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【松濤舎の指導】面談の位置づけと機能

迷いなく勉強できている状態を目指した面談を

松濤舎では「やるべきこと・目的・注意点が明確になっていて、迷いなく勉強できる状態」を理想としています。そのために面談で行っているのは、次の4つです。

  1. 学力把握
  2. 勉強方法の確認
  3. スケジュール管理
  4. 理由を添えた指導・指示

1. 学力把握

「進捗管理シート」による学力の可視化

生徒の状況によって、最適な指導は変わります

特に、問題集がどれくらい習得できており、どれくらい知識が身についているかを正確に把握することは、すべての原点であり、もっとも重要です。

松濤舎では「進捗管理シート」で問題集の習得レベルを章単位で可視化し、把握できるシステムを構築しています。

習得レベルと模試の成績に強い相関があることが、これまでの指導でわかっています。もはや模試を受験しなくても成績を予想できます。

目の前で問題を解いてもらい、習得レベルとの乖離を確認

「進捗管理シート」で申告する習得レベルはあくまでも自己申告です。

そこで、面談では目の前で問題集を解いてもらい、本当に習得レベルで定義した状態になっているかを確認しています。

勉強が苦手な人ほどメタ認知が苦手であることが知られていますので、この過程は必須です。松濤舎では、下記のようなことを面談時に確認しています。

  • すぐに手が出ているか?
  • 途中で手が止まっていないか?
  • 答案は解答の要点を押さえているか?
  • ポイントを理解しているか?
  • ◯×マークをつけているか?
  • 答案の作り方
    • スペースを広くとっているか?
    • 日本語を書いているか?
    • 必要な図やグラフを描いているか?
    • 姿勢は悪くないか?

週1回ペースでの客観的な学力測定は、学校でも大手塾でもやってもらえません。

松濤舎に通うからこそ得られるこの週1回の学力把握を、松濤舎はもっとも重要なものと位置づけています。

生徒が「自分ことをよくわかってくれている」と思える状態にすることで、やるべきことに強く納得した状態で、勉強できるようになります。

面談時に目の前で問題集を解いてもらうことの効用

「目の前で手を止めず、自力で解けたらよい」という到達目標が明確になり、普段の勉強の質が上がります。

「まずい」「悔しい」という感覚を持ってもらうことも、勉強の質向上に寄与します。目の前で解けなかったときの嫌な感覚を二度と経験しないよう、日々勉強するようになるからです。

「人に見られている」という緊張下に身をおくことで、模試や入試本番のプレッシャーのかかった状況への対策にも繋がります。

模試のチェック

模試を受験したら24時間以内に自己採点をし、次回通塾時に持参いただきます。大事なのは点数ではなく「どんな問題が解けて、どんな問題が解けないか」を把握し、現在の学力を把握することにあります。それを元にスケジュール調整や課題作成をしています。

定期テストのチェック

定期テストが終わったら、次回通塾時に持参いただいます。どのような問題が解ける学力があるのかを把握し、スケジュール調整と課題作成に活用しています。

自身が感じている”課題”のヒアリング

勉強をしていて何かしらの課題を感じているはずです。逆に、課題を感じずに勉強をしている状態は間違っています。

また、正しく課題設定をしている場合は問題ありませんが、間違えた問題意識を持っていると勉強方針を誤ってしまいます。

漠然とした不安でもよいので、それを吐き出し、課題のすり合わせ・不安の解消をした状態で目の前の問題集に向き合えるようにしています。

2. 勉強方法の確認

正しい方法で勉強しているかも確認します。

特に問題集の使い方については細かく指導しており、正しく使用できているか、面談時に注意深く確認しています。

◯マーク、×マークを付けているか?

できる問題を何度も繰り返し解くことは、新しい知識が増えていないので学習効率が低いです。それを避けるために、問題が解けたら◯マーク、解けなければ×マークを累積していきます。大問レベルではなく、小問レベルでチェックをつけます。

一度◯マークの付いた問題は、次の模試前か入試本番前に復習したらOKです。それまでは◯マークの付いていない問題だけを解いていきます。

なお、復習感覚が短すぎると短期的に覚えているだけの可能性があるので、必ず最低でも3日は感覚を置いて復習する必要があります。

松濤舎では、このような効率的な復習をするために、問題集に◯マーク、×マークを累積しているか確認しています。

分散学習しているか?

1つの章を集中的に解いて、◯マーク、×マークが累積していることがあります。しかし、同じ章を短期集中で繰り返すことは短期記憶に繋がるため避けるべきです。

面談時に問題集の◯マーク、×マークの累積を確認し、同じ章だけを繰り返していないか確認しています。

例題のあと、すぐに練習問題(類題)を解いているか?

問題集の多くは、例題の近くに練習問題を載せています。

練習問題は、例題のすぐあとに解くようにしてください。なぜなら、練習問題で得るべきポイントが得られているか確認できることが当然あるのですが、それ以上に重要なことがあります。それは、復習効率に関係することです。

例えば例題を解いてみてできなかった場合、例題に×マークを付けます。その後、解答解説を読んで理解し、再び例題を自力で解きます。

その後、練習問題を解き、解けたら◯マークを付けてOKです。

つまり、例題には×マーク、練習問題には◯マークが付いている状態になるのですが、これは「例題さえできるようになれば、練習問題も解けるようになるテーマである」ことを意味しているので、例題だけ復習すればよくなるのです。

松濤舎では、例題の次に練習問題をすぐに解いているか確認しています。

3. スケジュール管理

次の模試の出題範囲を対象とし、現在の成績をもとにスケジュール調整します。

目標の習得レベルと、1日あたりにやるべきページ数単位で指定し、迷いなく勉強できる状態にしています。

4. 指導背景を説明する

指導では必ず、なぜそうすべきかの理由を必ず添えて行っています。これは、2つの観点から重要です。

効率的な学習が可能になる

1つは、勉強の目的や狙い、注意点が明確になった状態で勉強したほうが効率的だからです。

勉強は意識的な活動なので、これらが頭に入った状態で勉強する方が圧倒的に効率的です。

細かなところでやり方などに迷うこともあると思いますが、勉強の目的や狙い、注意点を知っていれば、いちいち人に聞くことなく正しい自己判断を行うことができます。

小さな判断の積み重ねが膨大な知識量の差となります。都度、自分の頭で正しく判断できるようになるためには、指導背景にある原理原則と明確なロジックを、生徒自身が知っていなければなりません

入試本番の自信になる

もう1つは、強い納得感を持って勉強を積み重ねたという事実が入試本番の大きな支えになるからです。何をやるべきか、なぜやるべきか、どうやるべきか、それぞれに対して強く納得した状態で勉強を積み上げてきたという事実が、実感が、入試本番の大きな自信に繋がります。

アクションレベルでのTo Doも明確に伝えますが、すべての指導には理由があり、それを明確に伝えながら指導を行っています。