購入するほどでもありません。同じような問題を二度解くことのほうが非効率です。

なお『ニューグローバル生物』を指定する高校もありますが、やや難易度が低くて簡単なので、志望校や状況(=学校でどこまで使用するか)に応じて、『エクセル生物』に変更すべきと指定することがあります。


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【決定版】『セミナー生物』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/seminar-seibutsu Wed, 19 Apr 2023 05:47:05 +0000 https://shotosha.com/?p=23440

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『セミナー生物』で取得可能な偏差値 松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。 習得レベル1:プロセスが8割以上、手を止めずに解ける習得レベル2:基本例題/ ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『セミナー生物』で取得可能な偏差値

松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。

習得レベル1:プロセスが8割以上、手を止めずに解ける
習得レベル2:基本例題/問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値60
習得レベル3:発展例題/問題が5割以上、手を止めずに解ける:偏差値65
習得レベル4:発展例題/問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値67.5

こちらをもとに、定量的な指導・課題作成を行っています。

『セミナー生物』に入る前に押さえておきたい、生物の特徴

知識・典型問題の網羅性が、他科目よりもダイレクトに点数に響く

生物は、基本的な用語や典型的な実験があらじめ解けるようになっておけば、その類題が出題されるため、固く得点できる科目と言えます。よって、できるだけ網羅的に、用語や典型問題に触れられる問題集をやるべきです

『セミナー生物』をはじめとする教科書傍用問題集は、まさにこうした目的のもとに作られた問題集なのです。

知識を網羅するためにも、教科書が超重要

先述の通り、生物はわかりやすく知識量が成績に直結します。

そのため網羅系問題集(教科書傍用問題集)でひと通り問題に触れようと考えるわけですが、それでも限界はあります。つまり、問題集で問題として扱われない用語や実験、典型問題がどうしても存在します。

だからこそ、生物は教科書が重要なのです。理系で唯一、教科書を使う科目と言ってよいでしょう。

応用問題に対応するためにも、教科書が超重要

教科書は、応用問題に対応するためにも必要です。

なぜなら、難関大になるほどその場で考えさせる問題・・・いわば「生物をネタにした論理問題」が出題されるのですが、どこまでが知識として知っている必要があり、どこからがその場で考えるべきことなのかの線引きが明確にできているかどうかが、応用問題をスムーズに解けるかどうかを決定づけるからです。

次に『セミナー生物』の使い方をまとめますが、教科書も並行してインプットしていく前提で読み進めてください。

『セミナー生物』の使い方

「プロセス」を解く

ここで基本的な用語の確認や公式の確認を行います。

解けなかった問題には×マークを、解けた問題には◯マークをつけます。

×マークがついた問題は、模試範囲をひと通り解いた後、再び戻ってきて解きます。解けなかったら×マークを累積し、解けたら◯マークを書きます。

×マークしかついていない問題を減らすことが勉強の中心となります。◯マークがついた問題は放置し、模試の前、あるいは入試前に確認しましょう。

また、学習の基本は分散学習です。×マークがついた問題の復習もできるだけ間隔をあけるようにしましょう。◯マークをつけていい基準は、3日以上置いてから復習した場合にしてください。

「基本例題」「基本問題」を解く

続いて「基本例題」「基本問題」に入ります。

ここで勉強するのが、いわゆる典型問題と言われるものです。ほぼすべて解ける状態になっている必要があります。入試問題でそのまま出題されるような知識・問題が多数掲載されています。

こちらも同様に、解けなかったら×マーク、解けたら◯マークをつけていきます。

「発展例題」「発展問題」を解く

「発展例題」「発展問題」に入ります。

典型問題ではないものも多く、そのまま出題される問題は少ないかも知れませんが、ひと通り解ける状態にします。

『セミナー生物』を使うタイミング

生物を習うタイミングは次のどちらかである高校が多いです。

  • 高1で生物基礎、高3で生物
  • 高1か生物基礎、高2で生物

つまり、発展科目に入るのは高2以降である高校がほとんどであり、既習範囲が一定以上になるのは高2の秋以降になります。

よって、高2秋までは、定期テスト対策期間(=定期テストの2〜3週間前)に勉強をすればよく、それまでは英語や数学の習得レベルを上げておき、高3以降にしっかり理科に時間が使えるようにしましょう。

実際、理科が模試で出題されるのは高2秋の進研模試からで、全統模試で出題されるのは高2の2月末にある「全統高2記述模試」からとなります。出題範囲も生物基礎のみです。

『セミナー生物』の特徴

『セミナー生物』は、他の教科書傍用問題集と大きくは変わりません。

  • 基本的な用語の確認(プロセス)
  • 基本例題&基本問題
  • 発展例題&発展問題

の構成となっています。

『セミナー生物』の前にやるべき問題集

特にありません。

『セミナー生物』には「プロセス」という、基本的な知識を確認するコンテンツがあるのですが、これが非常に優秀です。一定勉強してきた人も、「プロセス」で解けない問題があり、知識の穴が埋められたと言います。

「プロセス」以上に戻るべき基礎は存在しないので、『セミナー生物』より前にやるべき問題集はありません。

『セミナー生物』と並行すべき教材

教科書を並行しましょう。

「生物」という科目の性質上、教科書をインプットすることは必須です。

人は、ただ読むだけでは頭に残りにくいことが科学的に知られています。よって、松濤舎では演習中心で勉強するよう伝えていますが、教科書はインプットせざるをえません。

問題集に載っていない箇所は何度も読むことで覚えていきましょう。

また、最近の教科書は非常にボリューミーで、詳しいことまで載っているので、資料集代わりとしても使っていってください。他に資料集や、資料集のような参考書は不要です。

『セミナー生物』の後にやるべき問題集

『生物の良問問題集』に入ります。

この問題集の特徴は、非常に網羅的に生物のトピックを扱っているということと、それを過去問ベース(=典型問題からちょっとずらした問題)として掲載されていることにあります。

「生物」が、事前に網羅的に用語や典型問題に触れておくべき科目であることから、網羅的であることは必須の特徴なのですが、それが過去問ベースになっているところが非常に良いです。

どうしても教科書傍用問題集は”おとなしい問題”になりがちです。それが教科書傍用問題集のいいところなのですが、だからこそ2冊目としては、ややずらした問題を解き、知識の穴や浅い理解に気づく必要があるのです。

『生物の良問問題集』まで入れば、偏差値75まで取得可能であることがわかっています。ほとんどの難関大はここまでで十分に対応できることを、合格者の声も裏付けています。

『セミナー生物』と他書との比較

『セミナー生物』と並ぶ教科書傍用問題集に、『エクセル生物』『リードα生物』『センサー生物』『ニューグローバル生物』がありますが、いずれもほぼ同じです。

もし何も持っていなかったり、ゼロからはじめるのであれば『エクセル生物』を推奨します。理由は、市販で購入しても解答が付いてくるからです。また、網羅性もこの中では比較的高く、解説も他書と比べてわかりやすいという点が挙げられます。

しかし、学校ですでに『セミナー生物』が指定されている人が、わざわざ『エクセル生物』を購入するほどでもありません。同じような問題を二度解くことのほうが非効率です。

なお『ニューグローバル生物』を指定する高校もありますが、やや難易度が低くて簡単なので、志望校や状況(=学校でどこまで使用するか)に応じて、『エクセル生物』に変更すべきと指定することがあります。


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【決定版】『ニューグローバル物理』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/newglobal-butsuri Tue, 18 Apr 2023 09:44:31 +0000 https://shotosha.com/?p=23415

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『ニューグローバル物理』で取得可能な偏差値 松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。 習得レベル1:基礎チェックが8割以上、手を止めずに解ける習得レベル2 ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『ニューグローバル物理』で取得可能な偏差値

松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。

習得レベル1:基礎チェックが8割以上、手を止めずに解ける
習得レベル2:基本例題、基本問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値57.5
習得レベル3:応用例題、応用問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値65

こちらをもとに、定量的な指導・課題作成を行っています。

『ニューグローバル物理』に入る前に押さえておきたい、物理の特徴

物理は、複雑な事象を、数少ない原理原則に基づき、分解していく科目です。その公式をいつ、どのように、なぜ利用できるかという知識を整理し、体系化していく必要があります。

『ニューグローバル物理』をはじめとする教科書傍用問題集は、この知識の整理や体系化を学習者に任せている側面が強いです。一方、様々なパターンの問題に触れられることは、教科書傍用問題集の良いところです。最初は、公式あてはめでもいいので、ある程度の問題に触れることも必要となります。

そこで、『ニューグローバル物理』は次のような使い方をします。

『ニューグローバル物理』の使い方

「基礎チェック」を解く

まずは基本的な用語の確認や公式の確認を行います。

解けなかった問題には×マークを、解けた問題には◯マークをつけます。

×マークがついた問題は、模試範囲をひと通り解いた後、再び戻ってきて解きます。解けなかったら×マークを累積し、解けたら◯マークを書きます。

×マークしかついていない問題を減らすことが勉強の中心となります。◯マークがついた問題は放置し、模試の前、あるいは入試前に確認しましょう。

また、学習の基本は分散学習です。×マークがついた問題の復習もできるだけ間隔をあけるようにしましょう。◯マークをつけていい基準は、3日以上置いてから復習した場合にしてください。

「基本例題」「基本問題」を解く

続いて「基本例題」「基本問題」に入ります。

こちらも同様に、解けなかったら×マーク、解けたら◯マークをつけていきます。

『良問の風』に入る

「応用例題」「応用問題」には進まず、『良問の風』に入ります。

理由は、『良問の風』は、『ニューグローバル物理』の「基本問題」「応用問題」のレベルの問題を扱うのですが、『ニューグローバル物理』と比べてわかりやすく、頭が整理されやすいからです。

「応用例題」「応用問題」を解く

『良問の風』を習得したら、再び『ニューグローバル物理』に戻り、「応用例題」「応用問題」を解きます。

『良問の風』は理解しやすい一方、問題数が少ないため、『ニューグローバル物理』で様々なパターンに触れた方がよいです。

こうして、行き来はしますが、『ニューグローバル物理』と『良問の風』を習得することで、偏差値72.5まで取得可能です。

『ニューグローバル物理』を使うタイミング

物理を習うタイミングは次のどちらかである高校が多いです。

  • 高1で物理基礎、高2で物理
  • 高2から物理基礎+物理

つまり、発展科目に入るのは高2以降である高校がほとんどであり、既習範囲が一定以上になるのは高2の秋以降になります。

よって、高2秋までは、定期テスト対策期間(=定期テストの2〜3週間前)に勉強をすればよく、それまでは英語や数学の習得レベルを上げておき、高3以降にしっかり理科に時間が使えるようにしましょう。

実際、理科が模試で出題されるのは高2秋の進研模試からで、全統模試で出題されるのは高2の2月末にある「全統高2記述模試」からとなります。出題範囲も物理基礎のみです。

『ニューグローバル物理』の特徴

『ニューグローバル物理』は、他の教科書傍用問題集と大きくは変わりません。

  • 基本的な用語の確認(基礎チェック)
  • 基本例題&基本問題(基本例題、基本問題)
  • 発展例題&発展問題(応用例題、応用問題)

の構成となっています。

『ニューグローバル物理』の前にやるべき問題集

特にありません。

『ニューグローバル物理』には「基礎チェック」という、基本的な知識を確認するコンテンツがあるのですが、これが非常に優秀です。一定勉強してきた人も、「基礎チェック」で解けない問題があり、知識の穴が埋められたと言います。

「基礎チェック」以上に戻るべき基礎は存在しないので、『ニューグローバル物理』より前にやるべき問題集はありません。

『ニューグローバル物理』と並行すべき参考書

『宇宙一わかりやすい高校物理』シリーズを並行しましょう。

『ニューグローバル物理』に限らず、教科書傍用問題集は取っ掛かりとしての「イメージ」が掴みづらいのが難点です。

その点、『宇宙一わかりやすい高校物理』は感覚的に理解しやすく、スムーズに進めていくことができます。

『ニューグローバル物理』の後にやるべき問題集

先述の通り、「基本例題」「基本問題」までやったら、『良問の風』に入ります。

『良問の風』のあとは、『名問の森』に入ります。

『ニューグローバル物理』と他書との比較

『ニューグローバル物理』と並ぶ教科書傍用問題集に、『エクセル物理』『センサー物理』『セミナー物理』がありますが、これらと比べて『ニューグローバル物理』は簡単です。

しかし、学校ですでに『ニューグローバル物理』が指定されている人が、わざわざ他の教科書傍用問題集を購入するほどでもありません。被ったレベルの問題を二度解くことのほうが非効率です。

『ニューグローバル物理』に載っていないレベルは『良問の風』『名問の森』を使ってカバーできるとも考えられるため、『ニューグローバル物理』をそのまま使いましょう。


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【決定版】『リードα物理』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/lead-butsuri Sat, 15 Apr 2023 09:44:51 +0000 https://shotosha.com/?p=23394

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『リードα物理』で取得可能な偏差値 松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。 習得レベル1:リードBが8割以上、手を止めずに解ける習得レベル2:リードCが ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『リードα物理』で取得可能な偏差値

松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。

習得レベル1:リードBが8割以上、手を止めずに解ける
習得レベル2:リードCが8割以上、手を止めずに解ける:偏差値60
習得レベル3:リードDが5割以上、手を止めずに解ける:偏差値65
習得レベル4:リードDが8割以上、手を止めずに解ける:偏差値67.5
 

こちらをもとに、定量的な指導・課題作成を行っています。

『リードα物理』に入る前に押さえておきたい、物理の特徴

物理は、複雑な事象を、数少ない原理原則に基づき、分解していく科目です。その公式をいつ、どのように、なぜ利用できるかという知識を整理し、体系化していく必要があります。

『リードα物理』をはじめとする教科書傍用問題集は、この知識の整理や体系化を学習者に任せている側面が強いです。一方、様々なパターンの問題に触れられることは、教科書傍用問題集の良いところです。最初は、公式あてはめでもいいので、ある程度の問題に触れることも必要となります。

そこで、『リードα物理』は次のような使い方をします。

『リードα物理』の使い方

「リードB」を解く

まずは基本的な用語の確認や公式の確認を行います。

解けなかった問題には×マークを、解けた問題には◯マークをつけます。

×マークがついた問題は、模試範囲をひと通り解いた後、再び戻ってきて解きます。解けなかったら×マークを累積し、解けたら◯マークを書きます。

×マークしかついていない問題を減らすことが勉強の中心となります。◯マークがついた問題は放置し、模試の前、あるいは入試前に確認しましょう。

また、学習の基本は分散学習です。×マークがついた問題の復習もできるだけ間隔をあけるようにしましょう。◯マークをつけていい基準は、3日以上置いてから復習した場合にしてください。

「リードC」を解く

続いて「リードC」に入ります。

こちらも同様に、解けなかったら×マーク、解けたら◯マークをつけていきます。

『良問の風』に入る

「リードD」には進まず、『良問の風』に入ります。

理由は、『良問の風』は、『リードα物理』の「リードC」「リードD」のレベルの問題を扱うのですが、『リードα物理』と比べてわかりやすく、頭が整理されやすいからです。

「リードD」を解く

『良問の風』を習得したら、再び『リードα物理』に戻り、「リードD」を解きます。

『良問の風』は理解しやすい一方、問題数が少ないため、『リードα物理』で様々なパターンに触れた方がよいです。

こうして、行き来はしますが、『リードα物理』と『良問の風』を習得することで、偏差値72.5まで取得可能です。

『リードα物理』を使うタイミング

物理を習うタイミングは次のどちらかである高校が多いです。

  • 高1で物理基礎、高2で物理
  • 高2から物理基礎+物理

つまり、発展科目に入るのは高2以降である高校がほとんどであり、既習範囲が一定以上になるのは高2の秋以降になります。

よって、高2秋までは、定期テスト対策期間(=定期テストの2〜3週間前)に勉強をすればよく、それまでは英語や数学の習得レベルを上げておき、高3以降にしっかり理科に時間が使えるようにしましょう。

実際、理科が模試で出題されるのは高2秋の進研模試からで、全統模試で出題されるのは高2の2月末にある「全統高2記述模試」からとなります。出題範囲も物理基礎のみです。

『リードα物理』の特徴

『リードα物理』は、他の教科書傍用問題集と大きくは変わりません。

  • 基本的な用語の確認(リードB)
  • 基本例題&基本問題(リードC)
  • 発展例題&発展問題(リードD)

の構成となっています。

『リードα物理』の前にやるべき問題集

特にありません。

『リードα物理』には「リードB」という、基本的な知識を確認するコンテンツがあるのですが、これが非常に優秀です。一定勉強してきた人も、「リードB」で解けない問題があり、知識の穴が埋められたと言います。

「リードB」以上に戻るべき基礎は存在しないので、『リードα物理』より前にやるべき問題集はありません。

『リードα物理』と並行すべき参考書

『宇宙一わかりやすい高校物理』シリーズを並行しましょう。

『リードα物理』に限らず、教科書傍用問題集は取っ掛かりとしての「イメージ」が掴みづらいのが難点です。

その点、『宇宙一わかりやすい高校物理』は感覚的に理解しやすく、スムーズに進めていくことができます。

『リードα物理』の後にやるべき問題集

先述の通り、「リードC」までやったら、『良問の風』に入ります。

『良問の風』のあとは、『名問の森』に入ります。

『リードα物理』と他書との比較

『リードα物理』と並ぶ教科書傍用問題集に、『エクセル物理』『センサー物理』『セミナー物理』がありますが、いずれもほぼ同じです。

もし何も持っていなかったり、ゼロからはじめるのであれば『エクセル物理』を推奨します。理由は、市販で購入しても解答が付いてくるからです。また、網羅性もこの中では比較的高く、解説も他書と比べてわかりやすいという点が挙げられます。

しかし、学校ですでに『リードα物理』が指定されている人が、わざわざ『エクセル物理』を購入するほどでもないですし、被ったレベルの問題を二度解くことは非効率です。

非効率性を上回るほどの便益がない限り、いま使用している『リードα物理』を使い続けて問題ありません。

なお『ニューグローバル物理』を指定する高校もありますが、やや難易度が低くて簡単なので、志望校や状況(=学校でどこまで使用するか)に応じて、『エクセル物理』に変更すべきと指定することがあります。


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【決定版】『センサー物理』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/sensor-butsuri Sat, 15 Apr 2023 09:27:34 +0000 https://shotosha.com/?p=23385

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『センサー物理』で取得可能な偏差値 松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。 レベル1:STEP1が8割以上、手を止めずに解けるレベル2:例題、STEP2 ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『センサー物理』で取得可能な偏差値

松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。

レベル1:STEP1が8割以上、手を止めずに解ける
レベル2:例題、STEP2が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値60
レベル3:STEP3が5割以上、手を止めずに解ける:偏差値65
レベル4:STEP3が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値67.5

こちらをもとに、定量的な指導・課題作成を行っています。

センサー物理』に入る前に押さえておきたい、物理の特徴

物理は、複雑な事象を、数少ない原理原則に基づき、分解していく科目です。その公式をいつ、どのように、なぜ利用できるかという知識を整理し、体系化していく必要があります。

『センサー物理』をはじめとする教科書傍用問題集は、この知識の整理や体系化を学習者に任せている側面が強いです。一方、様々なパターンの問題に触れられることは、教科書傍用問題集の良いところです。最初は、公式あてはめでもいいので、ある程度の問題に触れることも必要となります。

そこで、『センサー物理』は次のような使い方をします。

センサー物理』の使い方

「STEP1」を解く

まずは基本的な用語の確認や公式の確認を行います。

解けなかった問題には×マークを、解けた問題には◯マークをつけます。

×マークがついた問題は、模試範囲をひと通り解いた後、再び戻ってきて解きます。解けなかったら×マークを累積し、解けたら◯マークを書きます。

×マークしかついていない問題を減らすことが勉強の中心となります。◯マークがついた問題は放置し、模試の前、あるいは入試前に確認しましょう。

また、学習の基本は分散学習です。×マークがついた問題の復習もできるだけ間隔をあけるようにしましょう。◯マークをつけていい基準は、3日以上置いてから復習した場合にしてください。

「例題」「STEP2」を解く

続いて「例題」「STEP2」に入ります。

こちらも同様に、解けなかったら×マーク、解けたら◯マークをつけていきます。

『良問の風』に入る

そのまま「発展例題」「発展問題」には進まず、『良問の風』に入ります。

理由は、『良問の風』は、『センサー物理』の「STEP2」「STEP3」のレベルの問題を扱うのですが、『センサー物理』と比べてわかりやすく、頭が整理されやすいからです。

「STEP3」を解く

『良問の風』を習得したら、再び『センサー物理』に戻り、「STEP3」を解きます。

『良問の風』は理解しやすい一方、問題数が少ないため、『センサー物理』で様々なパターンに触れた方がよいです。

こうして、行き来はしますが、『センサー物理』と『良問の風』を習得することで、偏差値72.5まで取得可能です。

センサー物理』を使うタイミング

物理を習うタイミングは次のどちらかである高校が多いです。

  • 高1で物理基礎、高2で物理
  • 高2から物理基礎+物理

つまり、発展科目に入るのは高2以降である高校がほとんどであり、既習範囲が一定以上になるのは高2の秋以降になります。

よって、高2秋までは、定期テスト対策期間(=定期テストの2〜3週間前)に勉強をすればよく、それまでは英語や数学の習得レベルを上げておき、高3以降にしっかり理科に時間が使えるようにしましょう。

実際、理科が模試で出題されるのは高2秋の進研模試からで、全統模試で出題されるのは高2の2月末にある「全統高2記述模試」からとなります。出題範囲も物理基礎のみです。

センサー物理』の特徴

『センサー物理』は、他の教科書傍用問題集と大きくは変わりません。

  • 基本的な用語の確認(STEP1)
  • 基本例題&基本問題(例題、STEP2)
  • 発展例題&発展問題(STEP3)

の構成となっています。

センサー物理』の前にやるべき問題集

特にありません。

『センサー物理』には「STEP1」という、基本的な知識を確認するコンテンツがあるのですが、これが非常に優秀です。一定勉強してきた人も、「STEP1」で解けない問題があり、知識の穴が埋められたと言います。

「STEP1」以上に戻るべき基礎は存在しないので、『センサー物理』より前にやるべき問題集はありません。

センサー物理』と並行すべき参考書

『宇宙一わかりやすい高校物理』シリーズを並行しましょう。

『センサー物理』に限らず、教科書傍用問題集は取っ掛かりとしての「イメージ」が掴みづらいのが難点です。

その点、『宇宙一わかりやすい高校物理』は感覚的に理解しやすく、スムーズに進めていくことができます。

センサー物理』の後にやるべき問題集

先述の通り、「STEP2」までやったら、『良問の風』に入ります。

『良問の風』のあとは、『名問の森』に入ります。

センサー物理』と他書との比較

『センサー物理』と並ぶ教科書傍用問題集に、『エクセル物理』『リードα物理』『セミナー物理』がありますが、いずれもほぼ同じです。

もし何も持っていなかったり、ゼロからはじめるのであれば『エクセル物理』を推奨します。理由は、市販で購入しても解答が付いてくるからです。また、網羅性もこの中では比較的高く、解説も他書と比べてわかりやすいという点が挙げられます。

しかし、学校ですでに『センサー物理』が指定されている人が、わざわざ『エクセル物理』を購入するほどでもないですし、被ったレベルの問題を二度解くことは非効率です。

非効率性を上回るほどの便益がない限り、いま使用している『センサー物理』を使い続けて問題ありません。

なお『ニューグローバル物理』を指定する高校もありますが、やや難易度が低くて簡単なので、志望校や状況(=学校でどこまで使用するか)に応じて、『エクセル物理』に変更すべきと指定することがあります。


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【決定版】『セミナー物理』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/seminar-butsuri Sat, 15 Apr 2023 08:59:29 +0000 https://shotosha.com/?p=23373

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『セミナー物理』で取得可能な偏差値 松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。 習得レベル1:プロセスが8割以上、手を止めずに解ける習得レベル2:基本例題/ ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『セミナー物理』で取得可能な偏差値

松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。

習得レベル1:プロセスが8割以上、手を止めずに解ける
習得レベル2:基本例題/問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値60
習得レベル3:発展例題/問題が5割以上、手を止めずに解ける:偏差値65
習得レベル4:発展例題/問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値67.5

こちらをもとに、定量的な指導・課題作成を行っています。

『セミナー物理』に入る前に押さえておきたい、物理の特徴

物理は、複雑な事象を、数少ない原理原則に基づき、分解していく科目です。その公式をいつ、どのように、なぜ利用できるかという知識を整理し、体系化していく必要があります。

『セミナー物理』をはじめとする教科書傍用問題集は、この知識の整理や体系化を学習者に任せている側面が強いです。一方、様々なパターンの問題に触れられることは、教科書傍用問題集の良いところです。最初は、公式あてはめでもいいので、ある程度の問題に触れることも必要となります。

そこで、『セミナー物理』は次のような使い方をします。

『セミナー物理』の使い方

「プロセス」を解く

まずは基本的な用語の確認や公式の確認を行います。

解けなかった問題には×マークを、解けた問題には◯マークをつけます。

×マークがついた問題は、模試範囲をひと通り解いた後、再び戻ってきて解きます。解けなかったら×マークを累積し、解けたら◯マークを書きます。

×マークしかついていない問題を減らすことが勉強の中心となります。◯マークがついた問題は放置し、模試の前、あるいは入試前に確認しましょう。

また、学習の基本は分散学習です。×マークがついた問題の復習もできるだけ間隔をあけるようにしましょう。◯マークをつけていい基準は、3日以上置いてから復習した場合にしてください。

「基本例題」「基本問題」を解く

続いて「基本例題」「基本問題」に入ります。

こちらも同様に、解けなかったら×マーク、解けたら◯マークをつけていきます。

『良問の風』に入る

そのまま「発展例題」「発展問題」には進まず、『良問の風』に入ります。

理由は、『良問の風』は、『セミナー物理』の「基本問題」「発展問題」のレベルの問題を扱うのですが、『セミナー物理』と比べてわかりやすく、頭が整理されやすいからです。

「発展例題」「発展問題」を解く

『良問の風』を習得したら、再び『セミナー物理』に戻り、「発展例題」「発展問題」を解きます。

『良問の風』は理解しやすい一方、問題数が少ないため、『セミナー物理』で様々なパターンに触れた方がよいです。

こうして、行き来はしますが、『セミナー物理』と『良問の風』を習得することで、偏差値72.5まで取得可能です。

『セミナー物理』を使うタイミング

物理を習うタイミングは次のどちらかである高校が多いです。

  • 高1で物理基礎、高2で物理
  • 高2から物理基礎+物理

つまり、発展科目に入るのは高2以降である高校がほとんどであり、既習範囲が一定以上になるのは高2の秋以降になります。

よって、高2秋までは、定期テスト対策期間(=定期テストの2〜3週間前)に勉強をすればよく、それまでは英語や数学の習得レベルを上げておき、高3以降にしっかり理科に時間が使えるようにしましょう。

実際、理科が模試で出題されるのは高2秋の進研模試からで、全統模試で出題されるのは高2の2月末にある「全統高2記述模試」からとなります。出題範囲も物理基礎のみです。

『セミナー物理』の特徴

『セミナー物理』は、他の教科書傍用問題集と大きくは変わりません。

  • 基本的な用語の確認(プロセス)
  • 基本例題&基本問題
  • 発展例題&発展問題

の構成となっています。

『セミナー物理』の前にやるべき問題集

特にありません。

『セミナー物理』には「プロセス」という、基本的な知識を確認するコンテンツがあるのですが、これが非常に優秀です。一定勉強してきた人も、「プロセス」で解けない問題があり、知識の穴が埋められたと言います。

「プロセス」以上に戻るべき基礎は存在しないので、『セミナー物理』より前にやるべき問題集はありません。

『セミナー物理』と並行すべき参考書

『宇宙一わかりやすい高校物理』シリーズを並行しましょう。

『セミナー物理』に限らず、教科書傍用問題集は取っ掛かりとしての「イメージ」が掴みづらいのが難点です。

その点、『宇宙一わかりやすい高校物理』は感覚的に理解しやすく、スムーズに進めていくことができます。

『セミナー物理』の後にやるべき問題集

先述の通り、「基本例題」「基本問題」までやったら、『良問の風』に入ります。

『良問の風』のあとは、『名問の森』に入ります。

『セミナー物理』と他書との比較

『セミナー物理』と並ぶ教科書傍用問題集に、『エクセル物理』『リードα物理』『センサー物理』がありますが、いずれもほぼ同じです。

もし何も持っていなかったり、ゼロからはじめるのであれば『エクセル物理』を推奨します。理由は、市販で購入しても解答が付いてくるからです。また、網羅性もこの中では比較的高く、解説も他書と比べてわかりやすいという点が挙げられます。

しかし、学校ですでに『セミナー物理』が指定されている人が、わざわざ『エクセル物理』を購入するほどでもないですし、被ったレベルの問題を二度解くことは非効率です。

非効率性を上回るほどの便益がない限り、いま使用している『セミナー物理』を使い続けて問題ありません。

なお『ニューグローバル物理』を指定する高校もありますが、やや難易度が低くて簡単なので、志望校や状況(=学校でどこまで使用するか)に応じて、『エクセル物理』に変更すべきと指定することがあります。


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【決定版】『ニューグローバル化学』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/newglobal-kagaku Fri, 14 Apr 2023 10:44:30 +0000 https://shotosha.com/?p=23362

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『ニューグローバル化学』で取得可能な偏差値 松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。 習得レベル1:基礎チェックが8割以上、手を止めずに解ける習得レベル2 ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『ニューグローバル化学』で取得可能な偏差値

松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。

習得レベル1:基礎チェックが8割以上、手を止めずに解ける
習得レベル2:例題/基本問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値57.5
習得レベル3:応用問題が5割以上、手を止めずに解ける:偏差値60
習得レベル4:応用問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値65

こちらをもとに、定量的な指導・課題作成を行っています。

『ニューグローバル化学』の使い方

『ニューグローバル化学』は、次の模試の出題範囲のうち、「応用問題」まで解くよう指定することが多いです。その前提での使い方となります。

基礎チェック」を解く

まずは基本的な知識の確認として「基礎チェック」を解いていきます。

解けなかった問題には×マークを、解けた問題には◯マークをつけましょう。

×マークがついた問題は、模試範囲をひと通り解いた後、再び戻ってきて解きます。解けなかったら×マークを累積し、解けたら◯マークを書きます。

×マークしかついていない問題を減らすことが勉強の中心となります。◯マークがついた問題は放置し、模試の前、あるいは入試前に確認しましょう。

また、学習の基本は分散学習です。×マークがついた問題の復習もできるだけ間隔をあけるようにしましょう。◯マークをつけていい基準は、3日以上置いてから復習した場合にしてください。

「例題」「基本問題」を解く

そのまま「例題」「基本問題」に入ります。

こちらも同様に、解けなかったら×マーク、解けたら◯マークをつけていきます。

「応用問題」を解く

さらに「応用問題」まで入ります。

◯×マークをこれまで通りのルールでつけていきましょう。

上記のように「模試の範囲の最初から最後まで、◯×マークをつけながら解いていく。最後までいったら再び最初に戻り、×マークがついた問題だけを解いていく」を繰り返し、◯マークのつく問題を増やしていきます。

『ニューグローバル化学』を使うタイミング

化学を習うタイミングは次のどちらかである高校が多いです。

  • 高1で化学基礎、高2で化学
  • 高2から化学基礎+化学

つまり、発展科目に入るのは高2以降である高校がほとんどであり、既習範囲が一定以上になるのは高2の秋以降になります。

よって、高2秋までは、定期テスト対策期間(=定期テストの2〜3週間前)に勉強をすればよく、それまでは英語や数学の習得レベルを上げておき、高3以降にしっかり理科に時間が使えるようにしましょう。

実際、理科が模試で出題されるのは高2秋の進研模試からで、全統模試で出題されるのは高2の2月末にある「全統高2記述模試」からとなります。出題範囲も化学基礎のみです。

『ニューグローバル化学』に入る前に押さえておきたい化学の特徴

化学の典型問題は決まっています。そんな典型問題を事前に網羅的に解けるようになることで、

初見の問題が減る
・当該テーマの理解が深まる

ようになり、入試で様々な問題に対応できるようになります。

結果、先述した「『ニューグローバル化学』で取得可能な偏差値」にあるような偏差値が取得可能です。

『ニューグローバル化学』の特徴

『ニューグローバル化学』は、他の教科書傍用問題集と大きくは変わりません。

  • 基本的な用語の確認(基礎チェック)
  • 基本例題&基本問題(例題、基本問題)
  • 発展例題&発展問題(応用問題)

の構成となっています。

『ニューグローバル化学』の前にやるべき問題集

特にありません。

『ニューグローバル化学』の「基礎チェック」では、基本的な知識から確認することができます。

「基礎チェック」以上に戻るべき基礎は存在しないので、『ニューグローバル化学』より前にやるべき問題集はありません。

『ニューグローバル化学』と並行すべき参考書

『宇宙一わかりやすい高校化学』シリーズを並行しましょう。

『ニューグローバル化学』に限らず、教科書傍用問題集は、事象がイメージできるようになるにはあまり向いていません。

その点、『宇宙一わかりやすい高校化学』で、ミクロな世界では何が起きているか、それと式との関係はどうなっているかが把握するとよいです。

『ニューグローバル化学』の後にやるべき問題集

『化学の良問問題集』が松濤舎の推奨教材です。

ほとんどの難関大は『化学の良問問題集』までやれば対応可能です。

『ニューグローバル化学』と『化学の良問問題集』の関係性

『ニューグローバル化学』と『化学の良問問題集』の関係性について。

まず、『ニューグローバル化学』でひと通り解いた「計算問題」「基本問題」「典型問題」を、『化学の良問問題集』で、過去問を通して解けるか確認していくという関係にあります。

また『ニューグローバル化学』をはじめとする教科書傍用問題集では手薄な分野が出てきてしまいますので、『化学の良問問題集』がそれを補ってくれるという役割もあります。

『ニューグローバル化学』と他書との比較

『ニューグローバル化学』は教科書傍用問題集ですが、『エクセル化学』『リードα化学』『セミナー化学』『センサー化学』と比べるとやや簡単な問題で構成されています。

もし何も持っていなかったり、ゼロからはじめるのであれば『エクセル化学』を推奨します。理由は、市販で購入しても解答が付いてくるからです。また、網羅性もこの中では比較的高く、解説も他書と比べてわかりやすいという点が挙げられます。

しかし、学校ですでに『ニューグローバル化学』が指定されており、学校でも『ニューグローバル化学』が課題に出たり定期テスト対策として使用するよう言われている場合は、そのまま『ニューグローバル化学』を使い、足りない分は『化学の良問問題集』で補っていきましょう。


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【決定版】『リードα化学』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/lead-kagaku Fri, 14 Apr 2023 09:33:22 +0000 https://shotosha.com/?p=23352

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『リードα化学』で取得可能な偏差値 松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。 習得レベル1:リードBが8割以上、手を止めずに解ける習得レベル2:リードCが ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『リードα化学』で取得可能な偏差値

松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。

習得レベル1:リードBが8割以上、手を止めずに解ける
習得レベル2:リードCが8割以上、手を止めずに解ける:偏差値60
習得レベル3:リードDが5割以上、手を止めずに解ける:偏差値65
習得レベル4:リードDが8割以上、手を止めずに解ける:偏差値67.5

こちらをもとに、定量的な指導・課題作成を行っています。

リードα化学』の使い方

『リードα化学』は、次の模試の出題範囲を対象に、リードDまで解くよう指定することが多いです。

それを前提とした使い方をまとめました。

「リードB」を解く

まずは「リードB」を解いていきます。

解けなかった問題には×マークを、解けた問題には◯マークをつけます。

×マークがついた問題は、模試範囲をひと通り解いた後、再び戻ってきて解きます。解けなかったら×マークを累積し、解けたら◯マークを書きます。

×マークしかついていない問題を減らすことが勉強の中心となります。◯マークがついた問題は放置し、模試の前、あるいは入試前に確認しましょう。

また、学習の基本は分散学習です。×マークがついた問題の復習もできるだけ間隔をあけるようにしましょう。◯マークをつけていい基準は、3日以上置いてから復習した場合にしてください。

「リードC」を解く

続いて「リードC」に入ります。

こちらも同様に、解けなかったら×マーク、解けたら◯マークをつけていったらOKです。

「リードD」を解く

そのまま「発展例題」「発展問題」にも入ります。

こちらも◯×マークはこれまで通りのルールでつけていきましょう。

再び最初に戻り、×マークのついた問題のみ復習する

模試の範囲の最後までやったら、再び最初に戻り、×マークのついた問題のみを復習します。

3日以上、間隔があいていれば、解けた問題には◯マークをつけてOKです。

上記のように「最初から最後までやったら、再び最初に戻り、×マークしかついていない問題だけ復習する」をして、効率的に×マークの問題をつぶしていきましょう。

リードα化学』を使うタイミング

化学を習うタイミングは次のどちらかである高校が多いです。

  • 高1で化学基礎、高2で化学
  • 高2から化学基礎+化学

つまり、発展科目に入るのは高2以降である高校がほとんどであり、既習範囲が一定以上になるのは高2の秋以降になります。

よって、高2秋までは、定期テスト対策期間(=定期テストの2〜3週間前)に勉強をすればよく、それまでは英語や数学の習得レベルを上げておき、高3以降にしっかり理科に時間が使えるようにしましょう。

実際、理科が模試で出題されるのは高2秋の進研模試からで、全統模試で出題されるのは高2の2月末にある「全統高2記述模試」からとなります。出題範囲も化学基礎のみです。

リードα化学』に入る前に押さえておきたい、化学の特徴

化学の典型問題は決まっています。そんな典型問題を事前に網羅的に解けるようになることで、

  • 初見の問題が減る
  • 当該テーマの理解が深まる

ようになり、入試で様々な問題に対応できるようになります。

結果、先述した「『リードα化学』と偏差値の関係性」にあるような偏差値が取得可能です。

リードα化学』の特徴

『リードα化学』は、他の教科書傍用問題集と大きくは変わりません。

  • 基本的な用語の確認(リードB)
  • 基本例題&基本問題(リードC)
  • 発展例題&発展問題(リードD)

の構成となっています。

リードα化学』の前にやるべき問題集

特にありません。

『リードα化学』には「リードB」という、基本的な知識を確認するコンテンツがあり、基礎の基礎から確認・固め直すことができます。

この「リードB」より簡単な基礎は存在しないので、『リードα化学』より前にやるべき問題集はありません。

リードα化学』と並行すべき参考書

『宇宙一わかりやすい高校化学』シリーズを並行しましょう。

『リードα化学』に限らず、教科書傍用問題集は、事象がイメージできるようになるにはあまり向いていません。

その点、『宇宙一わかりやすい高校化学』で、ミクロな世界では何が起きているか、それと式との関係はどうなっているかが把握するとよいです。

リードα化学』の後にやるべき問題集

『化学の良問問題集』が松濤舎の推奨教材です。

大抵の難関大は『化学の良問問題集』までやれば対応可能です。

『リードα化学』と『化学の良問問題集』の関係性

『リードα化学』と『化学の良問問題集』の関係性ですが、『リードα化学』でひと通り計算問題、基本問題、典型問題を解いた後、それを少しひねったり、組み合わせた良質な過去問で確認することができます。

『化学の良問問題集』は非常に網羅性が高く、著者の先生が網羅性を高めようとして作っていることが非常に感じられます。

また『リードα化学』をはじめとする教科書傍用問題集では手薄な分野が出てきてしまいますので、それを『化学の良問問題集』は補ってくれるという役割もあります。

リードα化学』と他書との比較

『リードα化学』と並ぶ教科書傍用問題集に、『エクセル化学』『セミナー化学』『センサー化学』がありますが、いずれもほぼ同じです。

もし何も持っていなかったり、ゼロからはじめるのであれば『エクセル化学』を推奨します。理由は、市販で購入しても解答が付いてくるからです。また、網羅性もこの中では比較的高く、解説も他書と比べてわかりやすいという点が挙げられます。

しかし、学校ですでに『リードα化学』が指定されている人が、わざわざ『エクセル化学』を購入するほどでもないですし、被ったレベルの問題を二度解くことは非効率です。

非効率性を上回るほどの便益がない限り、いま使用している『リードα化学』を使い続けて問題ありません。

なお『ニューグローバル化学』を指定する高校もありますが、やや難易度が低くて簡単なので、志望校や状況(=学校でどこまで使用するか)に応じて、『エクセル化学』に変更すべきと指定することがあります。


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【決定版】『センサー化学』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/sensor-kagaku Fri, 14 Apr 2023 08:36:37 +0000 https://shotosha.com/?p=23326

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『センサー化学』で取得可能な偏差値 松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。 習得レベル1:STEP1が8割以上、手を止めずに解ける習得レベル2:例題/S ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『センサー化学』で取得可能な偏差値

松濤舎では、習得レベルと偏差値(全統記述模試)の関係性がわかっています。

習得レベル1:STEP1が8割以上、手を止めずに解ける
習得レベル2:例題/STEP2が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値60
習得レベル3:STEP3が5割以上、手を止めずに解ける:偏差値65
習得レベル4:STEP3が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値67.5

こちらをもとに、定量的な指導・課題作成を行っています。

『センサー化学』の使い方

『センサー化学』は、次の模試の出題範囲のうち、STEP3まで解くよう指定することが多いです。その前提での使い方となります。

「STEP1」を解く

まずは基本的な知識の確認としてSTEP1を解いていきます。

解けなかった問題には×マークを、解けた問題には◯マークをつけましょう。

×マークがついた問題は、模試範囲をひと通り解いた後、再び戻ってきて解きます。解けなかったら×マークを累積し、解けたら◯マークを書きます。

×マークしかついていない問題を減らすことが勉強の中心となります。◯マークがついた問題は放置し、模試の前、あるいは入試前に確認しましょう。

また、学習の基本は分散学習です。×マークがついた問題の復習もできるだけ間隔をあけるようにしましょう。◯マークをつけていい基準は、3日以上置いてから復習した場合にしてください。

「STEP2」を解く

そのまま「STEP2」に入ります。

こちらも同様に、解けなかったら×マーク、解けたら◯マークをつけていきます。

「STEP3」を解く

さらに「STEP3」まで入ります。

◯×マークをこれまで通りのルールでつけていきましょう。

再び頭に戻り、×マークのついた問題のみ復習する

模試の範囲の最後までやったら、再び頭に戻り、×マークのついた問題のみを復習します。

3日以上、間隔があいていれば、解けた問題には◯マークをつけてOKです。

上記のように「模試の範囲の最初から最後まで、◯×マークをつけながら解いていく。最後までいったら再び最初に戻り、×マークがついた問題だけを解いていく」という流れで進めていきます。

『センサー化学』を使うタイミング

化学を習うタイミングは次のどちらかである高校が多いです。

  • 高1で化学基礎、高2で化学
  • 高2から化学基礎+化学

つまり、発展科目に入るのは高2以降である高校がほとんどであり、既習範囲が一定以上になるのは高2の秋以降になります。

よって、高2秋までは、定期テスト対策期間(=定期テストの2〜3週間前)に勉強をすればよく、それまでは英語や数学の習得レベルを上げておき、高3以降にしっかり理科に時間が使えるようにしましょう。

実際、理科が模試で出題されるのは高2秋の進研模試からで、全統模試で出題されるのは高2の2月末にある「全統高2記述模試」からとなります。出題範囲も化学基礎のみです。

『センサー化学』に入る前に押さえておきたい化学の特徴

化学の典型問題は決まっています。そんな典型問題を事前に網羅的に解けるようになることで、

初見の問題が減る
・当該テーマの理解が深まる

ようになり、入試で様々な問題に対応できるようになります。

結果、先述した「『センサー化学』で取得可能な偏差値」にあるような偏差値が取得可能です。

『センサー化学』の特徴

『センサー化学』は、他の教科書傍用問題集と大きくは変わりません。

  • 基本的な用語の確認(STEP1)
  • 基本例題&基本問題(STEP2)
  • 発展例題&発展問題(STEP3)

の構成となっています。

『センサー化学』の前にやるべき問題集

特にありません。

『センサー化学』の「STEP1」では、基本的な知識から確認することができます。

「STEP1」以上に戻るべき基礎は存在しないので、『センサー化学』より前にやるべき問題集はありません。

『センサー化学』と並行すべき参考書

『宇宙一わかりやすい高校化学』シリーズを並行しましょう。

『センサー化学』に限らず、教科書傍用問題集は、事象がイメージできるようになるにはあまり向いていません。

その点、『宇宙一わかりやすい高校化学』で、ミクロな世界では何が起きているか、それと式との関係はどうなっているかが把握するとよいです。

『センサー化学』の後にやるべき問題集

『化学の良問問題集』が松濤舎の推奨教材です。

ほとんどの難関大は『化学の良問問題集』までやれば対応可能です。

『センサー化学』と『化学の良問問題集』の関係性

『センサー化学』と『化学の良問問題集』の関係性について。

まず、『センサー化学』でひと通り解いた「計算問題」「基本問題」「典型問題」を、『化学の良問問題集』で、過去問を通して解けるか確認していくという関係にあります。

また『センサー化学』をはじめとする教科書傍用問題集では手薄な分野が出てきてしまいますので、『化学の良問問題集』がそれを補ってくれるという役割もあります。

『センサー化学』と他書との比較

『センサー化学』と並ぶ教科書傍用問題集に、『エクセル化学』『リードα化学』『セミナー化学』がありますが、いずれもほぼ同じです。

もし何も持っていなかったり、ゼロからはじめるのであれば『エクセル化学』を推奨します。理由は、市販で購入しても解答が付いてくるからです。また、網羅性もこの中では比較的高く、解説も他書と比べてわかりやすいという点が挙げられます。

しかし、学校ですでに『センサー化学』が指定されている人が、わざわざ『エクセル化学』を購入するほどでもないですし、被ったレベルの問題を二度解くことは非効率です。

非効率性を上回るほどの便益がない限り、いま使用している『センサー化学』を使い続けて問題ありません。

なお『ニューグローバル化学』を指定する高校もありますが、やや難易度が低くて簡単なので、志望校や状況(=学校でどこまで使用するか)に応じて、『エクセル化学』に変更すべきと指定することがあります。


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【決定版】『セミナー化学』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/seminar-kagaku Fri, 14 Apr 2023 07:15:47 +0000 https://shotosha.com/?p=23324

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『セミナー化学』で取得可能な偏差値 松濤舎では、各問題集に「習熟度」を定義しており、偏差値(全統記述模試)との関係がわかっています。 『セミナー化学』の「習熟度」と「偏差値」の関係 習熟 ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『セミナー化学』で取得可能な偏差値

松濤舎では、各問題集に「習熟度」を定義しており、偏差値(全統記述模試)との関係がわかっています

『セミナー化学』の「習熟度」と「偏差値」の関係

習熟度1:プロセスが8割以上、手を止めずに解ける
習熟度2:基本例題/問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値60
習熟度3:発展例題/問題が5割以上、手を止めずに解ける:偏差値65
習熟度4:発展例題/問題、総合/演習/論述問題が8割以上、手を止めずに解ける:偏差値67.5

『セミナー化学』だけで合格できる大学

上記の通り『セミナー化学』だけで偏差値67.5まで取得可能*です。

(*)ロジック・・・①実際に全統記述模試と問題集を紐づけ、解けるべき問題を割り出して算出。②実際に生徒が取得した偏差値と習熟度との関係を踏まえ、現実的な偏差値を割り出しています。

『セミナー化学』だけで偏差値67.5が取得可能ということは、河合塾のボーダー偏差値**で、偏差値65の大学まで対応可能ということを意味しています。

(**)ボーダー偏差値は河合塾が発表している値で「昨年、その偏差値を取った人の50%が合格した偏差値」が定義です。科目別では発表されません。パスナビで表示される偏差値も、この河合塾のボーダー偏差値です。

『セミナー化学』の問題数

目標とする偏差値が決まれば、『セミナー化学』で解けるようになるべき問題数が決まります。

目標偏差値60=基本例題+基本問題が解ける=約460問が解ければよい
目標偏差値67.5=発展例題+発展問題までが解ける=約700問が解ければよい

松濤舎では、残り日数から1日あたりにやるべき問題数を算出し、学習計画を立て、指導・管理しています。

分野基本例題基本問題発展例題発展問題総合問題
化学基礎1 物質の構成7495126
2 物質の変化18105104610
化学1 物質の状態9407226
2 物質の変化と平衡105010326
3 無機物質7566194
4 有機化合物12606236
5 高分子化合物6355226

※『セミナー化学』は毎年問題数が変わるため、以下は目安として捉えてください。

『セミナー化学』の使い方

「プロセス」を解く

まずは「プロセス」を解きます。

その際、解けなかった問題には×マークを、解けた問題には◯マークをつけます

×マークがついた問題は、模試範囲をひと通り解いた後、再び戻ってきて解きます。解けなかったら×マークを累積し、解けたら◯マークを書きます。

×マークしかついていない問題を減らすことが勉強の中心となります。◯マークがついた問題は放置し、模試の前、あるいは入試前に確認しましょう。

また、学習の基本は分散学習です。×マークがついた問題の復習もできるだけ間隔をあけるようにしましょう。◯マークをつけていい基準は、3日以上置いてから復習した場合にしてください。

「基本例題」「基本問題」を解く

続いて「基本例題」「基本問題」に入ります。

こちらも同様に、解けなかったら×マーク、解けたら◯マークをつけていきます。

「発展例題」「発展問題」を解く

そのまま「発展例題」「発展問題」にも入ります。

こちらも◯×マークはこれまで通りのルールでつけていきましょう。

総合/演習/論述問題も対象とします。

再び頭に戻り、×マークのついた問題のみ復習する

模試の範囲の最後までやったら、再び最初に戻り、×マークのついた問題のみを復習します。

3日以上、間隔があいていれば、解けた問題には◯マークをつけてOKです。

上記の学習を繰り返し、×マークのついた問題を徹底的に潰していきましょう。

『セミナー化学』を使うタイミング

化学を習うタイミングは次のどちらかである高校が多いです。

  • 高1で化学基礎、高2で化学
  • 高2から化学基礎+化学

つまり、発展科目に入るのは高2以降である高校がほとんどであり、既習範囲が一定以上になるのは高2の秋以降になります。

よって、高2秋までは、定期テスト対策期間(=定期テストの2〜3週間前)に勉強をすればよく、それまでは英語や数学の習得レベルを上げておき、高3以降にしっかり理科に時間が使えるようにしましょう。

実際、理科が模試で出題されるのは高2秋の進研模試からで、全統模試で出題されるのは高2の2月末にある「全統高2記述模試」からとなります。出題範囲も化学基礎のみです。

『セミナー化学』に入る前に押さえておきたい、化学の特徴

化学は、出題される問題パターンが限られている科目です。

よって、出題されうる問題(=典型問題)が、入試前に何問解けるようになっているかが、合否を決めます

そのため、『セミナー化学』のような網羅系問題集の何割が解けるようになったかを習熟度の定義としているのです。

『セミナー化学』の特徴

『セミナー化学』は、他の教科書傍用問題集と大きくは変わりません。

  • 基本的な用語の確認(プロセス)
  • 基本例題&基本問題
  • 発展例題&発展問題

の構成となっています。

『セミナー化学』の前にやるべき問題集

特にありません。

『セミナー化学』には「プロセス」という、基本的な知識を確認するコンテンツがあるのですが、これが非常に優秀です。一定勉強してきた人も、「プロセス」で解けない問題があり、知識の穴が埋められたと言います。

「プロセス」以上に戻るべき基礎は存在しないので、『セミナー化学』より前にやるべき問題集はありません。

『セミナー化学』と並行すべき参考書

『宇宙一わかりやすい高校化学』シリーズを並行しましょう。

『セミナー化学』に限らず、教科書傍用問題集は、事象がイメージできるようになるにはあまり向いていません。

その点、『宇宙一わかりやすい高校化学』で、ミクロな世界では何が起きているか、それと式との関係はどうなっているかが把握するとよいです。

『セミナー化学』の後にやるべき問題集

『化学の良問問題集』が松濤舎の推奨教材です。

大抵の難関大は『化学の良問問題集』までやれば対応可能です。

『セミナー化学』と『化学の良問問題集』の関係性

『セミナー化学』と『化学の良問問題集』の関係性ですが、『セミナー化学』でひと通り計算問題、基本問題、典型問題を解いた後、それを少しひねったり、組み合わせた良質な過去問で確認することができます。

『化学の良問問題集』は非常に網羅性が高く、著者の先生が網羅性を高めようとして作っていることが非常に感じられます。

また『セミナー化学』をはじめとする教科書傍用問題集では手薄な分野が出てきてしまいますので、それを『化学の良問問題集』は補ってくれるという役割もあります。

『セミナー化学』と他書の比較

『セミナー化学』と並ぶ教科書傍用問題集に、『エクセル化学』『リードα化学』『センサー化学』がありますが、いずれもほぼ同じです。

もし何も持っていなかったり、ゼロからはじめるのであれば『エクセル化学』を推奨します。理由は、市販で購入しても解答が付いてくるからです。また、網羅性もこの中では比較的高く、解説も他書と比べてわかりやすいという点が挙げられます。

しかし、学校ですでに『セミナー化学』が指定されている人が、わざわざ『エクセル化学』を購入するほどでもないですし、被ったレベルの問題を二度解くことは非効率です。

非効率性を上回るほどの便益がない限り、いま使用している『セミナー化学』を使い続けて問題ありません。

なお『ニューグローバル化学』を指定する高校もありますが、やや難易度が低くて簡単なので、志望校や状況(=学校でどこまで使用するか)に応じて、『エクセル化学』に変更すべきと指定することがあります。


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【決定版】地方進学校生の勝ちパターン https://shotosha.com/principle/general/tile Fri, 14 Apr 2023 03:13:21 +0000 https://shotosha.com/?p=23312

「地方公立高校から現役合格する子たち」の共通点 素朴な疑問として、地方公立の非進学校から、現役で国公立医学部に合格する子がいる一方、都内の有名中高一貫校に通っても私立医学部に合格できない子がいるのはなぜでしょうか。 それ ... ]]>

「地方公立高校から現役合格する子たち」の共通点

素朴な疑問として、地方公立の非進学校から、現役で国公立医学部に合格する子がいる一方、都内の有名中高一貫校に通っても私立医学部に合格できない子がいるのはなぜでしょうか

それは、教科書範囲の知識に穴があるからです。

実際、都内の有名中高一貫校卒で私立医学部に一校も合格しなかったという子が、松濤舎で網羅系問題集で穴を潰した結果、難関医学部を含む全出願校に合格するケースは非常に多いです。

ここでは、タイルを敷き詰めるように教科書範囲を徹底することの重要性をまとめてます。

「輪郭意識」を持つことからスタート

まず、地方公立高校の特徴は「教科書の範囲内の勉強しかしないこと」「教科書の範囲内でテストが作られるため、日頃の学習は教科書範囲を徹底することにフォーカスできる環境にあること」です。

地方公立高校には国公立大学を目指す人が多いため、教科書範囲を徹底することを当たり前と考えています。国公立大学は原則として、教科書範囲からしか出題されないからです。

このように、教科書範囲を徹底すればいいという「輪郭意識」があります。

東大文系生がよく言うように「どんなに小さい文字で書かれていたとしても、教科書に書かれていることが出題されたら文句を言えない」のような意識を持っているということです。

塾で指定された少数の問題だけ解いても十分ではありません。シンプルに「教科書範囲をすべてカバーできていないから」です。

「教科書範囲を徹底すればいい」という信念を持つことから、学習をスタートしてください。

教科書傍用問題集で勉強したらよい

教科書に載っている知識を完璧に身につけることは、教科書傍用問題集で網羅的に演習することと同義です。

実際、地方公立高校の定期テストは、教科書傍用問題集から出題されるように設計されています。

つまり彼らは、高校3年間をかけて教科書範囲の知識を徹底しているのです

難関医学部生こそ「チェックシート」で網羅している

たとえば、ある地方公立高校から東京医科歯科大学に合格した子は、自分でチェックシートを作り、解けた問題番号にチェックを入れ、すべての問題をしらみつぶしにしていました。

一覧になっているので、どの問題がまだ解けていないか、ひと目でわかるシートです。

こうした徹底的な学習は、傍からは見えません。どの高校に通っているか、どんな問題集を使っていたか、どの塾に通っているかなど、表面的なことにばかり注目しがちです。

しかし、本質は教科書傍用問題集をしらみつぶしにやり、教科書範囲は徹底したという事実を手に入れたことが重要なのです。

教科書範囲でいいから、モチベーションが続く

「無限に知識を入れないといけない」より「上限のある知識を入れる」のほうが圧倒的にやる気になります。

実際、松濤舎では「国公立医学部に行きたければ、数学は700問でいい」と伝えています。

Focus Goldや青チャートには全1,000例題が載っていますが、そのうちのレベル3の問題までで約900問あり、そのうち8割がたの問題が解ければ、偏差値65が出ることがわかっているからです。

このように、制限があるからこそ、しらみつぶしに徹底できるのです

あらゆる科目において教科書範囲が上限であり、それを超えるものはやらずともほとんどの大学に合格できます。少なくとも、教科書範囲を超えた勉強の優先順位が低いのは明らかですね。

知識か思考かの線引き

教科書範囲の知識では足りないと思うかも知れません。

しかし、教科書範囲の知識を入れるだけでも、非常に時間がかかります。なので、教科書範囲を入れずしてそこから外れた勉強をすることは非合理的であるということと、心配しなくても教科書範囲だけ徹底すれば偏差値65を確実に超えることができ、ほとんどの大学に合格できます。

また、知識は教科書範囲でよいのですが、それを運用しなければなりません

まさに東大などがそうです。知識は教科書範囲で十分ですが、それを真に理解していなければ解けないような出題ばかりされます。

東大に限らず、多かれ少なかれ大学受験とは「タイルを敷き詰める学び」の延長線上に合格があるのです。

「教科書範囲を徹底した自分が難しく感じる=捨て問」の判断

教科書範囲を徹底したという自負があれば、自分の感覚で「捨てる・捨てない」が判断できるようになります。

教科書範囲を徹底したという感覚が持てていない人は「もしかしたら解かないといけない問題なんじゃないか」と考え、捨てていい問題にも手を付けてしまう。あるいは、粘ってでも解かないといけない問題を、すっぱりと諦めてしまう。

このような致命的な状態に陥ってしまうのです。

「雰囲気で解いてきた、なんとなくで解けた」が一番恐い

”なんとなくの勉強”をしてきた人は、「雰囲気」で解いていたり、正解していてほしいという「願望」を込めた答案を作っていることがわかっています。

立脚すべき知識がないから、勝手に「こうなんじゃないか」と、やってはいけない操作をしたり、憶測で論述を書いてしまいます。これではまったく点になりません。

結局、タイルを敷き詰めるように勉強し、制限ある知識の中で正解を導かなければならないのです

どんなに簡単な問題も”初見”は難しい

教科書範囲からの出題とは言え、どんな問題も初見では難しいです。

実際、数学が比較的得意な私でさえ、Focus Goldや青チャートのような問題集は、1周目の正答率が2割ほどでした

だから、事前に網羅的に問題が解けるようにしておくことが重要なのです。

教科書傍用問題集に載っているような典型的な問題は、入試ではそのまま出題されません。それさえ解けないのに、入試問題でひねった出題をされて解けるはずがありません。さらに、入試問題は教科書傍用問題集に載っている問題の組み合わせか、そこから得た学びがある前提で出題してきます。

教科書傍用問題集を穴なく徹底しておくことは、大前提中の大前提なのです。

私立大学にこそ有効

私立大学を受験する人ほど、教科書範囲の徹底をしてください。

教科書範囲を徹底した人だけが、歪んでいない選球眼を身につけることができ、私立大学の難問・奇問を正しく捨てることができるのです。

国公立大学志望の人が私立併願校に合格する一方で、私立専願の人ほど一校も合格できない場合があるのは、国公立大学に向けた勉強をする過程で、教科書範囲という輪郭意識が形成され、正しい判断軸ができるからです

大学受験は最終的に、いかに高得点を取るかではなく、いかに捨てるかが論点になります

特に、私立大学は制限時間が非常にタイトなので、問題の取捨選択がもっとも重要なのです。

だから、タイルを敷き詰めるように学ぼう

以上をまとめると、限られた教科書範囲を徹底すること、そのために教科書傍用問題集を利用すること、私立大学こそ教科書範囲の徹底が重要だということ、教科書範囲の知識を徹底したという自負があるからこそ、問題の取捨選択を誤らないことをわかっていただけたことでしょう。

地方進学校生は今のまま、定期テスト対策を主軸に問題集を徹底し、模試で偏差値を取っていくという学習を継続すれば問題ありません。

松濤舎でもこの方針で指導しており、毎年多くの合格実績を出しています。

参考記事

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保護者様の声 https://shotosha.com/gokaku/guardian/all Tue, 11 Apr 2023 15:52:14 +0000 https://shotosha.com/?p=23265

親御様からのお声を一部掲載しています。

最新年度(2023年度入試)

🌸愛媛大学医学部医学科(現役・男性)
🌸富山大学医学部医学科(現役・男性)
🌸新潟大学医学部医学科(現役・男性)
🌸自治医科大学医学部医学科(1浪・男性)
🌸大分大学医学部医学科(現役・男性)
🌸富山大学医学部医学科(現役・女性)
🌸名古屋大学情報学部(現役・男性)
🌸東北大学法学部(現役・女性)
🌸新潟大学医学部看護学科(現役・女性)
🌸千葉大学法政経学部(1浪・男性)
🌸神戸大学海洋政策学部(現役・男性)
🌸岩手大学農学部共同獣医学科(現役・男性)
🌸明治大学法学部法律学科(現役・男性)
🌸早稲田大学先進理工学部(1浪・女性)
🌸一橋大学社会学部(2浪・男性)
🌸名古屋大学医学部看護学科(1浪・女性)
🌸聖マリアンナ医科大学医学部医学科(現役・女性)
🌸東京女子医科大学医学部医学科(現役・女性)

※随時追加致していきます。

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【保護者様の声】千葉大学法政経学部(1浪・男性) https://shotosha.com/gokaku/guardian/chiba-2 Tue, 11 Apr 2023 15:34:55 +0000 https://shotosha.com/?p=23259

松濤舎を選ばれた理由

経済的な理由や通学時間、予備校のシステムへの疑念などからもともと宅浪の予定でやっておりましたが、夏休みが明けても思うように成績が伸びず悩んでいたところこちらをネットで見つけました。

演習中心であること、勉強の指針を示してくださることなどが決め手となり、10月に入ってからと遅かったのですがお願いすることにいたしました。

松濤舎はどのような塾でしたか?

今まで塾に通ったことがありませんでしたので比較はできないのですが、その子にあった課題を提示し指導してくださるところは集団授業にはないメリットだと思います。

また、基本的に受験勉強は孤独なものですから、目の前の課題に黙々と取り組みひとりで進めていくというスタイルもこちらの考えにあっていました。

参考書や問題集もたくさん出ていてどれを選んでいいか迷うところですが、適切なものを選んでいただき、受験本番から逆算して計画的に指導してくださったことは安心できましたし、とても良かったと思っています。

自宅での学習の様子はいかがでしたか?

もともと勉強時間は確保できていたので、その部分の変化は特に感じませんでした。

お子様は松濤舎のことをどのように言っていましたか?

上手に褒めていただいてた印象を受けました。

ちょっとそれは言い過ぎでは、と親が感じることでも、本人は疑う様子もなく言葉通りに受け取っていたようですので褒め方も自然でお上手なのだと思います。

また指導とその結果について自信をもってお話しになられているようでしたので、子供も安心・信頼して勉強に打ち込めていたのではと思います。

受験勉強にはどのように関わっていらっしゃいましたか?

こちらにお世話になるまでは、エクセルで勉強計画を科目ごとに作り進捗を管理していました。

私立の情報収集や出願大学の選定、出願手続き等もすべてこちらでやっていました。

本来自分でやらせるべきとは思いましたが、とにかく今は勉強に打ち込ませようと思い、かなり手をかけてしまっていたと思います。

指導を通して、生徒様が成長したことはありますか?

勉強そのものではありませんが、浪人生ということもあり最初は確実に入れる大学を受験希望でした。

しかし先生のお話しを聞いて、第一志望にチャレンジさせてほしいと言ったときは、その前向きな姿勢に成長を感じました。

たまたまちょうど成績が伸びる時期に重なったのかもしれませんが、入塾させていただいた後の模試から劇的に成績があがり、本人の大きな自信とその後の学習への大きなモチベーションとなりました。

第一志望校は、当初は親子とも“行けたらいいな”ぐらいの無理めなところという認識で、実際共通テストの判定も良いものではなかったのですが、色々なデータを示してそちらの受験を後押ししてくださったことはとても感謝しています。

そういう意味でも、こちらにお世話にならなかったら第一志望校は受験すらしておらず、合格を勝ち取ることはできていませんでした。

本当にありがとうございました。

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【保護者様の声】神戸大学海洋政策学部(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/guardian/kobe-2 Tue, 11 Apr 2023 15:30:35 +0000 https://shotosha.com/?p=23247

松濤舎を選ばれた理由

何校か体験入塾をした上で、学習環境や指導方針などが本人の希望と合っていたので選びました。

3歳上の兄も塾のことを知っており、勧めたことも大きかったです。

松濤舎はどのような塾でしたか?

落ち着いた学習環境で、本人のペースに合わせて勉強できるところがよかったです。

船登先生との面談で、今自分に何が必要かを見極めながら進めることができていました。

自宅での学習の様子はいかがでしたか?

目標を決め、計画的に取り組んでいました。

自分の部屋だけではなく、集中して学習できる場所を考えながら工夫して学習していました。

お子様は松濤舎のことをどのように言っていましたか?

家で塾のことを話すことはあまりなかったのですが、一生懸命に頑張っている姿から、本人に合っていると確信しました。

受験勉強にはどのように関わっていらっしゃいましたか?

あえて口出しはせずに見守るスタンスでいました。

本人の希望の時間に学習できるよう送り迎えの時間を調整していました。

指導を通して、生徒様が成長したことはありますか?

タイムマネジメントできるようになったことが一番の成長です。

勉強だけでなく、食事や睡眠などの自己管理もできるようになっていると感じます。

最後に

的確なアドバイスで息子の背中を押してくださり、最後まで頑張ることができました。

本当にありがとうございました。

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【保護者様の声】富山大学医学部医学科(現役・女性) https://shotosha.com/gokaku/guardian/toyama-4 Tue, 11 Apr 2023 15:15:30 +0000 https://shotosha.com/?p=23249

松濤舎を選ばれた理由

演習中心の塾で、参考書も書いてる東大卒の先生が直々に指導してくださるから。

松濤舎はどのような塾でしたか?

先生のことを信頼して、先生と子供に任せていたので、よくわかりません。

自宅での学習の様子はいかがでしたか?

自習室や学校に一日中いたので、家ではよく寝ていた。

お子様は松濤舎のことをどのように言っていましたか?

先生が的確なアドバイスをしてくださるので何の勉強をすればいいかわかると本人は言ってました。

受験勉強にはどのように関わっていらっしゃいましたか?

勉強は先生にお任せして、送迎、弁当作り、夕飯を届けておりました。

指導を通して、生徒様が成長したことはありますか?

自分で勉強するようになりました。

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【保護者様の声】一橋大学社会学部(2浪・男性) https://shotosha.com/gokaku/guardian/ikkyo-2 Tue, 11 Apr 2023 15:11:44 +0000 https://shotosha.com/?p=23255

松濤舎を選ばれた理由

本人に任せてありました。

松濤舎はどのような塾でしたか?

息子のニーズにとても合っていました。

自宅での学習の様子はいかがでしたか?

本人のペースで頑張っていました。

お子様は松濤舎のことをどのように言っていましたか?

先生のことをとても信頼しているように見えました。

受験勉強にはどのように関わっていらっしゃいましたか?

関わっておりませんでした。

指導を通して、生徒様が成長したことはありますか?

模試の結果を客観的に受け止められるようになったと感じました。

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【保護者様の声】早稲田大学先進理工学部(1浪・女性) https://shotosha.com/gokaku/guardian/waseda-2 Tue, 11 Apr 2023 15:05:57 +0000 https://shotosha.com/?p=23251

松濤舎を選ばれた理由

通っていた高校が大学受験に適したカリキュラムではなかった為、ほぼ自力で大学受験対策をしなくてはなりませんでした。

現役時、塾や大手予備校に通ってはみたものの娘にはどれも合いませんでした。

元々自分ひとりでコツコツやるタイプだったので演習中心の塾が合っていると思ったので松濤舎を選びました。

また、入塾前の船登先生との面談の際、こちらの質問への答えはどれも納得のいくものでしたので、信頼できると思い入塾しました。

松濤舎はどのような塾でしたか?

保護者からのどんな質問にも迅速かつ明確に答えて頂き、迷わずにお任せする事ができました。

特に受験直前期はメンタルの面が心配になりますが、随時、こちらの意を汲んでくださり安心して入試に向かう事ができました。

コツコツ努力タイプの娘には演習中心の塾はとても合っていました。

現役時から通っていればもっと違った結果だったのではと思います。

自宅での学習の様子はいかがでしたか?

何も迷いなく学習を続けていた様です。

ほとんど宅浪の状態なので精神的に追い込まれないか心配でしたが、週一回の面談や自習室の利用もでき、毎週やる事が明確なので安心して学習できている様子でした。

お子様は松濤舎のことをどのように言っていましたか?

松濤舎に薦めて頂いた教材はどれも理解し易く学習しやすいと言っていました。

また、英作文や英文和訳などの添削がとても丁寧で詳細なことに感動していました。

受験勉強にはどのように関わっていらっしゃいましたか?

学習面では口を出さない様にしていました。

疑問に思った時は船登先生にメールで質問し納得しながら見守っていました。

また、精神的に追い込まれないように、息抜きに一緒に外出などして気分転換させたり、明るく接するようにしていました。

指導を通して、生徒様が成長したことはありますか?

学力がとても向上しました。

個人に合った教材選びは論理づけられたどれも納得のいくものでした。

この指導がなければ現役時のように上滑りや迷走していたものと思います。

また、元来とても心配症で学校の定期テストですら不安になる性格でしたが、確固たる学力をつけたことで精神的にも強くなったと思います。

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【保護者様の声】明治大学法学部法律学科(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/guardian/meiji-2 Tue, 11 Apr 2023 15:03:19 +0000 https://shotosha.com/?p=23246

松濤舎を選ばれた理由

入塾当時、息子は成績が芳しくないことに加え、受け身の勉強しかしていませんでした。

自分でやるべき勉強に取り組む姿勢が見られず、塾に行って講師の話を聞き分かった気になって満足するだけで学習内容が定着していないことが問題と考えました。

この段階で、息子が自力で自分が取り組むべき課題を抽出して取り組むことは期待できませんでしたから、松濤舎で課題を設定してもらい、進捗も管理してもらうことで、息子一人で完結する学習習慣が将来的に身につくことを期待をして入塾しました。

松濤舎はどのような塾でしたか?

今までの塾との違いを一番感じた点は、思っていたよりも偏差値重視だということです。

言い換えれば、地に足がついた指導ということです。

希望や憧れだけで目標設定するのではなく、現時点の実力を客観的に把握した上で到達可能な目標を設定して指導していただけました。

母親としては、ドライな印象を受けることもありましたが、息子は合理的な考え方が腑に落ちたようで淡々と課題に取り組んでいました。

自宅での学習の様子はいかがでしたか?

自宅では小学生の頃からダイニング学習で、その習慣は最後まで変わることはありませんでした。

常に親の目から見える範囲にいるということは、集中していない様子も見えてしまい、再三、口論の原因となりました(笑)。

やがて、息子が自分から自習室に出かけていくことが増え、自宅での学習時間は相対的に減りました。

親からすれば散漫な学習態度が目に入って気になることがなく、息子からすれば甘えのない環境で学習できるということで、よかったのだと思います。

お子様は松濤舎のことをどのように言っていましたか?

自習室には自分が一番最初に来ていたとか、他に何人くらいの塾生がいたかなど、目指す場所は違っても受験という目標を共通にする仲間がいることは張り合いになっていたようです。

また、先生から指導された課題の取り組み方の話や、模試の結果に対する講評を受けたことなども話してくれました。

受験勉強にはどのように関わっていらっしゃいましたか?

学校見学には、高3に入ってからですが、何校か同行しました。

基本的に、すぐに息子に干渉してしまう母だという自覚がありましたので、受験が本格化した高3の夏から母は仕事を始めました。

受験への具体的な関与は、出願の日程を把握し漏れなく対応することと、試験当日に向けた体調管理を心がけました。

指導を通して、生徒様が成長したことはありますか?

少しずつですが、自立しているように思います。

当初期待していた、完全に自立した学習習慣にはまだ届いていないところもありますが、最初のころは他人事のように語っていた受験について、気づけば自分の考えや希望をしっかりと言えるようになっていました。

最後まで妥協せずに走り切ったことで、終わってみれば納得できる受験生活を過ごせたものと思います。

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【保護者様の声】名古屋大学医学部看護学科(1浪・女性) https://shotosha.com/gokaku/guardian/nagoya-4 Tue, 11 Apr 2023 14:59:57 +0000 https://shotosha.com/?p=23233 本当にお世話になりました。

この二年間本当に色々ありました。

船登先生からも良かったねっと言っていただいき、娘、嬉し泣きしておりました。

本当にありがとうございました。

是非、上京して、親子でお礼を申し上げたいです。

本当にお世話になりましたが、先生から依頼された「保護者の声」は、文才もなく、医学部に進学された方々が沢山いらっしゃいますので、とてもとても…書けそうにありません。是非ほかのお母様達にお願いいたします。

最初の入塾、あまりにも心配になって、一度辞めた時に、先生が日割り計算をされて、残金を娘の参考書を買ってあげて下さいっと、言ってくださって返金してくださったこと…忘れられません。

親は、美味しいご飯の研究をするぐらいが丁度良い事を学ばせていただきました。

本当にありがとうございました。

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【保護者様の声】名古屋大学情報学部(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/guardian/nagoya-3 Tue, 11 Apr 2023 14:57:04 +0000 https://shotosha.com/?p=23228

松濤舎を選ばれた理由

高校受験の時から自学自習で進めておりましたので、よく参考書の使い方などは検索していました。

高校入学後に松濤舎のブログに出会い、通信コースがあることを知り、参考書・問題集を使う目的や使い方が明確で合格までの道筋がわかりやすく書かれていたことから、きっと子どもには合うのではないかなと思いました。

ただその時は、こんなブログを見つけたよ、とは伝えましたがあえて私から塾をすすめることはしていませんでした。

塾を選ぶ動機が、ひとに勧められたからというよりも、もっと主体的である方がモチベーションも高まると思っていたので。

それから一年ほど経って、松濤舎に入りたい、と言ってきました。

それまでは受験のための「基礎固め」「演習」「志望校対策」などの時期を勝手にイメージで考えていて、3年になって基礎ができたら大手の塾にいくのかなと思っていたこともありましたが、受験までちょうど一年となって、受験勉強の捉え方そのものがあいまいだったことが見えてきて、すべきことが明確で、目標までの道筋がわかりやすかった松濤舎にお世話になることに決めました。

入塾面談は近くで聞いていましたが、(大変失礼ながら、)想像していたより先生がとても明るい話し方で、およその現在地やこれからどう学習を進めていくかをわかりやすく示して頂きましので、そこからは100%信頼してすべてお任せでした。

塾を選ぶ理由として、合格のために何をするか(問題集・参考書)、どのような目的で使うか、が明確であることはとても大きかったと思います。

根拠がはっきり示されていたから、迷いなく信頼し、後は自分がやるという覚悟を決めるだけでした。

自宅での学習の様子はいかがでしたか?

最初から迷いなく課題にしっかり取り組んでいました。

わりとがんばってやる子ではありましたが、課題が明確であることで、自信を持って進めることができていました。

それでも思うようにいかなかったり、模試の結果がよくなかったときは不安になることもありましたが、週1回の電話でのサポートで、不安は解消され、また再び進み続けることができました。

先生には学習面だけでなく、長丁場の受験をメンタル面でもしっかりサポートしていただき、大変大変感謝しております。

お子様は松濤舎のことをどのように言っていましたか?

ムダなものがない、と言っていました。

根拠が示されているから、納得して取り組めているようでした。

松濤舎に入っていなければ、間違いなく志望校は夢のままだった、受けることもできなかっただろうと言っております。

できればもっと早くに入っていれば良かったと、心底感じています。

受験勉強にはどのように関わっていらっしゃいましたか?

学習面ではすべて先生にお任せでした。

私は出願手続の確認などと、あとは感染症を持ち込まないようにだけ、注意していました。

指導を通して、生徒様が成長したことはありますか?

自信がついたと思います。

志望校に合格したから自信がついたというだけではありません。

先生の指導で、目標達成に必要なことを形として見える化し、どのように取り組んだら効果的かを考えて、するべきことがクリアな状態で目標に向かう経験をできたことで、一歩一歩に確信を持てたのが理由だと思います。

過去のように漠然とした中でただガムシャラにやっていたら、成功も失敗も理由がわからないままっだったと思います。

たとえ失敗したとしても、なぜなのか根拠を探す力もついたのではないかと思います。

最後に

いよいよ受験までの最後の一年で、がんばってもすぐに結果が見えない時期に、先生に心強くサポートしていただいたことには感謝の気持ちしかありません。

現在地や必要な情報を必要なときに頂けて、今の進度で大丈夫と言っていただいたことで、また自信を持って続けることができたと思います。

一人では迷いや不安を克服することができなかったでしょうし、間違った方向に力一杯進んでいたかもしれません。

振り返るとあっという間の時間でした。

一年間、毎週の電話で信頼する先生にサポートしていただいた時間がもう終わったことに、今は少し寂しさも感じているようです。

本当にありがとうございました。

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【保護者様の声】富山大学医学部医学科(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/guardian/toyama-3 Tue, 11 Apr 2023 14:51:21 +0000 https://shotosha.com/?p=23229

松濤舎を選ばれた理由

大学受験関連の書籍を調べていたときに、たまたま船登先生の「改訂版 高校一冊目の参考書 (2019年初版)」をネットで見つけて購入。

昭和世代の私から見ても非常に共感できる内容が数多く書かれており、当時中学3年だった子供にも一読を勧めてみたところ、著者の船登先生自身に強い興味を持ち、「改訂版 あとがき」に書かれていた「松濤舎」に入塾したいと言ってきたのが始まりでした。

我が家は地方の田舎暮らしのため、高校1年の7月より通信コースで入塾し、高校3年生の最後までの2年半の間お世話になりました。

もし松濤舎への入塾を検討されておられる保護者の方がおられましたら、船登先生著「改訂版 高校一冊目の参考書」は一読の価値がある本だと思います。

松濤舎はどのような塾でしたか?

塾という教育形態の一つの完成形だと思います。

松濤舎のシステムを簡潔に述べれば、「演習中心の学習」+「週1回の電話面談(*通信コース)」+「塾生ページでの有益な情報と記事の共有」から成り立っていますが、この3つのシステムの秀逸なバランスによって、

①生徒が明確な目的を持ち、自主的に勉強するようになる
②先生と生徒の距離感が絶妙であるため、長期的に良好な関係を築くことができる
③基本先生と生徒だけで進行していくので、子供の成績をいちいち気にしてしまう(私のような過干渉な)親が子離れをすることできる

など、数多くのメリットを享受することができました。

自宅での学習の様子はいかがでしたか?

非常に効率の良い勉強をしているという印象でした。

徹夜で勉強するといった無理なことは全くせず、よく食べよく寝て、非常に健康的な状態で共通テストや二次試験の日を迎えることができました。

お子様は松濤舎のことをどのように言っていましたか?

2年半の在塾の間、事あるごとに「船登先生はすごい」と言い続けていました。

船登先生のすばらしいご経歴だけでなく、物事の思考法やそれを適切な表現で言語化する技術、そしてデータやファクトを尊重する姿勢に、非常に大きな感銘を受けたようです。

船登先生から教えて頂いたことすべてが、子供の今後の人生の大きな糧となると確信しております。

受験勉強にはどのように関わっていらっしゃいましたか?

松濤舎HPの「保護者の方へ」で書かれている「大学進学のための資金のご準備と、温かく栄養のあるご飯をご用意していただくこと」を常に心がけていました。

特に共通テストと二次試験までの一週間は、専属トレーナーさながらの心境で睡眠時間、食事栄養を管理しておりましたので、黒子としての役割は十分全うできたのではないかと思います。

余談になりますが、子供と「化学」について話をすることが多かったため、私自身も船登先生の「宇宙一わかりやすい高校化学」シリーズ3冊を読みましたが、内容だけでなくユニークなイラストも大変秀逸でとても勉強になりました。「怪盗ハロゲン」や「タコ型火星人風の硫黄」のイラストは一生涯忘れないと思います。

指導を通して、生徒様が成長したことはありますか?

2年半の間、船登先生から勉強以外にも非常に多くのお話をしていただいたことで、机上の勉強だけでは学べない、様々な分野にも強い向学心を持つようになりました。

本当にありがとうございました。

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【保護者様の声】岩手大学農学部共同獣医学科(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/guardian/iwate-2 Tue, 11 Apr 2023 14:17:55 +0000 https://shotosha.com/?p=23230

松濤舎を選ばれた理由

中学生の時に通っていた塾から松濤舎のことを聞いていて、頭の片隅にはありましたが、選んだのは本人です。

高2の秋に、松濤舎に入塾したいので授業料よろしくお願いします。と言われました。

松濤舎はどのような塾でしたか?

演習中心の塾で、面談では個々の能力や適正、進捗状況などを踏まえて、将来を見据えたアドバイスを頂けていたと思います。

自宅での学習の様子はいかがでしたか?

淡々と課題に取り組み→面談の繰り返しだったように思います。

学校の行事やテストがある時には、事前に面談で伝えてその時期の課題の調節なども対応してくださっていたようです。

お子様は松濤舎のことをどのように言っていましたか?

代表の船登先生は信頼出来るから、松濤舎の指導の下でやるべきことをやっていけば良いと思う。と。

受験勉強にはどのように関わっていらっしゃいましたか?

食事をしっかり作る。 模試の結果を都度聞かない。 ぐらいでしょうか?

不安はありましたが、ただただ子供を信じていました。

指導を通して、生徒様が成長したことはありますか?

自分の意思で中学校から続けていた英語の塾も高3の秋に辞めて、松濤舎一本で淡々と机に向かう日々でした。

船登先生との面談が自分を見つめ直す機会になったり、進路を決める上で重要なアドバイスを頂けたことは本人の自信にも繋がったように感じています。

最後に

数々の試練を乗り越えて行かなければいけないこの時期に、信頼出来る先生に出会えたことは、本当に幸せなことでした。

これからも選択の連続ですが、決して楽な道に逃げることなく、自分の頭で考え行動していける人間力の基盤が作られたと感じます。

本当にありがとうございました。

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【保護者様の声】東北大学法学部(現役・女性) https://shotosha.com/gokaku/guardian/tohoku-2 Tue, 11 Apr 2023 14:14:50 +0000 https://shotosha.com/?p=23231

松濤舎を選ばれた理由

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の使い方とレベル の記事を読んだのがきっかけです。

数学の学習に時間もお金もかけているのに、成果が出ていませんでした。

進学について理系か文系か明確に決まっていたわけではありませんでしたが、いずれにしても、数学を諦めてしまうと、選択肢が少なくなってしまうので、親は諦めてはいけないし、諦めさせてはいけないと思いました。

その当時通っていた塾では、本人に問題があるのでは言われ、散々な思いをしました。

学習は本人次第ですから、仰ると通りだったかもしれませんが、自信を無くさせるようなところには通わせたくないと思い、退会しました。

学校で使用していた数学のテキストがFocus Gold(フォーカスゴールド)でした。

テキストをそれなりに使いこなしていましたし、問題も解き進めていたので、ほかのテキストに乗り換えずに、FGに集中させようと思いました。

FGを中心にいろいろ調べていた時に松濤舎の『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の使い方とレベルの記事に出会いました。

問い合わせをして、入塾前にメールでのやり取りを何度かさせていただきました。

指導(取組み)が明確で安心できると思い、ここに決めさせていただきました。

松濤舎はどのような塾でしたか?

科目への取り組みが一つ一つ明確で、細かいところまで指導があります。

今取り組むべきこと、取り組まなくていいことが明確。

その指導要綱のもと、自分の力を伸ばす塾。

問題の解答は、テキストをよく読めば解るのかもしれませんが、解答を他の人に頼ってしまうと、それに頼りきりで自分でアウトプットすることを怠けてしまう。

塾に行って教えてもらっていたのに、成績が振るわず、自分で考えて考えて取り組んだ方が結果に結びついた娘を見てそう思いました。

自宅での学習の様子はいかがでしたか?

怠け癖のある娘ですが、以前から机に向かうことは苦手ではありませんでした。

なので、勉強時間に変動はなかったと思います。

しかし、集中力は増したと思います。

あれもやらなきゃいけない、これもやらなきゃいけないということから解放されて、絞った学習ができていたと思います。

お子様は松濤舎のことをどのように言っていましたか?

小さなことでも迷いが生じた時はすぐに聞くようにしていたようです。

いい加減な回答はなく、納得できる回答がいつも返ってきていて、安心して取り組めていたようです。

私たちも安心してお任せしていました。

受験勉強にはどのように関わっていらっしゃいましたか?

スタートした高校1年生の頃は、提示されたテキストを本人と私分の2冊購入し、一緒に取り組みました。

ある程度進み出したら、一人で取り組ませ、何ページまで進んだのか確認をするだけになりました。

進路への意識が高まってからは、完全に裏方に回り、本人の望むように対応しました。

指導を通して、生徒様が成長したことはありますか?

まだまだこれからだと思いますが、結論まで出す力が強くなったと思います。

考える能力も高まり、とても頼もしく感じます。

人間的にも頼りになる娘に成長しました。

ありがとうございました。

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【保護者様の声】大分大学医学部医学科(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/guardian/oita-2 Tue, 11 Apr 2023 14:09:34 +0000 https://shotosha.com/?p=23225

松濤舎を選ばれた理由

勉強は何よりアウトプットが大事。インプット中心の大人数授業は効率が悪いと思っていた(私自身の経験からも)

そんな中、良い参考書を使ってアウトプット中心で、しかも個別指導してもらえる塾があったので、これだと思って息子に勧めてみた。

松濤舎はどのような塾でしたか?

コスパの良い塾。

自宅での学習の様子はいかがでしたか?

毎日、24時くらいまで勉強していた。

しかし、休憩もはさみ、決して体力の限界まで勉強しているような様子では無かったと感じる。

お子様は松濤舎のことをどのように言っていましたか?

あまり、塾のことは家で言ってなかったように思う。

印象に残っているのは、息子が「始めて間もない塾なのにすごい実績だ」と言っていたこと。

受験勉強にはどのように関わっていらっしゃいましたか?

勉強に取り組む姿勢は常に見ていた。

受験は結局、自分の為。プレッシャーをかけないようにしていたつもりだが、かけていた部分もあったかもしれない。

指導を通して、生徒様が成長したことはありますか?

大人になった。

確実に自信をつけていったように思う。

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【保護者様の声】愛媛大学医学部医学科(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/guardian/ehime-2 Tue, 11 Apr 2023 14:06:58 +0000 https://shotosha.com/?p=23226

松濤舎を選ばれた理由

息子が松濤舎に行かせて欲しいと言ってきたことが一番の理由ですが、私としては、ホームページで指導内容等を確認し、演習重視の指導方法に共感できたからです。

当時(高1の終わり頃)、息子からはどの様に勉強を進めていけばよいか相談を受けており、大手塾の講義形式や、中小学習塾の少人数対面指導形式を選択肢に挙げましたが、ピンと来ていなかったようです。

その時は、明確に求めているものが分かっていませんでしたが、今となっては、合格する為の勉強の仕方,考え方を求めていたのだと思います。

松濤舎はどのような塾でしたか?

私が持っていた学習塾のイメージは、学校や自学で分からない所を分かる様に指導してくれる補助的な存在でした。

松濤舎もこの様な仕組みはあるのですが、演習を重視し、勉強の仕方を指導(問題集を指定し学習計画を提示)してくれるところがイメージと違っていました。

また、受験において、弱気になっている時には響く言葉で鼓舞して頂いた事と、志望校に関する希望,学力の強み・弱みを把握し、今年度の出願傾向を予測して冷徹にリスク排除し、必勝と思われる適切な志望校を提案してくれた所が、予想もしていなかった良かった点です。

息子も頑張ったと思いますが、松濤舎にお願いしていなければ、今回の現役合格は無かったと思います。

自宅での学習の様子はいかがでしたか?

松濤舎にお願いする様になってから、テレビを見て息抜きすることが無くなり、眠くなったらうたた寝してはいましたが、部屋で勉強する時間が増えました。

ただ、自宅ばかりだと集中が続かないようで、近所の図書館や学校など、自宅外で勉強することも多かったです。

勉強することに関しては、迷いが無くなった様に思いました。

お子様は松濤舎のことをどのように言っていましたか?

週一回の面談内容を教えてくれることは少なかったですが、松濤舎はとてもいい塾だとよく言っていました。

受験勉強にはどのように関わっていらっしゃいましたか?

入塾の際に細かい点まで確認して納得した後は、勉強については塾に任せていて、口出しせず混乱させない様にしていました。

大学の情報収集,出願準備等、自分でできる所は息子に任せていましたが、問題集の購入等、お金に関することは都度依頼されて対応しました。

他の兄弟の手前、受験生だからといって基本的に特別扱いはしていませんでした。

指導を通して、生徒様が成長したことはありますか?

少なくとも息子が経験してきたこと(受験勉強など)に関しては考えが整理され、しっかりと自分の意見を言えるようになったと思います。

以前は、私の意見に対して納得するか、違和感があっても黙っているイメージでしたが、もっともらしい発言が増えてきました。

また、最終的には合格できましたが、模試の成績が悪い時もあり、受験の時にもケアレスミスは無くならず、指導を通じて自分の弱点を少しでも知れたことは、いつもポジティブに考える息子にとって良かったと思っています。

最後に

船登先生やスタッフの皆様とは最初から最後まで顔を合わせる機会がなく、直接お礼を伝えることができずにとても残念です。

松濤舎に学習指導をお願いして、本当に良かったと思っています。

2年間ご指導頂き、ありがとうございました。

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【保護者様の声】新潟大学医学部看護学科(現役・女性) https://shotosha.com/gokaku/guardian/niigata-4 Tue, 11 Apr 2023 14:03:11 +0000 https://shotosha.com/?p=23227

松濤舎を選ばれた理由

個別指導の塾に行っていましたが、ほぼ大学生のアルバイトの先生で、いつまでに何をどのように学習を進めていくのかという具体的なプランがなく、ただ学校の教材を使用して授業をしているという感じでした。

これで大学の受験対策になるのか??という不安がとてもありました。

周りの友達も受験勉強を始めていて、自分も受験勉強をしたいけれど、何をどのように進めていいかがわからず困っていました。

もともと、友達にわかりやすいと勧められて船登先生の参考書で勉強しており娘が授業よりわかりやすい!と絶賛していました。

そんな時に、松濤舎のサイトを拝見して、やるべきことを教えてもらえる塾、そして効率よく学習できる塾だとわかり、入塾を希望しました。

入塾前に、船登先生に面談していただき、何をどれだけやればこの偏差値が出るなど、的確な指導でこんな指導をしていただいたことがなかったので驚きました。

松濤舎はどのような塾でしたか?

まさに求めていた情報、指導が受けられる塾でした。

何をいつまでにどのようにやるべきかを的確にご指導いただきました。

船登先生のご指導は指示が明確で、やるべきことがはっきりしていて迷うことなく受験勉強を進めることができていました。

また、こんなに的確なご指導をしていただけるのに、月謝が低額なことにも驚きました。

志望理由書、面接対策など受験に必要なすべてのことをご指導いただきました。

そして、志望校に合格できる学力などなかった娘を合格へと導いて下さいました。

この奇跡は感謝と同時に本人も家族も本当に驚いています。

何度お礼を申し上げても足りません。

自宅での学習の様子はいかがでしたか?

船登先生のご指導の通りに勉強をしていれば大丈夫という安心感がありました。

部活を引退し、松濤舎に入塾してから勉強時間はかなり増えたと思います。

そして、自分では何をどう勉強していけばいいかわからなかったけど、参考書も指定してくれて、一日にやるべきことリストを作成してもらえて、こんなに自分にあった塾はなかった!本当に松濤舎で指導してもらえて良かった!と言っていました。

親としても松濤舎でご指導いただき本当に良かったと深く感謝しております。

受験勉強にはどのように関わっていらっしゃいましたか?

オープンキャンパスへ一緒に行き、出願手続きを行い、あとは日々、図書館で勉強する為に送迎をしたくらいで、受験勉強についてはすべて塾にお任せしていました。

指導を通して、生徒様が成長したことはありますか?

やるべきことに迷わず、しっかりと目標に向かって勉強している感じがありました。

本当に効率よく勉強ができ、無駄がなかったと思います。

時間を計画的に無駄なく考えて使うようになったと思います。

最後に

この度は、娘が大変お世話になりありがとうございました。船登先生のご指導のおかげで志望校に無事合格することができました。

娘が新潟大学をチャレンジしないと一生後悔する‥と言って始めたチャレンジで、無理なお願いを受けていただき深く感謝いたします。ご指導いただき本当にありがとうございました。

他大学の指定校をとった時に、担任の先生やいろいろな人から、そのまま進学した方がいいのでは?と言われ、娘が自信をなくしてしまった時に船登先生だけが娘を支え励ましてくれました。

そのおかげで娘がまた気持ちを持ち直し頑張ることができ、あの時諦めなくて本当に良かったと言っていました。

船登先生がいなかったら、新潟大学を諦めていたと思います。

船登先生のご指導のすばらしさに驚くばかりです。

新潟大学に合格できる学力などなかった娘を合格に導いてくださり本当にありがとうございました。

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【保護者様の声】新潟大学医学部医学科(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/guardian/niigata-3 Tue, 11 Apr 2023 13:55:58 +0000 https://shotosha.com/?p=23224

松濤舎を選ばれた理由

息子が自分で探しました。

有名な参考書を執筆されている方が代表をされている事と、合格までの過程をしっかり管理してもらえる事が入塾の理由です。

自宅から高校までの距離が遠いため、通学するのが精一杯で、通塾は無理と考えました。

ですが、初めての大学受験にどのようにして備えれば良いのかも分からず、何かしらの指導や助言が必要と感じていました。

松濤舎はどのような塾でしたか?

息子は松濤舎様の指導を信頼して、具体的にやる事の指示を受けて、それをしっかりとこなすことに注力することが出来ていたと感じます。

自宅での学習の様子はいかがでしたか?

自学については、もともと頑張っていました。

ですが、松濤舎様の指導により、受験に対する不安感は軽減したと感じます。ありがとうございます。

お子様は松濤舎のことをどのように言っていましたか?

何かわからない事があっても、相談できる人がいる事が、とても助かっていたと思います。

信頼していると感じています。ありがとうございます。

受験勉強にはどのように関わっていらっしゃいましたか?

オープンキャンパスは本人も親も行ってません。

出願は一緒にやりました。食事はいつも通りです。

勉強は本人が本当に頑張っていましたので、応援しながら、見守っていました。

指導を通して、生徒様が成長したことはありますか?

松濤舎様の指導のお蔭で、受験勉強に集中できたと感じます。

目標を見据えつつ、日々のやるべき事を地道に行なう経験は、これからの大学生活、社会人になってからも忘れずに大切にしてほしいです。

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【保護者様の声】自治医科大学医学部医学科(1浪・男性) https://shotosha.com/gokaku/guardian/jichii-2 Tue, 11 Apr 2023 13:48:11 +0000 https://shotosha.com/?p=23204

松濤舎を選ばれた理由

息子が医学部を目指し愛読していた書籍が、船登先生の出版されていた参考書で、私もまた船登先生とはご縁があったことから、運命のようなものを感じ入塾を決めました。

HP記載の合格の原理を読んでロジックが良く、何が足りていて何が足りないのかを明確にするところを見抜ける方なんだと確信したからというのも決定打になりました。

松濤舎はどのような塾でしたか?

コロナ禍において、オンラインでのやり取りでしたが、もともと通信コースがあったためか、船登先生のコミュニケーション能力が高いからか、信頼度は高かったです。

また、もともと息子が愛読していた参考書の著者ということもあり、その点においても信頼度の高かったのが良い結果に繋がったのではないかと思いました。

自宅での学習の様子はいかがでしたか?

塾で言われたとおりの問題集や課題に取り組み、自分の生活の中での勉強時間を確保していたと思われます。

ただ、欲に負けてついついサブスクアニメやYouTubeの動画を見る時間が長くなっているのも目に付きました。模試での結果もあまり伸びず、暗闇の中を進んでいるかのようで生活にもストレスを顕にしていたように感じました。

それでも歩みを止めることなく、日々勉強時間だけは確保していたようです。

お子様は松濤舎のことをどのように言っていましたか?

常に船登先生から言われたことに対して、絶大な信頼があるような感じでした。

ただ、あまり塾のことは話することはなく、オンラインでのやりとりがあった日はモチベーションが高くなる印象でした。

緩んだ紐を締め直す感じの役割だったのではないかと思われます。

受験勉強にはどのように関わっていらっしゃいましたか?

参考書のチョイスや購入などは塾に任せていました。

受験勉強については自分が経験したことがないので、教えられることもなく、ただただ塾におまかせすることと、あまり気を遣い過ぎないことを心がけていました。

指導を通して、生徒様が成長したことはありますか?

ほぼ言われた通り素直に実行していたと思います。

それほど自分が良いと思った参考書の著者と実際にやりとり出来るということが、価値のあることだったのではないでしょうか。

勉強をすることの日常化と、目標を定めて習得していくということを反復すること、これらが身についたことは今後の学生生活においても大切なことだと思います。

大変お世話になり、今後の息子の人生のプラスになったと感謝しております。

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【決定版】『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/winning-compass-chiri Tue, 27 Sep 2022 14:30:46 +0000 https://shotosha.com/?p=21761

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』で取得可能な点数 本書が習得レベル2(*後述)に到達すれば、共通テスト地理で80%以上が取得可能です。 『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』で ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』で取得可能な点数

本書が習得レベル2(*後述)に到達すれば、共通テスト地理で80%以上が取得可能です。

『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』で合格可能な大学

共通テストで80%以上が取得可能なので、東大・京大・難関医学部をはじめとする難関大に対応できます

これ以外の大学であっても、共通テストで地理を選択する限り本書を使用すれば間違いありません。

『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』の対象者

共通テストで地理AまたはBを選択する人が対象です。

『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』を購入するタイミング

共通テストで地理を選択することに決めているなら、すぐに買って問題ありません

単元ごとに知識の確認や演習ができるため、定期テストや模試などの対策に使えます。

過去問からの引用が多く、そこを嫌がるかもしれませんが、本書は直近の地理B本試験からの引用は少なく、またセット演習は予想問題などでもできるため、気にする必要はありません

そもそも共通テストの地理は時間が足りなくなることはほぼないので、過去問を直近までやらずに取っておく必要はありません。それより、過去問は優秀な教材ですので、本書を通して早めに手を付けておいたほうがよいです。

『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』の特徴

『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』の特徴①|知識の確認がしやすい

本書は各単元の初めに「ポイント整理」というセクションがあり、そのあと演習問題という流れになっています。

このポイント整理が非常に知識の確認に使いやすいです。

ポイント整理は、図や文章の一部が穴埋めになっている形式で、基本的な事項を確認するものとなっています。その単元を習った後、知識に穴がないか確認するにはもってこいです。

『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』の特徴②|良質で豊富な演習問題

前述の通り、本書の演習問題は共通テストやセンター試験の過去問が中心です。

直近の地理B本試験だけでなく、地理Aだったり、追試だったりとさまざまな所から引用しており、工夫が見られます。

適宜、改題も施されており、内容としても基本的な知識問題から考察の必要な問題まで、様々なものが収録されています。

量としても、各単元の重要なポイントをカバーするだけの十分な問題数となっています。

例えば、最初の「地図・地理情報」は14問、次の「地形」は19問と、十分な量の問題数で解きごたえがあります。

また本書にはリピートノートと呼ばれる、専用のノートがついてきます。本冊に描きこまずに解けるため、文字通り繰り返し解くために便利です。しかし、普通のノートを使っても特に問題はないので、これは好みの範囲でしょう。

『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』と類書の比較

『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』は基礎から確認できる

『共通テストへの道 地理』も、センター試験や共通テストの過去問をベースとした問題集ですが、『共通テストへの道』には、「ポイント整理」のようなセクションがありません

よって、基本的な知識の穴埋めや、知っておくべき知識の網羅をすることがしにくいです。

『共通テストへの道』シリーズが合っている人は、本書『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』も気にいるはずですので、是非使ってみてください。

『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』は直近10年からの出題が多くなく、被りは少ない

『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』を使用する場合、『共通テストへの道 地理』と被りが多いのではないかと頭がよぎりますが、結論から言うと、頭は少ないです。

実際、直近10年の地理B本試験の割合を初めの方の単元について数えたところ、①「地理と地図情報」は1/14、②は4/19、③は6/25といった具合でした

よって、『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』は基礎確認、『共通テストへの道 地理』は演習用という位置づけになります。

『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』の使い方

「ポイント整理」で知識を確認する

まずは、各単元のはじめにある「ポイント整理」を解きましょう。穴埋め形式で、基本的な語句等を問う形になっています。

ここで分からない箇所があった場合は、参考書に戻り確認してから、STEP.2に移ります。

演習問題を解く

順番に問題を解いていきましょう。

解けなかった問題については印を付けておき、2周目以降は間違えた問題を解きなおすようにします。

なお、選択肢に迷った問題も同様に印を付けておくと、あやふやだった箇所が確認できるため、復習に便利です。

知識を蓄積していく

あやふやだったり知らなかったりした知識については、参考書を読み直すなどして必ず確認するようにしましょう。参考書に書き込んで知識を集約してもよいです。

地図帳に描きこんで整理するのもおすすめです。そうすることにより、地図と知識を結び付けることができます。また、地図帳を見返すだけで不安な知識が確認できるため、復習にも向いています。

なお、地図帳が見にくくなるのを嫌がる人はもう一冊用意しておくのもいいでしょう。

『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』の習得レベル

レベル18割以上ポイント整理が自力で解けた。

レベル25割以上演習問題が自力で解けた。

レベル38割以上演習問題が自力で解けた。

『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』と並行する参考書

『きめる!共通テスト地理』と『共通テストへの道 地理』を併用しましょう。

前者は網羅的かつ読みやすい参考書で、知識の確認に最適です。後者は演習問題が豊富で、本書と合わせることで十分な演習量を確保できます。詳しい特徴や使い方については下記をご確認ください。

『ウイニングコンパス 地理の整理と演習』の目次

内容
1章さまざまな地図と地理的技能
地図・地理情報
2章現代世界の系統地理・諸課題
地形
気候・水
環境問題
農林水産業
鉱工業
消費・観光・世界遺産
交通・通信・貿易
人口・人口問題
村落・都市
生活文化・民族・宗教
国家・領域・国家群
第3章現代世界の地誌
日本
東アジア
東南アジア
南アジア
中央アジア・西アジア・アフリカ
ヨーロッパ・ロシア
アングロアメリカ
ラテンアメリカ
オセアニア
極地方
比較地誌
特設地形図の攻略
地形図の読図


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【決定版】『書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/kaite-fukameru-nihonshi Tue, 13 Sep 2022 08:33:36 +0000 https://shotosha.com/?p=21233

『書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集』に関する当記事について この記事では、日本史の記述問題集『書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集』の使い方を解説していきます。 「日本史の論述練習をしたいけど ... ]]>

『書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集』に関する当記事について

この記事では、日本史の記述問題集『書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集』の使い方を解説していきます。

「日本史の論述練習をしたいけど、どのテキストを使ったら良いかわからない」という方や、「このテキストを書店でみたことあるけどどうやって使えば良いのかわからない」という方、「学校の定期テストで論述問題が出題されるので対策をしたい」という方の参考になるはずです。

『書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集』とは?

本書『書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集』は、山川出版社から2021年に出版された本保泰良著の問題集で、高校学校用の教科書『詳説 日本史 改訂版』(日B309)に準拠しています。

オレンジの表紙が特徴的で、比較的とっつきやすいデザインとなっています。

中身は白黒で、問題文と解答スペースの他に、メモなどができる余白も十分に設けられています。

『書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集』の構成

本書『書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集』は、下記の通り2つのブロックに分けられています。

  • Basic(原始・古代、中世、近世、近代・現代) 40題
  • Advance(原始・古代、中世、近世、近代・現代) 108題

それぞれのブロックで、原始〜現代までの問題が記載されており、Basicでは2〜3行程度の記述問題、Advanceでは10行程度の記述問題が出題されます。

解答や解答作成にあたってのポイントは巻末にまとめて収録されていますが、問題文の部分に参考となる教科書のページも記載されているので、自分で教科書の該当ページを参考にしながら答え合わせすることもできます。

国公立大学の場合は特に教科書のインプットが勉強のメインとなります。本書が「教科書の理解を深める問題集」という位置づけにある点は非常によいでしょう。

『書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集』の対象と学力レベル

本書『書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集』は論述の練習を積むための問題集なので、論述問題が出題されない人には不要です。

加えて、問題の内容が難問ぞろいです。現役東大生も「答案を自力で作ることはほぼ不可能」と言っていました。よって、

  • 部活をやってない、3教科受験であるなど、時間に余裕がある人
  • 難しい日本史論述が受験で課される人のうち、過去問だけでは不安な人(旧帝、一橋など)

でやりたい人はやるとよいでしょう。

また、本書をただの問題集だと思って普通に解いても、あまり効力はありません。後ほど紹介する「正しい使い方」をするようにしてください。

『書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集』を使い始めるタイミング

先述の通り、このテキストに掲載されている問題は難しいです。しかし、だからといって諦める必要はありません。適切な段階で取り組むことで、自分の学力を高めるために役立つ教材にもなります。

適切な段階とは、下記をご覧ください。あくまで目安ですが、それぞれの学習内容と使う教材はこのような形にすると良いです。 

(1)学校や塾の授業で習う ◀︎授業
(2)知識や単語を定着 ◀︎教科書、単語帳
(3)時代背景などの理解 ◀︎教科書、このテキスト(Basic)
(4)論述練習 ◀︎このテキスト(Basic、Advance)

なぜかというと、知識や時代背景を理解していない状態でこのテキストに取り組もうとしても手を付けられずに終わってしまう可能性が高いからです。

『書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集』の使い方

本書の使い方と気をつけるべきことを紹介します。

まず、自分の知識から書く場合も、教科書を参考にする場合も、メモを作成することをおすすめします。メモの作成方法とは次のような流れです。

  1. 必要と思われる知識を思い出して書き出す。
  2. 全て出し尽くしたと思ったら、教科書も参考に必要と思われる知識を思い出して書き出す。
  3. どのような論理構成(出した知識の関係性)かを意識して書く順番の番号を振る。
  4. 漏れや重複がないかを確認したら実際に書き出す。

①最初に知識を書き出す必要がありますが、思い出せない時は仕方ないのであまり時間をかけすぎないようにしましょう。最初のうちは②のステップを踏み、知識を出す練習よりも、教科書のインプットに徹しましょう。自分の記憶力を試したい場合や自信が付いてきた場合は②のステップを飛ばしても大丈夫です。

知識を文章にしていくには論理構成が必要になります。これが③です。知識を羅列するだけではいけないので、問題文が聞いているのは「原因・結果」なのか「時代の流れ」なのか「対立関係」なのかなどと、質問意図を確認しながら、知識間の関係性を明らかにするために、矢印を引いたり、フローチャートのような形にしたりしてわかりやすくしていきましょう

最後の④は、このメモを文章にするだけです。

メモを作成するメリット

次のような利点が挙げられます。

  • 知識の整理ができる
  • 思考の整理ができる
  • 書き忘れや重複を防ぐ
  • 何度も消したり書き直したりする必要がない

メモを作成すれば、答え合わせをする際にも、知識が足りなかったのか、問題意図を読み違えていたのか、論理構成が間違っていたのか、などと自分の回答を細かく分析できます。

さらに、定期テストや受験本番は時間が少ないので、何度も消したり書いたりする時間はありません。メモを作成しておけばそう言った作業は省けますのでぜひ実践してみてください。

また、解けない問題があったときには、解説や教科書を読み込んでノートや自分が普段使っている日本史のテキストなどに書き込みをして、苦手分野を無くしていきましょう

『書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集』を進める順番

Basicの問題を全て取り組み、その後にAdvanceの順番で取り組む

この方法のメリットは、行数の少ないBasicからだととっつきやすいという点と、Basicをやり切って論述に対する抵抗感がなくなってからAdvanceに進める点です。

また、Basicの中で原始・古代、中世、近世、近代・現代の問題に取り組んでから、Advanceの中で原始・古代、中世、近世、近代・現代の問題に取り組むので、それぞれの時代の知識を2周確認できることになります。

時代別に取り組む

もう一つの方法は、同じ時代の中で、Basic→Advanceという順番で解くものです。得意な時代から始めたり、最近学校で習った時代から始めたり出来るのがメリットです。

特定の時代を集中的に強化できるので、対策したい時代が定まっている人やテスト範囲だけを対策したい人には良い方法かもしれません。

『書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集』の習得レベル

レベル1:Basicの8割の問題で、教科書を見ずに自力で、必要十分なメモを作ることができる。

レベル2:Advanceの8割の問題で、教科書を見た上で、必要十分なメモを作ることができる。

補足

Basicの問題は行数も少なく、問われる問題も基本的な論述問題なので教科書などを参考にせずに自力で模範解答まで作成できるレベルを目標にしましょう。

Advanceに関しては、志望校などにもよりますが、教科書を見れば知識の漏れなくメモ作りができて、論理構成も大きなズレがないレベルまでは行きたいです。特に現役生は本番直前まで知識のインプットが続くので、知識を完璧に入れた状態で本書に取り組むのは大変でしょう。よって、該当のページを見て、どの知識が問題で求められているのかを正確に判断し、メモに落とし込めれば十分です。

論理構成に関しては、問題の意図を正確に読み取ってメモを作る練習を繰り返していけば、細かい言葉使いは違っても模範解答と同一の構成を作れるようになります。

習得レベルで定義された状態ゴールを目安に、最後まで取り組んでみてください。



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【決定版】夏休みの学習計画の立て方 https://shotosha.com/principle/general/summer-vacation-study-plan Wed, 13 Jul 2022 01:55:42 +0000 https://shotosha.com/?p=20890

夏休みの捉え方

まず、夏休みという期間をどう捉えるべきか(=どんな”夏休み観”を持つべきか)というと、それは”借金を返す期間”となります。

受験勉強の原則として、定期テスト対策期間中に定期テストの出題範囲、つまり新しく習った範囲を高い習得レベルにしていくというものがあります。

2〜3週間前から定期テスト対策をはじめ、きちんと時間を確保していれば高い習得レベルに持っていけます。しかし、苦手科目や難しい範囲だったりすると、十分に習得レベルを高められないまま定期テストを迎えることになります。

こうして定期テスト対策期間中に十分対策できずに残った問題を”借金”といい、これを精算するのが夏休みとなります。

次の模試の出題範囲を優先する

たとえば学校の進度が早い人は、既習範囲が広くて夏休みに頑張っても間に合わないこともあり得ます。その場合は優先順位をつける必要がありますが、優先的に進めるべきは、次の模試の出題範囲です。

次の模試の出題範囲でまだ解けていない・覚えられていないものを優先的に潰していきます。

習得レベルの穴を埋めていこう

目指したい偏差値から逆算し、その偏差値に到達できない要因となっている問題・分野を優先的に潰していきましょう。松濤舎の進捗管理シートなら、どの科目・分野・問題の習得レベルが足りないのか、ひと目でわかります。

”借金”のない人は、夏休み中はさらに難しい問題集へ

”借金”を残さずきちんと勉強してきたという人は、さらに高い習得レベルを目指して次の問題集に入りましょう。

先取り学習、つまり学校の未習範囲を予習して進めるといったことは、効率が悪いのでやらなくてよいです。学校は未習範囲の授業を聞き、全体観を掴むためのものという位置付けにして、机に向かって勉強できる時間は既習範囲の問題演習やインプットに充てるというのが、これまた受験の原則です。

夏休みの勉強時間

勉強とは時間で測るものではありませんが、ざっくりとした目安を持っておくと判断基準になります。

結論、夏休みは一学年上の先輩が定常的に割くべき勉強時間だけ勉強してください。定常的に割くべき勉強時間(1週間当たり)とは下記となります。

  • 高1:25時間
  • 高2:35時間
  • 高3:55時間
  • 浪人生:84時間

以上から、

  • 高1の夏休みの勉強時間:35時間(≒5時間/day)
  • 高2の夏休みの勉強時間:55時間(≒8時間/day)
  • 高3の夏休みの勉強時間:70~84時間(≒10~12時間/day)

となります。

もちろん、これ以上に勉強してもOKですが、1つの基準として考えてみてください。

なお、高3生は理想としては浪人生が定常的に勉強する84時間(≒12時間/day)で勉強するのが理想ですが、慣れるまでは70時間(≒10時間/day)で勉強するとよいでしょう。

夏休みにやるべきこと

高1が夏休みにやるべきこと

高1は前提として英数の2科目を極めるのが定石です。よって、この期間に英語と数学を進めましょう。

英語は、単語30分(=1日120語、1単語15秒)、文法問題集1時間(=1日30問、1問2分、1日1時間)、長文30分(=1日1長文、1長文30分)で合計2時間やります。

数学は、残り時間を充てます。例えば1日5時間勉強するとしたら、1日3時間数学に充てます。

国語や社会の勉強もしたいという人がいると思いますが、上記課題を優先し、追加で国語や社会に充てるとよいでしょう。

高2が夏休みにやるべきこと

高2も英数の2科目を優先する学年です。ただし、ちょうど夏休みで既習範囲が一定ある状態になっているので、夏休み中に既習範囲を復習しておくとよいです。

理科であれば理科基礎を習い終わっている状態になっているところが多いです。

社会も一定の進捗があるはずなので、その部分のインプットを進めるなどしておくとよいでしょう。

秋以降の進研模試から理科・社会が出題されるので、それまでに出題範囲は問題集でひと通り解けるようにしておきたいです。全統記述模試は高2の2月から理科・社会が出題されます。毎年、次の範囲が出題されるので、もし夏休み時点ですでに既習なのであれば、エクセルやセミナーなどの教科書傍用問題集で解けるようにしておきましょう。

<理科>

  • 物理:電流とオームの法則、気柱の共鳴[物理基礎]円運動[物理]
  • 化学:物質の構成、物質量と化学反応式、酸と塩基[化学基礎]結晶、物質の状態変化、気体[化学]
  • 生物:生物と遺伝子、生物の体内環境の維持、生物の多様性と生態系[生物基礎]生命現象と物質[生物]

<社会>

  • 世界史B:中国の王朝と都、キリスト教の成立と発展、東南アジアの歴史、詩人とその時代
  • 日本史B:原始の社会、古代の政治・社会、古代の文化、古代・中世の外交
  • 地理B:地理情報と地図、自然環境、資源と産業、現代世界と日本
  • 政経:民主主義の原理と日本国憲法の人権保障、市場経済の特質と経済政策、国会・内閣・裁判所の相互関係と地方自治、日本経済の動向と国民生活の諸問題、戦後の国際政治と国際経済
  • 倫理:源流思想総合、日本の思想、西洋近現代思想、現代社会の倫理的課題

英語と数学について。

英語は高1とほぼ同じです。単語・文法・長文です。すでに文法問題集が終わっている人もいるので、その場合は和文英訳対策としての英文暗記や、志望校によっては(=東大・京大・阪大などは特に)和訳問題が多いので、和訳対策に入ることもあります。合計2時間とることが多いです。

数学も既習範囲(※模試の出題範囲を優先)の習得レベルを上げていきます。『Focus Gold』や『青チャート』などを優先的に終わらせ、終わったら次の『1対1対応の演習』に入っていきます。合計3時間取ることが多いです。

1日8時間勉強時間を確保するとしたら、理科や社会に2時間、国語に1時間取る計画になることが多いです。英数の進捗によっては、理科・社会・国語よりも、英語・数学に優先的に時間を使うこともあります。

高3が夏休みにやるべきこと

英語は高2と同じように計画し、2時間ほど確保します。

数学も高2と同じように考えます。多くの高校が夏休み時点でほぼすべての範囲を習い終わっており、8月末の第二回全統記述模試でも全範囲が出題となりますので、全範囲が復習対象となります。

やはり数2Bは問題数が多く、数3は比較的難易度が高いため、高3夏休み時点で『Focus Gold』や『青チャート』が終わっているという人はあまりいません。最後の夏休みに徹底して『Focus Gold』や『青チャート』を終わらせることがゴールになる人が多いです。

理科や社会も、模試の出題範囲がほぼ全範囲となります。よってこれらの対策にも時間の確保が必要です。

<理科>

  • 物理:物理基礎全範囲・物理(原子分野を除く)
  • 化学:化学基礎全範囲・化学(高分子化合物を除く)
  • 生物:生物基礎全範囲・生物(生態と環境および生物の進化と系統を除く)

<社会>

  • 世界史B:
    • ヨーロッパ・アメリカ▶19世紀まで(帝国主義の前まで)
    • 中国・西アジア・インド・東南アジア▶18世紀末まで
  • 日本史B:原始・古代~近世(天保の改革まで)
  • 地理B:地理情報と地図、自然環境、資源と産業、人口、都市・村落、生活文化、民族・宗教、地誌など
  • 倫理:全範囲
  • 政治経済:全範囲

1週間で10時間勉強するとして、英語2時間、数学4時間、理科3時間or社会3時間、国語1時間、といった勉強時間になることが多いです。当然これは国公立志望者ですし、あくまでも平均的なものですので、個々人によって調整が必要です。

最後に

夏休みは高校生活で3回しかない、貴重な演習時間です。

最大限に活用して効率的に成績を上げましょう。

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こちらからお問い合わせください。

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【決定版】『共通テストへの道 地理』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/kyote-henomichi-chiri Fri, 01 Jul 2022 04:07:29 +0000 https://shotosha.com/?p=20833

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『共通テストへの道 地理』で取得可能な点数 共通テスト地理で8割台が取得可能です。 共通テスト地理は9割以上を取るのは非常に難しく、8割台が上限と思っていてください(それ以上を目指すと学 ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『共通テストへの道 地理』で取得可能な点数

共通テスト地理で8割台が取得可能です。

共通テスト地理は9割以上を取るのは非常に難しく、8割台が上限と思っていてください(それ以上を目指すと学習効率が下がります)ただし個別試験で地理を選択する人は9割以上狙えます。

『共通テストへの道 地理』で合格可能な大学

本シリーズは東大生御用達です。

実際、共通テストで8割台が取得可能なので、東大・京大・難関医学部を志望する地理選択者に適しています。

いずれにせよ共通テスト地理の過去問演習は、共通テストの平均点である6割前後を目指す受験生もやるはずであり、そうであるなら本書を使って勉強したほうが効率的なので、結局は共通テストの地理選択者は全員が対象となります。

『共通テストへの道 地理』の対象者

共通テストの地理選択者が対象です。

『共通テストへの道 地理』を購入するタイミング

共通テストで地理を選択すると決めた日に購入して構いません。早く持っておけば、定期テスト対策や模試対策として早い段階で着手できます。

過去問は最後まで大事にとっておくべきという考えがありますが、早めに手を付けておき、該当箇所の理解を深めることのほうが重要です。アウトプットは共通テスト模試や共通テストパックでいくらでもできるので、早めに本書を通して「どんなレベルの、どんな出題がされるのか」を掴んだほうが効率的です。

『共通テストへの道 地理』の特徴

『共通テストへの道 地理』の特徴①|センター試験・共通テストの過去問で構成

効率的な共通テスト対策は、センター試験・共通テストの過去問を用いることです。

大学入試センターの作った問題は質が高いのが最大の理由です。

しかし、単に過去問を解くだけでは、バラバラと問題を解くだけになってしまうので頭の整理になりません。大事なのは、問題を通して知識を体系化することです。

本書は単元ごとに解くべき過去問がまとまっているため、本書をひと通り通すことで地理に必要な知識が確認できます。世界史・日本史と違って知識があれば解けるわけではないのですが、知識がなければ推論することもできません。

本書を通して問題を解き、参考書に戻って頭を整理するという「アウトプットとインプットの往復」を繰り返しましょう。

『共通テストへの道 地理』の特徴②|問題のすぐ右に解答

本書が非常に使い勝手がいいのは、問題のすぐ右側に解答があることです。

問題演習を進める中で億劫なのが、問題を解いたあとに解答を開きにいくこと。しかし本書では、問題のすぐ右側に解答が載っているので非常に使いやすいです。

また、解答では錯乱肢(誤りの選択肢)も含む全選択肢の解説が載っているため、1問で4つ以上の学びがあります。問題集での学びは参考書に集約していきましょう。

後述しますが、並用する問題集でおすすめは『きめる!共通テスト地理』(学研プラス)です。

『共通テストへの道 地理』の使い方

巻頭の文章を読む

はじめに載っている「本書の目的と効果的な利用法」「大学入学共通テストの傾向と対策」を通読しましょう。

どのような狙いで本書が作られたか、また、共通テストがどんな試験なのかを掴むだけで、学習効率はアップします。

問題を解く

順番に問題を解いていきましょう。

解けた問題には○マーク、解けなかった問題には×マークをつけていきます。そして、○マークが一度も付いたことのない問題だけを復習します。

なお、選択肢に迷った問題も同様に×マークにしておいてください。

参考書に知識を蓄積していく

「この知識は参考書に書いてあったかな?」と、いちいち参考書に戻るようにしてください。そして、知識は参考書に集約していきます。

『共通テストへの道 地理』の習得レベル

レベル1:5割以上の問題が自力で解けた。

レベル2:8割以上の問題が自力で解けた。

『共通テストへの道 地理』と並行する参考書

『きめる!共通テスト地理』を並用しましょう。網羅的かつ読みやすい参考書です。詳しい特徴や使い方については下記をご確認ください。

『共通テストへの道 地理』の目次

内容
第1章地図と地理情報
1地図の基本
2地理情報の活用
第2章自然環境
1地形
2気候
3植生・土壌
4環境問題
第3章資源と産業
1農林水産業
2資源・エネルギー
3工業
4流通・消費
第4章人口・都市・民族
1人口
2村落・都市
3生活文化と民族・宗教
第5章地誌
1東アジア
2東南アジア・オセアニア
3南アジア
4西アジアとその周辺
5アフリカ
6ヨーロッパ
7北アメリカとその周辺
8ラテンアメリカ
9オーストラリア
10比較地誌 中国とブラジル
11比較地誌 スペインとドイツ
第6章地域調査
1甲府盆地
2宮崎市
3福岡市


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【決定版】『共通テストはこれだけ! 日本史B』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/kyote-koredake-nihonshib Thu, 30 Jun 2022 09:59:44 +0000 https://shotosha.com/?p=20827

[推奨]松濤舎の指定問題集です。   『共通テストはこれだけ! 日本史B』で取得可能な点数 共通テストで9割以上が取得可能 『共通テストはこれだけ! 日本史B』で合格可能な大学 東京医科歯科大学(医学部)など、最難関大医 ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

 

『共通テストはこれだけ! 日本史B』で取得可能な点数

共通テストで9割以上が取得可能

『共通テストはこれだけ! 日本史B』で合格可能な大学

東京医科歯科大学(医学部)など、最難関大医学部にも対応します。

『共通テストはこれだけ! 日本史B』の対象者

共通テストのみで日本史Bを使う受験生が対象です。

9割台を狙いたい人から、平均点(=6割台)でいい人まで、おすすめできます。

『共通テストはこれだけ! 日本史B』の特徴

特徴①|過去30年以上のセンター試験・共通テストを分析

本書は「日本史を単にわかりやすく教えてくれる参考書」ではありません。共通テスト対策に特化しており、実際、過去問を徹底分析しています。

その結果、7割以上を占めるのが「重要語句の理解」と「時期把握」であることを突き止めています。逆に、多くの受験生は「用語暗記」と「年号暗記」に膨大な時間を費やしがちです。

本書は、必要十分なこれらの知識を最も効率的な方法で提示することから逆算して作られているのが最大の特徴です。

特徴②|表解板書、講義

知識は、「図解」と「文章」の両方があると定着しやすくなることが、科学的にわかっています。

本書も、図解=「表解板書」、文章=「講義」からなります。特に日本史の参考書は文字ばかりで頭に入って来にくいのですが、それが「表解板書」によって整理されているので頭に入って来やすいのと、理解の齟齬が生まれません。

特徴③|これだけ!ワード、これだけ!プチ

用語選択でも出題される「これだけ!ワード」、知らないと問題が解けない「これだけ!プチ」が分けられています。このように出題形式によって重要度の識別をしてくれている参考書は実は少ないです。この情報があるだけで学習効率が上がります。

はじめに触れたように、共通テストでは重要語句の理解がポイントだったので、このように強調されているのは目的志向で非常によいです。

特徴④|時期識別ワード

こちらもはじめに触れたように、求められるのは年号暗記でなく「時期識別」なので、トリガーとなる用語が強調されています(=グレーのアミがかかった太字)

特徴⑤|これだけ!フレーズ

共通テストの正誤判断のカギになる箇所に赤い下線が引かれています。引っ掛け問題で出題される箇所であり、イコール、重要な箇所です。合わせて暗記していきましょう。

特徴⑥|講義はじめの「赤いフキダシ」

各講義の最初に赤いフキダシに概要が書かれています。このコンテンツが非常に有用なのは、例えば原始時代には、

原始時代の問題の9割は「時期識別」問題です。

2000年以降のセンター試験で用語そのものの暗記を要求した用語は、10~11ページの表解板書のうち、「1万年前・支石墓・甕棺墓・吉野ヶ里遺跡」だけでした。

というような試験情報が書かれています。

これによって、勘所や力の入れ具合が掴めるので非常に勉強しやすくなります。

『共通テストはこれだけ! 日本史B』の使い方

「講義」を読みながら「表解板書」を読む

すでにある程度、知識がある人は「表解板書」から見てもよいですが、改めてイチから勉強したいという人は、「講義」を読み進めながら、それは「表解板書」のどの部分に該当するか、照らし合わせながら読み進めてください。

最終的には「講義」を読まず、「表解板書」を見るだけで流れを思い出し、用語の解説もできるようになります。

共通テスト演習問題を解く

簡単な演習問題が載っているので解きましょう。

インプットしただけでは本当に問題が解けるようになっているかわかりません。

ただし、演習問題を解くだけでは演習量が足りないため、後述するように『共通テストへの道』を使ってアウトプットしていきます。

随時見返す

あとは、模試を受けたあと、過去問を解いたあとなど、随時本書に戻って知識を整理したり、インプットし直しましょう。

『共通テストはこれだけ! 日本史B』を使い始める時期

共通テストで日本史選択を決めた日から手元に置いておきましょう。

『共通テストはこれだけ! 日本史B』と並用する問題集

本書『共通テストはこれだけ! 日本史B』は参考書なので、アウトプットするための問題集が別に必要です。

松濤舎では『共通テストへの道 日本史』を推奨しています。センター試験・共通テストの過去問20年分を小問単位にバラし、同テーマを集めて再構成したという問題集です。

共通テスト対策には、良質な問題であるセンター試験・共通テストの過去問が最適なのですが、過去問をただ解くだけだと知識整理にならないという難点がありました。その難点が克服された、非常にいい問題集です。

多くの東大生御用達なので、是非使ってみてください。

『共通テストはこれだけ! 日本史B』の習得レベル

レベル1:「講義」と「表解板書」を並行して通読した。

レベル2:「共通テスト演習問題」が8割以上解けた。


 


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【決定版】将棋も受験も”定石の集合体” https://shotosha.com/principle/life/joseki Thu, 30 Jun 2022 04:42:27 +0000 https://shotosha.com/?p=20819

将棋もチェスもルービックキューブも定石の集まり

将棋やチェスの騎士を見て、あるいは高速でルービックキューブを解く人を見て、天才だと感じる人は多いでしょう。

しかし、実際は膨大な定石の積み重ねでしかありません。

将棋には「詰将棋」という、あと何手で詰められるかといったパズルようなものがあり、数多くの「手」を覚えていくことからはじめます。最初は1手詰め、から、最終的には何十手詰めまで、様々なパターンを覚えていくのです。

また、「棋譜並べ」といって、プロの手順を自ら再現してみるという訓練もあります。これも一つのパターン暗記です。

皆さんはプロ棋士を見て、その時々で何手先もシミュレーションして最適な1手を打っていると思うかもしれません。もちろん、その場その場の思考は非常に重要ですが、数多くの定石とパターンがなければ、確度の高い一手を繰り出すことなど絶対に無理なのです。

ルービックキューブを高速で解く

同じく、ルービックキューブを高速で解いている人を見て「天才だ」と思うかも知れません。

しかし、ルービックキューブは一定量のアルゴリズムさえ頭に入れて繰り返せば、どんな問題もあっという間に解くことができます。ルービックキューブには様々な解き方が提唱されていますが、シンプルで体系的なものを選びさえすれば、著者(松濤舎代表)ですら2時間ほどで習得しています。

受験も同じ

天才の所業に見える将棋やチェス、ルービックキューブですら「定石の集合体」なのであれば、受験はなおさらそうです。

どう手を付けたらいいかわからない数学の難問を、センスと閃きで解いている”ように見える”人がいたとしても、それは多くの定石の暗記とパターン認識によるものです。

受験生にできることは、とにかく必要十分な定石を入れることです。結果、多くの問題がパターン認識で解くことができます。これは特に数学で顕著です。

受験を”詰め込み教育”と表現することもありますが、将棋やチェスその何億倍も”詰め込み”です。当然、個々の手や盤面を抽象化し、感覚的なところまで昇華させているからこそプロなのであって、受験と同じだとまとめてしまうのは申し訳ないのですが、定石やアルゴリズムのインプットがあってこそ初見の問題に対処できるのだということを、今一度理解していただけたらと思います。

この事実は、多くの受験生にとって希望なのです。


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【決定版】『化学の重要問題集』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/kagaku-jumon Thu, 30 Jun 2022 04:00:11 +0000 https://shotosha.com/?p=20804

【決定版】化学の勉強方法と年間スケジュール 難関大学受験生向けに、化学の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。 『化学の重要問題集』の特徴 『化学の重要問題集』はよく知られた問題集です。最大の ... ]]>

【決定版】化学の勉強方法と年間スケジュール

難関大学受験生向けに、化学の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。

『化学の重要問題集』の特徴

『化学の重要問題集』はよく知られた問題集です。最大の特徴は「多くの人が使っている」というトートロジカルな特徴そのものです。

「この特徴だけで本書を使う理由になる」と考える人もいれば、「解説がわかりづらい」「本当に重要な問題なのか疑問」という感覚を大事にする人もいます。

松濤舎ではどちらの意見も重要としつつ、本書『化学の重要問題集』は指定教材に入れていません。学校から指定されて、宿題や定期テスト対策、長期休みの課題として取り組む分にはいいと思っています。

また、他問題集を通して化学の各テーマの真髄が理解できてから、改めて本書に取り掛かって「解けるようになっていることを確認」するにはいいと思います。

しかし、本書を通して化学の理解を深めようとすること、ましてや化学が苦手な人が本書を通して得意になろうとすることは、ほぼ100%の確率で上滑りを起こすので推奨しません。

『化学の重要問題集』の改善点

『化学の重要問題集』の改善点は、数値代入を中心とした解説である点です。

化学は現象理解ありきのため、何が起きているか理解しているからこそ正しく立式できます。しかし、本書は参考書でないということもあり、現象理解の促進はしません。

また、できるだけ最新年度の問題を選定しようという方針は素晴らしいのですが、その結果、重要でない問題(=当該テーマの理解が深まる問題)が選定されているように思います。

松濤舎では、『化学の重要問題集』の上位互換として、典型テーマを網羅的に扱いながら、全て過去問ベースとなっている『化学の良問問題集』(旺文社)を指定教材としています。

本書は「典型問題をちょっとずらした問題」が載っているため、典型問題の理解補助になりますし、当該テーマの理解促進にもなります。決して難問が載っているわけではないのですが、そもそも当該テーマの理解を深めるために難問を解く必要はないのです。

実際、多くの卒業生が、指定教材の中でも良かった問題集に『良問問題集』を挙げており、過去問や本番入試でも『良問問題集』の類題ばかりが出題されたと言っています。

『化学の重要問題集』の使用場面

『化学の重要問題集』は学校指定でない限り個人的に購入する必要はないのですが、学校指定になっていることも多いです。高3から『化学の重要問題集』を使った授業が始まる高校もあります。

しかし、基本的には「化学嫌いを作りやすい問題集」と考えていますので、宿題で自分が解いてくるよう指定された問題以外には手を付ける必要はありません。

一方、先生がやってくるよう指定する問題は、『化学の重要問題集』の中でも比較的基礎的な問題だったり、厳選してピックアップされていることがありますので、そういった問題は着手してもよいでしょう。

特にA問題であれば難易度は教科書傍様問題集にも掲載されているレベルなので着手してよいです。

『化学の重要問題集』の解説につまずいたら・・・

『化学の重要問題集』の解説でつまずいたり、式変形はわかったけど、その裏で何が起きているのか現象がイメージできない場合は、化学が得意な友達に聞いているとよいです。

東大・京大・一橋・医学部生にヒアリングした「学習観」のうち「友人観」の回答で、友人はライバルというより助け合う存在であり、わからない問題があったら聞き合っていたと答える人が非常に多かったです。

東大・京大・一橋・医学部生の学習観まとめ

『化学の重要問題集』の前にやるべき問題集

教科書傍用問題集(『セミナー化学』『リードα化学』『エクセル化学』『センサー化学』『ニューグローバル化学』等)が8割以上解けるようになりましょう。

『化学の重要問題集』の使い方

問題を解く

すでに教科書傍用問題集が8割以上解けている状態の人は、難しいと感じてもすぐに解説は見ず、少なくとも3分程度は考えてみてください。

一方、教科書傍用問題集が8割以上解けておらず、『化学の重要問題集』が学校の宿題や定期テスト対策として着手しないといけない人は、解説冊子を開きながら本書を進めましょう。

解けなかった問題には×マークをつける

解けなかった問題だけ復習するため、解けた問題には○マーク、解けなかった問題には×マークを累積していきましょう。

『化学の重要問題集』の習得レベル

レベル1:問題の5割を手を止めず、自力で解くことができる。

レベル2:問題の8割を手を止めず、自力で解くことができる。



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【決定版】『理系数学の良問プラチカ』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/rikei-sugaku-platica Thu, 30 Jun 2022 02:48:27 +0000 https://shotosha.com/?p=20798

  『理系数学の良問プラチカ』の概要 本書『理系数学の良問プラチカ』では、良問=典型・頻出問題と捉え、さまざまな大学の入試問題の中でも特に汎用性の高い問題が集められています。 大学入試において大事なのは、難しい問題が解け ... ]]>

 

『理系数学の良問プラチカ』の概要

本書『理系数学の良問プラチカ』では、良問=典型・頻出問題と捉え、さまざまな大学の入試問題の中でも特に汎用性の高い問題が集められています。

大学入試において大事なのは、難しい問題が解けるようになることではありません。基本・典型問題や、頻出の標準問題をいかに確実に得点にできるかのほうが重要です。受験は相対評価だから、当然です。

そのため、難問や回答に奇抜な考え方を用いるものはあえて省かれてあります。頻出の入試問題を集めているので、培った基礎をどうやって応用問題で使っていくのか、学びやすい教材といえるでしょう。

『理系数学の良問プラチカ』を使えば、計算スキルを正面から身に着けるとともに、基礎的な考え方を応用問題で使えるようになります。

『理系数学の良問プラチカ』の特徴

解答冊子がかなり厚いことが最大の特徴です。

つまり、理系数学の良問プラチカは解答がかなり手厚く書いてあります。多くの実践的な問題集は、解答がかなり簡略化されていることが多いです。そんな中、理系数学の良問プラチカでは丁寧でわかりやすい解答が記載されているため、自主学習にも十分用いることができるといえます。

プラチカレベルの難解な問題が掲載された問題集で、ここまで詳しく解答が用意されているのは比較的珍しいです。

『理系数学の良問プラチカ』のレベル

『Focus Gold』や『青チャート』より難しく、『スタンダード数1A2B』『オリジナル・スタンダード数3』(ともに数研出版)よりも簡単な位置づけにあります。

『理系数学の良問プラチカ』に入る前に・・・

『Focus Gold』や『青チャート』で偏差値67.5、『1対1対応の演習』で偏差値72.5(※どちらも河合塾の全統記述模試ベース)を取得してから入る問題集になります。

『理系数学の良問プラチカ』の使い方

問題を解く

問題を解いていくのですが、必ずしも前のページから順番にやる必要はありません。分野ごとに問題がまとまっているので「図形1問、ベクトル1問、整数1問ずつ」といった具合で満遍なく進めていっても構いません。

また、詰まってもすぐに解説を読むのではなく、1問あたり5分ほど粘って考えてください。

解説を読む

数値が合っていてもいなくても、解説はしっかり読み、ポイントを掴みます。

加えて、『Focus Gold』『青チャート』といった網羅系問題集にも戻り、問題を紐づけましょう。『理系数学の良問プラチカ』のような難問も、すべて『Focus Gold』や『青チャート』の典型問題をベースにしています。紐づけを行うことによって頭が整理されます。

『理系数学の良問プラチカ』の松濤舎での取り扱い

数学という科目は、典型問題を習得したなら「できるだけ多くの問題を事前に解いておくに越したことはない」科目です。

そのため『理系数学の良問プラチカ』もやれるに越したことはないですが、本書に掲載されている数問をやっただけでどれだけ確実に成績を伸ばすことができるかと言われると微妙です。

このような「数少ない難問を集めた問題集」は無数にあり、時間はかかるものの、成績への跳ね返りは見えにくいです。受験生は時間という限られたリソースを最適配分し、総合点の最大化を目指さねばならないことを考えると、ほとんどの受験生は本書に時間をかけるより、他科目に時間をかけるべきです。

定量的な説明をすると、本書に入るまでには『Focus Gold』で偏差値67.5に到達後、『1対1対応の演習』で偏差値72.5前後が取れている必要があります。本書はその次のレベルに位置付いているからです。

しかし、すでに数学で偏差値72.5が取れているのであれば、他科目に時間をかけるか、過去問演習に入るべき人が99%のはずです。

本書に手を付けるべきかどうかは、上記を踏まえ個々で判断ください。

『理系数学の良問プラチカ』の習得レベル

レベル1:5割以上の問題を、自力で解くことができる。

レベル2:8割以上の問題を、自力で解くことができる。


 


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【決定版】『地理Bの点数が面白いほどとれる本』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/chirib-omoshiroihodo-toreruhon Wed, 29 Jun 2022 09:02:44 +0000 https://shotosha.com/?p=20794

『地理Bの点数が面白いほどとれる本』の対象者 共通テスト地理Bを受験する全ての人が対象です。 『地理Bの点数が面白いほどとれる本』で到達可能なレベル 共通テスト地理Bで8~9割が取得可能です。つまり、本書一冊で共通テスト ... ]]>

『地理Bの点数が面白いほどとれる本』の対象者

共通テスト地理Bを受験する全ての人が対象です。

『地理Bの点数が面白いほどとれる本』で到達可能なレベル

共通テスト地理Bで8~9割が取得可能です。つまり、本書一冊で共通テスト地理Bに必要な基礎知識が網羅できます。

『地理Bの点数が面白いほどとれる本』の4つの特徴

グラフや資料が豊富

地理のテストでは、グラフや資料の読み取りが度々出題され、地図やグラフの精密な読解力が問われます。

本書『地理Bの点数が面白いほどとれる本』には、共通テストや模試などに出てもおかしくないグラフや資料が充実しています。また、非常にカラフルなので飽きることなく学習できます。

地理の根本原理が詳しい

「地理の根本原理」とは、例えば、「この地形はどのようにして形成されたのか?」や「どうしてこんな現象が起こっているのか?」というような物事の根本にある理由や原因のことです。

勘違いされがちですが、地理は単なる暗記科目ではありません。地理の問題を解くには、地理的な概念の理解や適応が必須です。この本は、そういった「地理的な概念や因果関係」にフォーカスした本です。知識を単なる暗記で終わらせず、「どのようにしてそうなっているのか?」や「なぜそうなっているのか?」というような根本的な原理についての解説が豊富です。見たことのない問題に対しても柔軟に対応する力が身につきます。

共通テストに必要な基礎知識はこの1冊で十分

共通テスト9割に必要な基礎知識は、この一冊で網羅することができます。

地理の分野には、大きく分けて「系統地理」と「地誌」があります。その両方とも、この本一冊で学ぶことができます。一冊にまとまっているので分量が少ないと思われがちですが、情報量も多く、しっかり内容のまとまっている参考書となっています。

演習問題付き

各章の最後には、「チェック問題」として演習問題が用意されています。

各章で学んだ内容をすぐに確認できるので、内容の定着に役立ちます。また、解説も非常に丁寧で、その解答に至った理由なども詳細に書かれています。

『地理Bの点数が面白いほどとれる本』の使い方

系統地理を通読する

系統地理をしっかり理解することが地理での得点の要であり、地誌の学習がよりスムーズに進みます。

地誌を通読する

ただの暗記として考えず、系統地理の知識を使って頭で考えながら学習する

問題演習でわからなかったところを本書で復習する

通読が終わったら問題演習に入ります。

共通テストの過去問や予想テストなどの問題演習に取り組み、わからないところがあれば本書に戻って確認します。わからないことがなくても、すべての知識が問題で取り上げられるわけではないので本書の該当箇所を読むようにしてください。

『地理Bの点数が面白いほどとれる本』学習時のポイント

どうしてそうなっているのか?に目を向ける

地理という教科において、全く同じ問題や単なる知識問題が出題されることは少ないです。

今まで見たことのない問題を解くとき、これまで学んできた地理的な概念や根本にある現象の理解をもとに解答を考えることが重要になります。この傾向は、共通テストでは顕著に現れるでしょう。

例として、2021年度の共通テスト地理Bの第一問を考えます。この問題は、仮想的な大陸の気候についての問題でした。こういった問題には、「日本の大部分はCfaだ!」といったような単純な暗記で解答することはできません。

「どうしてそのような気候になるのか?」や「その気候の特徴は何が原因なのか?」というような現象の根幹にある原理を知ることが必要です。

本書『地理Bの点数が面白いほどとれる本』には、地理の根本原理について詳しく書いてあるので、学習の際に「原理を理解する」ことを意識して学習しましょう。

地図帳をつかう

地図帳で地名や位置関係などを確認するようにしましょう。地理のテストにおいて、地名や山脈名の名称だけを覚えていても意味がありません。「どの場所に何があるのか?」「位置関係はどうなっているのか?」が非常に重要です。

わざわざ地図帳で開くのは非常に面倒ですが、ここをサボってしまえば学習効果は激減するので、必ず地図帳を併用しましょう。自分で白地図などを印刷し、調べた情報などを書き込んだ「my地図」を作ってみてください。

『地理Bの点数が面白いほどとれる本』の注意点

アウトプットは別途行う必要がある

本書『地理Bの点数が面白いほどとれる本 』は、インプットをメインとした参考書です。

各章に演習問題がついていますが、それだけでは足りません。演習は、演習系の参考書や共通テスト、センター試験の過去問などで行うようにしましょう。

会話形式である

本書『地理Bの点数が面白いほどとれる本 』は生徒と著者の会話形式によって書かれています。会話形式が苦手な人には本書は適していないかもしれません。

しかし、必要な情報はしっかり書いてあり、「なぜ?どうして?」という疑問に重点的に答えていく構成になっています。

『地理Bの点数が面白いほどとれる本』の次に勉強すること

共通テストやセンター試験の過去問などで演習を積みましょう。わからなかったときは、本書『地理Bの点数が面白いほどとれる本 』に立ち返ることが重要です。

『地理Bの点数が面白いほどとれる本』の目次

第1講 地図と地理情報

地球と地図

第2講 系統地理

大地形/小地形/地形図/気候要素と気候因子/気候区分と植生・土壌/降水と海洋/農業/林業・水産業/エネルギー・鉱産資源/工業/地域開発と環境問題/人口/村落と都市/商業・観光業/交通・通信/貿易・資本の移動/国家・民族

第3講 地誌

東アジア/東南アジア・南アジア/西アジア・アフリカ/ヨーロッパ/ロシアと周辺諸国(旧ソ連諸国)/アングロアメリカ/ラテンアメリカ/オセアニア/日本



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【決定版】『政経ハンドブック』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/seikei-handbook Wed, 29 Jun 2022 07:15:45 +0000 https://shotosha.com/?p=20788

『政経ハンドブック』の対象 国立・私大を問わず、二次試験・各大学の試験を政経で受験する受験生。 内容がやや高度、解説が詳細であるため、共通テストよりも高度な問題を解く必要のある受験生向きです。 『政経ハンドブック』を使う ... ]]>

『政経ハンドブック』の対象

国立・私大を問わず、二次試験・各大学の試験を政経で受験する受験生。

内容がやや高度、解説が詳細であるため、共通テストよりも高度な問題を解く必要のある受験生向きです。

『政経ハンドブック』を使うタイミング

政経を受験で使うと決めたタイミングで購入し、学校の教科書の補完教材として使うと良いです。

教科書と資料集の中間くらいの情報量があり、受験に必要な知識が網羅されています。

『政経ハンドブック』の構成

『政経ハンドブック』は1996年に発刊されて以来、多くの受験生に愛用され、今日では「政経受験者のバイブル」と評されるほどに信頼できる一冊です。この一冊を完璧に理解すれば、あらゆる入試問題に対応できます。

全体は大きく三部に分けられます。

第一部は政治分野、第二部が経済分野、第三部は環境や現代社会の課題など、時事問題を扱う部分となっています。それぞれの部はいくつもの章からなり、各章はさらに細かいテーマから構成されています。(章の例:国際経済、テーマの例:国際通貨基金IMF)

各テーマは「見開き=1テーマ」で解説されます。

左ページには各テーマの入試で問われる基本事項が書かれ、右ページにはそのテーマに関連する時事問題・データ・統計・発展テーマが掲載されています。テーマごとに三段階(A再頻出、B頻出、C標準)で頻度別の重要度が示されています。

左ページの基本事項の解説にはキーワードが赤字で示されているので、付属の赤シートで隠しながら穴埋め学習をすることも可能です。また、キーワードほど重要ではないですが受験生としては押さえておきたいポイントは太字で書かれています。

右ページの関連事項ページには、時事問題・データ・統計・発展テーマがシンプルな図解とともに解説されており、各事項を視覚的に、明快に理解することができます。また、関連事項ごとに「基本・時事・重要・発展・盲点」の表示があり、学習の目安なります。

巻末資料も充実しています。例えば「戦後の内閣」では年号、内閣、できごとが一覧できます。「経済統計データ」では、年次ごとのGDP、物価指数、求人倍率、国の財政状況、国際収支等とその背景を一覧表で理解することができます。その他にも付録や特設テーマ(例:戦後の東西国際関係の流れや動き、など)が充実しており、政治経済を多面的に理解する手助けとなります。

『政経ハンドブック』の使い方

知識をインプットするとき、もしくは政経の学習をしていて不安な箇所が見つかったときに真っ先に参照する、いわば「基本の教科書」として使うと良いです。

問題集ではないため、人それぞれの使い方ができます。ここで紹介するのは一例です。

通読

はじめのページから最後まで読み通しましょう。全部でおよそ180のテーマあります。

各テーマの左ページで基本事項を確認します。わからない単語が出てきた場合には積極的に用語集などを用いて確認してください。

次に右ページの図解を見て、理解を深めます。メモしておきたいことはどんどん余白に書き込み、再び読み返したときの学習に役立てると良いです。

再読

2回目以降は、はじめから1ページずつ丁寧に読み返す必要はありません。

主に併用している問題集で扱われているテーマの補完として使います。

また、パラパラとめくって自分の不安に感じたテーマを復習するなどの使い方も考えられます。赤シートを使用して学習したい人は、この再読の段階で使いましょう。

アウトプット

『政経ハンドブック』は専らインプット用の教材ですので、他にアウトプットの機会を自ら設ける必要があります。

問題演習には、自分の志望校の出題形式と難易度にあった問題集を使いましょう。『政経ハンドブック』でテーマ学習(インプット)→問題集で演習(アウトプット)→わからなかった・不安な箇所を『政経ハンドブック』で確認、というサイクルを確立できると、効率的です。

問題集は、必要な知識をすべて取り扱ってくれるわけではありません。問題集で扱われている知識<『政経ハンドブック』に載っている知識、という関係性にあるので、問題集を解いたら該当箇所を『政経ハンドブック』で読み、周辺知識もインプットするようにしましょう。

『政経ハンドブック』を使う際の注意点

必ず最新版を入手しましょう。なぜなら、この参考書は時事問題を主軸にしているからです。

刻一刻と変わる政治情勢や法律、国際関係、経済情勢の知識を得るためには最新の版が最も適しています。

この参考書に関しては、赤シート学習は万能ではありません。なぜなら、小見出しなど必要以上に多くの用語が赤文字で書かれている箇所がしばしばあるからです。

赤シート頼みで学習していると、どこが本当に重要なポイントなのかを見失い、むしろ効率的な学習ができなくなってしまう可能性があります。インプット用教科書として使用するのが賢明です。

『政経ハンドブック』と併用すると良い問題集・参考書

※いずれも、共通テストでしか政経を使わない人にとっては不要です。

用語集

『政経ハンドブック』は、各テーマの大きな流れや概要をつかむのに適していますが、用語の丁寧な解説は比較的薄い印象を受けます。したがって、用語集を補完教材として使いましょう。

解説を読んでいてわからない単語や、定義がはっきりしない単語に出会ったときは必ずその都度用語集を引くようにしましょう。清水書院や山川出版のものがメジャーですが、高校で用いる政治経済の教科書が清水書院であることが多いため、清水書院のものを選んでおくと無難です。

『政治・経済 一問一答』(東進ブックス)

『政経ハンドブック』で知識をインプットしたら『政治・経済 一問一答』でアウトプットするというサイクルを確立すると効果的です。

他教科に比べ、一問一答的な知識が必要とされる政経に適した教材です。また、この一問一答問題集の著者は『政経ハンドブック』と同じ清水雅博さんです。

『政治・経済計算論述特訓問題集』(河合出版) ※国公立2次試験向け

国公立大の入試は、知識・理解を比較的長い論述問題の中で問うことが多いです。『政経ハンドブック』で大枠をつかんだら、『政治・経済計算論述特訓問題集』の論述問題に取り組んでみましょう。論述問題を書いていく際、自分の理解が定着していない分野が浮彫になっていくので、その都度『政経ハンドブック』を参照すると効果的です。

『実力をつける 政治・経済80題』(Z会)※私立個別試験向け

この問題集は、センター試験、私大、国公立大の入試問題を幅広く掲載した問題集ですが、その中でも特に私大の問題が充実しています。私大特有の穴埋め問題などに慣れるためには最善の一冊です。『政経ハンドブック』で学習した知識のアウトプットとして活用しましょう。

『政経ハンドブック』に関するQ&A

「教科書と資料集の間」とありますが、教科書より、資料集より、優位な点はどこにありますか?
教科書より優位な点は、図解が充実している点です。教科書は文章が中心の構成ですので、一つの単語・事項を、他の事項との関連の中で把握するのが難しいです。それに比べ図解であれば、すっきりと素早く把握することができ、図を丸ごと覚えてしまえば、長期的な暗記の定着にも役立ちます。

資料集より優位な点は、注目すべきポイント、覚えるべきポイントがはっきりしている点です。資料集はあらゆる資料やデータを網羅的に記述しているため、どれが優先的に重要なものなのかを判断することが難しいです。『政経ハンドブック』では、受験に出るポイントがピンポイントで詳しく解説されるので、無駄を省き効率的な学習が可能となります。
『政経ハンドブック』は若干紙面が見にくいように思いますが、その点はどのように回避できますでしょうか?
たしかに太字や赤字が多すぎるため読みにくい部分があります。しかし、内容は申し分ないので、多少は我慢して読むしかありません・・・。キーワードを全て覚えることは不可能ですので、単語を追うよりも、各テーマの包括的な理解を優先して読み進めると読みやすくなります。


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【決定版】『得点奪取現代文 記述・論述対策』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/tokutendasshu-gendaibun Wed, 29 Jun 2022 06:27:05 +0000 https://shotosha.com/?p=20785

『得点奪取現代文 記述・論述対策』に入る前に 多くの大学の文系学部で国語の配点は高く設定されていることから、国語は英語と同じくらいの重要科目といえます。 しかしながら、現代文は一般的に「勉強すればするほど点数が上がる科目 ... ]]>

『得点奪取現代文 記述・論述対策』に入る前に

多くの大学の文系学部で国語の配点は高く設定されていることから、国語は英語と同じくらいの重要科目といえます。

しかしながら、現代文は一般的に「勉強すればするほど点数が上がる科目ではない」と考えられているため、他科目と比べて勉強が疎かにされがちです。

また、現代文の、特に記述問題は、自分の答案を客観的に評価する機会が必要となるため、独学では効果的な勉強を行っていくのが難しい面もあります。この記事を読んでいる皆さんの中にも、「現代文はそういうものと割り切って、他の科目に勉強時間を割いた方が良い」と考えている方も少なからずいるのではないでしょうか。

確かに、現代文の点数が自分と文章との相性によって多少左右される面は否めませんが、先述の通り国語の配点は大きいため、どのような文章が出ても内容を理解し、答案に必要な要素を適切に探し、まとめる能力を身に着ける必要があります。

そんな中、「独学で客観的に自分の答案の良し悪しが判断でき、現代文の記述能力を高めることができる」問題集が、本書『得点奪取現代文 記述・論述対策』なのです。

『得点奪取現代文 記述・論述対策』とは

河合出版から出されている記述中心の現代文の参考書です。

実践を通して記述問題を解くのに必要な力が身につく5題の典型問題と、様々なテーマの文章が収録された20題ほどの練習問題から構成されており、現代文の参考書としては十分なボリュームがあります。

難易度はかなり高めで、東大・京大などの旧帝大を想定したレベルの文章が多く収録されています。私大でメインに出題されるような記号や抜き出しなどの問題は殆ど収録されておらず、難関国立大学の記述試験を想定した作りになっています。

本書『得点奪取現代文 記述・論述対策』を、難関国立大文系志望者にお勧めする理由は、問題のレベルや内容が難関国立大志望者に合っていることもありますが、何といっても「解説の質が良い」ことが第一の理由です。

独学で現代文を勉強しようとすると、どうしても自分で解説を読みながら勉強していく必要があります。現代文の参考書自体は他にもいくつかありますが、この参考書では1問1問に対して分かりやすい解説とそこに至るまでの道筋が詳しく解説されているだけでなく、「受験生がよくしがちな間違い方」についても丁寧に書かれており、より受験生に寄り添った内容のものになっています。

そのため、講師による指導や添削がなくても、この本を一冊仕上げれば、どんな文章でもある程度内容を理解し、難しい記述問題にも対応できる力が身についていることでしょう。

『得点奪取現代文 記述・論述対策』の対象

前述のように、本書『得点奪取現代文 記述・論述対策』は旧帝大およびその他難関国立大学を受験する人を対象に執筆されています。

そのため、記述問題がほとんど、あるいはまったく出ない私大志望の受験生には、この参考書は必要ありません。私大向けの他の参考書を使いましょう。

『得点奪取現代文 記述・論述対策』のレベル

本書『得点奪取現代文 記述・論述対策』は、文章のレベルが非常に高いです。

国語が苦手な人から得意な人まで、幅広い層の受験生に使える参考書ではありますが、もし練習問題を2,3問解いて「記述どころか、問題文の内容が全く理解できない」と感じたのであれば、共通テスト向けの参考書など少しレベルを落とした参考書に戻り、基本的な読解力を身に着けてからこの参考書に入ってください。

ある程度読解力が身についてきたと感じたら、改めてこの参考書に戻り、記述力を鍛えていきましょう。

『得点奪取現代文 記述・論述対策』の使い方

典型問題を解く

まずは5題の典型問題を解き、記述問題を解く上での基本的な考え方や答案の作り方を学んでいきましょう。

練習問題を解く

典型問題が終わったら、学んだことを活かして練習問題を1題ずつ順番に解いていきましょう。

練習問題は社会、文化などのジャンル別に分かれて収録されています。実際の入試では様々なジャンルの文章が出てくるので、本番でどんな問題が出てきても対応できるよう、(試験本番まで余程時間がない場合を除いて)基本的に1冊に載っている全ての問題を解くようにしましょう。

解説を読む

「解き終わったら採点基準に従って得点をつけて終わり」ではなく、解説を使って自分の答案のどこが駄目だったのか、どう考えればよりよい答案になったのかを分析し、次の問題を解く上での糧にしていきましょう。前述したように、この問題集は解説の分かりやすさがポイントなので、それを活かさないのは非常に勿体ないです。

この問題集が1周終わったら、それが高3の秋以降であれば共通テスト対策や過去問演習に移りましょう。国立大学の国語は、過去問演習も大事になってきます。

過去問の解説はこの問題集ほど分かりやすくはないですが、適切な使い方でこの問題集を1周やり終えた皆さんなら、過去問を解く力は勿論のこと、「どうしてこの問題はこの答えになるのか」を考える力も身についていることでしょう。そのような状態ができていれば、過去問演習や研究もより効率的なものとなります。

この問題集が解き終わるのが高3の夏以前であれば、2周目に入っても良いです。2周目に入るお勧めの時期は「文章や問題の内容をだいぶ忘れたころ」、時期で言うと1周目から3~4か月後くらいです。

一度解いた問題であるため、2周目はとにかく「完璧な答案を作る」ことを心掛けてください。2周目を終えるころには、1周し終えた時以上に高い現代文の能力が身についていることでしょう。

総じて、あれこれと色々な参考書に手をつけるのではなく、まずはこの参考書1冊に真剣に向き合い、解説もしっかり読みこみ、1周終わらせてみてください。現代文には多くの参考書がありますが、二次試験対策の参考書は過去問以外これ1冊でも大丈夫というくらい、この参考書は非常に作りこまれた完成度の高いものになっています。

今まで「現代文は運」と割り切っていた人も、まずは騙されたと思って、この本を1冊仕上げてみてください。適切な方法で取り組んでいけば、仕上げる前と後では、明らかに問題の正答率や文章の理解度が変わってくることでしょう。

『得点奪取現代文 記述・論述対策』に関するQ&A

「解答に必要とされる内容を短い文字数でまとめる能力」とありますが、これがなぜ本書を通して伸びるのでしょうか?
自分の答案を客観的に評価する上で理解の助けになる「学生のやりがちな答案例と、その答案に対する採点と評価」が載っているので、自分の記述の書き方を改善させ、「解答に必要とされる内容を短い文字数でまとめる能力」が身につきます。
記述で解答を作るときに気をつけるべきことはありますか?
よく言われる「具体例は書かない」ことの他に、「文章の内容をとりあえずつなげてそれっぽい答案を作らない」ことを意識していました。
「その問題はそう解くかもしれないけど、他の初見の問題が出たときに解けない」ということが往々にして起きると思います。これを避けるためには本書はどのような工夫がされているでしょうか?
この参考書にある全5章の典型問題では、

「対応箇所が傍線部の近くにまとまってある場合」
「離れた場所にある場合」
「分散している場合」
「問題文中の表現では分かりにくい回答しか得られない場合」

など、記述問題のパターン別に分かれた演習ができ、それぞれに分かりやすい解説もついています。そして20問ある練習問題で、知識としてのパターンを実践に落とし込むことが出来るようになっています。

とはいえ、「この問題はこのパターンだ」などと即座に判断することは難しいですし、危険でもありますので、読者は問題文を読む際、参考書内で示されているようなパターンに問題を即座に当てはめるのではなく、常に「文章全体を俯瞰して問題の意図を考えること」「文中の表現だけでは上手くまとまらない際、文意を踏まえた上での自分なりの分かりやすい表現を工夫すること」の2つを意識して解くと高得点につながります。


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【決定版】『入試現代文へのアクセス』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/gendaibun-access Wed, 29 Jun 2022 05:56:38 +0000 https://shotosha.com/?p=20783

    『入試現代文へのアクセス』とは 本書『入試現代文へのアクセス』は、河合塾出版の現代文の問題集で、良問ぞろいで多くの受験生がこの問題集を使用して現代文の読解力を高めているベストセラー商品です。解説の詳しさや予備知識 ... ]]>

 

 

『入試現代文へのアクセス』とは

本書『入試現代文へのアクセス』は、河合塾出版の現代文の問題集で、良問ぞろいで多くの受験生がこの問題集を使用して現代文の読解力を高めているベストセラー商品です。解説の詳しさや予備知識の解説、解答に至るまでの納得いく経緯などが評価されています。

『入試現代文へのアクセス』は『基本編』、『発展編』、『完成編』という3つに分かれています。今回はそれぞれのレベルの対象者、勉強の仕方、注意点などを紹介していきます。

『入試現代文へのアクセス』の対象者

『入試現代文へのアクセス』には3つのレベルがあります。

名前からわかるように基本編→発展編→完成編とレベルが上がっていきます。

受験生の中にはどの参考書が自分にあっているかが全く見当つかないという人もいるのではないでしょうか。自分の実力にあっていない参考書を使っても仕方ないので、まずは以下に示す自分の実力と対象を照らし合わせてみてください。
 
『入試現代文へのアクセス・基本編』は、本当に現代文の解き方がわからずフィーリングで点数を取ってしまう受験生、これから現代文の実力を上げていきたい受験生が対象です。または、共通テストの過去問で5割くらいしか取れず、模試でも全国偏差値が50台という成績の受験生が対象となります。

『入試現代文へのアクセス・発展編』は、特に現代文が苦手というわけではないが他の受験生と差をつけるまでは得意ではない受験生が対象です。共通テストの過去問得点率が6割、模試の全国偏差値で60台くらいの受験生が対象となります。

『入試現代文へのアクセス・完成編』は、国語が得意科目で、国語でほかの受験生と差をつけたい受験生が対象です。共通テストの過去問でも8割は安定していて、模試の全国偏差値が65以上の受験生が対象となります。

『入試現代文へのアクセス』の構成

それぞれのレベルに対して16問が収録されています。

問題文と設問に関しては全くといっていいほど他の参考書と同じ作りになっています。

特徴的なつくりとなっているのが、解説です。『入試現代文へのアクセス』の解説はまず、問題文中に出てきた重要な語句の意味が解説されています。

その次に、現代文における頻出で重要なキーワードが詳しく記載されており、一度出た語句は忘れないような構成になっています。

さらに特徴的なのは、設問に対する解説だけではなく、問題文の解説が載っていることです。この問題文の解説が『入試現代文へのアクセス』の1番の良いところといえます。

『入試現代文へのアクセス』の使い方と注意点

『入試現代文へのアクセス』のおすすめの使い方としては以下のステップを踏んだ勉強法です。

問題文をコピーする。

この問題集は1度やっただけでは身につかないであろう解法のヒントがたくさん記載されています。

そのため何度も解いたほうが良いのですが、問題を解く際にコピーせずに問題集に直接、線を引いたり指示語にチェックしたりすると何周もできず、もう1回解こうにも前回のメモがたくさん残っていて頭まっさらの状態で解けなくなるのでコピーするのがおすすめです。

問題を解く。

30分から40分ほどかけて自力で問題を解きます。問題を解く際、対比など文章の構造を意味段落などに分けて分析してください。初期の現代文の勉強では、文章の構造を分析することが大切です。

問題文解説とStep2 でした文章の分析を比較する。

ここでいう分析とは「筆者がどのような主張をどのように展開しているか」を理解するということで、例えば起承転結の文章展開をしているのか、意味段落はどのように区切れるか、どういう根拠を持ってそのような主張をしているのか、2項対立の文章なのかを理解することなどをいいます。

さらに文中に出てくる指示語は何を指しているのかを見るのも分析の一つです。自力で問題文を分析して、その分析を基に設問を解いた後は解説とその分析を比較してください。意味段落の区切り方があっているのか、筆者の主張の展開の仕方は予想していたものと同じであったか、解法は解説と同じであったかを確認します。

『入試現代文へのアクセス』は構成の所で話したように、解説が詳しいです。他の参考書ではやっていないような問題文の解説が載っており、さらに問題文が意味段落で区切られているので、上記の分析にあたる「筆者がどのような主張をどのように展開しているか」が詳しくわかります。

設問の解法とStep2 でメモしておいた自分の解法を比較する。

問題文の分析の比較が終わったら、次は自分の解法と解説の解法を比較してください。

注意点としては、問題文の構造分析と解法の比較どちらも納得するまでやることです。なぜそのような分析になるのか、なぜそのような解答のアプローチをするのかを徹底的に理解してください。

受験生の中には「この問題はそう読めばいいかもしれないけど、初見の問題ではどう読めばいいかわからない」と思う人もいるでしょう。しかし、どんな文章であれ解法のヒントは文章の構造であったり、指示語の分析によって理解されるものです。分析練習を反復して初見の問題にも対応できるようにしましょう。

解説に納得できない場合は、国語の先生などに質問するのが良いでしょう。

『入試現代文へのアクセス』の現代文ワードについて

入試で出る現代文のテーマは多種多様のように見えますが実はそうではありません。案外テーマは限られており、頻出テーマもあるほどです。

『入試現代文へのアクセス』では頻出語句の解説が詳しくなされているので、解説されている語句は必ず押さえるようにしましょう。

志望校によっては『入試現代文へのアクセス』に掲載されている語句だけでは足りません。その場合は現代文キーワードの参考書を追加しましょう。

『入試現代文へのアクセス』の完了目安

基本編:正答率が9割を超えたら発展編に移りましょう。

発展編:正答率が7割となったら完成編に移りましょう。

完成編:入試までに6割安定してとれるようになっている状態を目指したいです。


 

 


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【決定版】『考える日本史論述』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/kangaeru-nihonshi-ronjutsu Wed, 29 Jun 2022 05:12:10 +0000 https://shotosha.com/?p=20779

『考える日本史論述』の特徴 『考える日本史論述』の特徴① タイトルの通り、覚えるだけでは対応しきれない日本史の論述問題に対して、どのように「考える」べきなのか学べる点が、本書『考える日本史論述』の大きな特徴です。 『考え ... ]]>

『考える日本史論述』の特徴

『考える日本史論述』の特徴①

タイトルの通り、覚えるだけでは対応しきれない日本史の論述問題に対して、どのように「考える」べきなのか学べる点が、本書『考える日本史論述』の大きな特徴です。

『考える日本史論述』の特徴②

「実況中継シリーズ」でも有名な石川昌康先生が執筆しており、丁寧かつ分かりやすい解説によって暗記だけでは得られないような包括的な理解が得られます。採点基準も細かく示されており、参考書学習者にはうれしい内容となっています。

『考える日本史論述』の特徴③

手に取ってみると比較的薄く、例題も50題ほどしかありませんが、典型的な頻出問題などを中心に高い網羅性を実現しています。論述で必要な知識、横断的理解、アプローチ方法などを一緒に学べる点が大きな強みとなっています。

『考える日本史論述』が他書より優れている点

本書『考える日本史論述』のカバーする範囲は広いですが、全体的にレベルは高めであるため、最難関大学を狙っている場合には他の論述対策用参考書よりもレベルの高い論点に触れることができる点で差別化されています。

『考える日本史論述』の位置付け

本書『考える日本史論述』は、通史や一問一答はある程度勉強したが論述対策を開始していない人から、論述対策を進めているがアプローチ方法がわからないといった人に適した教材です。

『考える日本史論述』のレベル

大学のレベルは、広く中堅~最難関レベルまでをカバーしており、テーマについても典型的なものが多く含まれています。

ただし、内容そのもののレベルはそれなりに高いため、本格的に論述対策をする人が過去問に取り組む前に学習するのが最適です。

また、大学別に言えば、典型問題しか出ないのであればこの1冊を極めることでかなりの効果が期待されますが、問題の傾向が特殊な大学についてはこの1冊では不十分であり、大学別にテーマの深掘りなどの勉強が必要になります。

いずれにせよ、ワンランク上の論述が求められる大学を志望する人の入門書としてお勧めしたい教材です。

『考える日本史論述』に入るタイミング

教科書と一問一答形式の問題集である程度勉強し、論述対策に移ろうとするタイミングで使い始めます。

共通テストの日本史で7~8割ほどの得点率が理想的です。

また、論述問題を見て、解答のアイデアがまったく思い浮かばないというレベルではあまり効果がないため、単語レベルでも何か思いつくレベルの通史の理解度が前提となります。

論述問題はそもそも用語や時系列の関係など基本的な理解ができていないと、取り掛かるのが難しいだけでなく解説と解答例を理解するのも一苦労します。時間的にも効率が落ちるため使い始めのタイミングに注意しましょう。

問題は分野ごとに分かれているので、通史できちんと理解した分野から随時取り組んでいくのも良いです。いずれにせよ、問題を読んでも全く何も思いつかないというレベルは脱している必要があります。

『考える日本史論述』の使い方

通史と用語学習を終え、問題を見てアイデアが浮かぶレベルに達した分野については、本書での学習が始められます。

論述問題は大学によって出題傾向が著しく異なるため、対策の必要な分野などを絞って、順序を問わず取り組んでしまっても問題ありません。

使い方は様々ありますが、重要なことは自分なりに「1問1問を味わい尽くす」ということです。問題数が限られているため、1問でどれだけの学びを得るかが非常に重要です。ここではその方法を2つ紹介します。

『考える日本史論述』の使い方①「まずは解いてみる方法」

最もおすすめの使い方です。まずは自力で問題を解いてみましょう。

これによって、今の自分の知識量や理解度がわかります。また、自分のアプローチと正しいアプローチがどのくらい違うのかもわかりますし、そのギャップを認識することで解答を覚えやすくなる効果も期待できます。比較的時間が取れる人におすすめです。

この方法について、ステップ別に勉強法や意識すべきことをお伝えします。

解いてみる

まずは自分なりに解いてみましょう。

解くときには、ただ知識を列挙するのではなく、出題者の意図を考えながら、それを反映した形で解答をつくることを意識してください。

「これを聞きたいだろうから、これを答える」ということを意識するということです。

教科書などを参照しながら改めて解いてみる

解答や解説を読む前に、教科書や用語集を駆使して自分なりのベストの解答をつくります。これが非常に重要なステップです。

ここで正解に近いものを書けるのであれば、知識不足で書けなかっただけということになりますが、教科書などを読んでも書けない問題については、理解度やアプローチが不足しているということがわかります。

つまり、このステップを経ることで、解けない原因をより詳しく理解することができるようになります。

解答・解説を確認する

ここでやっと解答を読みます。

解答例をしっかりと読み込み理解することはもちろん重要です。解説はわかりやすいですが内容は難しいためしっかりと読みましょう。

さらに重要なのが、知識だけでなく、自分の理解度やアプローチが求められているものとどの程度ズレているのかを認識することです。

解答例はあくまで一例なので、まったく同じにする必要はなく、丸暗記する必要もありません。しかし、解答例にたどり着くための土台となる知識、理解度、アプローチ方法については学習していきましょう。

『考える日本史論述』の使い方②「すぐに解答・解説を読む方法」

時間の無い人や、知識が不十分でも論述の対策を始めないといけないような人にはこのような方法もあります。

論述に初めて触れる人の中には、解答の仕方なども全くわからないという人もいるでしょう。知識が不十分でも論述対策を始めないと間に合わないという人もいるでしょう。

その場合は、まずは読みたいところを次々読んでいくという方法もあります。ステップ別に紹介します。

まずは問題を読み、すぐに解答を読む

学習したい分野について、問題を読んでからすぐに解答を読んでみましょう。

論述がどのような考えに裏付けられて作成されているのか、またどのように個々の単語などがつながっているのかを解答で確認します。どのような知識が不足しているのかも確認しましょう。

通史の勉強を再度行う

問題に関連する部分を、教科書など通史の教材を用いて改めて勉強しましょう。

教科書などには、自分が読んだと思っても見落としている内容がある場合があり、そういった内容も論述の視点から理解できるようになる場合があります。

方法1と同じように解いていく

自分で解くことはどのみち必ず必要です。解けるようになることがゴールだからです。

方法1と同じようなことを意識しながら、解く→自分なりの最高の解答を作る→答え合わせというステップを踏んでいきましょう。

解き始めるのは、解答を読んだ日から3日以上空けるほうが良いでしょう。短期記憶で解答を覚えてしまっていては、自分のどこが弱点なのかを認識できないからです。

『考える日本史論述』と教科書の組み合わせ

難しい論述問題への対策が必要な場合、可能であれば複数社の教科書と組み合わせるのもおすすめです。代表的なのは以下のものです。

  • 『詳説日本史B』(山川出版)
  • 『新選日本史B』(東京書籍)


教科書を複数参照することが重要な理由は、問題が教科書をベースにして出題されているためです。

論述問題は基本的に教科書の範囲を大きく逸脱した内容を問うものではありません。ただし、教科書によってある事項についての書き方や説明が異なる場合もあります。そのため、様々な教科書で確認することでその実体についてより明確な理解が得られる場合が多いのです。

難関大であるほど教科書は重要です。論述問題の根拠探しのためにも、可能であれば2~3冊の教科書を組み合わせることをおすすめします。

『考える日本史論述』の論述問題掲載数

  • 例題:39題
  • 参考例題:7題

『考える日本史論述』の習得レベル

レベル1:問題を見て、解答に用いられているのと同じ人物や出来事が正確に想起でき、記述できる(=解答例を参照し、3~4割程度の得点が取れる)

レベル2:問題を見て、解答例で示されているような切り口や、必要とされている要素を自力で思いつくことができる(=解答例を参照し、5~7割の得点が取れる)

レベル3:問題を見て、解答例で示された切り口や要素が思い付き、さらにそれらを制限字数内で漏れなく記述できる(=解答例を参照し、8割以上の得点が取れる)



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【決定版】『物理のエッセンス』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/butsuri-essence Wed, 29 Jun 2022 04:10:07 +0000 https://shotosha.com/?p=20774

  【決定版】物理の勉強方法と年間スケジュール 難関大学受験生向けに物理の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。 『物理のエッセンス』の概要 『物理のエッセンス』は、高校物理の各分野(力学、波 ... ]]>

 

【決定版】物理の勉強方法と年間スケジュール

難関大学受験生向けに物理の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。

『物理のエッセンス』の概要

『物理のエッセンス』は、高校物理の各分野(力学、波動、熱、電磁気、原子)に関する基礎を、例題や練習問題を交えながら解説している参考書です。力学・波動を扱う一冊と熱・電磁気・原子を扱う一冊の二分冊からなります。

『物理のエッセンス』の解説は、物理に関する直感的な理解や試験問題を解くための実践的な手法といった、教科書には載っていない部分をカバーするように工夫がされています。

そのため、教科書を読んでも理解が進まない方や、教科書は読んだけど問題を解く際に何から手をつければいいかわからないという方には特におすすめの参考書となっています。

『物理のエッセンス』の前にやること

物理のエッセンスをやる際に前提知識は必要ありません。

教科書を読んでいない状態からでも取り組むことができます。

『物理のエッセンス』で到達可能なレベル

物理のエッセンスに取り組めば、全統記述記述模試で偏差値55前後が取得可能です。

物理の問題を解く際に用いる基礎事項を全て説明しているので、難問の解説を理解する前提知識がそろい、より難しい問題集に取り組める状態になります。

『物理のエッセンス』の構成

物理のエッセンスは講義型の参考書となっており、講義型の解説と典型解法の説明があった後に、その内容を用いる例題と例題の解説があり、それを数回繰り返したのち章末に練習問題があるという構成になっています。

『物理のエッセンス』の使い方

使い方自体はオーソドックスです。

講義部分にある解説・解法を読み理解する

まずは講義部分を読みます。この時点では解説の”有り難さ”がわからないので、さっと読んでOKです。

例題を解き、解説を読む。

例題を解きます。解けなければ講義部分に戻りましょう。

問題を通して講義部分の内容が理解できたらOKです。

なお、間違った問題は優先順位高く復習したいため、×マークをつけておくとよいです。

練習問題を解き、解説を読む。

続いて練習問題に入りましょう。

こちらも例題と同じく、わからなければ講義部分に戻り、何が重要だったのかインプットします。

間違えた問題に×マークをつけることも例題と同様行います。

印をつけた例題と練習問題をもう一度解く

既習範囲をひと通り、上記のようにして進めたら、また最初に戻って×マークのついている問題に絞り、解き直します。

『物理のエッセンス』の問題数

  • 力学:114問
  • 波動:70問
  • 熱:33問
  • 電磁気:95問
  • 原子:40問

『物理のエッセンス』の習得レベル

レベル1:講義部分の解説をひと通り通読した。
レベル3:例題の8割以上が自力で解ける。
レベル4:練習問題の8割以上が自力で解ける。

『物理のエッセンス』の次にやること

物理のエッセンスの次にやる問題集としては、『良問の風』と『名門の森』がおすすめです。

どちらも『物理のエッセンス』と同じ著者が同じ出版社から出版している問題集で、『物理のエッセンス』に掲載されている問題よりも難しい問題を掲載しています。

『良問の風』の方が『名門の森』よりも平易な問題を扱っているため、易しい順に進めようと思えば『良問の風』に取り組んだのちに『名門の森』に取り組むという形になりますが、『物理のエッセンス』の内容を全て理解できた人であれば、『名門の森』の問題の解説も理解できるので、『良問の風』を飛ばしていきなり『名門の森』に取り組んでも良いです。

いずれの問題集に取り組む場合においても『物理のエッセンス』を副読本的に用いて、解説で分からないところがあった場合には『物理のエッセンス』の解説に立ち返ることをおすすめします。

『物理のエッセンス』が他書より秀でている点

本書が他書よりも優れている点として、教科書よりも平易な説明を行っており、教科書の説明では理解できないという人の場合に適した参考書になりえます。

また、「必要十分なポイントに説明が絞られている」という点も魅力です。厚いとやる気が起きないし要点がつかみにくい、薄いと情報が足りない、という人にとって、本書はコンパクトで取り組みやすいです。

他の参考書を読んでる際に、説明同士の関係性がわからず混乱するという場合には、『物理のエッセンス』の簡潔な説明が役立つことがあります。


 


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【決定版】『上級現代文』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/jokyu-gendaibun Wed, 29 Jun 2022 03:46:54 +0000 https://shotosha.com/?p=20772

  『上級現代文』の対象者 上級現代文Ⅰ 国公立受験者のうち、二次試験に現代文の記述問題が出題される大学・学部を受験する人 上級現代文Ⅱ 東大・京大・一橋といった最難関国公立受験者 『上級現代文』とは? 本書『上級現代文 ... ]]>

 

『上級現代文』の対象者

上級現代文Ⅰ

国公立受験者のうち、二次試験に現代文の記述問題が出題される大学・学部を受験する人

上級現代文Ⅱ

東大・京大・一橋といった最難関国公立受験者

『上級現代文』とは?

本書『上級現代文』は、国公立の二次試験で出題される現代文の記述問題対策用の問題集である。

国公立全般を対象とする『上級現代文Ⅰ』、東大・京大・一橋といった最難関国公立を対象とする『上級現代文Ⅱ』の二冊があるが、『上級現代文Ⅰ』にも東大など最難関クラスの国公立の入試問題を改変した問題が多く含まれている。

そのため、よほど現代文に自信がある場合を除き、最難関国公立を目指す学習者も『上級現代文Ⅰ』からはじめるのがおすすめである。

また、前述の通り『上級現代文Ⅰ』も最難関国公立の問題を扱う比較的レベルの高い問題集であるため、共通テストレベルの問題に不安がある場合は無理に着手しようとせず、読み込めなかった問題は繰り返し解いたり、解説を読み直したりして基礎的な読解スキルの向上に役立てるとよい。

以下から、『上級現代文I・Ⅱ』それぞれの特徴に触れながら使い方の一例をご紹介する。

『上級現代文』の使い方

解く

上級現代文には、解答欄冊子が付属しているため、ノートに解答欄を作る手間が省ける。繰り返し解きたい場合は、あらかじめコピーをとっておくと良い。また、問題冊子も取り外せるようになっている。

『上級現代文Ⅰ』では、記述問題の学習が12のパターンに分類されており、それぞれのパターンが例題・実践問題1・実践問題2の三段階で構成されている。そのため、例題→実践問題1→実践問題2の順に解くことで、各パターンに習熟することができる。

「上級現代文Ⅱ」は、演習問題12題と模擬試験8題で構成されている。このうち模擬試験には解答目安時間が設定されているので、本番の試験を意識して力試しをしてみるのがおすすめである。

どちらの問題冊子も、文字の大きさや行の長さといったレイアウトが、国公立大二次試験の問題用紙によく似ている。そのため、演習の際に、実際の大学入試の問題用紙を意識しながらメモ書きの練習をすると良い。付属の解答欄冊子を使って解くと、解答欄をみて字数を確認しながら解答を組み立てることを意識する練習になる。「上級現代文Ⅱ」では字数指定のない記述問題も扱われているが、これも解答欄の大きさを考慮しながら解く練習になるので、解答欄冊子を用いると良い。

採点

『上級現代文I・Ⅱ』の特色は、模範解答・解説のきめ細かさにある。この問題集を最大限活用するために重要になるのが、“自分で丸付けを行うこと”、“解説に沿って丁寧に採点し、各記述問題について何点取れているかを分析すること”である。

記述問題の模範解答は全て、要素に分解された上でそれぞれの要素に点が割り当てられている。

そのため、学習者は自分の解答と模範解答を見比べた時、ただ漠然と一致の度合いをはかるのではなく、“どの要素が自分の解答に足りておらず(または盛り込みすぎており)、それによって何点失っているのか”を意識しながら丸付け・採点することができる。これにより、問題を解く際に、解答に盛り込みたい要素をどのように繋げるか、どういった部分を削ぎ落として指定字数に収めるかを考えるクセをつけることができる。

また、最も重要な問題に関しては「採点の現場から」というコーナーがあり、惜しい解答例が複数挙げられ、それぞれどの要素に過不足がみとめられるのか、丁寧に解説されている。これらに目を通し、自分の答案と似ているものがないか対照してみることはもちろん、模範解答を丸写しにするのではなく、自分の解答を模範解答に近づけるためにはどこを改変したら良いか考え、丸付けの際に書き込んでみると良い。

解説には段落要旨のまとめや構造図、百字要約の例も掲載されている。そのため、扱われている文章は、ただ問題を解くだけではなく、要約の練習や要旨把握の練習にも使うことができる。

『上級現代文』の次にやること

基本的に、一周して解説の隅々まで目を通せば、記述問題を解答する際のメソッドを身につけることができる。何度も繰り返し使用するというより、一周する際に学ぶべきことをひと通り学び、学んだ箇所に印を付けておいて、それを目で見て復習する程度でよい。

大事なのは「初見の問題も同じメソッドで解けるか」なので、次は志望校の過去問に入り、本書『上級現代文』で学んだ考え方・解き方が使えるか確認すること。

『上級現代文』の習得レベル

レベル1:ひと通り解き、今後使えそうな考え方に印がつけられている。


 


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【決定版】東京医科歯科大学の傾向と対策(松濤舎OG) https://shotosha.com/method/ikashika-taisaku Wed, 29 Jun 2022 03:13:34 +0000 https://shotosha.com/?p=20768 塾生の方はこちらからログインください。]]> 【決定版】『英文読解の透視図』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/toshizu Wed, 29 Jun 2022 02:57:30 +0000 https://shotosha.com/?p=20765

『英文読解の透視図』の対象 文法知識が一通り頭に入っており、さらに上のレベルの学習をしたいと考えている東大、京大、一橋大の志望者。 あるいは、難度の高い英文解釈問題、英文和訳問題が出題される難関大の志望者が対象となります ... ]]>

『英文読解の透視図』の対象

文法知識が一通り頭に入っており、さらに上のレベルの学習をしたいと考えている東大、京大、一橋大の志望者。

あるいは、難度の高い英文解釈問題、英文和訳問題が出題される難関大の志望者が対象となります。

『英文読解の透視図』の特徴

本書『英文読解の透視図』は、しばしば難易度の高い参考書として紹介されます。事実、難易度は高いのですが、それは次のような特徴があるからです。

『英文読解の透視図』の特徴①

本書『英文読解の透視図』における解説は、基本的な文法事項が頭に入っていなければ理解できません。

基本的な事項については説明を省いている場合もありますので、『Vintage』『Next Stage』『Scramble』などの英文法問題集が5割以上解ける状態になっている必要があります。

『英文読解の透視図』の特徴②

本書『英文読解の透視図』は、文法事項を網羅するような参考書ではなく、特に受験生が難しいと感じることの多いテーマを中心に解説したものとなっています。

例えば、仮定法や比較表現、省略、倒置、挿入などが主なテーマです。そのため、こういったいわば「深掘り」ともいえるテーマに手を付ける余裕がある人しか対象となりません。

『英文読解の透視図』の特徴③

刊行が1993年と古いことから、英文や解説についてもやや堅苦しいものが多く、難しい文章を読みなれていないととっつきにくい書籍でもあります。

『英文読解の透視図』の特徴まとめ

こういった難易度の高さにもかかわらず、最難関大受験者には長く愛用され、本書を身に付ければ解けない問題がなくなるとさえ言われることもあります。

それは、他の参考書では丁寧に扱われないような内容について厳選された問題を用い、詳しい解説を加えているためです。「痒い所に手が届く」のが本書の最大の強みです。

本書『英文読解の透視図』は、基本的事項を身に着けた上で最難関大の英文解釈にも対応できる発展的知識を身に着けたい人にはおすすめの参考書となっています。

『英文読解の透視図』の欠点

欠点も把握した上で、使用する人は使用しましょう。

『英文読解の透視図』の欠点①

本書が現代的でない点が挙げられます。

初版の発行は1993年で、そこから内容や出典問題の改定は行われていません。時代を反映した問題は扱っておらず、出題傾向に合わせられているわけでもありません。そのため、出題傾向については自ら過去問などを確認し、時事テーマについても他の方法で学習する必要があります。

『英文読解の透視図』の欠点②

解説や日本語訳が堅苦しい点が挙げられます。

解説は近年のわかりやすさ重視の参考書の傾向とは異なり、堅苦しく、また1から10まで説明してくれるわけでもありません。「我々」など、今は使われないような日本語訳も用いられています。

ただし、これらの欠点を補って余りある充実した内容が掲載されているため、古い文章にアレルギーの無い人であれば問題なく取り組めるでしょう。

『英文読解の透視図』に入る前に…

改めて、本書が自分にとって本当に必要か、志望する大学の過去問を見て確認してください。

多くの受験者にとって本書はオーバーワークになりがちです。難しい英文解釈が出題されない限りは取り組む必要はありません。

取り組む必要性が確認出来たら、『Vintage』『Next Stage』『Scramble』などの英文法問題集を5割以上解ける状態にしてから入るようにしてください。

『英文読解の透視図』の使い方

問題を解いていく

最初から順番に解いていきます。内容の難易度も後半になるにつれて上がっていくため、あまり読み飛ばさずに通読していくようにしてください。

例題にすら歯が立たないレベルであれば、この参考書はオーバーワークです。使用を中止してください。

チャレンジ問題にトライする

例題がある程度解け、解説が理解できる場合は、解説を読み込んで理解したうえでチャレンジ問題にも取り組みましょう。

英語に限らず、知らないことを知るための勉強は、①足りない力の認識→②インプット→③アウトプット→④振り返り→①足りない力の認識→・・・の繰り返しです。まずは例題で足りない力を認識し、解説を読んでインプット、そしてチャレンジ問題でアウトプットし、振り返りを行う。このサイクルを、知識や解き方が定着したと思うまで繰り返しましょう。

復習する

例題、チャレンジ問題どちらも、解けなかった問題には×マークを付けておき、復習する際は×マークのついた問題だけを対象にします。

以上、×マークしか付いていない問題がなくなるまで繰り返します。

『英文読解の透視図』は東大・京大受験生にとっても必須ではない

大学受験の傾向として、「複雑な短文を和訳させる」問題から、「単純な長文の大意を掴む」問題に変わってきています。和訳問題が比較的しっかり出題される東大・京大であっても同様ですし、そもそも精読できるようになるためにこそ、長文の大意を掴むスキルが必要なのです。

というのも、和訳というのは大意や前後の文脈を踏まえ、下線箇所の単語などから「こんな内容になるはず」という意味が先にありきで、それに沿うようにして適切な和訳を選択していく、という操作が必要になります。

このアプローチは、従来の「単語や文章構造を見抜き、直訳し、意訳する」といったアプローチとは逆になります

多くの難関大受験生が「これまでは、英語ができるようになるためにはもっと複雑な構造の英文が解読できるようにある必要があると思っていたけど、実際に必要だったのは、多読多聴を通して英文の概要を掴み、問われていることに正確に答えることだった」と答えます。

本書のような一昔前の入試に適用した問題集に取り組むより、東大・京大、あるいは旧帝大の近年の過去問を解いたほうが、良質な問題に当たることができます。

本当に本書『英文読解の透視図』に時間を使うべきかは再考しましょう。

『英文読解の透視図』の習得レベル

レベル1:解説を読んで理解ができる。

レベル2:5割以上の文章が、文章構造を見抜いた上で、和訳できる。

レベル3:8割以上の文章が、文章構造を見抜いた上で、和訳できる。

『英文読解の透視図』の目次

内容
第1章英文構造の透視図
 第1講要素の確定・移動
 第2講成句的動詞表現とその後続要素の確定
 第3講接続詞ans/but/orの結ぶもの
第2章省略・倒置・挿入・強調の透視図
 第1講省略
 第2講倒置
 第3講挿入
 第4講強調
第3章仮定法・比較表現の透視図
 第1講仮定法の諸問題
 第2講比較表現全般における諸問題
 第3講重要比較表現における諸問題


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【決定版】『大学入試英作文実践講義』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/eisakubun-zissenkogi Tue, 28 Jun 2022 10:33:49 +0000 https://shotosha.com/?p=20759

【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール 難関大受験生向けに、英語の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。 『大学入試英文実践講義』の特徴 本書『大学入試英文実践講義』の「例題」は、単に文法 ... ]]>

【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール

難関大受験生向けに、英語の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。

『大学入試英文実践講義』の特徴

本書『大学入試英文実践講義』の「例題」は、単に文法事項を知っているだけでは回答できないような問題です。

日本語特有の言い回しが多く使われており、直訳で英語に直してしまうと非常に不自然な英文ができあがります。直訳ではない英作について身につけるための問題集が本書『大学入試英文実践講義』です。

また、学校や塾の先生に自分から添削をしてもらに行くのが苦手だという方、そもそも添削をしてくれる人が身近にいないという方にとっても使いやすい問題集となってます。

『大学入試英文実践講義』とは

本書『大学入試英文実践講義』は、大学入試2次試験の英作文対策に特化した参考書です。

「構文」や「関係詞」といった大きなテーマがあり、それぞれに「付帯状況」や「thatの使い方」など小さなテーマがあります。そして、小さなテーマごとに

  • 例題
  • 生徒の答案
  • 添削授業(GRAMMAR&USAGE、STYLE)
  • MODEL ANSWER
  • 実践演習

が掲載されています。それぞれについて簡単に説明します。

『大学入試英文実践講義』の「例題」

小さなテーマを使用する問題です。

『大学入試英文実践講義』の「生徒の答案」

実際の生徒がこの問題に対して提出した答案と筆者の採点。各ポイント何点減点かと、正しい表現方法が記載されています。

『大学入試英文実践講義』の「添削授業」

「生徒の答案」で間違いがあったポイントを詳しく解説しています「GRAMMER&USAGE」と「STYLE」の二つに分かれています。前者は文法や語法で誤りのある箇所の説明があります。後者は、日本語を無理矢理英語に変えようとして、不自然な表現になっている箇所についての説明があります。難関大学の英作で差がつくのは、「いかに自然な英語で文を作るか」なので、「STYLE」は必見です。

『大学入試英文実践講義』の「MODEL ANSWER」

筆者が作成した模範解答です。

『大学入試英文実践講義』の「実践演習」

「例題」と同じ小さなテーマを使用する問題が記載されています。「例題」とほとんど同じような問題の時もありますが、一見して同じテーマの問題に見えない時もあります。

『大学入試英文実践講義』の使い方

何も見ずに「例題」に対する答えを自分で作成する。

まずは自力で解けるかテストしてみましょう。

わからないからといって、文章すべての作成を放棄しないようにしてください。

「生徒の答案」と見比べる。

「生徒の答案」と見比べて、同じ箇所を同じように誤っていないか確認しましょう。

間違えた場合、他人に添削してもらってもよいのですが、表現のストックがない状態で添削してもらっても学びが少なく効率が悪いので、まずは徹底的に表現をインプットすべきです。そこで、「MODEL ANSWER」を読み、知らなかった表現、今後使い勝手がよさそうな表現は、すべてストックして覚えていってください。

「添削授業」をよく読む。

Step2で減点がなかった人は、このStep3に時間を割かなくても良いです。Step2で減点項目があった人は、その箇所の説明を「添削授業」で読みましょう。「なぜその答えでは誤りなのか」「こういうテーマの時はどのような表現をよく使うのか」などを習得しましょう。

もう一度「例題」に対する答えを作成する。

Step3を終えたらすぐ、もう一度「例題」に対する答案を作成してみましょう。

「添削授業」を読み、最初の答案を満点に修正できた自信がある人は修正した答案を、自信がない人は「MODEL ANSWER」を一字一句暗記した答案を書いてみましょう。もう一度答案を作成しても、また減点項目がある人は、その日のうちに満点の文章を書けるように何度もStep1~Step4を繰り返しましょう。

定期的に同じ「例題」に対する答えを作成する。

復習を定期的におこないましょう。

短期記憶にならないよう、Step4までをやり遂げた日から3日以上空けて「例題」を解いてみてください。スラスラと満点の答案が書けたら、もうそのテーマは身についているので、模試の前に復習する程度でOKです。

減点項目があった場合は、満点の答案が再度書けるようになるまで、Step1~Step4を繰り返しましょう。

『大学入試英文実践講義』の問題掲載数

『大学入試英文実践講義』【標準編】

大きなテーマ9個、小さなテーマ46個

『大学入試英文実践講義』【上級編】

16個

『大学入試英文実践講義』【付録】英作文基本文例

大きなテーマ6個

『大学入試英文実践講義』の取り組み方

標準編の「例題」を「『大学入試英文実践講義』の使い方」を参考に完璧にすれば、二次試験の英作文には十分です。

ただし、上級編までこなしてみるとより細かなテーマにも対応することができるようになるため、余裕があれば標準編と同じ方法で取り組んでみましょう。

なお、各テーマ、最後についている「実践演習」は取り組まなくてもよいです。力試しとして使用したい人は、解いてみると良いですが、説明なしの模範解答しか掲載されていないため学習効率が低いです。

『大学入試英文実践講義』の習得レベル

レベル1:【標準編】例題の5割以上で、減点なしの答案を作成できる。

レベル2:【標準編】例題の8割以上で、減点なしの答案を作成できる。

レベル3:【上級編】を含む例題の8割以上で、減点なしの答案を作成できる。

『大学入試英文実践講義』に対するよくある質問と回答

Q.この手の答案添削系問題集では、自分の答案とは違った間違いが掲載されていることも多い(というよりそちらのほうが多い)と思うのですが、擬似的に添削を受けるために使用するというより、よくある間違いというコンテンツを通して知識を増やしていく(人の振り見て我が振り直せ的な)イメージがあるのですが、その側面も大きいでしょうか?

A. まさにおっしゃる通りです。「人のふり見て我がふり直せ」的に使用していく感じが主です。

ただ、筆者はこの問題は必ずこういうミスをしてくる生徒がいるという考えのもとで例題を掲載しているので、答案例と同じ間違いをしているケースも多々あります。

例)

「〇〇は当然のことだよ」

よくある答案

「It is natural〜」

自然な回答

「It is no wonder〜」

この問題の場合、多くの人が「よくある答案」の方を書いてしまうでしょう。ひっかからなかった人は、「こういうミスをする人もいるんだな、気をつけよう」という程度で解説を読んだらいいです。



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【決定版】『基礎英作文問題精講』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/kisoeisakubun-mondaiseiko Tue, 28 Jun 2022 10:06:09 +0000 https://shotosha.com/?p=20756

【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール 難関大受験生向けに、英語の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。 『基礎英作文問題精講』の前にやること 『基礎英作文問題精講』は特に難しい構文や単語 ... ]]>

【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール

難関大受験生向けに、英語の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。

『基礎英作文問題精講』の前にやること

『基礎英作文問題精講』は特に難しい構文や単語は使っていません。しかし、最低限の単語、文法知識がなければ非効率です。

単語帳は『システム英単語』の見出し語を8割以上覚えられている状態、文法問題集は「文法」「語法」セクションが5割以上解ける状態になってから入るようにしましょう。『Vintage』『Next Stage』『Power Stage』『Scramble』であればどれでもOKです。

『基礎英作文問題精講』の特徴

非常に薄く繰り返し解き直しやすい

本書『基礎英作文問題精講』の特徴は、非常にコンパクトに必要な例文が問題形式で載っていることです。コンパクトであるがゆえに解説は少なめではありますが、文法書を一冊準備しておけば問題ありません。

『基礎英作文問題精講』の使い方

発話できるかテストする

英文暗記をする際、よくやってしまいがちな非効率な勉強法の一つに、最初から手を動かして英文を書くというものがあります。英文を書くとどうしても時間がかかってしまい効率が悪いです。

そこでまずは、日本語を見てその英訳が「発話できるか」をチェックしていきます。発話できなければ、当然手で書くことなんてできないからです。

また、発話できるようになってくると、感情と英訳がリンクしていきます。ここがリンクしてくると、表現したい英語があったとき、自然と英語が浮かんできやすくなります。

この2つのメリットから、まずは日本語を見て英語で発話できるようになることを目標にします。

解けなかった問題にチェックをつける

時間効率を考え、解けなかった問題にマークをつけてその問題だけを繰り返してください。解けるようになった問題は繰り返し解く必要ありません。

解けなかった問題を繰り返す

解けなかった問題を暗記しますが、どうして自分は間違ったのかという点に注意を払うとより覚えやすくなります。稀に解答に別解がついていることがありますが覚えるのは、どちらか一つの解答だけで問題ありません。

STEP.1~3を間違えた問題で繰り返す

間違えた問題をやり直す際には短期記憶になるのを防ぐため、少なくとも3日以上の期間をあけてからにしましょう。

手で書けるか確認する

8割以上の英文が発話できるようになったら、次は手で書けるか確認していきます。

基本的に発話できるものは書けるのですが、たまに綴りがわからなかったり、書いてみると合ってるか不安になることがあります。

そもそも勉強には「テスト−練習一致の法則」というものがあります。要は、テストされるのと同じ形式で勉強していくと効率的ということです。

さらなる効率化のために発話するプロセスを挟みますが、最終的にはテストと同じく「手で書けるか」の確認をして仕上げてください。

『基礎英作文問題精講』の習得レベル

習得レベル1:ひと通り通読した

習得レベル2:日本語の8割以上を英語で発話できる

習得レベル3:日本語の8割以上を英語で書くことができる



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【決定版】『日本史の論点』の使い方とレベル https://shotosha.com/textbook/specific/nihonshi-ronten Tue, 28 Jun 2022 09:07:40 +0000 https://shotosha.com/?p=20748

[推奨]松濤舎の指定問題集です。 『日本史の論点』とは? 日本史の論点は、国公立大学の二次試験に出題される論述対策のための参考書兼問題集です。 『日本史の論点』の特徴 『日本史の論点』の対象者 特に長文の論述問題が課せら ... ]]>

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『日本史の論点』とは?

日本史の論点は、国公立大学の二次試験に出題される論述対策のための参考書兼問題集です。

『日本史の論点』の特徴

  1. 合計120 以上の論点について説明文と要約問題が掲載されており、これ一冊をしっかりこなせば多くの国公立大学二次試験の論述に応用できる“歴史的な見方”が身に付く
  2. 教科書に載っていない詳細な説明や、事項や年号の暗記などといった表面的な学習では見落としてしまうような”視点”を学ぶことができる
  3. 指定された文字数に解答をまとめるため、情報を取捨選択する練習になる

『日本史の論点』の対象者

特に長文の論述問題が課せられる大学の対策に使えます。

東大はもちろん、京大の過去問にも似た論点がこの本で挙げられていたので、幅広い大学で過去問の復習に使うことができます。

『日本史の論点』を使う時期

二次試験用といっても、一つ一つのトピックの内容が深いので、直前に詰め込むというよりも、春・夏ごろから、基本的な事項の学習を終えた単元について使用し始め、半年〜一年かけて完成させるような使い方がおすすめです。

『日本史の論点』は復習用に使用する

本書『日本史の論点』は予習用として使うには向きません

なぜなら、本書『日本史の論点』は受験日本史の範囲から特に論述問題に頻出のトピックを抽出しており、必ずしも日本史の流れを完璧に押さえているわけではないからです

そのため、一通り日本史の流れを学習し終えてから取り組むか、学習し終えた単元から取り組むか、どちらにせよ復習の形で使用することなります。

『日本史の論点』の使い方

解く

日本史の論点は、各トピックに数十行の説明文があり、それを120字で要約する【課題1】と、90字で要約する【課題2】がついています。トピックによっては、【課題1】が90字、【課題2】が60字のものもありますが、要約問題は一題解くのに結構な時間がかかってしまうので、文字数の多い【課題1】だけ解いてください

この要約問題を解くことを通して、トピックの中でも特に重要な部分はどこか、自分で探っていきます。この際、マーカー等で細めに要約に使いたい部分に線を引いておくとわかりやすいです。

答え合わせ

STEP.1 で作った要約の答え合わせをします。

付属の例文集に要約例が載っているので、自分の解答と照らし合わせて足りなかった部分やまとめきれずに文字数が多くなりすぎてしまった部分などをチェックしていきます

その際、ノートに赤ペン等で訂正したり、要約例を参照しながら自分なりの正解をつくったりすることも重要ですが、ノートだけではなく本体の方にも書き込みを行ってください

具体的には、本文のうち、要約例に用いられていた部分にマーカーを引いていきます。自分が解く際に目印に引いた下線より派手な色にし、また引き方も細めではなくペン幅を使って目立つようにするとよいです。

要約例には、本文の長めの文・フレーズがそのまま使われている部分と、キーワードのみを抽出してそれを一見本文とは少し違った繋げ方をしていたり、本文とは別の表現に置き換えてられていたりする部分があります。

前者の場合には、該当する部分にそのまま線を引くだけで問題ありません。

しかし、後者の場合には、そのまま使用されているキーワードに線を引いた上で、言い換えられていると思われる部分を推測し、そこにも細く線を引いていきます。また、文字数の少ない【課題2】の要約例も参照し、課題1の要約例には使用されていても課題2の要約例にはしようされていない部分には、点線でマーカーを引きと、重要度の順位付けをしてください。

復習

STEP.1とSTEP.2を一通り解き終えたら、2周目に入ります。ただし、STEP.1でも述べたように、論述を行うのには時間がかかるため、本文を読み、要約例と照らし合わせたらOKです。

読む際は、STEP.1で自分が論述する際に引いたマーカー、STEP.2で要約例を参照して引いたマーカーに注意しながら読み、重要な点を復習します。

また、日本史の論点の説明文には、要約例に使われている部分でなくとも、教科書に載っていない詳しい説明や表面的な学習では見逃しがちな知識が含まれていることがあります。そういった部分で、特に理解に役立ち、また重要であると思ったところには、また別の色でマーカーを引いておくのがおすすめです。

入試問題との照らし合わせ

冒頭で『日本史の論点』が「参考書」兼問題集であると書いた最大の理由は、本書が二次試験の問題演習で答え合わせをする際に活用しやすいからです。

特に東大の問題に関していうと、日本史の論点の著者の一人は、いわゆる赤本の東大日本史の著者でもあります。そのため、赤本の解答のまとめ方や用いられているキーワードが『日本史の論点』の本文・要約例と類似しています。

また、日本史の論点は60個あるトピックそれぞれにつき2つ以上の論点について説明しているため、合計120以上というかなりの数の論点を掲載していることになります。そのため、東大に限らず多くの国公立大学の日本史論述問題の出題ポイントを押さえてあり、入試問題を解いた際に重複・近似しているトピックを見直すと、着目しなければいけない点がどんどんわかるようになり、論述問題が解きやすくなっていきます

例えば、本文のうち過去問に登場したことがある部分にはボールペンで下線を引いたり、復習しやすいように付箋を貼っておくとよいでしょう。

入試問題の復習に限らず、別の教材や授業で得た知識を、本文に補完する形で書き込んで自分なりにカスタマイズしていくのもおすすめです。

『日本史の論点』と教科書の違い

日本史対策でメインに使用することが多い教科書ですが、本書『日本史の論点』は教科書とは視点の提示の仕方が異なっていることが多い上、教科書ではなあなあにされていたりさらっと流されてしまっているようなことを補完してくれます。

教科書レベルの事項や見方なら、高校や塾などで授業を受ければ身につけられますが、東大など国公立の論述でほかの受験者と差をつけるためにはより多角的な視点を身につけた方が良く、教科書を繰り返しやるよりもおすすめです。

『日本史の論点』の習得レベル

レベル1:本文を読み、要約文を頭の中で作ることができる。

レベル2:ポイントを掴んだ上で、模範解答とほぼ同じ要約が作れる。

『日本史の論点』の目次

トピック内容
1原始社会の墓制
2律令国家の土地・人民支配
3律令国家の地方支配
4律令国家の中央行政
5律令国家と天皇
6律令国家の対外関係
7古代の文化と対外関係
8古代の仏教
9中世社会の形成
10武家政権と朝廷
11鎌倉幕府の運営
12鎌倉幕府の軍事動員体制
13古代・中世の物資流通
14南北朝の動乱
15室町幕府の全国支配
16中世後期の対外関係
17中世後期野村
18中世後期の一揆
19戦国大名
20中世の仏教
21太閤検地
22江戸幕府の大名支配
23江戸幕府の政治機構
24江戸幕府と朝廷
25中世・近世移行期の対外関係
26江戸幕府の鎖国制
27江戸時代の村
28江戸時代の町
29江戸時代の経済と大坂
30江戸時代の地域経済の発達
31江戸時代の貨幣制度
32財政問題と幕政改革
33江戸時代の経済と株仲間
34江戸時代後期の内憂外患
35安政の五カ国条約
36明治新政府の成立
37大日本帝国憲法の制定
38明治憲法体制下の内閣
39明治憲法体制下の軍隊
40明治憲法体制下の議会
41明治憲法体制下の政党政治
42大正デモクラシー
43地租改正
44資本主義経済の成立
45明治期の貨幣・金融制度
46大戦景気
47金輸出解禁
48昭和恐慌からの脱出
49戦時経済体制
50財閥の形成と展開
51経済の民主化と復興
52高度経済成長
53明治期の日清関係
54帝国への成長
55ワシントン体制と日本
56アジア太平洋戦争
57朝鮮戦争
58日米安保体制
59近現代の教育
60琉球・沖縄


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【決定版】地理A・地理Bの違いと選択について https://shotosha.com/principle/general/chiri-ab Mon, 13 Jun 2022 08:58:55 +0000 https://shotosha.com/?p=20667

結論

結論としては、地理Aのほうが地理Bより難易度は低いので、選択できるのであれば地理Aを選択するとよいです。しかし、両者に明確な違いがあるわけではないため、やるべき対策は大差がないというのが現実です。

範囲

学習指導要領で正式に発表されている「内容」はありますが、抽象的であり、わかりやすい包含関係もありません。

地理A

(1) 現代世界の特色と諸課題の地理的考察
 ア 地球儀や地図からとらえる現代世界
 イ 世界の生活・文化の多様性
 ウ 地球的課題の地理的考察

(2) 生活圏の諸課題の地理的考察
 ア 日常生活と結び付いた地図
 イ 自然環境と防災
 ウ 生活圏の地理的な諸課題と地域調査

地理B

(1)様々な地図と地理的技能
 ア 地理情報と地図
 イ 地図の活用と地域調査

(2) 現代世界の系統地理的考察
 ア 自然環境
 イ 資源,産業
 ウ 人口,都市・村落
 エ 生活文化,民族・宗教

(3) 現代世界の地誌的考察
 ア 現代世界の地域区分
 イ 現代世界の諸地域
 ウ 現代世界と日本

出典元:文部科学省

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2014/10/01/1282000_3.pdf

ざっくりですが、過去問を見た印象としては、確かに日常生活(食べ物など)や現代の社会問題(災害や環境、人口問題など)にかかわる出題は多いと感じました。つまり、地理Aでは現代社会の課題や日常生活との関連がより重視されており、系統地理の理論的な部分はやや軽くなっているようです。

しかし、全体としては地理Bと変わらず広範で、地形図の読み取りをはじめ資料問題も多々出題されており、明確に学習範囲を減らせるものではないと結論いたしました。過去問では地理Bと共通した問題も出題されています。

また、地理Aでは地誌重視という情報も見かけましたが、典型的な地誌の大問は1問程度で、結局は総合的な基礎が必要になっています。

難易度

地理Aの方が基礎的で、地理Bの方がやや細かい知識を要求する内容になっています。

どちらを選ぶか

地理Aが選択できるのであれば地理Aを選択しましょう。ただし、範囲に差がなく参考書も地理B向けを用いるため、地理B受験に比べ学習時間を大幅に削ることは期待できません。

対策法

地理Aに特化した参考書はほぼないので、地理Bの参考書を利用することになります。

過去問演習は地理Aで行いましょう。

注意

受験校に大きな制限がかかるので、地理Bを要求する大学を受験する可能性が少しでもある場合は、地理Bの受験を前提とした学習を進めておく方が無難です。


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【決定版】正しい「モチベーション観」とは? https://shotosha.com/principle/life/view-of-motivation Thu, 05 May 2022 06:18:20 +0000 https://shotosha.com/?page_id=20507

東大・京大・一橋・医学部生の「モチベーション」に対する認識とは? モチベーションというものをどのようなものだと認識し、どう捉えているかということを「モチベーション観」と呼びます。 このモチベーション観が、東大をはじめとす ... ]]>

東大・京大・一橋・医学部生の「モチベーション」に対する認識とは?

モチベーションというものをどのようなものだと認識し、どう捉えているかということを「モチベーション観」と呼びます。

このモチベーション観が、東大をはじめとする難関大生と、一般的な高校生との間に大きな格差があることが、松濤舎の調査でわかりました。

難関大生のモチベーション観を知り、自分の感覚をそちらに擦り合わせることによって行動を変え、成績を比較的に向上させることができます。

考えること自体がしんどいもの

難関大生は、そもそもモチベーションのことを考えることそのものが面倒でしんどいもの、といった認識を持っています。

モチベーションが上がらないことが苦痛なのではなく、

「モチベーションが上がらない、どうしたらいいだろう」
「今日も勉強のやる気がおきない、自分はダメだな」

と、罪悪感を感じること自体をストレスだと感じているのです。

人は自己憐憫を心地よく感じることがあります。自己嫌悪が、やさぐれた気持ちを癒やしてくれる効果があるのです。誰かから慰めの言葉をかけてもらえるかもしれませんし。

しかし、不健全な心地よさはいつかは破綻します。自己嫌悪というストレスを回避し、モチベーションを意識しなくていいようにしているのが難関大生の特徴です。

では、モチベーションを意識しないとはどういうことでしょうか?

アンコントローラブルで不安定なもの

難関大生は、モチベーションのことを考えることはストレスだけど、勉強はしないといけないと思っています。つまり、モチベーションというものを意識しなくても勉強が継続するように工夫しているということです。

例えば、学校が終わったらそのまま自習室に行って、何時まで勉強したら家に帰って寝ることをルーティンにしていたり、です。

根底には、モチベーションはアンコントローラブルで、しかも不安定なものだという認識があります。制御不能で、しかもランダムに下がることがわかっているものを意識しても、意味がありません。

工夫すべきだが、出ないときは出ないもの

難関大生も、勉強が手に付かないときはあります。対策として、さまざまな工夫はしているようでした。しかし、工夫自体は、世間的によくあるものばかりでした(オープンキャンパスに行く、目標を壁に貼る、など)

面白いのは、やる気がないからといって自己嫌悪には陥らず、出ないときは出ないと割り切り、勉強を切り上げたり息抜きをしたりしていた点です。

なぜこれができるかというと、気分が乗らないことがあることを見越し、普段から余裕を持って勉強時間を確保しているからです。

あまり勉強していない人ほど、モチベーションが下がって勉強できないことに焦りを感じるのですが、普段からモチベーションのことを考えずに淡々と勉強している人ほど、余裕を持って勉強時間を確保してきた意識があるので、気分が乗らなくても自己嫌悪を感じることなく、勉強から離れることができるのです。

自分の成長に注目すると継続しやすいもの

難関大生の工夫で多かったのは「昨日との自分」と比較です。昨日の自分と比較して、一つでも多く知識が増えていることを喜びと感じていました。

ちなみに、人は一度見聞きしたものは頭の中のどこかに存在しており、「忘れた」というのはあくまでも脳の中を検索できないだけであって、情報が消去されたわけでないという説が有力です。また、あえて期間を置き、忘れてから覚え直した方が長期記憶につながることが、科学的に知られています。

つまり、今日、1単語でも目にしたのなら、今日の自分は昨日の自分より確実に成長しているのです。こうしたことに目を向けると、比較的勉強が継続しやすいようです。

そもそも成績が悪ければ上がらないもの

最後に。難関大生は、成績が悪ければ、モチベーションなど上がるはずがないとも考えています。やる気が起きないのであれば、成績を上げることに集中しましょう。

成績アップは唯一の処方箋であり、万能薬でもあります。

一番よくないのは、モチベーションというアンコントローラブルものばかりに目が向き、それをどうにかしようと思って無為に時間を使い、勉強せず、成績も上がっていないという状況です。

そんな状況から抜け出せていない人は非常に多いのではないでしょうか?

まとめ:モチベーションのことを考えているうちはモチベーションは上がらない、という逆説的な真実

難関大生に共通していたのは、モチベーションはアンコントローラブルで不安定なものだから、モチベーションというものを考えなくても勉強が継続するようにしていたという点です。

モチベーションのことを考えないことが、継続的に勉強する秘訣ということですね。

注意すべきは、モチベーションを考えないことが、モチベーションを”上げる”わけではない、ということです。モチベーションを考えないことが、”継続的な勉強に繋がっている”というだけです。

継続的に勉強している人を見て「あの人はモチベーションが高い」と周りの人は思うかも知れませんが、実態は、モチベーションという概念から離れ、離れることによって気分に左右されず勉強できているのです。

モチベーションという感情とどう付き合っていくか、それをマネージしようと考えた時点で、勝ち目のない相手と戦ってしまっているということです。これを機に、モチベーションという感覚に振り回されず、継続的に勉強できる状況を作ってみてください。

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一部だけ公開していますが、基本的には塾生限定です。モチベーション観をはじめ、難関大生のさまざまな学習観を知ることが根本的な認識を変え、思考のスタンスを変え、学習効率を飛躍的に向上させます。

https://shotosha.com/category/view

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【決定版】60代で女子医に正規合格した方の受験勉強 https://shotosha.com/gokaku/2022/interview-1 Mon, 18 Apr 2022 10:10:37 +0000 https://shotosha.com/?p=20389

はじめに

本年度(2022年度)、60代で東京女子医科大学医学部医学科に正規合格された方に、約1時間インタビューさせていただきました(松濤舎の卒業生からの紹介)

私立医学部は、特に年齢によって”差別”されることがあると言われます。しかし、年齢”だけ”で判断されることはなく、筆記試験やそれまでのキャリアから総合的に判断されることがわかる事例です。

ご本人様からは「(私が合格したことで)皆さんを力づけてほしい」と、インタビューの公開をご快諾いただきました。

参考になれば幸いです。

インタビュー

※松濤舎でインタビューしたものをテキスト化し、ご本人様に確認いただいた上で掲載しています。

修士課程修了後、外資系の製薬会社で研究職として働く

北陸地方の国公立大学薬学部を卒業したあと、修士課程まで修了しました。その後、製薬会社の研究職に就職。当時は、女性の修士は就職に不利で、内資系企業は学士卒しか採用してくれなかった時代です。そのため外資系製薬会社に研究職として就職しました。それから25年間、創薬の研究をしていました。

あるとき、自分の研究をしていた抗がん剤が臨床試験に進むことになりました。臨床試験で医師と仕事をする過程で自分も医師になりたいと思ったことが、医学部受験を始めることにしたきっかけです。

神奈川の予備校で2年間勉強

通っていた予備校は、8時半〜夜10時まで開いていました。そのため、月〜土の9時〜21時まで行き、12時間×6日勉強していました。外に食べに行くと時間がかかるので、お弁当を2つ持って行き、ご飯の時間以外は勉強に充てています。主婦なので、家に帰ったあとは家事をしていました。

数学と化学はすっかり忘れていたため、塾では個人授業も受講。パックで受講すると安くなるようだったので、得意だった英語・生物を含む全科目を受講しました。1コマ=2時間授業で、数学4コマ、英語2コマ、化学1コマ、生物1コマでした。ちなみに、最初から国公立は諦め、私立に絞って勉強していました。

もともと1年計画だったのですが、1年目はどこも1次試験すら通らず、迷った末に2年目も継続。2年目は、4つの医学部で1次合格しましたが、3つの大学は不合格。女子医だけ正規合格しました。

受験開始時の成績

河合塾の全統記述模試の偏差値で、英語58、数学45、生物55、化学45でした。

最終的な成績

英語と生物は70くらい、数学と化学は60ちょっとでした。

外資系だったので英語は大丈夫で、生物系の仕事をしていたので生物も得意でした。化学は、有機化学は大丈夫だったのですが、理論化学・無機化学が苦手でした。数学も苦手でした。

使用していた問題集

英語:過去問を含むさまざまな教材

数学:1年目は黄色チャート、2年目で青チャート

化学:セミナー化学

生物:セミナー生物

英語は得意だったが苦労した

外資系企業に務めていて日頃から英語は話せていましたし、論文も日々読んでいたのですが、大学受験は別物でした。英語は話せても英文法は全然違います。正直、文法はわからなくても喋れるのにな、と思いながら勉強していました。

他科目も含めて全体的に、受験は受験として、受験に特化した対策をしないといけないなと思いました。

あと、英語は模試と各大学の個別試験の内容は違うなと思ったので、模試よりも過去問をやったほうがいいと思います。最後の半年は毎日1年分、受けそうな大学の過去問をやっていました。

それでも、単語帳は毎日30分、文法も毎日30分やっていました。そのあと過去問をやり・・・という感じです。医学的な内容の問題が出題されたときはラッキーと思っていましたが、帝京や東医ではテーマが哲学だったりしましたし、やはり文法が細かいところは実務と違っていて苦労しました。

英語はとにかく毎日やっていました。

数学は定着と応用に時間がかかった

数学は、理解はできるのですが、解こうとすると解き方を忘れてしまっていることが続きました。あとは、応用が効かないことがよくありました。ちょっと違う問題が出ると対応できないといった感じです。

毎日数学の問題を一定量を解くようになってから解けるようになりました。とにかく反復するしかないんだなと、このとき思いました。

1年目は本当に、勉強の仕方すらわからなかったです。最終的に、青チャートはコンパスマーク3個くらいまでは解けるようになっていました。

化学は無機の暗記、理論の理解に時間がかかった

化学は無機の暗記が苦手でした。1年目はちっとも覚えられませんでした。2年目はゴロ合わせも含めてなんとか覚えることができました。通学時間も活用してテスト形式で覚えていました。理論化学も理解するのが大変でしたが、2年目に理論化学の問題を週2回くらい解いていて、何回も繰り返してやっと解けるようになりました。

数学と同じく、理論化学の事象の理解はできたのですが、問題として出題されたときに解き方が出てこない、答えられないという感じでした。問題を解く練習をしないといけないんだなと思いました。

生物は実験問題が得意で、暗記は暗記でしなければならなかった

生物は暗記しなければどうしようもない科目でした。授業で使った問題集(セミナー生物)は3回はやりました。出来なかった問題には印をつけて、それができるようになるまで何回もやっています。最近の生物の問題は、問題文が長くて知識がなくても解ける問題や実験問題が多くなってきていて、それは仕事柄、得意でした。高校生だとそういった実験問題に苦手意識があるかもしれません。

ちなみに、生物の教科書は本当にちゃんとしてると思いました。生物はどんどん新しいことがわかってきているわけですが、それが教科書に反映されていて。新しいことを論文を読んで学んでいましたが、ちゃんと教科書に反映されていたことに感動しました。

面接は厳しい内容だった

女子医は面接時間が長かったです。この年で始められてどうするか、など厳しいことも聞かれました。もちろん、なぜ医師になりたいのかなど普通のことも聞かれました。

なお、女子医は、女性医師として途中で辞めずに頑張って欲しい、といったことを入学後に言われることが多いです。また、グローバルで活躍してほしいというメッセージも多いです。これまで育児をしながら勉強したり、外資で働いていたこともあり、そういった経験をかっていただいたのかもしれません。他の大学でも厳しい質問は結構されましたが、その中でも女子医だけには価値を認めてもらえたのだと思います。

最後に

私も2年間、本当に不安で、やりたいからやってるはずなのに、何のためにやってるんだろう、本当に合格するのだろうかと思うことがありました。先例も少なかったので、このインタビューを通し、力づけられる方がいらっしゃると嬉しいです。

松濤舎からのコメント

非常に明るく、知的で、エネルギーに満ち溢れた方でした。人生100年時代、学習者の多様化が進む中でこのような合格事例は増えてくると思います。

勉強方法に関していえば、やはり問題集を繰り返し、解くことを通して定着させるという勉強法に行き着いています。英語も、やるべき市販教材が終われば志望校の過去問に入り、出題傾向に特化した勉強をしていくのが効率的です。

それでも2年間、毎週70時間以上を勉強しての合格でした。医学部受験は相変わらずハードルが高いですが、当たり前を徹底していけば必ず合格が見えてくるという好例と思います。

以上、参考になれば幸いです。


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【合格体験記】北海道大学工学部機械工学科(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/2022/hokkaido Thu, 07 Apr 2022 07:25:33 +0000 https://shotosha.com/?p=20121

▼入塾時期

高2の5月

▼最終成績

第二回全統記述模試

英語142(66.9)
数学113(61.3)
化学26(45)
物理74(75.5)

※カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:689点
R:90点
L:77点
数1A:64点
数2B:78点
物理:95点
化学:81点
日本史B:63点
国語:141点

▼合格校

北海道大学工学部機械工学科
慶應義塾大学理工学部学問A(正規合格)
早稲田大学教育学部(正規合格)

▼使っていた参考書/問題集

英語

  • シス単
  • 英文法・語法 Vintage
  • 和文英訳教本
  • 速読英熟語
  • 和文英訳の技術

数学

  • Focus Gold1A、2B、3

化学

  • 宇宙一わかりやすい高校化学
  • エクセル化学

物理

  • 宇宙一わかりやすい高校物理
  • エクセル物理
  • 名問の森

国語

  • 古文単語315
  • 漢文早覚え速答法

日本史

  • これだけ!日本史
  • 共通テストへの道 日本史

▼英語の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

やはり全ての基礎となるのは語彙量だと思いました。文脈から類推する力もとても大事だと思いますが、あまりにも分からない単語だらけだと類推すらできなくなるので、語彙はとても重要でした。

参考記事

▼数学の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

これは数学に限ったことではなく、化学とか物理とかにも言えると思いますが、問題を解く際に、「この問題を解けるようにするのではなく、この手の問題を解けるようにする」ことを意識することが非常に大事でした。

参考記事

▼化学の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

化学に関しては系統的な理解ができないところも結構あると感じました。そういうところは「ここは覚えるしかないな」と割り切ることも大切だと思いました。

参考記事

▼物理の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

物理は結構イメージが大事なので問題を解くことで物理的なセンスを養うことも大事でした。

参考記事

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

教材は数が多すぎるので、自分では選びきれないですし、どれが良いとかもわからないです。だから、経験のある人から教材を指定してもらえるのはとても助かりました。

課題は、1日単位に落とし込んで出されるのでとても分かりやすかったですし、実行しやすかったです。

▽指定された教材

指定された教材はどれも使いやすくて気に入っていましたが、その中でも特に良かったのは、『Focus Gold』『これだけ!共通テスト日本史』『和文英訳教本』の3冊です。

『Focus Gold』は問題がとても網羅的に載っていて、僕は数学の参考書これしか使っていませんが、このシリーズだけで十分に力が付いたなと思えるようなものでした。

僕は高3の12月頭まで日本史を避け続けていたので、その時点での日本史の知識はゼロでした。日本人なら誰でも知ってるレベルのことぐらいしか覚えてなかったです。でも、12月からこの『これだけ!共通テスト日本史』を読み始めて知識がどんどん増えていくのを肌で感じたのをよく覚えています。なぜかはよく分かりませんが、この本はとても覚えやすいです。

『和文英訳教本』はとても読みやすく作ってあり、和文英訳に関する知識が圧倒的に広がりました。

参考記事

▽勉強のやり方、問題集の使い方

できた問題は次はやらない、できない問題を解けるようにするという使い方はとても効率が良かったです。

▽週1面談、週1電話サポート

ここで志望校について、模試についてなどあるゆることの相談ができ、適切なアドバイスを頂けてよかったです。

参考記事

▽問題集の質問対応

メールで好きなタイミングで質問できるので質問しやすく、対応もメールなので後で見返したりできるところがよかったです。

▽進捗管理シート、過去問管理シートなどのツール

進捗管理シートによって、自分の勉強の進み具合の確認と、先生への自分の進捗状況の報告が同時にできるのでよかったです。

参考記事

▽模試指導

受けた模試ひとつひとつに対してコメント、アドバイス頂けて良かったです。

▽志望校決め、進路相談

志望校きめるに当たって、客観的な視点からのアドバイスがとても参考になりました。

▼これから受験する人に向けた応援メッセージ

受験はなるべくコツを掴んで要領よくやるのがいいと思います。努力ゼロでおっけーということじゃなくて、必要十分な努力をした方がいいと思うということです。要領の良いやり方はいろいろあると思いますが「できないことを克服する、できることはしない」というのは多分万人に使える効率の良いやり方だと思います。

できることはほっといてもできます。だからできないことを見つけて、それを潰しましょう。どの教科にも出題してほしくないようなところはあります。ただそれを、出題してほしくないなーで終わらせるのではなく、その分野こそ勉強してできる分野にしてください。苦手な分野を避け続けて最後試験でその分野が出た時すごく後悔すると思います。僕は数学の整数がそうでした。整数は苦手だとわかっていたのに結局最後まで逃げ続けて整数問題を解ける分野にしないでいてしまいました。しっかり入試で出ましたが、やはり解けなかったです。

「できないことを克服する、できることはしない」を実行するにあたってとても大切なことは、「できないこと」を見つけることです。この分野は自分苦手なんだと認めるのはいやかも知れませんが、しっかり認めましょう。学校の定期テストや模試では必ず何問かは間違えますよね。定期テストや模試で苦手な分野を見つけれたらラッキーです。その穴を埋めましょう。できないを見つけるために模試を受けてると思ってもいいぐらいです。

他にも穴を見つけて埋める方法があります。それは、松濤舎のシステムの1つでもありますが、問題集を解いていってできなかった問題には丸をつける、二周目は丸がついた問題だけを解き、解けたやつの丸は消す、三周目以降も同じようにしていき、どの問題にも丸がつかないようにする、という方法です。

この方法は本当におすすめなので絶対やってください。丸がどんどん少なくなっていくのもモチベーションになります。丸をつけた問題の解き方忘れてないかなーと気になるかも知れませんが、解かなくて大丈夫です。ちゃんと解けます。でも気になる人は、解けたけど、なんとなく今回たまたま解けただけのような気がする、根本から理解して解けたわけじゃない気がする問題には△印をつけてもいいと思います。僕もそうしてました。

あと、何でも丸覚えはやめた方がいいです。よくある公式なんかは覚えなくても秒で導出できるよなものがたくさんあります。なんでも丸覚えしないことによって、副産物的に色んなことへの理解が深まり他のことがさらに理解しやすくなるというメリットもあります。ただ、丸覚えするしかないものもあります。化学とか日本史とか。その辺はしょうがないと割り切ってください。つまり、丸覚えするしかない、と割り切るものと、これは覚えなくてもいける、というものを分けてやってほしいです。

あとは1日の時間割を決めるのがおすすめです。何時から何時が勉強で、休憩で、ご飯で、風呂で、というのを決めて毎日その通りにすごすのがめっちゃいいです。僕はそうした方がいいだろうなと思いつつも実行できないでいましたが、共通テスト直前期のときやっと実行できました。そのときはめちゃくちゃはかどりました。是非やってみてください。

参考記事

▼松濤舎代表による指導レポート

小学校受験から受験経験がなく、高校は附属大に内部進学する人が多い中、北大、慶應、早稲田に現役合格しました。関西の高校だったため早慶の情報もほぼない中でしたが、確実に合格したのは本当に素晴らしいです。

非常に要領よく課題をこなしていく生徒でした。報告される勉強時間は比較的少なかったのですが、陰で勉強していたのか、数学・物理ではコンスタントに高い成績を維持していました。

国語や社会、化学の暗記分野は後回しにしていましたが、最終的に共通テストでは高得点(=689点は今年、国公立医学部の公募推薦を通るレベル)を獲得。先に進めていた英数物で余裕ができたので高3の秋以降は国社に集中投下したという王道のスケジュールで進めたのですが、それにしてもスマートに勉強ができた子だと思います。

幼稚園受験・小学受験以降に受験をしておらず、さらに大学受験をするのが少数派である中、難関大合格者の「当たり前」を知り、徹底することで現役合格した好例です。

参考になれば幸いです。


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【決定版】松濤舎のオススメ文房具 https://shotosha.com/principle/general/stationary Wed, 30 Mar 2022 10:15:03 +0000 https://shotosha.com/?page_id=20065

松濤舎では、文房具によって偏差値など変わらないと考えています。 しかし、一定のクオリティは必要であり、文房具を揃えることに思考を使いたくないという人もいます。そういう人のために、お勧めの文房具をまとめました。 シャープペ ... ]]>

松濤舎では、文房具によって偏差値など変わらないと考えています。

しかし、一定のクオリティは必要であり、文房具を揃えることに思考を使いたくないという人もいます。そういう人のために、お勧めの文房具をまとめました。

シャープペンシル

製図用のシャープペンシルではありますが、学習用として非常に適しています。

非常に軽く、グリップ部分もソリッドなので、手の動きをダイレクトに紙に伝えてくれる感じがよいです。STAEDTLERのシャープペンシルは何種類か持っていますが、最も安価なこちらのシリーズが一番オススメです。

シャー芯

安くて折れにくいのが一番です。

鉛筆

何の変哲もない鉛筆です。マークシート用の太いシャープペンシルもありますが、当日故障されると困るため、ローテクなほうが安心感があります。

消しゴム

普通の消しゴムです。

細かい消しカスが出るものより適度にまとまる消しゴムのほうが掃除がしやすく時短ができます。その点、この消しゴムで特に不満なく使えています。

ボールペン

LAMYのボールペンは複数持っていますが、ずっと使っているのはこちらのサファリです。

適度に太くて握り心地がよいのと、軽いのがお気に入りのポイントです。インクの減りが遅いのも高評価です。

フリクションボール

ただの赤ペンより、消せるペンのほうが何かと便利です。

個人的には校正時の必需品となっています。

クリアケース

書類を整理するのに役立ちます。

模試をしまっておいたり、科目ごとにプリントをまとめたり、大学ごとにパンフレットをまとめたりと様々な使い方ができます。300円台なので、大量購入しても財布に優しいのもポイントです。

ページオープナー

本来は楽譜を開いておくためのものなのですが、参考書の同じページをずっと開いておきたいときに便利です。例えば、次の日にやるべきページをオープナーで開いておけば、再開始しやすさが極微量だけ上がります。

手帳

手帳については下記を参照ください。

ノート

安いものをケチらずに使うことが一番重要です。

字を大きく書く、1行置きに書く、二分割して使わない、などを気にせずできるノートが一番いいです。ノートを縦に二分割することを良しとしている人がいますですが、字が小さくなり、計算ミスなどにつながるため絶対にやめましょう。ルーズリーフも、知識を蓄積していく感覚が感じられないため推奨しません。

のり(糊)

使用機会は多くないかもしれませんが、学校でプリントを配られたらノートに貼っておくことを習慣にするとプリントをなくしにくいです。また、ノートにボリュームが出てくると勉強している感が出てきてテンションが上がるという副次的効果も多少あります。

こちらのスティックのりを使っているのはパッケージがかっこいいからで、他の商品でも構いません。

まとめ

いずれも一般的な文房具ばかりだったと思います。

共通項を挙げるとしたら、信頼性の高いメーカーの安いものであること、試験当日に故障されても困るのでローテクなものがよい、といったところです。

個人的な嗜好として、ローテクで安価な文房具を使って圧倒的な成績の人のほうがかっこいいような気がしていることが影響しているかもしれません。弘法筆を選ばず、です。

以上、参考になれば幸いです。

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【決定版】宅浪の戦略 https://shotosha.com/principle/general/takuro Wed, 30 Mar 2022 07:07:49 +0000 https://shotosha.com/?page_id=20049

宅浪はコスパとタイパが高い 松濤舎では、宅浪は非常に効率的だと考えています。 それは、ほぼ100%の時間を演習に使うことができるからです。 しかし、宅浪にも問題点は多々あります。 本記事を通し、あらかじめ想定できる失敗は ... ]]>

宅浪はコスパとタイパが高い

松濤舎では、宅浪は非常に効率的だと考えています。

それは、ほぼ100%の時間を演習に使うことができるからです。

しかし、宅浪にも問題点は多々あります。

本記事を通し、あらかじめ想定できる失敗は回避し、確実に合格する道筋を見つけてください。

「独断」こそが諸悪の根源

宅浪生の失敗の根源にあるのは「独断」です。

素人判断で、やるべき問題集から出願校までを独断で決めてしまうことが失敗の原因です。

かといって、判断の精度を上げるために情報収集に精を出した結果、勉強時間が削られたり、迷いが増えてしまって失敗するケースも非常に多いです。情報収集しなければさらに判断を誤ってしまうこともあるので、原理的に宅浪は失敗しやすい構造にあるのです。

通信コースの浪人生は8割以上が宅浪

松濤舎の通信コースの浪人生は、8割以上が宅浪です。

ほとんどの生徒が「一人で宅浪しなくてよかった」と言っています。少しでも不安なことがあれば、プロの力を借りて、勉強に没頭できる状態を作ったほうがよいでしょう。

参考記事

宅浪の失敗①:迷いが生じてしまう

宅浪でもっとも陥りがちな失敗は、自分が今やっていることに迷いが生じるということです。

  • いまこの問題集をやるべきなのか?
  • いまこの教科をやるべきなのか?
  • このやり方で合っているのか?
  • このペースで間に合うのか?
  • 復習すべきか先に進むべきか?

こういった迷いが常につきまといます。

完璧な課題とは、一点の曇もないロジックの上に作られます。独断で作ったスケジュールに不安なことが1つでもあれば、不完全で隙きのある課題になっている証拠です。

宅浪の失敗②:うまくいっているか不安になる

勉強を進めていると「今のペースは問題ないのか、遅れているのか」「成績が伸びないのは難しい問題集をやっていないからなのか、簡単な問題集の復習が足りないからなのか」・・・こういったことがわからなくなってきます。

第三者のプロから、今の状況が問題ないかどうかを客観的に把握してもらうことで、安心して勉強に取り組むことができます。不安は勉強へのモチベーションに繋がりますが、過度な不安は勉強への集中を削ぐため注意が必要です。

宅浪の失敗③:情報収集に時間をかけすぎる

自身ですべての意思決定をしないといけないと、情報収集に時間を費やすことになります。

問題集選び、勉強のスケジュール、勉強法など、調べだしたらキリがありません。実際、浪人生活の多くを情報収集に費やし、気がついたら1年経っていたというのはよくある話です。

宅浪の失敗④:情報収集が足りずに失敗する

一方、情報収集しなければ、もっとも重要であるとも言える出願校選びで間違えてしまうといったことが起こり得ます。

松濤舎の入塾生にも毎年、出願校さえ間違えていなければ昨年度合格していたであろう人がたくさんいます。

情報収集をすれば勉強時間が減り、情報収集しなければ合格可能性が非常に下がってしまう、というジレンマに陥りがちなのが宅浪生なのです。

自分でやらざるを得ない勉強そのものは自分でやり、それ以外のサポートをプロにアウトソースするのがよいでしょう。

参考記事

最後に

宅浪ではあっても、すべての情報収集から意思決定までを独断で行う必要はありません。

勉強そのものと関係ないことはプロに任せ、あるいはいつでも相談できる状態にし、ほぼ100%の時間を勉強に没頭できる状況を作ることが、最効率な浪人生活に繋がります。

宅浪をすれば、無駄な講義や、友達との足の引っ張りから距離を置くことができます。宅浪を決めたということは「自分で机に向かってしっかり勉強してやろう」という意思の表れです。その頑張りを合格に繋げるために、プロの力を借りることをオススメします。

松濤舎では、やる気のある宅浪生の入塾をお待ちしています。


お問い合わせフォーム

こちらからお問い合わせください。

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【合格体験記】名古屋大学農学部応用生命科学科(現役・男性) https://shotosha.com/gokaku/2022/nagoya Tue, 29 Mar 2022 14:21:56 +0000 https://shotosha.com/?p=19986

▼入塾時期

高1の4月

▼最終成績

第二回全統記述模試

英語118(64.3)
数学92(55.2)
国語105(63.7)
化学63(62)
生物44(58.4)

※カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:690点
R:84点
L:76点
数1A:60点
数2B:62点
化学:75点
生物:85点
地理B:72点
国語:176点

▼合格校

名古屋大学農学部応用生命科学科
明治大学農学部

▼使っていた参考書/問題集

英語

  • シス単
  • ネクステージ
  • 和文英訳教本
  • 速読英単語(入門編)
  • 速読英熟語
  • 速読英単語(必修編)

数学

  • サクシード(学校指定)
  • Focus Gold1A、2B、3

化学

  • 宇宙一わかりやすい高校化学
  • エクセル化学
  • 化学の重要問題集(学校指定)

生物

  • 教科書
  • チャート式生物
  • エクセル生物
  • 生物の重要問題集(学校指定)

国語

  • 古文単語315
  • 漢文早覚え速答法

地理

  • きめる!共通テスト地理

▼英語の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

1、2年のうちにシステム英単語を最後まで仕上げておくことが最も重要だと思います。個人的には、毎日少しずつ覚えるよりも、気が向いた日に1章分を丸ごと見直した方が頭に残りやすかったです。3年生の時は、一ヶ月半に一回くらいの頻度で単語帳全体を見直す日を作っていました。名大受験前日の時間も、ほとんどシステム英単語の見直しに使っていました。

参考記事

▼数学の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

FocusGoldをひたすらやることが重要でした。サクシード(学校指定の基礎問題集)であっても、先にFocusGoldで該当箇所をやってから入ったほうが進めやすかったです。

参考記事

▼化学の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

化学は、問題集での演習を通して、理解していないところや理解したつもりになっていることを片っ端から潰していけば、自ずと成績は伸びました。

化学は数学とは違って途中式が評価されることはほとんどないので、少しでも有効数字の計算が間違っていれば点数は貰えません。有効数字の計算を正確に行えるように日頃から練習しておくといいと思います。

参考記事

▼生物の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

受験前日まで教科書を読み込んでいました。クエン酸回路や物質収支の計算式のような覚えるのが困難な事項は、自分にとって分かりやすい形に変形して覚えていました。(例: 動物の成長量“G”=同化量-(呼吸量“R”+被食量“P”+死滅量“D”)といった式を、同化量=G+D+R+Pとして覚えていました)

参考記事

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽週1面談、週1電話サポート

送って下さる課題のおかげで、安定して勉強を継続することができました。特に英単語を進めるペースがちょうど良かったです。自分でやっていたら1日10単語くらいのペースで進めていたと思いますが、言われた通り1日120単語進めておいて本当によかったです。

▽指定された教材

指定教材はいずれも覚えるべきことが網羅的に掲載されており、とても良かったです。

特に、速読英単語はリスニングの対策になった上に、やってから長文を読むスピードが上がりました。また、和文英訳教本をやってから、英文のニュアンスがわかるようになったので、和訳もうまくなりました。

参考記事

▽補助教材

FocusGoldの補助教材を、バスに乗ってる間に見たり、FocusGoldでわからない箇所があったときに見たりしていました。

▽志望校決め、進路相談

2年の理科選択では、最初は何となく物理を選択しようとしていたのですが、生物選択という選択肢を教えてもらい、結果的に生物を選択してよかったです。工学部を考えていたり、物理や数学が大好きな人でなければ生物を選択してみるのもいいと思います。生物は点数が安定し、勉強も簡単(=教科書を覚えるだけ)なのでオススメです。

▼これから受験する人に向けた応援メッセージ

これを読んでいる皆さんが無事第一志望校に合格できることを祈っています。最後の最後まで諦めず頑張ってください。応援しています!

▼松濤舎代表による指導レポート

本人は振り返りで「とにかく高1,2で英数をやるべきと言ってもらって本当によかった」と言っていました。松濤舎で常に伝えていますが、高1,2ではとにかく英数に時間を投資すべきです。なぜなら、この2つの科目は習得に時間がかかり、配点が高く、相対的に進度が速いからです。相対的に進度が遅い理科の勉強を本格的に始めようと思う高3時に、理科にしっかり時間を割くためには英数を固めておかなければなりません。

彼は高2秋から一気に成績を伸ばしました。進学校の学年順位後半から40位以内に入るようになっています。コンスタントに勉強することが苦手だったため、進捗管理シートの赤セルを埋めることを目指し、集中できるときに集中して勉強していたようです。

高1から勘所を押さえた勉強をしていれば、エンジンがかかるのに多少時間がかかろうとも、旧帝大の一つである名古屋大学に合格できるという好例です。

参考になれば幸いです。


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【合格体験記】横浜市立大学医学部医学科(3浪・女性) https://shotosha.com/gokaku/2022/yokoichi Wed, 16 Mar 2022 15:43:59 +0000 https://shotosha.com/?p=19880

▼入塾時期

3浪の4月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語:170(73.9)
数学:178(77.3)
化学:94(83.8)
生物:94(87.9)

*カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:811点(90.1%)
R:97点
L:97点
数1A:87点
数2B:94点
化学:92点
生物:89点
政経:88点
国語:167点

▼合格校

横浜市立大学医学部医学科
東京慈恵会医科大学医学部医学科
順天堂大学医学部医学科
日本医科大学医学部医学科
国際医療福祉大学医学部医学科
東京医科大学医学部医学科 など

▼使っていた参考書/問題集

英語

  • シス単
  • FACTBOOK
  • ネクステージ
  • 和文英訳教本
  • 速読英熟語
  • 速読英単語(必修編)

数学

  • Focus Gold1A、2B、3
  • 新数学スタンダード演習
  • 数3スタンダード演習

化学

  • 宇宙一わかりやすい高校化学
  • エクセル化学
  • 化学の良問問題集

生物

  • チャート式生物
  • エクセル生物
  • 生物の良問問題集

国語

  • 漢文早覚え速答法

政経

  • 蔭山の政経
  • 共通テストへの道

▼勉強時間(推移)

⇒プレッシャーのかかる場所で勉強するなど工夫をし、1年通して非常に長い勉強時間を確保していました。

▼英語の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

・シス単を徹底的に固めること

昨年までも単語帳は完璧に習得したと思っていましたが、実際は順番や例文で覚えてしまっている部分も多かったです。

シス単カードは順番を変えたり、間違えた単語だけすぐに復習できたりと効率よく、抜けなく習得することができました。シス単を完璧にしたことで、模試や過去問を解く上で困ることはなくなりました。

あとは覚えていない単語を随時暗記していくだけで、十分対応できました。

・多読多聴をすること

昨年までは、文法や構文を習得したはずなのに試験では思うように得点できませんでした。上手くいかない度に文法や構文に固執していきましたが、この時の私がすべきことは多読でした。

速熟で多読多聴をしていくうちに英語を英語のまま理解できるようになり、英文を読む速度が上がりました。最初はどうしたら英語を英語のまま理解できるのかわかりませんでしたが、進めていくうちにできるようになったというのが実際のところです。頭で考えるのではなく、まずは塾生ページ通りに進めていくことが大切だと思います。

例文を暗記すること

和文英訳教本の例文を全て暗記したことで、和訳も英訳もできるようになりました。補助教材を活用して模試の前に一気に復習していました。

参考記事

▼数学の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

・抽象化すること

Focus Goldの問題がそのまま出題されることはあまり無いので、抽象化することが重要でした。例えば、最大値を求める方法は何があるかなど、分野をまたいでif-thenの知識を身につけるようにしました。

・1度解けた問題は出来るだけ放置し、1度も解けなていない問題を優先すること

昨年までは、解ける問題は解けるうちに復習しなければならないと勘違いしていました。解ける問題を解くことは楽しいですし、自信になりましたが、入試では思うように解くことができませんでした。

原因は、解ける問題を何度も復習したことにありますが、当時は”やはり数学は才能やひらめき力が必要なのだ”と思い込み、自信があった分さらに自分を追い込んでいました。

今年は、1度○印のついた問題は放置し、×印のついた問題から優先的に復習したことで、より多くの問題を”解ける状態”にすることができました。

復習の回数を重ねることよりも、解ける問題を増やすことが合格する上でとても重要でした。

・壁学習をする

何度も×印のついた問題は、解法を壁に貼っていました。何度も目にすることで時間を無駄にせずに習得できました。

参考記事

▼化学の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

・自分の言葉で説明できるようにする

エクセルや良問を習得すると模試では成績が取れるようになりましたが、それだけでは不十分な部分もありました。

宇宙一を理解することは本質を学ぶ上でとても重要だったので、文章を隠して空で説明できるようにしました。漠然と参考書や問題集の解説を読んでも本質を理解したことにはならないので、自分なりにアウトプットしていく必要があると思います。

また、宇宙一に出てくる公式は自力で導出できるようにしました。

・分散学習をする

昨年までは忘れることを恐れて、短期間のうちに何回も復習していました。その時は出来るような気になりましたが、長期的な記憶に繋げることができませんでした。

・壁に貼って覚える

どうしても覚えられ無いものに絞って、壁に貼っていました。無機分野は特に有効でした。

参考記事

▼生物の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

・教科書を活用すること

教科書は強い味方でした。わからないことがあれば教科書に戻り、仕組みや抜けている部分を確認しました。

教科書に書かれていることは何を聞かれても答えられる状態にしたことで、生物は”何があっても大丈夫”という自信が生まれ、入試当日の精神安定剤になりました。

また私立医学部では細かい知識まで出題されましたが、教科書に記載されていないものは飛ばすと割り切ることができました。

・自分の言葉で説明できるようにする 

重要な語句(太字になっている語句)は、文章を隠して空で説明できるようにしたり、クエン酸回路などの仕組みは何も見ずに簡略化した図をかけるようにしました。説明を読んで太字のワードが出てくるようになったら、現象や仕組みを自分の言葉で説明できるようにしました。

・関連づけを行う

新しい知識を定着させる時は、既にある知識と関連させることで記憶に残りやすくなりました。

参考記事

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽週1面談、週1電話サポート

船登先生に全ての指導をして頂けたことが1番よかったです。先生との面談を通して自身の認識のずれに気づき、正しい学習観に近づくことができたと思います。

難易度の高い問題や細かい知識をどこまで習得すべきか迷った時は、志望校や成績も含めてアドバイス頂けたので、迷って時間を無駄にすることも努力のベクトルを見誤ることもありませんでした。

自分の努力が志望校合格のために常に正しい方向へ向かっているという納得感がモチベーションになりましたし、受験当日の自信にも繋がりました。

参考記事

▽学習観の記事

難関大生の学習観を知り自身の認識を修正することが、医学部に合格するうえでとても重要なことでした。

昨年の私がそうでしたが、間違えた学習観を持っているとその上をいくら積み上げてもなかなかうまくいきません。努力しても結果が出せないと思っている人ほど、難関大生の学習観と自身の認識との間にギャップがあり、そこに気づけず苦しんでいるのではないかと思います。

特に私のように進学校では無い高校に通っていた人は、間違えた学習観を持ってしまいがちです。

>参考記事:学習観まとめ

▽志望校決め、進路相談

模試の成績だけでなく、多くの視点から指導して頂けたので不安になることなく出願できました。

実際に志望校に合格された方の話も教えて頂けて、より具体的に入試を想定して課題や過去問に取り組むことができました。

参考記事

▽受験情報の収集、提供

常に正しい情報だけを教えて頂けたので、過度に不安になったり、間違えた情報に振り回されることがありませんでした。これは他の受験生よりかなり大きなアドバンテージとなりました。

医学部の受験情報は正しくないものも多く出回っています。情報が溢れる中で、自分1人で正しいものとそうでないものを判断することは難しいと思います。

▽各大学の入試終了後の電話サポート

試験ではうまくいかない科目もありましたが、先生と面談したことで解き方を客観視することができ、次の試験に活かすことができました。またメンタルを維持する上でも有り難かったです。

▽進捗管理シート、過去問管理シートなどのツール

課題をどこまで習得できたのか一目で把握できたのでモチベーションになりました。

また、この参考書を習得するとどれくらいの偏差値になるのか具体的な数値が示してあったので、課題をこなす度に自信になりました。

参考記事

▽指定された教材

指定された教材を習得したことで、基礎から標準まで固めることができました。

シス単、速熟、FG、良問、チャート生物が特に良かったです。

参考記事

▽勉強のやり方、問題集のやり方

各教科の完全攻略法と、各教材の使い方の記事には全て目を通していました。

特に、英語の勉強法や分散学習の重要性に気づくことができたのは大きかったです。間違えた学習観を修正することが合格への近道だと思います。

参考記事

▽過去問演習サポート

最後の最後まで過去問のフィードバックをして頂きました。自分では気づかない視点からアドバイス頂けたので、本番で得点する力がつきました。

私立医学部の受験期は日程が詰まっていて復習することも多く、振り返りが試験前日の夜になってしまうこともありましたが、すぐにフィードバックを頂けたので安心して試験に臨むことができました。

参考記事

▼役に立った松濤舎の記事

・昨年までに合格された方の体験記は、正しい学習観を学ぶことができたので繰り返し読んでいました。各教科の認識のズレや甘さを修正することができました。

・教科の完全攻略法と教材の使い方の記事は全て大事でした。受験科目は全て目を通すべきです。

・生物は、医科歯科の方の記事を読んで実践したことで得意科目にできました。

参考記事

▼これから受験する人に向けた応援メッセージ

私は地頭も要領も全く良くないですが、松濤舎と船登先生を信じて課題に集中した結果、医学部に合格することができました。

今までかなり遠回りをしてしまったからこそ、松濤舎でご指導頂いたことは全て重要だったと確信しています。

正しい学習観を知れたこと、不安なことがあればいつでも質問や相談ができたこと、常に正しい情報だけを得られたことは、他の受験生より大きなアドバンテージとなりました。

私が合格できたのだから誰でもできると本気で思います。昨年の私のように学習観にズレがある人ほど大きく結果を変えられると思います。努力しているのにうまくいかず、苦しんでいる人も絶対に大丈夫です。頑張ってください!

▼松濤舎代表による指導レポート

入塾時の成績は非常によかったのですが、2浪時に合格が出ず、松濤舎に入塾しました。

要因はさまざま考えられましたが、使っていた問題集ラインナップから典型問題を網羅できていなかったこと、典型問題を少しずらした実戦的な問題を解く時間が確保できていなかったことが最大の原因と考えました。

そこで、数学はFocus Goldが終わったあと新数学スタンダード演習&数学3スタンダード演習を追加、理科はエクセルが終わったあとに良問問題集を追加しました。

政経選択で受験できる国公立医学部(横浜市立大学、新潟大学、信州大学など)であれば、これらの教材で十分対応できます。9月以降は、少しずつ過去問演習に入り、解ける問題だけを確実に解くスキルを身につけていきました。

このように、やるべき問題集をきっちりと習得するのはもちろんのこと、受験観や勉強方法、問題集の使い方など、あらゆる側面において”難関大合格者の当たり前”に合わせたことが、今年の結果に結びついた大きな要因だったと思います。これは彼女自身が振り返っているとおりです。

なお、今年は受験したすべての医学部(慈恵・順天堂・日医・国際医療福祉大学・東医ほか)で合格しました。

松濤舎で言われていることを100%理解した上で、1日平均13時間も勉強し、すべての大学で合格したのは素晴らしいとしか言いようがありません。

浪人を重ねても、まだまだ成績を伸ばし、合格できるという好例でした。

参考になれば幸いです。


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【合格体験記】昭和大学医学部医学科(再受験・男性) https://shotosha.com/gokaku/2022/showa Tue, 15 Mar 2022 08:16:39 +0000 https://shotosha.com/?p=19846

▼入塾時期

2020年4月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語166(72.9)
数学145(69.2)
物理62(68.5)
化学64(67)

※カッコ内は偏差値

▼合格校

昭和大学医学部医学科(正規合格)

▼使っていた参考書/問題集

英語

  • シス単
  • FACTBOOK
  • ネクステージ
  • 和文英訳教本
  • 速読英熟語
  • 速読英単語(必修編)
  • 基礎英文問題精講

数学

  • Focus Gold1A、2B、3

化学

  • 宇宙一わかりやすい高校化学
  • エクセル化学
  • 化学の良問問題集

物理

  • エクセル物理
  • 物理の良問問題集

▼勉強時間(推移)

▼英語の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

直前期に過去問を回していても最終的には語彙量が物を言う、と感じた。単純暗記のためとにかくコンスタントに単語学習、暗記を続けること。

長文ではまずは大枠、話の筋をつかむこと。松濤舎で指導を受ける以前は、テーマも筋も掴まないまま頭から字面を追うような読み方をしていたため、抽象的な話や長文1題のかわりに超長文というスタイルの問題では字を追うだけで全く内容を整理できなかった。加えて、模試や過去問演習時に「全く理解、整理できなかったどうしよう」といった不安が募り、長文問題を解く際の心理的ハードルが高くなっていた。指導によってこれらが緩和され、英語に関して問題集を進めるだけでは得られないブレイクスルーがあったように感じた。

ナチュラルスピードで直読直解できるようになるべく、文構造の理解を伴った音読を継続すること。音韻処理の自動化の説明も納得感があったが、取り組んでいて発音できない音は大抵聞き取れないし、聞き取れない音は大抵発音できないもの、と感じたのでリスニング対策として有効だと再認識できた。

参考記事

▼数学の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

FG星3,4レベルまでの問題、知識を網羅的に習得すること。

その知識、解法の流れをスムーズに引き出せるようになっておくこと。

普段計算ミスに対して甘くなっており、過去問演習、本番期に非常に後悔したので、計算が少し重い問題もあるが普段から検算を習慣化し、自分のミスの傾向の蓄積と分析をしておくこと。

参考記事

▼化学の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

まずは宇宙一などを利用して、薄く全体感を把握すること。

それが済んだら数学と同様にエクセル等で網羅的に解法、知識をインプットすること。

無機と有機の内容の大半は単純暗記なので、英単語と同様に暗記から逃げないこと。

最終的には、何が起きているか理解でき、量的関係が整理でき、比の計算ができれば良い、と感じたので問題集を取り組む際にもその点の理解ができているかの確認をし、それ以外の細かな点は理解できなくてもスキップしていた。

参考記事

▼物理の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

力学の導入部分で触れる物理独特の考え方を理解し、慣れること。

特に力学と電磁気の間にはアナロジーがあり(ex. 無限遠基準で力は距離の2乗に反比例、エネルギーは距離に反比例 物体の単振動と交流の電気振動 など)、力学は物理全分野に共通する重要な考え方が詰まっているため、力学は特に理解を重視して進めること。

問題を解くにあたって、まずは公式の運用を正確にできるようになること。次になぜその道具を使っているか理解し、説明できるようになること。(ex. 扱っている物体系に外力が働いていない→運動量保存、摩擦も含めたらエネルギーは保存してる→エネルギー保存 など)

少し難度が上がった問題になると、易しい問題で慣れている考え方の逆を使うこともあるが、全ては基本事項に還元できるのでその都度理解の確認をすること。(ex. ma=Fについて、等加速度運動をしている→○○Nの力が働いている、逆に、物体に○○Nの合力が働いている→加速度or質量を求められる など)

それ以外の粒度の高いこととしては、数学、化学と同様に標準問題個別の解法を当該分野に共通する知識、考え方(補助教材を使い)と併せて習得すること。

参考記事

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

生徒個別に課題の進捗状況や成績、加えて性格的な特徴をもとに最適化されるよう課題を随時修正していただけた。その際に説明と相談を丁寧にしていただけため、納得感をもって課題を進められた。

▽指定された教材

前提として自分の好みは多少あるものの、数多くの参考書、問題集に目を通したわけではなく良し悪しの基準も不明瞭なため、多くの問題集に目を通し実際に執筆もされている船登先生が選定しているという事実に信頼感を感じた。

実際使ってみて取り組みやすく、英語なら直読直解できるようになる、数理なら標準問題を網羅的に解けるようになるという共通した状態ゴールに達成できるだろう、その過程に沿っている、と感じられる選定だったため、非常に納得感をもって課題に取り組めた。

▽勉強のやり方、問題集の使い方

個人的に、解くべき問題より優先順位の低い瑣末な知識の理解に執着することがあったため、その際に進むべきルートから逸れないようアシストしていただき学習効率を維持できた。

▽補助教材

問題を解いた後に解答と併せてに確認することで、自分は引き出すべき知識を引き出せているかの確認ができ学習効率を高められたと感じた。

また多数ある問題に共通する少数の考え方がポイントとして示されていることで、解法暗記のための記憶容量が圧縮されたように感じた。

加えて、瑣末な知識、優先度の低い問題はその旨を示してあるので、時間を掛けないための判断がしやすかった。

▽週1面談、週1電話サポート

課題の取り組み方や勉強に対するマインドで、適切な形から逸れたりズレたりしている場合に客観的に指摘していただくことで学習効率維持になった。現役生と異なり浪人生の場合、客観的な学習姿勢や成績状況を知れる環境がなくなるため、こうしたサポートをしていただくのは不可欠だと感じた。

▽質問対応

メールでの質問のため質問をするための待ち時間が無く、”待つのが面倒で質問せずに放置”ということが少なくなった。

また返答いただけた解説も分かりやすく、面談の際に補足的に説明していただけたため、文面だけの解説で結局理解できていない、といったことはなかった。

▽進捗管理シート、過去問管理シートなどのツール

短期的にやるべき課題が明確になっているため、程よく緊張感を持ちながら課題を進められた。情報がすべてシートにまとまっているため、手帳で細かく課題の管理をする必要がなくなり、リソースをより勉強に割くことができた。

参考記事

▽模試指導

模試を受けることの位置付けが明確に示されているため、成績の良し悪しで気分に大きく影響を与えることがなく、冷静に捉えて模試の復習、普段の課題取り組みの改善につなげることができた。

参考記事

▽志望校決め、進路相談

現時点での最新情報と指導経験をもとに、合格可能性を最大化できるような提案をしていただけた。合格者の平均偏差値など気にするべき指標を示していただけたため、出願に関して自分であれこれ悩む時間を減らせた。

参考記事

▽受験情報の収集、提供

過去には様々なサイトで勉強法の記事などを読んで時間を浪費していたが、エビデンスベースドな方法や考え方を提示され、それぞれに強い納得感があったため入塾以降は松濤舎以外の情報は見ることはほぼなくなり、課題の習得に集中できた。

▽過去問演習サポート

実際解いたものを見ながらフィードバックいただくことで、主観だけでは気付けない自身の癖にも気づくことができたため、反省を蓄積し次の演習に活かす、という良いループに入れた。

参考記事

▽各大学の入試終了後の電話サポート

過去問演習と本番では緊張状態などが全く異なり、本番でしか経験できないことが多数あるので、本番終了後すぐに一緒に振り返りを行えることで主観だけでは気付けないミスや改善点を明らかにでき、続く試験への良い備えになった。

▽受験全般の相談、サポート

1人暮らしで受験勉強をしていたため、人とのコミュニケーションが限られ1人で悩みがちな環境だったため、面談以外にも気さくに話しかけていただけたことでメンタルのコンディションを保つ上で非常に助かった。

▽学習観の記事

最難関校合格者の各教科の捉え方や勉強における当たり前の基準、受験に対するマインドセットを知れることで自分とのギャップに気付け、学習効率向上やモチベーション維持に役立った。

>よく見た記事:EXさん(東大理系)の学習観(塾生限定記事)

▼役に立った松濤舎の記事

▼これから受験する人に向けた応援メッセージ

浪人生で私のように孤独に弱いと感じている受験生は特に気持ち的にコンディションを崩しやすいので、粘着しない範囲で家族や友人と電話等でコミュニケーションを取る、といった気晴らしをお勧めします。先の見えない受験生活で不安は募りますが、勉強していて見つけた面白いと感じた知識、大学進学後にやりたいことを想像することなどを勉強継続の原動力にして頑張ってください!!!

また地域枠を複数校、複数枠受験する場合は作成する志望理由書も増え、家族以外の保証人の印をもらったりと直前期にやるべき事務作業が激増するので、必要書類を事前に確認して余裕を持って用意しましょう。

▼松濤舎代表による指導レポート

再受験1年目は医学部予備校で勉強し、2年目は松濤舎の通信コース、3年目は松濤舎の通塾コースで勉強しました。再受験生とは言え受験勉強に全時間が使えたので、浪人生と同じく1日12時間ほど勉強しています。

さて、入塾面談を通じ、重要なことは基礎から穴なく積み上げることだと考えました。センター試験の点数や記述模試の偏差値的に、基本的な問題はいくつかできるようになっているけれど多数の穴がある状態。例えば、数学は基礎問題精講だけやっていた状態だったので、Focus Goldから詰め直しました。2年目は、日本医科大学などに一次合格するものの、補欠合格が回ってこないという状態で、3年目を迎えました。

2年目の反省点は、数学はFocus Goldの星4個問題やコラムの細かいところに気が向いてしまい、理科の典型問題に穴がある状態で入試を迎えてしまったこと。3年目は理科を重視し、教科書傍用問題集で再び穴を埋めたのち良問問題集に入り、模試や入試でオーソドックスな問題から少し”ずれた”問題にも対応できるようにしました。

結果、昭和大学医学部に正規合格。昭和大学は年齢制限があるようなことも言われますが、今回のように再受験生でも十分合格可能です。

問題集の些末な箇所で止まってしまったり、難しい箇所にばかり目が行ってしまい要領よく進めないという人は、改めて各問題集の状態ゴール、つまり「入試前にその問題集がどういった状態になっているべきか」を確認しましょう。大学受験において、枝葉末節に目がいってしまうということは本質が見抜けていないことの裏返しであり、受験が時間という限られた資源を最適分配する戦略ゲームの一種であることがわかっていない証拠です。

もしも、特定科目の細かいところばかり気になり、放置している科目・テーマがあるようであれば、優先順位を間違えているので早急に軌道修正しましょう。

以上、参考になれば幸いです。


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【合格体験記】浜松医科大学医学部医学科(2浪・男性) https://shotosha.com/gokaku/2022/hamai Sun, 13 Mar 2022 08:40:58 +0000 https://shotosha.com/?p=19827

▼入塾時期

2浪の4月

▼最終成績

第三回全統記述模試

英語147(68.2)
数学139(67.7)
化学70(70.4)
生物53(60.3)

*カッコ内は偏差値

共通テスト本番

合計:669点
R:93点
L:86点
数1A:66点
数2B:63点
生物:79点
化学:67点
地理:B79点
国語:136点

▼合格校

  • 浜松医科大学医学部医学科
  • 聖マリアンナ医科大学(一次合格後、辞退)
  • 関西医科大学(一次合格後、辞退)

▼使っていた参考書/問題集

英語

  • シス単
  • FACTBOOK
  • 和文英訳教本
  • 速読英熟語
  • 速読英単語
  • 基礎英文問題精講

数学

  • Focus Gold1A、2B、3

化学

  • 宇宙一わかりやすい高校化学
  • エクセル化学
  • 化学の良問問題集

生物

  • エクセル生物
  • 生物の良問問題集
  • 生物の教科書

国語

  • 古文単語330
  • ジャンプアップノート古文文法
  • 漢文早覚え速答法

地理B

  • きめる!共通テスト地理B
  • 共通テストへの道 地理

▼勉強時間(推移)

▼英語の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

英語を読めるということは、英語→日本語→意味を理解、ではなく、英語→意味を理解(イメージ)、という意味だということを実感した。秋頃まで、速読英熟語で速読の練習をしていたとき、脳内で日本語を介して訳してから意味を理解していたように思う。右ページの現代語訳を覚えて左ページの英語を音読しながら日本語を脳内で再生しようとしていた。

そうではなくまず日本語で内容を理解して、内容が分かった状態で英語を見た瞬間その内容を脳内で即イメージするよう意識すると、日本語を介さず速く読めるようになった。今思うと当たり前のことだが、難しく考えすぎて当時はできていなかった。浜松医大の長文は医療系の論文が多いが、日本語に訳すのではなく、内容を掴む、というイメージで読むと、案外すんなり読めた(内容を理解できた)。脳内で日本語に訳そうとすると、知らない単語が出てきた瞬間わけがわからなくなってしまっていた。

秋以降、いろんな大学の過去問を通して船登先生からフィードバックをいただき、内容を読み取る練習をし、正しいやり方で音読をしたおかげだと思う。

また、シス単の単語をほぼ全て暗記したことが、英語の点数が安定するようになった要因だと思う。医療系の単語も多く含まれているので、シス単の単語を覚えるだけで浜松医大の長文はかなり読みやすくなった。一つ目の長文問題の大問1の、似た意味の単語を選択する問題で聞かれている単語は、ほとんどがシス単にあった単語だった。

そして、長文の読み方(最初の文→最後の文→各段落一文目→問題)を徹底することで、解き方の型が身につき、かなり解きやすくなった。

参考記事

▼数学の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

問題を解いた後、それを抽象化してIf-thenを理解して(=どういうときにその知識を使うのか)、この問題から学べる知識は何だったのかをその都度思い返すことが重要だったと思う。分野を超えて同じIf-thenが求められていたので、より理解が深まった。松濤舎オリジナルの補助教材でまとめてくださっていたので、全て目を通した。

また、例題で誘導あり、練習で誘導なし、の問題がいくつかFocus Goldにあり(ベクトルの内心など)、誘導ありの例題を理解した直後で誘導の流れを覚えていたために、練習問題を誘導なしで解くことができ、一回目で◯マークをつけていたが、浜松や私立の過去問で誘導なしでいきなり聞かれることがあり、僕は解けなかったため、時間を置いてから誘導なしの練習問題をいきなり解けるかどうかも確かめたほうがいいと思った。私立の後にそれをしたことで、深く理解することにも繋がった。

参考記事

▼化学の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

基礎を徹底するということは、標準問題を通して深く理解するということだと思った。一浪のときはエクセル化学ばかり解いて問題を覚えてしまっており、“この問題は解けるが、別の角度から聞かれると答えられない”、“表面的にしか理解できていない”という状態になっていた。

化学の良問問題集に移ってから、分かったつもりでも曖昧だった部分が多くあることを実感した。数学よりも抽象化しづらいと思うので、良問問題集で多くの問題に触れたことが、深く理解することに繋がったと思う。

国立・私立の本番や過去問の問題は、ほぼ全て良問で見たことがある問題だった。(実際に聖マリではリン酸の電離平衡がほぼそのまま出てきた)

曖昧なところが出てきた時、必ず宇宙一に戻った。浜松医大の過去問に入ってからも、緩衝液や反応速度で曖昧だった部分があり、宇宙一を読み返すとスッと理解できた。それが深く理解することに繋がり、その分野に自信を持てるようにもなった。曖昧な部分を発見して、宇宙一を読み返して解決することの繰り返しが、深い理解につながったと思う。

また、特に共通テストに関して、丁寧に解くのはもちろん、問題を解くスピードも重要だと思う。普段問題集を進めるときも、スピードを意識して素早くわかりやすい図や式を書く練習が大事だと思った。それがミスを減らすことにもつながるし、深く理解できているかどうかの確認にもなると思う。

自分は普段スピードをあまり意識しておらず丁寧にじっくり計算していたため、マーク模試では焦ってぐちゃぐちゃに計算したり問題を読み飛ばしたりして、ミスが多かった。問題集を解くときから本番を想定しておくといいと思う。

参考記事

▼生物の勉強で重要だったこと(松濤舎の教え)

化学と同様に、曖昧な部分が出てきたら即教科書に戻って解決することの繰り返しが深い理解に繋がると思う。問題集に出てきた論述問題は、教科書からその答えとなる部分を見つけ、必ずマーカーで線を入れた。発生や体温調節など、論述するのが少し複雑なものは、論述に含める要素を箇条書きにして教科書にメモした。(浜松医大で体温調節の論述が出てきたので、要素を全て含めて難なく書けた。)問題集にある一見複雑な実験考察問題も、“なんか難しく書いてあるけど、つまり言いたいことってアノコトだよね”と教科書の内容と結びつけることを船登先生から教えていただいてから、抵抗が少なくなり、本番や過去問でも、解ける実験考察問題と解けない実験考察問題を見抜けるようにもなった。

参考記事

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

今後の見通しや、今こなしている課題の意図も教えていただけるので、先を見通しながら勉強できた。

参考記事

▽指定された教材

シス単、速熟、FG、良問化学生物、が特に良かった。理科に関して、良問をある程度こなすことで模試や過去問で“一度解いたことのある問題の類題”が圧倒的に増えた。浜松医大は二次の問題が難しいイメージがあったが、シス単FG良問だけで解ける問題がしっかり存在するので、それを確実に得点源にしたことで合格できたと思う。

参考記事

▽勉強のやり方、問題集の使い方

塾生ページに、問題集の使い方をかなり詳しく書いてくださっており、補助教材も充実していたので、かなり進めやすかった。電話面談で、変な勉強のやり方をしてないかこまめに確認してくださったので、踏み外してもすぐに矯正できた。速読に関しても、秋に先生に電話で矯正していただいた。

▽補助教材

数学のFGの補助教材に、If-thenをすべてまとめてくださっているので、ありがたかった。“問題から得るべきこと”を認識しながら進められた。

▽週1面談、週1電話サポート

これが1番ありがたかった。

月曜が来るたびに気を引き締めることができ、間違ったやり方をしていてもすぐに矯正できた。模試の後、共通テストの直前、共通テストの直後、二次試験の直前など、船登先生の電話サポートがなければダメになってしまっていただろうな、という場面が多くあった。マーク模試で8割に遠く及ばなかった時、“最終的には記述模試の偏差値に収束するから心配する必要は全くない”と言い続けてくださったので、腐らず目の前のことに集中できた。

共通テストの直後、例年では医学部受験生としてあり得なかった点数を取ってしまい、もう今年は無理かもしれないと思っていた時すぐに電話をくださり、“これも想定内。今年は難化したからおそらくみんな取れてない。いつもこっから受からせてるので、ここからです。心配する必要は全くないです。”と言ってくださり、諦めず二次に向けて切り替えることができた。

私立の試験の後、電話でフィードバックをしていただいたことで変な問題の解き方をしてしまっていたことが判明し、国立までに直せた。

国立二次の直前、過去問の点数が思うようにとれなかった時、“記述模試の偏差値はしっかりとれてる。大西さんより偏差値取れてない人が大勢受かってる。自信持っていい。”と言い続けてくださり、それが本番の大きな自信になった。船登先生との電話がなかったら、共通テスト後か過去問の時点で諦めて投げやりになっていたと思う。

▽質問対応

自由英作のフィードバックをしていただいたのが、とてもありがたかった。内容面でも文法面でも不安があったが、フィードバックを多く受けたことで大きな自信となり最終的に得点源となったと思う。

参考記事

▽進捗管理シート、過去問管理シートなどのツール

進捗管理シートは一目で見てわかるようになっていたので、モチベーションを維持できる要素になっていた。

過去問管理シートに関しても、どの科目でどのくらい取れるのか、目で見てイメージすることができたのでよかった。現実を突きつけられるのでしんどかったが、過去問のときに点数をしっかり出しておくことで、本番ではあまり緊張せずいつも通り受けられた。

参考記事

▽定期テストや模試の日程確認、リマインド

模試の申し込みの案内をしてくださったのがありがたかった。忘れずに申し込みできた。また、どの模試をいつ受けるのか事前にわかっていたので、模試を意識して普段の勉強を進められた。

▽模試指導

マーク模試の点数が伸びなかった時に、“最終的には記述模試の偏差値に収束する”と言い続けてくださったので、不安に陥ることなく、自信を持って課題を進められた。また、記述もマークも変な解き方をしていたので、それを矯正していただいて、本番までに直せた。

参考記事

▽志望校決め、進路相談

さまざまな指標から、現実的に受かる可能性の高い大学を教えていただいた。数校まで絞っていただき、そこから過去問を解いてさらに絞っていった。

共通テスト後、センターリサーチでは浜松医大は河合がD駿台がEだったが、それにとらわれることなく、記述模試の偏差値や面接点の小ささ、二次比率の大きさから、出願をすすめていただいた。

ダメだった時に納得できるような、後悔のない出願ができた。結果的に二次で逆転できた。

参考記事

▽受験情報の収集、提供

国公立医学部合格者の全統模試の偏差値内訳がすごくありがたかった。自分がどれくらいのレベルなのか、模試を通して実感することができた。

▽過去問演習サポート

変な解き方をしていないか、細かく聞いてくださったことで、それを発見でき、矯正できた。

浜松医大の数学は難問が多く、年によっては解ける問題がほとんどないこともあったが、先生が問題を実際に見てチェックしてくださり、“数学以外で合否が決まる、浜松医大の数学はその場で実験したりして試行錯誤する必要がある、それのやり方を過去問を通して身につけてください”と言っていただき、不安が払拭された。

本番も解けない問題があったが、過去問と同じように、解ける問題を解いた後に試行錯誤して書けることだけを書いた。

参考記事

▽各大学の入試終了後の電話サポート

私立のあと、変な解き方をしていたことを指摘していただき、国立までに直すことができた。実際の試験で問題をどのように解いたか、細かく聞いてくださったことで判明した。

▽受験全般の相談、サポート

模試の後、共通テスト前後、二次試験直前の、電話サポートが本当にありがたかった。それがなかったら立ち直れず、諦めて投げやりになっていたと思う。また、少しでも道を逸れたらすぐに矯正してくださったのがありがたかった。

▽学習観の記事

“受験を、自分が1番成長できる機会と捉える”という言葉が非常に心に残っている。覚悟を持って1年間頑張れた。二次試験本番では全科目でしっかり実力がついてるな、と感じた。人生で一番成長できた一年だったと思う。

▼役に立った松濤舎の記事

松濤舎にお世話になろうと思ったきっかけであるFocusGoldの記事が非常にありがたかった。“多くの難関高校で採用されている”という点になるほど、と思った。

参考記事

▼これから受験する人に向けた応援メッセージ

僕は高2の秋に部活をやめるまで勉強をほとんどしておらず、sin,cosが理解できていないという状況からのスタートでした。現役のセンター(最後のセンター)は数学が合わせて100点ちょっと、という医学部受験生として絶望的な点数でした。

(もちろん他の科目も)1年間の自宅浪人のあと、二浪目に松濤舎の通信コースに通い始め、松濤舎のしっかりとしたサポートのもと勉強し、なんとか浜松医科大に合格できました。

二浪目の記述模試の偏差値はそこそこ取れていたものの、これといった得意科目はなく、まして浜松医大は難問が解けないと勝負できない大学というイメージがあったため、浜松医大に出願した時は正直不安がありました。「自分は医学部に合格するだけのレベルに本当に達しているんだろうか…」スタートが周りよりも遅れていたために医学部受験生のレベルを過大評価し、自信が全くなかった僕に、“記述模試の偏差値がしっかり取れてるから自信持っていい、変な解き方さえしなかったら大丈夫”とずっと言い続けてくださったのは船登先生でした。そう言い続けてくださったことが最終的にすごく大きな自信になり、当日の朝も、その言葉に支えられました。しんどかったですが、船登先生のサポートのおかげで諦めることなく、精神的にも安定して最後まで頑張ることができました。

浜松医大に受かったのは、“これといった得意科目はないけど、全科目標準問題をしっかりできるようになっていた”のが1番の要因だと思います。本番でも、難しい問題はがむしゃらに解かず、解ける問題を素早く正確に、丁寧に解くことを心がけました。その結果、合格点に達していました。

シス単やFG、良問問題集や宇宙一で見たものと同じような問題もあり、一年前の自分なら解けなかっただろうな、と思いながら解いた問題が多くありました。共通テスト直後はどうなることかと思いましたが、結果二次で逆転して合格することができました。

結局、模試で出た偏差値が一番信頼に値するものだと思います。試験直前、自信になったのは、“網羅的な問題集を徹底的に固めた”という事実と、ある程度取れた模試の偏差値でした。

松濤舎では船登先生が常に事実をもとに導いてくださるため、自分と松濤舎を信じて目の前の課題をしっかり考えながらこなしていれば、いつのまにか合格ラインに達していると思います。卑下せず、自分と松濤舎を信じ、自信を持って、頑張ってください。

1年間、何度も不安に陥りそうになりましたが、自分と船登先生を信じて、最後まで頑張ることができ、その結果ずっと行きたかった医学部に行くことができました。松濤舎に通っていなければ、一人で戦っていたら、絶対に掴めなかった合格でした。

最後になりましたが、常に冷静で穏やかで、多くの事実、データをもとに導いてくださった船登先生、自由英作文の添削などでお世話になった松濤舎の先生方、本当にありがとうございました。

▼松濤舎代表による指導レポート

入塾時の成績と1浪時に使っていた問題集を聞いたとき、1浪時に合格できなかったのは、網羅性の低い基礎問題集しかやっていなかったことが原因だと考えました。例えば、数学は『基礎問題精講』だけ、理科は『エクセル』シリーズだけ、国語と社会はあまり勉強する時間を確保してもらえなかったということで、私立医学部はそれでもいいかもしれませんが、国公立医学部を確実に合格するのは厳しいです。

そのため、基礎レベルは埋まっていない問題だけ、標準レベルは網羅的に解けるようになることで、確実に国公立医学部に合格できる状況に持っていく計画にしました。

状態ゴールとしては、数学は『Focus Gold』をStepUp問題まで、理科は『エクセル』シリーズで穴を埋めたあと『良問問題集』まで習得している状態に持っていくことと定めました。なお、化学と生物は『良問問題集』が非常に優秀で卒業生からの評判もいいので、教科書傍用問題集が終わった人には強くおすすめしています。

さて、共通テストは難化したこともあり思うように解けなかったのですが、練習で受けた私立医学部を通して解き方の修正を実施。出願校は、合格者の共通テストの平均点が低く、個別試験の割合が高い大学である浜松医科大学を選択。本番は解ける問題を確実に解けていたので、結果的に危ういところなく合格しました。

基礎は一定やってきたが国公立医学部に確実に合格できる成績にはなっていない人は、今回の指導が好例となるはずです。

参考になれば幸いです。


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